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2024/05/01 00:28 |
新解さん再登場~
一時期、ミニコーナーにまでしていた新解さんですが、最近まったく触れていませんでした。
別に飽きたわけではなく、ただでさえ長い私の文章に、行数を増やすようなオマケをつけるのはどうか(汗)と、ある日突然、正気に返っただけのことでございます・・・・・Σ(゜д゜|||)

(「新解さん」ってナニ?という方は、カレンダーの3月1日をクリックしていただくか、左下方にある「ブログ内検索」で、「マイブーム新解さん」と検索していただくと、今日の記事をより楽しんでいただけると思います~)

今日久々に取り上げたのは、とうとう新解さんの最新版、第6版を購入してしまったからなのですッ(゜▽゜)
第4版と同じく、廉価に「小型版」を・・・(笑)

新解さん、今回はかなりパワーアップしてます!
ある意味、それ以上パワーアップしてどうするんだ!?という気がしなくもありませんが・・・・。

大きな改変は以下の二点。
1、本文が黒・赤の二色刷りになったΣ(゜д゜|||)
2、「運用欄」が新設された!

まず1から。
「本文」といっても、赤字になっているのは「表記」の記号と、「を」を使うのか「に」を使うのか、といった格助詞の用法説明など、ホンの一部分だけなんですが。
それでも、すごく見やすい気にさせられます(笑)

すごいのは2です!!
「かぞえ方」の時も思いましたが、「こんな親切な辞書、他にはないわッ」と改めて実感。
そして、新解さんたる所以も、改めて実感(笑)

例えば、一番最初に出てくる運用欄なのですが。
これが指示副詞の「ああ」の項なんですッ!

「ああ」の使い方を、懇切丁寧に指導してくださっているなんてΣ(゜д゜|||)
そんなに使い方に困る表現じゃないような気がするんですが・・・・(笑)

ちなみに引用しておきますと・・・・
「ああ」(運用):話し手自身が過去を回想したりする時、経験した出来事などに含まれる事象や状態を指し示す場合にも用いる。例、「ああいう時こそ、もっと慎重に行動すべきだった」

他にも、パラパラ見てると、相変わらずあるわあるわ・・・・・(笑)
しばらく新解さんワールドをお楽しみ下さい。
以下、運用欄の引用です。

「相変わらず」:(1)相手のことに用いる場合には、多くからかい・皮肉がこめられる。
←すぐ上で私が使った「相変わらず」は、まさにコレのことのようです。

「あいさつ」:「(これは)ごあいさつだね」の形で、「なんというあきれた物の言いようだ」と相手の失礼な応対を非難する気持ちで皮肉をこめて用いられる。
←「皮肉」な使い方を連続解説です。新解さんは、版が変わっても、相変わらず性格が悪いようです(笑)

「いただく」:「戴きます」の形で、飲食をする前に述べる挨拶の言葉としても用いられる。
今更・・・・・_| ̄|○

「奥さん」:既婚だととらえられる女性に呼びかける(を指し示す)のにも用いられる。例、「この服は奥さんによくお似合いです」 「奥様」の方がより丁寧な言い方
←「今更シリーズ」第二弾。

「かわいがる」:「かわいがってやる」の形で、逆の意味の、いためつける意に使われることがある。例、「なまいきな奴だから少しかわいがってやろう」
←「か」の項にしてすでに、暴走モードに入りつつあるようです。

「帰館」:その家の主人の帰宅を、「ご主人様のご帰館だ」などと、当人や家族が冗談めかして言うことがある。
←・・・・「言うことがある」とは、確かに間違ってはいないですが、本当にそれでいいんですか!?

「朽ちる」:結婚などの祝宴では避けるべき言葉とされる。
←おっしゃるとおりです。

「結構」:(2)現状に満足しているかどうかにかかわりなく、相手からの勧誘や協力の申し出などをきっぱり拒絶するのに用いられることもある。例、「せっかくのお誘いですがわたくしは結構です/いやなら(もう来なくて)結構です」
( )内が何気にコワイです。

「七(しち)」:単独で用いる際には、音の類似する「イチ」との混同を避け、和語「なな」を用いることがある。
←私もそうしてます。

「先生」:「先生と言われるほどのばかでなし」という成句があるように、必ずしも先生と呼ばれるのにふさわしくない人に対して、その自尊心をくすぐるために、また、軽い侮蔑・からかいの気持を込めて、用いられることがある。例、「先生、先生とおだてたら至極ご満悦の体(てい)であった」
運用欄を熟読したあかつきには、すごくイヤな人間になっていそうです

「そんな」:「そんなひどい話はない」などと驚きや怒りを込めて用いたりすることがある。例、「『徹夜してでもこの仕事を仕上げてもらいたい』『そんな』
←運用例というより、単なる失言例!?

「大統領」:劇場において、「いよう、大統領」の形で、すぐれた演技を見せた役者に対して、称賛の気持を込めてかける掛け声として用いられる。
←今までの新解さんの性格からして、必ずこの項には運用欄があるに違いない、と思って探してみたら、やっぱりありました

「調整」:「調整中」の形で、公共の時計・エレベーターなどが故障していたり、点検中であったりすることの婉曲表現としても用いられる。
←せっかく穏便に済ましているのに、わざわざそんな、寝た子を起こすようなコト書かなくても・・・・・・((((゜Д゜;))))

「ひさしぶり」:「(お)久しぶり」などの形で、長い時を隔てた再会時の挨拶の言葉として用いられる。
「今更シリーズ」第三弾・・・・・・ですな・・・・・

「わらえる」:他人の失敗などを、無責任な立場から、侮蔑の気持を込めて用いることがある。例、「あの時の彼のぶざまなかっこうは笑えるな」
最後まで酷い・・・・

運用欄、いかがでしたか。
運用欄設置の目的は「対人関係にかかわる表現、特に待遇表現を中心にことばの運用面での諸相を簡潔に示した」ということなのですが、「運用」というよりは、「運用禁止」とでも言うべき内容だったような気がしてなりません・・・・・((((゜Д゜;))))

ちなみに。
以前の記事(=マイブーム新解さん)で触れていますが、第4版で、実は私が一番呆気にとられた「秋田」の項の続報です。

【第4版】
「秋田」「秋田犬」の略
  
【第6版】
この項、予想通りなくなってました(爆)


それにしても、運用欄設置の選定基準が謎に包まれている辺り、やはり新解さん、相変わらずあなどれませんな・・・・・・( ̄ー ̄)
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2007/05/12 00:21 | Comments(0) | TrackBack() |

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