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2024/04/26 23:30 |
無謀でした・・・・(笑)

マウスの調子が落ち着いたので、機嫌のいいうちに(笑)
ワードパッドから、コピペしてきました。
オフラインの作業だと、何となくまだマシなようです。

では、以下本題です(笑)


先日(といっても結構前ですが・・・(;´д⊂))、
「総譜を見ながらハルサイを聴きたいです~」
なんて話をしていますと、知り合いの方から、ありがたくもお借りしてしまいました、ハルサイの総譜ッ!!!

最初は買うつもりだったのですが、何千円もするらしく・・・・(汗)


さて、クラシックには詳しくないので・・・という方に、言葉のご説明です。
(私もド素人なので、かなり端折った説明ですが・・・Σ(゜д゜|||))


まず「ハルサイ」とは、正式名称を「春の祭典」といいまして、ロシアの作曲家であるストラビンスキーによる、二幕のバレエ音楽です。
古代ロシアの春の荒野を舞台に、第一部は大地礼賛を、第二部は太陽神イアリロに処女を捧げる生贄の儀式を、それぞれモチーフにした、非常にダイナミックな音楽です。
変拍子や不協和音が多用されており、クラシック音楽の中でも屈指の難曲の一つに数えられています。


この曲、私は本当に好きなのですが、チョン・ミュンフン氏の指揮による演奏を聴きに行きまして、生まれて初めて立ち上がって「ブラボー」を連呼した、思い出の曲でもあります。
「ハルサイバンザイ」の記事に詳細がアップされていますので、よろしければご一読下さい_(._.)_)


そしてもう一つ、「総譜」ですが。
これは「スコア」ともいわれまして、全ての楽器パートの載っている、指揮者が使用する楽譜のことです。
オーケストラの演奏者は、各自の楽器部分のみのパート譜というものを見ながら演奏するのですが、全体を統括する指揮者はそういうわけにはいきません。
このハルサイ、演奏時間は大体35分程度なのですが、総譜は何と160ページもありまして、演奏時間の割には結構な分厚さだと思われます。
使用する楽器の種類が多いので、自然ページも膨らんでしまうのでしょうね・・・。


今回、総譜を見ながら聴いたのは、


ゲルギエフ指揮 キーロフ歌劇場管弦楽団 (99年録音)

ショルティ指揮  シカゴ交響楽団    (91年録音)


の二枚です。


どちらも、ハルサイのCDの中では、評価の高い演奏です。
特に私はゲルギエフのものが好きです~!!



さてヘッドフォンを装着し、総譜を開いて準備は万端。
いざ、リモコンをスイッチオン!


「チャ~ン チャラララララランチャチャチャチャ~ン♪」

とファゴットの長閑な音色が聴こえてきます。
そこにホルンが、更にはクラリネットが加わり、徐々に音の厚みが増してきます。


が、しかし。
調子の良かったのはその辺りまででした_| ̄|○


早くも3ページ目で、私は迷子になってしまったのでした・・・・・・(笑)


敗因は以下の3つ。
1 総譜はその時点で音の鳴っている楽器しか載っていないので、同じ楽器でもページ毎に位置する段(高さ)が違っている。
→視線を平行に動かしているだけでは、すぐにメロディーラインを見失ってしまいます。


2 楽章(というか曲のまとまり一つずつ)ごとにテンポが全く違う。

→同じテンポだと思い込んでいると、次の楽章では実は倍のテンポだったりして、見ている部分よりも演奏は遙か先に進んでいたりするのです(笑)
で、当然演奏箇所と見ている楽譜とが一致しないことには気付きますので、パニックになり自動的に迷子決定です(;´д⊂)


3 メロディーラインを担当する楽器の変化が激しい。
→ハッキリ言って、すごく複雑な楽譜なので、メロディーラインを追っていかないとどこを演奏しているのか、即座に分からなくなります。
が、小節ごとに次々とメロディーラインが別の楽器へとバトンタッチされていったりするので、目も頭も追いついていかなかったりするのです・・・・_| ̄|○


一回目は、もうパニックの連続(笑)
ハルサイは曲間は切れ目なく演奏されるのですが、それでもどこが切れ目かは分かりますので、迷子になったら次の曲頭の部分の総譜を開いて、演奏が追いつくのを待ち伏せ(笑)
かなりインチキをしてますΣ(゜д゜|||)


が、二回目はそれなりにスムーズに最後まで辿り着くことが出来ました。
見失ったらとにかく、ティンパニのパートを見て同じリズムを探す、もしくはピチカートやトレモロといった特殊奏法部分を探す、という技も身に付けました(笑)
(私にはティンパニが一番分かりやすいので・・・・(´Д`;)ヾ)


いや、それにしても、初総譜がハルサイというのは、やっぱり無謀でした(笑)
大体、私自身、ピアノを小学生の頃に少しかじっただけという、素人以外の何者でもない経歴しか持っていないというに・・・・(笑)
それなのに、いきなりハルサイの総譜ッ!!!!
ハードルが高すぎました・・・・・アハハハハハヽ(;´Д`)ノ


写真を見ていただけるとイメージしやすいかと思いますが、最大で1ページ中に31段の五線譜が印刷されていますΣ(゜д゜|||)
F1000030.JPG


手ブレでピンボケしてますね・・・・_| ̄|○
まぁ、楽譜のイメージということで・・・・(´Д`;)ヾ








で、コチラは、楽譜の上部を拡大して撮ったもの。
F1000032.JPG
このページでは上から順に、ピッコロ・フルート・フルート(の何だろ???アハハ)・オーボエ・コールアングレ・クラリネット(D管???)・クラリネット(A管)・クラリネット(の何か・・・(笑))・ファゴット、ということで木管楽器がズラリと並んでいます。
この下は、ホルンやトランペット、トロンボーンなどの金管、次にティンパニや太鼓類、トライアングルなどの打楽器、そして一番下にヴァイオリンなどの弦楽器という順になっています。
(適当な楽器の説明ですみません・・・・。細かい楽器までは分からないんですぅ(⊃д⊂))


これだけの楽器が同時に鳴っている訳ですね。
しかも、楽器の入れ代りも激しいですし。


特に一番面食らったのは、ただ聴いているだけだと連続したメロディーになっているところが、楽譜で見ると、複数の楽器によるバトンリレーのようになっていたりして、記憶にあるメロディーラインと総譜の表記とが、まったく一致しなかったりする点でした。
そうなるともう、お手上げですヽ(;´Д`)ノ


ですが悔しいので、もう一度チャレンジ。
結果としては、一応、演奏と楽譜とが一致するようになったとは言えるようになったかと思います・・・・(´Д`;)ヾ
(この一文のまどろっこしさに、本当に一致しているといえたのか・・・?という不信感が漂っていますが、まあ自己満足なんで(笑))


しかし、かなり苦労しましたが、総譜を眺めたおかげで、あのハルサイ独特のリズムというのが、小節ごとの変拍子によって作られているんだということを実感できました♪
下の写真をどうぞ。
F1000031.JPG
2/23/42/43/43/2

となっているのがお分かりいただけるかと。
(影になっててスミマセン)

本当に一小節ごとに拍子が変わっていますね(笑)
しかも、この写真とは別の部分ですが、中には四分の十一拍子なんていう、すごい小節もあったりします。


そういえば、聴きに行ったチョン・ミュンフン氏は、楽譜を見ずに指揮をしていらっしゃったように記憶しているのですが、やっぱりそれって暗譜しているってことですよね・・・・Σ(゜д゜|||)
いや、最近の指揮者は暗譜派がかなり多いとは思うのですが、ハルサイを暗譜してるって、本当にすごいことだと思います
やっぱり映像記憶なんかに長けている人が多いのかな???
カラヤンなんかも、楽譜を映像で覚えてたとか言いますしねぇ。


ドラえもんの暗記パンを地で行ってるようなモノ!?(笑)
(パンを本に当てると、そのページが転写されて、それを食べると覚えられるというヒミツ道具です(笑)・・・・欲しかったなあ、暗記パン)


それにしても、何と言うか、ハルサイって楽譜で見ちゃうと幾何学的とでもいいますか。
無機質感の漂う感じです。
それを実際に演奏すると、あのような生命力溢れる音楽になるんですから不思議なものですね


今度は、使用される楽器の少ない古典派辺りで、総譜を眺めてみようと思います(笑)
多分、ハルサイの何十倍も分かりやすいのでは・・・と思われますΣ(゜д゜|||)
メロディラインを追いやすいモーツァルトとかにしよう、素直に。

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2007/08/09 03:06 | Comments(0) | TrackBack() | 音楽

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