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2024/03/29 11:02 |
バレンタインでした
今日は久々に音楽の話題です。

巷はバレンタイン一色の今日、私も職場でご挨拶方々、義理チョコを配ってまいりました。
この時期にしか買えないチョコがたくさんあるので、選ぶのもなかなか楽しいのです。

ちなみにダンナにあげるチョコを選ぶ際の最優先事項は、
「自分が食べたいチョコかどうか」
コレに尽きます。

世の女性の大半は、ダンナや彼にあげるチョコを、この基準で選んでいると思います。
私も半分は自分が食べる計算で買っているので、結構お高いのを選んじゃったりします、オホホ(*´Д`*)

さて、そんなこんなでバレンタインだったわけですが、ワタクシは例によって一人寂しくコンサートに行ってまいりました。
・・・というか、もともと一人で行く方が好きなのですが。


今日は大阪フィルハーモニー交響楽団の今年度最後の定期演奏会でした。

ラヴェル 「道化師の朝の歌」
ガーシュウイン 「ラプソディーインブルー」
ベルリオーズ 「幻想交響曲」

指揮:大植英次
ピアノ:小曽根真(おぞねまこと)

最近もコンサートにはちらほら出かけていたのですが、まあ「フツーによかった」という感じで、特にブログにもアップしていなかったのですが、今日のコンサートは久々に「大当たり」でした♪

まず一曲目。
この曲はもともとはピアノ曲「鏡」の中の一曲で、それをラヴェルが自身でオーケストレーションしたものだそうですが、楽器の響き合いが本当に豊かで、また使われている種類もかなり多いので、見ているだけでも楽しい曲でした。

色彩豊かな音色、強弱のハッキリした音調は、まさに大植さんの得意とするところ。
相変わらず指揮台の立ち姿も楽しげで、一曲目からかなりヤラレてしまいました。


そして2曲目。
ソリストとして舞台に立ったのは小曽根真さん

この曲は、ドラマ「のだめカンタービレ」のエンディングでも使われた曲です。
最近は、中間部の叙情的なところが、マンションかなんかのCMにも使われていますね。

もちろんドラマで使用される前から知っていた曲ですし、かなり好きな曲でもあったのですが、映像とは恐ろしいものです、最近はこの曲を耳にするたびに「マングースの着ぐるみ」が頭の中に現われるようになりました・・・_| ̄|〇

さて、私はこの小曽根真さんを、申し訳ないことに存じ上げませんでした。
というか、「何となく名前は見たことある人だけど・・・」というのが正直なところ。

ピアノの前に座った小曽根さんの構えを見て、ド素人の分際で恐れ多くも私は、
「なんか、手の置き方がヘン・・・・?」
なんて思ってしまいました・・・・・。

手首を下げたような、指先だけが鍵盤に引っかかっているように見える構えだったんですね~。
(私は昔、ピアノを習っていた時、そんな手の置き方をして先生に怒られました・・・(´Д`;)ヾ)

クラリネットのトリルが鳴り響き、いよいよ曲の開始です。
一気に高調していくグリッサンドに乗り、華やかにメロディーが展開していきます。

私はこの曲が好きなもので、色んな演奏家のものを聴いているのですが、今日の演奏は私の知っている演奏のどれとも全く違うものでした。
一番違っていたのは、音と音との間の間の取り方。
一瞬「アレ?」と思わされてしまう、実に緊張感のある絶妙な間でした。

そして次に違ったのはカデンツァ(ソリストが技巧などを存分に披露するために自由に演奏する部分。この曲でもカデンツァっていうのかな・・・?)。
カデンツァは、建前上はソリストが自由に弾くこととなっていますが、実際は今までに演奏されたものの中で素晴しかったものを借用するというパターンが多いそうです(まあ、作るのも大変でしょうし・・・)。

が、今日は恐らく小曽根さんのオリジナルだったんじゃないかと思います。
私の記憶なのでまったく保証は出来ませんが(゜▽゜;)、初めて聴くバージョンでした。

それが緩急を見事に使い分けた、いかにも「ジャズ」という即興的な演奏
アクロバティックな運指といい、タテ乗りできてしまうスウィングといい、聴衆の心を鷲掴みにするとても独創的なカデンツァでした!!!

そして只でさえオケと合わせるのもムズカシそうなこの曲、大植さんと大フィルの皆さんとの息もピッタリで、「もっと聴きたい」と思っていたにも拘わらず、あっという間に終わってしまいました。

演奏後は場内騒然で、拍手は鳴り止まず、カーテンコールも七回くらいありました。
ちなみにワタクシ、「ブラボー」してきました(゜▽゜)
(最近多いな・・・(笑))

さて小曽根さんとは何者?と思い、パンフレットを紐解いてみると、そこには案の定「ジャズピアニスト」!

いや~、何から何まで違うと思ってたんですが、やはりジャズ畑の方だったんですねぇ・・・・。
(というか、最初にパンフを見ておけ、私。)

ちなみにウチのダンナは、私と音楽の趣味が全く違い、生意気にもジャズやらワールドやらカフェミュージックやらのお洒落な音楽を聴きやがるのですが、そのダンナは小曽根さんを知っておりました・・・・・
何か悔しかったです。
(小曽根さんの名前を聞いたことがあるような気がしたのは、ダンナのせいかもしれません。)

アンコールは「今日はバレンタインなので『愛の・・・』」とおっしゃっていたのですが、タイトルの後半部分で、隣のオヤジが何か喋ってくれたお陰で、聞き取れませんでした・・・・_| ̄|〇
そこで帰りにロビーに張り出してあった曲名を見てみたのですが、シャルル・アズナブールの曲だということしか分かりませんでした(涙)
(ちなみにガンダムのシャア・アズナブルの名前は、シャルル・アズナブールから取ったそうです。ダンナ談)


三曲目は、これまた私の大好きな曲。
生演奏を聴くのも三度目です。

この曲を聴きに行くと、私の目はほぼティンパニと打楽器に釘付けです(笑)
なんせ打楽器が大活躍のデーハーな曲なんですねぇ・・・・。

曲の解説は以前にしているので、もう割愛しちゃいますが(さりげなく?他の記事も読んでくださいと宣伝してますΣ(゜д゜|||))、大フィル大植版は、全体的にテンポが速めでノリノリの大植節炸裂でした。

大植さんは、今日本人クラシック音楽家の中でもチケットの取り難さでは一、二位を争う方だそうですが、やはりあの指揮を生で見ると納得です。
とにかく毎回楽しいです。
音楽が楽しくて仕方ないんだよね~、という空気を体中から発されてます。


さて、今日のコンサートで、取りだめしていたチケットもなくなってしまいました(笑)
また次を色々と探してみたいと思います。
(アレもコレも行きたくなっちゃうので、ある程度チケットを持っているときは、チラシや宣伝をなるべく見ないようにしているのです(笑)

今行ってみたいな~、と思うのは、絶大な人気を誇る女性指揮者・西本智実さんの演奏。
私はロシアの音楽がとても好きで、西本さんが得意とするのもロシア音楽なので、演目的にもドンピシャなのです。
が、この方のチケットは大植さん以上に取り難いとのウワサ。
ルックスもタカラジェンヌのように凛々しいですしね~。
・・・・この前新聞に公演のお知らせが載っていたような気もするんですが、もう完売かな_| ̄|〇
(まだチケットがあったから、あんまり見ないようにしていたんですよ・・・・トホホ)


ちなみに。
全く関係の無いことですが。
前回ネタにさせていただいた生徒のAさん。

何と合格したそうです・・・・・・・・・・・・・・・えぇッ!?Σ(゜д゜|||)

おめでとう!!

と言うべきところですが。
というか立場上言わなくてはなりませんが。

ここではホンネを言わせていただきます。


そんな大学あっていいのか・・・・・!?
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2008/02/15 02:08 | Comments(0) | TrackBack() | 音楽

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