今日はスパニョラで、常連さんたちと雑談に花を咲かせていました。
その際ふと出たのが漢字の話題。
最近周囲ではにわかに漢字ブーム(笑)
ゆえに、当然の話の流れですが。
マスターに「ちいすけさんは漢検持ってるんですか?」
とのご質問を頂いてしまいました・・・。
が、ワタクシ、職業柄もっていなくてはいけないのでしょうが、漢検全く受けたことがありません(゜▽゜)
問題集を見る限り、2級くらいまでなら受かるかな~とも思っているのですが。
ただ、最近はPCに頼りっぱなしで、原稿作成もすべてPCですから、巷でよく言われているように、「読めるけど書けない」シンドロームに、ワタクシも間違いなく仲間入りしていると思われます・・・_| ̄|○
ただですね~、準1級以上は、やっぱりそれなりに勉強しないと、まず間違いなく受からないと思われます。
四字熟語なんか、見たことないものばっかりだし、国字も聞かれますしね・・。
すると他の方から「コクジって何ですか?」とのご質問を頂きました。
確かに「コクジ」って音から「国字」を連想するのって難しいですよね。
普段使う言葉ではないですし。
ここでいう国字とは、中国で作られた「漢字」に対して、日本で作られた文字(漢字)のことです。
もっと広い意味では、もちろん平仮名・片仮名も含まれるのですが。
漢字というのは、ほとんどの文字が中国産ですから、「音読み」を持っています。
中国でのもともとの読み方ですね。
それに対して、主に字の意味と、日本に元からある言葉とを結びつけて読ませたものを「訓読み」といいます。
「訓読み」は、漢字の構成に全く関係のない読み方をしますので、難読といわれるものの多くは訓読みです。
「主」という文字について言えば、「しゅ」が音読み、「あるじ/ぬし/おも(に)」などが訓読みになるわけですね。
私たちが日常用いる漢字は、この音・訓の両方を持っている漢字が圧倒的多数を占めています。
一方、「音読み」のみの漢字というのは、普段用いる漢字の中にはほとんどありません。
日常使うということは、日本語として普通に使っている言葉ということですから、自然、訓読みも整ってくるということですね。
音読みしか持たない漢字の例を挙げてみますと、「繻子」の「繻」とか、「齟齬」の「齬」などでしょうか。
どちらも、単独で使われることはまずなく、専ら熟語の形で現われるのも特徴です。
(ちなみに「齟齬」の「齟」は「かむ」という訓読みを施す場合があります)
で、問題の国字ですが。
タイトルに「懺悔」なんて書いているわけですが、ワタクシ、今日スパニョラで大嘘をついてしまったことを懺悔いたします・・・_| ̄|○
「『男』って字も国字なんですよ~」
と、エラソーに語ってしまったワタクシ。
あぁ、お恥ずかしい・・・・(;´д⊂)
「男」が国字というのは大嘘ですッ!!!
何をどう勘違いしていたのやら・・・・。
国字とは、日本で作られた字という出自からして当たり前なのですが、原則として「音読みがありません」。
「男」には立派に「ダン・ナン」という音読みがあるではありませんか・・・・((((゜Д゜;))))
冷静に考えればすぐ分かることを・・・・。
確かに、漢文では成年男子という意味では「夫」を専ら用いますので、あまり「男」という字の出番はないんですが。
ただ、孟子にも用例はありますし、それどころか伝説の王朝か?といわれるほどに古い「夏(か)」王朝時代に、爵位の等級として既に「男(だん)」は、用いられていました・・・_| ̄|○
あぁ、お恥ずかしい・・・・(;´д⊂)
(繰り返さずにはいられません・・・)
店を後にしてからその間違いに気付き、マスターに「嘘つきました。ごめんなさい」というメールを送ったのですが、気付いてもらえなかったので(というよりむしろ、お仕事中なので当たり前でございます・・・)、ここで改めて懺悔したいと思います_(._.)_
メアドを知っている方には訂正メール送ったのですが、S子ちゃんにだけは伝えられてないので・・・(思いっきり私信ですみません)。
でもでも、「男」以外に挙げた例は、全て正しく国字なので、ご安心下さい(って今更説得力ありませんが・・・・(涙))
では、国字の例を挙げてみます。
「辻」「峠(とうげ)」「裃(かみしも)」「畠・畑」「榊(さかき)」「凩(こがらし)」「凪(なぎ)」
などは、全て訓読みしか持たない典型的な国字です。
他に例外として音読みを持つ国字として有名なものに「働(はたら・く)」があります。
意外にもこの字、日本産なんですね。
ま、年中働いていると思われている日本人には似合っているのかもしれませんが・・・・。
また面白い物としては「鯰(なまず)」があります。
これも「ネン」という音を持つ国字なのですが、現在本家の中国に逆輸入されて普通に使われている文字だそうです。
本当に国語で飯を食っているのか!?とお叱りを受けそうな体たらく・・・・。
しかも、先日「気になる言葉」などとエラソーな記事を書いているくせにですね・・・ヽ(゜ー゜;)ノ
しばし反省したいと思います(涙)
こんなことじゃ、2級も受からんぞ、アタシ・・・_| ̄|○
その際ふと出たのが漢字の話題。
最近周囲ではにわかに漢字ブーム(笑)
ゆえに、当然の話の流れですが。
マスターに「ちいすけさんは漢検持ってるんですか?」
とのご質問を頂いてしまいました・・・。
が、ワタクシ、職業柄もっていなくてはいけないのでしょうが、漢検全く受けたことがありません(゜▽゜)
問題集を見る限り、2級くらいまでなら受かるかな~とも思っているのですが。
ただ、最近はPCに頼りっぱなしで、原稿作成もすべてPCですから、巷でよく言われているように、「読めるけど書けない」シンドロームに、ワタクシも間違いなく仲間入りしていると思われます・・・_| ̄|○
ただですね~、準1級以上は、やっぱりそれなりに勉強しないと、まず間違いなく受からないと思われます。
四字熟語なんか、見たことないものばっかりだし、国字も聞かれますしね・・。
すると他の方から「コクジって何ですか?」とのご質問を頂きました。
確かに「コクジ」って音から「国字」を連想するのって難しいですよね。
普段使う言葉ではないですし。
ここでいう国字とは、中国で作られた「漢字」に対して、日本で作られた文字(漢字)のことです。
もっと広い意味では、もちろん平仮名・片仮名も含まれるのですが。
漢字というのは、ほとんどの文字が中国産ですから、「音読み」を持っています。
中国でのもともとの読み方ですね。
それに対して、主に字の意味と、日本に元からある言葉とを結びつけて読ませたものを「訓読み」といいます。
「訓読み」は、漢字の構成に全く関係のない読み方をしますので、難読といわれるものの多くは訓読みです。
「主」という文字について言えば、「しゅ」が音読み、「あるじ/ぬし/おも(に)」などが訓読みになるわけですね。
私たちが日常用いる漢字は、この音・訓の両方を持っている漢字が圧倒的多数を占めています。
一方、「音読み」のみの漢字というのは、普段用いる漢字の中にはほとんどありません。
日常使うということは、日本語として普通に使っている言葉ということですから、自然、訓読みも整ってくるということですね。
音読みしか持たない漢字の例を挙げてみますと、「繻子」の「繻」とか、「齟齬」の「齬」などでしょうか。
どちらも、単独で使われることはまずなく、専ら熟語の形で現われるのも特徴です。
(ちなみに「齟齬」の「齟」は「かむ」という訓読みを施す場合があります)
で、問題の国字ですが。
タイトルに「懺悔」なんて書いているわけですが、ワタクシ、今日スパニョラで大嘘をついてしまったことを懺悔いたします・・・_| ̄|○
「『男』って字も国字なんですよ~」
と、エラソーに語ってしまったワタクシ。
あぁ、お恥ずかしい・・・・(;´д⊂)
「男」が国字というのは大嘘ですッ!!!
何をどう勘違いしていたのやら・・・・。
国字とは、日本で作られた字という出自からして当たり前なのですが、原則として「音読みがありません」。
「男」には立派に「ダン・ナン」という音読みがあるではありませんか・・・・((((゜Д゜;))))
冷静に考えればすぐ分かることを・・・・。
確かに、漢文では成年男子という意味では「夫」を専ら用いますので、あまり「男」という字の出番はないんですが。
ただ、孟子にも用例はありますし、それどころか伝説の王朝か?といわれるほどに古い「夏(か)」王朝時代に、爵位の等級として既に「男(だん)」は、用いられていました・・・_| ̄|○
あぁ、お恥ずかしい・・・・(;´д⊂)
(繰り返さずにはいられません・・・)
店を後にしてからその間違いに気付き、マスターに「嘘つきました。ごめんなさい」というメールを送ったのですが、気付いてもらえなかったので(というよりむしろ、お仕事中なので当たり前でございます・・・)、ここで改めて懺悔したいと思います_(._.)_
メアドを知っている方には訂正メール送ったのですが、S子ちゃんにだけは伝えられてないので・・・(思いっきり私信ですみません)。
でもでも、「男」以外に挙げた例は、全て正しく国字なので、ご安心下さい(って今更説得力ありませんが・・・・(涙))
では、国字の例を挙げてみます。
「辻」「峠(とうげ)」「裃(かみしも)」「畠・畑」「榊(さかき)」「凩(こがらし)」「凪(なぎ)」
などは、全て訓読みしか持たない典型的な国字です。
他に例外として音読みを持つ国字として有名なものに「働(はたら・く)」があります。
意外にもこの字、日本産なんですね。
ま、年中働いていると思われている日本人には似合っているのかもしれませんが・・・・。
また面白い物としては「鯰(なまず)」があります。
これも「ネン」という音を持つ国字なのですが、現在本家の中国に逆輸入されて普通に使われている文字だそうです。
本当に国語で飯を食っているのか!?とお叱りを受けそうな体たらく・・・・。
しかも、先日「気になる言葉」などとエラソーな記事を書いているくせにですね・・・ヽ(゜ー゜;)ノ
しばし反省したいと思います(涙)
こんなことじゃ、2級も受からんぞ、アタシ・・・_| ̄|○
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「男」の件、しかと了解しました。
勉強になりましたデス。
この度はお騒がせ致しました_(._.)_
わざわざご丁寧にコメントをありがとうです!
コレに懲りずに今後とも仲良くしてください~(´Д`;)ヾ