今日は、第二回目のリュート講座に行って参りました!
前回の放浪に懲りていた私は、駅前のコンビニで素直にお握りとお茶を買い込み、一路大阪音大キャンパスへと歩を進めたのでした。
二回目の訪問にして、既に指定席となりつつあるベンチへ直行。
運良く雨も降らず、ノンビリ大学生の皆さんを観察。
「何か変わった帽子を被った子がいるなぁ」とか
(一瞬松田優作のコスプレか!?と思った)
「お、あの子は音大生のイメージにピッタリ。いかにもお嬢様のファッションだわ」とか
(白いフリルのブラウスに、チャコールグレイのタイトスカートを穿いてた)
好き勝手なことを考えながら、ボーっとしていますと。
来ましたよ、例のヤツが。
前回をお読み頂いた方にはおなじみの、あのスズメでございますッΣ(゜д゜|||)
今日は一羽だけやってきましたが、前回同様、全く臆するところなく、目の前の灰皿の上に止まり、可愛らしく小首を傾げてきます。
横には数名の学生がいるにも拘らず、食べ物を手にしていたのが私だけだったせいもあり、そちらは全くのムシ(笑)。
今日は米粒だったので、手に引っ付いてしまうため、投げるわけにもいかず、試しに私の横に一粒置いてみました。
すると、
お前は本当に野生のスズメなのかッ!?
と叱り飛ばしてしまいたくなるほど、当たり前のようにやって来て米粒をついばみます。
しかも食べ終わると、再び寄ってきて、「ちょーだい(*'-')」とポーズ。
何度か米粒をやった後、試しに人差し指と親指で米粒をつまんだまま、スズメの目の前に差し出してみました。
結果は・・・・・
コレでいいのかスズメよッ!?
なんと見事に、私の手から直接米粒をふんだくっていったのです!!!
コレには驚きました。
しばらくスズメを凝視してしまったくらいです。
スズメってそんな鳥でしたっけ・・・・・?
そんなこんなで、相変わらずの幕開けだったわけですが、第二回リュート講座の始まりです。
今日は前回の右手の復習から始まりました。
このブログで文章にしておいた為か、教えていただいたことはそれなりに頭に入っていました。
・・・・じゃなかったら、私のことです、イキナリ組む足の上下から間違っていた恐れアリ(涙)
ギターとほぼ同じような構えですから、左足を上にして組まなくてはいけないのです。
15分ほど右手の復習、つまり弦の弾き方ですね、を行った後、今日は左手の構えの練習でした。
左手をダラーンと脱力させ、手のひらを正面に向けます。
そのままヒジを曲げて、楽器のネック(指板)を掴みます。
これが、基本的な左手の構え(位置)になるそうです。
さて、ギターを演奏される方ならご存知ですが、ネックには、フレットと呼ばれる縦の線(と言ってしまっていいのか微妙ですが)が付いています。
指で押さえて音階を作る際の目印になる線です。
弦と垂直に引かれている縦線のことです。
このフレット(正確には、そのホンの少し左横)を押さえるのが、次の難関です。
親指は、ネックの後ろ(丁度かまぼこのような曲線を描いていまして、そのほぼ頂点にペタリと添える形になります)に、残る人差し指から小指までを、フレットに乗せていくわけなのですが。

これが、ネックの後ろ側です。
緩やかな山形になっているのがお分かりいただけるでしょうか??
・・・・この写真では分かりにくいかと思いますが(;´д⊂)
ネックの下の部分に、指の付け根が平行に沿うように構えます。
親指はネックの裏、そのまま指の付け根をネックの下部に沿わせるので、正面の人からは、ほぼ四本の指だけが見えるような形になるわけです。
で、フレットを押さえるわけですが。
一番外側を人差し指で、二番目を中指、後は順に薬指、小指と、練習なので、四本とも全てフレット上に置いていきます。
フレットとフレットの間は、測らなかったので分かりませんが、恐らく4センチ弱くらいだったかと思います。
結構広いと思いませんか???
四本の指を四センチ間隔で広げてみてください!
・・・・・・・・・・・・つ、攣るぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ((((゜Д゜;))))
というのが、私の声にならない叫びでございました・・・・_| ̄|○
野球のピッチャーが、フォークボールの握りの練習をしているような気分でした。
が、頑張って弾いていると、一郎さん(初めてお読みになった方へ。この講座の先生で、高本一郎さんと仰るリュート奏者の方です。HPにリンクも貼らせていただいてます)が一言。
「OKです(*^-^*)」
おぉぉぉ、他の皆さんと同じ様に、及第点をいただいてしまいました♪
また何かやらかしたんじゃないかと期待された皆様、ご期待を裏切ってしまい申し訳ありません(笑)
しかし、一郎さんも仰ってましたが、この左手の形って、日常生活では、まず取ることのないポジションなんですよね。
ネックから外した後の左手は、大リーグ養成ギプスから解放された後のように(ってそんなギプスしたことないですが)、しばらく固まっていたのでした。
授業の後半は、前回同様、リュートの様々な演奏をCDで鑑賞。
6コース(6弦というのにほぼ同意)の、もっとも弦の少ない中世の古いリュートから、順に時代を追う形で、8コース、10コース、最後はルネサンスの11コースと、弦の本数が増えるに従って、音色がどう変わっていくか、という推移を分かりやすく解説していただきました。
6コースは素朴でシンプルな音色、増えるに従って、低音に厚みが増し、倍音も鳴るので共鳴が華やかになっていきます。
音楽史上で、最も長い期間親しまれていた楽器は、リュートかオルガンかというくらいに歴史のある楽器だそうです。
現在では音が大きく鳴らないとか、奏法が複雑とか、様々な理由で近代に誕生してきた楽器に主役を奪われてしまっていますが、やはり、長期にわたり人々の心を掴んで離さなかったその美しい音色は、まさに「天使の歌声」と形容されるにピッタリです。
・・・・ま、私が弾いてもそんな音色にはならないんですけどね~・・・_| ̄|○
さて。
今日は一郎さんから、他の受講生の方と同じように、「OKです」「大丈夫ですよ~」ってコメントを頂きました、と報告したところ。
「たぶん、ちいすけが緊張してるから、それをほぐしてあげようっていう一郎さんの気遣いでしょ?」
「前回は足の色が真っ青になるくらい緊張してたんだもんね~?」
と、言われてしまいました・・・_| ̄|○
(ちなみにこのセリフを言ったのはダンナじゃありません・・・。みんなから私はどんな人間だと思われているんでしょうか(涙))
【おまけ】
リュートの写真です。
下は装飾の部分のアップです。
でも、ただのお飾りではなく、本体で共鳴した音がここから出て来るという、とても重要な部分です。


前回の放浪に懲りていた私は、駅前のコンビニで素直にお握りとお茶を買い込み、一路大阪音大キャンパスへと歩を進めたのでした。
二回目の訪問にして、既に指定席となりつつあるベンチへ直行。
運良く雨も降らず、ノンビリ大学生の皆さんを観察。
「何か変わった帽子を被った子がいるなぁ」とか
(一瞬松田優作のコスプレか!?と思った)
「お、あの子は音大生のイメージにピッタリ。いかにもお嬢様のファッションだわ」とか
(白いフリルのブラウスに、チャコールグレイのタイトスカートを穿いてた)
好き勝手なことを考えながら、ボーっとしていますと。
来ましたよ、例のヤツが。
前回をお読み頂いた方にはおなじみの、あのスズメでございますッΣ(゜д゜|||)
今日は一羽だけやってきましたが、前回同様、全く臆するところなく、目の前の灰皿の上に止まり、可愛らしく小首を傾げてきます。
横には数名の学生がいるにも拘らず、食べ物を手にしていたのが私だけだったせいもあり、そちらは全くのムシ(笑)。
今日は米粒だったので、手に引っ付いてしまうため、投げるわけにもいかず、試しに私の横に一粒置いてみました。
すると、
お前は本当に野生のスズメなのかッ!?
と叱り飛ばしてしまいたくなるほど、当たり前のようにやって来て米粒をついばみます。
しかも食べ終わると、再び寄ってきて、「ちょーだい(*'-')」とポーズ。
何度か米粒をやった後、試しに人差し指と親指で米粒をつまんだまま、スズメの目の前に差し出してみました。
結果は・・・・・
コレでいいのかスズメよッ!?
なんと見事に、私の手から直接米粒をふんだくっていったのです!!!
コレには驚きました。
しばらくスズメを凝視してしまったくらいです。
スズメってそんな鳥でしたっけ・・・・・?
そんなこんなで、相変わらずの幕開けだったわけですが、第二回リュート講座の始まりです。
今日は前回の右手の復習から始まりました。
このブログで文章にしておいた為か、教えていただいたことはそれなりに頭に入っていました。
・・・・じゃなかったら、私のことです、イキナリ組む足の上下から間違っていた恐れアリ(涙)
ギターとほぼ同じような構えですから、左足を上にして組まなくてはいけないのです。
15分ほど右手の復習、つまり弦の弾き方ですね、を行った後、今日は左手の構えの練習でした。
左手をダラーンと脱力させ、手のひらを正面に向けます。
そのままヒジを曲げて、楽器のネック(指板)を掴みます。
これが、基本的な左手の構え(位置)になるそうです。
さて、ギターを演奏される方ならご存知ですが、ネックには、フレットと呼ばれる縦の線(と言ってしまっていいのか微妙ですが)が付いています。
指で押さえて音階を作る際の目印になる線です。
弦と垂直に引かれている縦線のことです。
このフレット(正確には、そのホンの少し左横)を押さえるのが、次の難関です。
親指は、ネックの後ろ(丁度かまぼこのような曲線を描いていまして、そのほぼ頂点にペタリと添える形になります)に、残る人差し指から小指までを、フレットに乗せていくわけなのですが。
これが、ネックの後ろ側です。
緩やかな山形になっているのがお分かりいただけるでしょうか??
・・・・この写真では分かりにくいかと思いますが(;´д⊂)
ネックの下の部分に、指の付け根が平行に沿うように構えます。
親指はネックの裏、そのまま指の付け根をネックの下部に沿わせるので、正面の人からは、ほぼ四本の指だけが見えるような形になるわけです。
で、フレットを押さえるわけですが。
一番外側を人差し指で、二番目を中指、後は順に薬指、小指と、練習なので、四本とも全てフレット上に置いていきます。
フレットとフレットの間は、測らなかったので分かりませんが、恐らく4センチ弱くらいだったかと思います。
結構広いと思いませんか???
四本の指を四センチ間隔で広げてみてください!
・・・・・・・・・・・・つ、攣るぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ((((゜Д゜;))))
というのが、私の声にならない叫びでございました・・・・_| ̄|○
野球のピッチャーが、フォークボールの握りの練習をしているような気分でした。
が、頑張って弾いていると、一郎さん(初めてお読みになった方へ。この講座の先生で、高本一郎さんと仰るリュート奏者の方です。HPにリンクも貼らせていただいてます)が一言。
「OKです(*^-^*)」
おぉぉぉ、他の皆さんと同じ様に、及第点をいただいてしまいました♪
また何かやらかしたんじゃないかと期待された皆様、ご期待を裏切ってしまい申し訳ありません(笑)
しかし、一郎さんも仰ってましたが、この左手の形って、日常生活では、まず取ることのないポジションなんですよね。
ネックから外した後の左手は、大リーグ養成ギプスから解放された後のように(ってそんなギプスしたことないですが)、しばらく固まっていたのでした。
授業の後半は、前回同様、リュートの様々な演奏をCDで鑑賞。
6コース(6弦というのにほぼ同意)の、もっとも弦の少ない中世の古いリュートから、順に時代を追う形で、8コース、10コース、最後はルネサンスの11コースと、弦の本数が増えるに従って、音色がどう変わっていくか、という推移を分かりやすく解説していただきました。
6コースは素朴でシンプルな音色、増えるに従って、低音に厚みが増し、倍音も鳴るので共鳴が華やかになっていきます。
音楽史上で、最も長い期間親しまれていた楽器は、リュートかオルガンかというくらいに歴史のある楽器だそうです。
現在では音が大きく鳴らないとか、奏法が複雑とか、様々な理由で近代に誕生してきた楽器に主役を奪われてしまっていますが、やはり、長期にわたり人々の心を掴んで離さなかったその美しい音色は、まさに「天使の歌声」と形容されるにピッタリです。
・・・・ま、私が弾いてもそんな音色にはならないんですけどね~・・・_| ̄|○
さて。
今日は一郎さんから、他の受講生の方と同じように、「OKです」「大丈夫ですよ~」ってコメントを頂きました、と報告したところ。
「たぶん、ちいすけが緊張してるから、それをほぐしてあげようっていう一郎さんの気遣いでしょ?」
「前回は足の色が真っ青になるくらい緊張してたんだもんね~?」
と、言われてしまいました・・・_| ̄|○
(ちなみにこのセリフを言ったのはダンナじゃありません・・・。みんなから私はどんな人間だと思われているんでしょうか(涙))
【おまけ】
リュートの写真です。
下は装飾の部分のアップです。
でも、ただのお飾りではなく、本体で共鳴した音がここから出て来るという、とても重要な部分です。
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