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2024/05/02 09:10 |
新刊出ました!
昨日(もう一昨日ですな・・・)、四ヶ月ぶりに『のだめカンタービレ』の新刊が出ました。
ドラマ化もされ、現在深夜にアニメも放送中なので、ご存知の方も多いと思いますが、最近のクラシックブームの火付け役ともなった、コメディマンガです。

もうかれこれ四年ほど連載されているようなのですが、ここ数年はマンガからも縁遠くなり、しかも連載されているのが、「Kiss」といういわゆるトレンディー系のオシャレなマンガばかり掲載されている雑誌だったもので、私も二年ほど前まで、その存在も知りませんでした(´Д`;)ヾ

オタクであることは、それなりに自認しているのですが、まぁそれゆえ(!?)トレンディー系のマンガにも疎かったわけで・・・(笑)

しかし、クラシックを題材にしているっていうし、何となく読んでみようかなと思って手に取ったところ、見事ハマッてしまったのです。
その時点で出ていた巻まで、あっという間に揃ってしまいました(笑)←今だからできる大人買い(*'-')

あらすじを追ってみますと・・・。
(ドラマ化された日本編のみ。但しドラマと原作は結構異なります。)

音大でピアノを専攻している「のだめ」こと野田恵と、同じくピアノ専攻の一年先輩である千秋真一が主人公です。
のだめは、ピアノには天才的な才能があるものの、生活能力はゼロ(サバイバル能力はありそうですが)、部屋はゴミタメ状態、洗髪は四日おき、しかも変態です。一方千秋は料理に掃除はモチロンの事、学業に専門の音楽まで何でも完璧な、大学のプリンス。

実はこの二人、同じマンションの隣人同士。ひょんなことからのだめは千秋に恋してしまい、始めは迷惑気味だった千秋も、いつしかのだめのペースに押され、気が付けば一緒にいるのが当たり前のような間柄になってしまいます(が、恋人同士というわけではありません)。

千秋は、ピアノを専攻していますが、実は指揮者になりたいという夢を抱いています。
しかし幼い頃に、乗り合わせた飛行機が胴体着陸するという不幸に見舞われ、飛行機に乗れない身体になってしまい(ちなみに溺れた経験から船にも乗れません)、クラシックの本場であるヨーロッパに行く事の出来ない自分の将来に希望が持てないまま、鬱屈した日々を過ごしていました。

一方のだめは、天才的なピアノの才能を持っているにも拘らず、楽譜に忠実にという「音楽と向き合った」演奏ができず、思うまま「楽しく」ピアノを弾いて毎日を過ごしていました。
のだめは幼い頃からピアノが上手かったため、有名な先生に付いたのですが、そこでピアノを弾く事を強制されたために、それがトラウマとなってしまっていたのです。

しかし二人の運命は、現代の巨匠の一人に数えられる指揮者、シュトレーゼマンと出会うことで徐々に変化していきます(シュトレーゼマンは、中身は変態エロ親父ですが、私が一番好きなキャラクターです。音楽以外のダメッぷりが愛らしいのです(笑))。

千秋は才能ある若手演奏家達とオーケストラを結成し、そこで大成功を収めます。
そんな千秋を見て、のだめは千秋を海外へ送り出すことを決心します。
「神様が呼んでるから行かなきゃ」
(こののだめのモノローグは、多分今のところ一番『ジーン』とくるところじゃないかと思います。『こんなに素晴しい音楽を持っているんだから、センパイは世界に羽ばたかなきゃだめだよ』、というのだめなりの表現です。)

誰にも心の深層を覗かせなかった為に催眠術の効かなかった千秋が、のだめの催眠術にはアッサリかかってしまい、何と飛行機で北海道入りする事に成功(笑)
(しかし、のだめのおかげで飛行機に乗れるようになったということを、千秋は全く知りません)。
飛行機に乗れたことで、千秋はヨーロッパへ渡ることに

一方のだめは、そんな千秋に遅れまいと、初めて「音楽と正面から向き合い」、コンクールに出場する事を決意します。(優勝者には留学援助があったことも参加の大きな動機の一つでした。)
それまでののだめは、幼稚園の先生になることが夢で、演奏家としてピアノに携わっていく事など考えてもいませんでした。
「楽しくピアノを弾いているだけなのが、どうしていけないの!?」というのが、のだめの偽らざる思いだったのです。
コンクールでは、結局ミスを犯してしまい入賞する事はできなかったのですが、しかしのだめはそこで初めて、人前で演奏する事の楽しさを知る事になります。

ですがその一方で、初めて音楽と向き合ったにも拘らず、上手くいかなかったという現実は、のだめに重くのしかかり、コンクール終了後実家の佐賀に引きこもってしまいます。

千秋はそんなのだめを結局放っておけず、「どうしてオレがここまでしなきゃいけないんだ!」と思いつつも、佐賀にまで迎えに行ってしまいます。
しかしのだめは、一足先に自力で立ち直っていました(笑)
(『好きな人のおかげで立ち直りました!』という、ありがちで手の痒くなるようなエピソードの無いところが、また新鮮。)
コンクールで審査員をしていた、フランス人の有名なピアニスト兼教授から、フランスの国立音楽院(コンセルヴァトワール)への留学を薦められたのです。

「何のためにこんなところまで・・・・」と、腰砕けの千秋でしたが、演奏家としての将来を思い描いて口にするようになったのだめを見て一安心。
二人はヨーロッパ行きを決め、パリ編が始まるのでした。
(ということで、今現在はパリ編が進行中です。)


うーん・・・端折りまくったのですが、それでも長いですね(⊃д⊂)
ま、教材作成の際に問題文の要約が必要なのですが、それを書くのも苦手ですしね~・・・あはは。(笑い事ではありません。自戒((((゜Д゜;)))))

「のだめ」のすごいところは、曲にしても楽器にしても、テキトーに書き流されているわけではなく、本当に説得力を持って、細部まで綿密に描かれているところです。
今までのクラシックを扱ったマンガって、ちょっとした話のアクセントのためとか、ヒロインが「お嬢様」であることを印象付けるための小道具として、とかといった程度にしか、クラシックが取り上げられていなかったのですが、「のだめ」ではクラシックを他のものに置き換えるなんてことは不可能です。
それくらい、濃密に(でも堅苦しくなく)クラシックの世界が展開されているマンガです。
だから多分、クラシックの入門書としても、十分に通用するんじゃ無いでしょうか。

私は普通の大学出なので、音大というのがどんな世界なのかは分かりませんが、結構音大生の生態もリアルに描かれているらしいですし、それゆえキャラクターも個性的で、単純にコメディマンガとしても一級品です。
(クラシックを聴かない人でも楽しめるというのは、ウチのダンナが証人です(笑)

ハッキリ言って、超有名マンガなので、今更私が取り上げたところで、何の面白みも無いんですが(汗)、せっかく新刊の発売だったので、「のだめ」で訪問してくれる方もいるかと思い、尻馬に乗ってみました~(えッ!?

ちなみに、あと私が現在も継続して読んでいるマンガは、『名探偵コナン』ですΣ(゜д゜|||)
58巻まで出てるんだっけな・・・・?
全部持ってます・・・・_| ̄|○
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2007/06/15 02:58 | Comments(0) | TrackBack() | コミック・漫画・アニメ

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