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2024/04/19 18:57 |
人生で一番贅沢な日
久しぶりの更新となりました。

今日は仕事で難波まで行ったのですが、何とまたしても休みでした・・・・_| ̄|○
仕事が無いのに職場に行ってしまったのは、この一ヶ月で二回目です。
というか、一回目からまだそんなに経っていません・・・((((゜Д゜;))))

今年に入ってから、一時間間違えて出勤することが(予定時間より早く出勤してしまった事だけが救いです・・・)多々ありまして、とうとう出勤日じゃないのに出勤するところにまで到達してしまいました・・・・。
ヤバイです。

さて気を取り直しまして、一昨日9日のことを書きたいと思います。
この日はタイトルどおり、本当に贅沢をさせていただいた一日でした。

とある会社の社長さんと、最近よくお話しさせていただく機会がありまして、「インド料理を作ってくれる事になったからおいで」と誘っていただきました。
しかも場所は、某有名高級料理店
そこの厨房をお借りして、なんとインド料理を食すという・・・・((((゜Д゜;))))
(フツー、厨房を借りるなんて事も不可能です・・・Σ(゜д゜|||))

さらに食後の趣向として、このブログでも何回か登場していただいている、リュート奏者の高本一郎さんと、インド料理を作ってくださる方の先生(・・だとお聞きした記憶が)である、シタール奏者の石濱匡雄(いしはまただお)さんが演奏してくださるというのです!!

さすが社長!
こんな催しが実現できるのは、社長の人脈・人徳のなせる業です~♪

もちろんワタクシは、いそいそと参上いたしました(笑)

さて、お店に着きますと。
社長も高本さんも石濱さんも、まだお見えになっていません。

スパニョラのマスターとTさん、画家の卵であるK君、そして私の4名だけ。
しかし、皆さん遅れていらっしゃるのは始めからわかっていたことなので、まずは4人で軽く(?)腹ごしらえ(笑)
「先に始めとき」という社長のご好意に甘えさせていただきました(笑)

インド料理はみんなが揃ってから、ということで、我々4名はそのお店の本来のメニューである和食(そう、和食の店だったんです!!)をいただいておりました。
ウニとアワビをあしらったサラダのゼリー寄せ、トロの刺身、の入ったお吸い物などなど・・・Σ(゜д゜|||)
オマケにつまみの枝豆まで最高にウマイッ!!
インド料理いらんよな・・・と呟いていた方が約一名いらっしゃいましたが、後でいじめられるのが怖いので、誰だったかは伏せておきます)

実は先週の水曜にも、このお店で社長にご飯をご馳走になったのですが・・・。
一週間に二回もこんな贅沢をしていいんだろうか?!と思いつつ、手と口はノンストップで働いていたのでありました。
(なにぶん庶民でございますので・・・_| ̄|○)

そんな贅沢な料理をいただきつつ、ビールもちょろっと飲んだりして、半分出来上がっているところに、社長が、ついで高本さんご夫妻と石濱さんのご一行も到着されました。

高本さんも石濱さんも、それぞれ演奏会の後、お見えになったということで、まずは一杯(笑)。

それからまもなく、Yさんお手製のインドカレーが振舞われました。
ご飯もインディカ米が炊かれ、本当に本格的!
チキンのカレーとジャガイモのカレー、そしてオクラのカレーの三種類。
どれも本当に美味しくて、(事前にしこたま食べていたにも拘らず(⊃д⊂))ご飯一合分と一緒に完食してしまいました・・・(;゜д゜)
(上記の失礼発言をしていた約一名も、「ウマイわ!!」と絶賛していらっしゃいました。ちゃんと書いておかないと、やっぱり苛められそうなので(⊃д⊂))

さて、しばし歓談の後、待ちに待った演奏会が始まりました~♪
美味しいご飯にステキな演奏、こんなシアワセは味わった事がありませんッ!

まずはシタール奏者の石濱さんの演奏です。
シタールは一人で演奏するものでは無いそうで、この日は「タブラ」という太鼓奏者のオーストラリア人の方とのセッションでした。

シタールは国立民族学博物館で展示されているものは見たことがあるのですが、人が構えている姿を見るのは初めてでした。
F1000004.JPG
この方が石濱匡雄さんです。
(写真掲載の許可をいただいております)



楽器はかなりの大きさですね。
本体は冬瓜をくり抜いたもの、また左手の方にも共鳴用の小さめの冬瓜が引っ付いています。

弦の本数は上が17本、下が3本(上下逆だったかも・・・(;゜д゜))ということで、かなりの本数です。
上はヴァイオリンの高音から、下はチェロまで、弦の数に違わず、広い音域を奏でる事ができるそうです。

c9e444f9.JPG
この方が石濱さんの相方であるタブラ奏者のオーストラリア人、シェン・フリンデールさんです。
しかし、私に「ブログに写真を載せてもいいですか?」と聞くだけの英語力が無く(涙)、申し訳なくもお顔の部分だけモザイクにさせて頂きました・・・申し訳ありません_(._.)_

ちなみに、「タブラ」というのは厳密には向かって左の小さい方の太鼓を意味するそうで、右側の大きい方は「バヤ」(『左』という意味だそうです)というとのこと。
通常この二つをセットで使うので、シンプルに「タブラ」と呼ぶのだそうです。

シタールの音楽は、楽譜というものがなく、「朝」などのモチーフに沿って「タブラ」との掛け合いで、即興で演奏するスタイルを取るそうです。
また最初は明確な拍というものが無く、混沌とした状態から、徐々に拍を持ち始め、最終的には「1234、2234、3234、4234」という16拍を一つのセットとして終焉へと向かっていくのも、その特徴だそうです。

しかし、曲の最後は16拍目で終わるのではなく、17拍目で終了するとか。
「終わりは始まりに通じる」という、インドの輪廻思想に基づいているのでは、と言われているそうです。

シタールの生演奏を聴くのが初めてという出席者が多かったので、以上のような丁寧な説明をしてくださった後、
「こんなプライベートな場で、少人数の方に向けて演奏するのは初めてです」
と照れくさそうにおっしゃった後、石濱さんの演奏が始まりました。
(本場インドでは、演奏がテレビでも放送されるというくらいの方なのだそうです!!)

どういった曲なのかは・・・・・ヒンドゥー語だかサンスクリット語だかのタイトルで、記憶すら不可能だったのですがΣ(゜д゜|||)
(私の頭の問題に過ぎません・・・_| ̄|○)
シタールが初めてという私達に配慮してくださったのだと思います、とても耳に心地のよい、メロディアスな一曲を演奏してくださいました。

静かに曲の幕が上がり、しばらくするとタブラが寄り添うようにリズムを刻み始めます。
音は何といえばよいのでしょう・・・琴などの和楽器に近いのですが、それよりはもっとビブラートがかかり、瞑想できそうな柔らかさです。
音階は日本の五音階と同じとのことで、わらべ歌なんかにも通じる、懐かしさを喚起させられる音色でした。

徐々にリズムが速くなり、タブラとの掛け合いも激しさを増してきます。
静から動へ、何も難しい事を知らずとも、グイグイ入っていける心地よさ。
タブラのリズムも、単純なようでいて手首から指先までを満遍なく使い、微妙な強弱を織り交ぜながら、シタールの音色を盛り立てます。
石濱さんの指も、あんなに長くて太いシタールのネックを完全に体の一部にして、自由自在に音を操っています。

「これが即興演奏かッΣ(゜д゜|||)」
とビビるほど、お二人の息もピッタリ(ちょっとお酒でいい気分だったみたいですが(笑))

初めてのシタール演奏を満喫させていただいたのでした。

そして次はもちろん、高本一郎さんのリュートです。
「こんな素晴しい演奏の後でやりにくいんですが・・・」
と仰っていましたが、モチロン逃がしたりはしません!
・・・・というのは冗談で、高本さんの演目は、ご自身のCDの一曲目にも収録されている「聖母マリアのための頌歌(しょうか)」

後にお伺いした話によりますと、石濱さんの演奏がレの音を基準にした曲だったので、高本さんもそれに合わせた音で、ということで、この一曲をチョイスなさったそうです。

教会で神々しく鳴り響くオルガン音楽も捨てがたいものですが、庶民がマリア様に捧げた素朴な祈りの込められたこの曲も、心にジンと響きます。
CDにはCDのよさがありますが、やはり生で聴くのは格別です。
初めての曲を聴いたときの感動もモチロン素晴しいのですが、何度も聴いている曲を改めて生で聴いたときの「ホンモノだぁ・・・」
という(一見本末転倒ですが)感動も、音楽の醍醐味の一つではないでしょうか??

F1000001.JPGこちらは調弦中の高本さん。
構えていらっしゃるのは「ルネッサンスリュート」。
リュートの中では小ぶりな方なのかな・・・??
シタールとの演奏スタイルの違いにも注目です!!
(というか、目新しいのはシタールの演奏スタイルの方!?・・・にゃはは)


・・・と、本当にステキなひと時を過ごさせていただきました。


この後お開きになったのですが、高本さんご夫妻にお声を掛けて頂き、画家の卵K君と四人で、もう一軒行く事に!

この時の話も多岐にわたり、演奏時や作品製作時の貴重なお話も聞けて、本当に有意義な時間でした。
が、タダでさえ喋りの私が、アルコールのせいでさらに喋りになったことはいうまでもありません・・・_(._.)_

お酒の席でご一緒するのは、ほぼ初めてと言っていい中で、かなりかっ飛ばしすぎました・・・(⊃д⊂)

でも楽しかったのは本当で、「ちょっと」のつもりが、お開きになったのは何と朝の5時!!!
しかも私は、店の前の階段を下ったときに酔いが回り・・・・・
高本さんご夫妻には、ご馳走になった上に、多大なるご迷惑までおかけしてしまいました・・・・・_| ̄|○
(詳細はお上品な話では無いので自粛させていただきます・・・Σ(゜д゜|||))

こんなに楽しい時間を過ごしたのに(涙)
締まりきらないところが、やはりワタクシたる所以なのかもしれません。

こんなに食べて飲んで話して聴いて、贅沢な時間を満喫しましたが、私、一円も払ってませんッ((((゜Д゜;))))

本当に、皆様お世話になりました・・・・・・_(._.)_
不束者ですが、これからも仲良くしてください。

最後に。
高本さんのHPは、リンク欄から訪問できます!
ぜひ覗いてみてください。

シタール奏者の石濱匡雄さんのHPアドレスもご紹介しておきます。
http://joint-b.dvrex.net/ishihama/
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2007/06/11 23:20 | Comments(0) | TrackBack() | 音楽

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