またまたスパニョラのマスターからお借りしてしまいました!
北斗の拳の続編である『蒼天の拳』をッ!(笑)
続編は本編を超えられないっていうのが世間の常識ですが。
映画なんか、特にそんな感じしますよね。
(主人公死んだのにどうすんだ?とか思ってたら、突然弟がいたことになってたりするとか・・・ありがちなパターンですね)
小説でも『風と共に去りぬ』の続編の『スカーレット』っていうのが十年ほど前に出ましたが、あれ最悪でした・・・。
心理としては分かります。やっぱスカーレット・オハラとレット・バトラーは結ばれて欲しいですもん。
でも、そうならずにスカーレットがレットを失った後で、その存在の大きさに気付かされて、「あの人を今度こそ本当に手に入れるわッ!」って決意して終わるところに価値があったわけで。だからこそ「明日は明日の風が吹く」の名訳が心に染みるわけで。
本当に引っ付けてどないすんねん(怒)
まあ『スカーレット』は、そもそも本家と作者が違うっていう点で仕方のないところはありますけど。
でもでもね、『風と共に去りぬ』の、あの迫力があって、スケールがでかくて、魅力的な人物がいて、惹きつけられて、格調高くて、まさに「本格小説」!ってイメージを期待して読み始めたのに、
「ただのハーレクインじゃんッ!!!(怒)」
としか言いようのない内容ってあんまりじゃないですか・・・・・・・・・_| ̄|○(←文句言いつつ結局読んでた私)
せめて帯に「作者はハーレクインで活躍しています」とか書いておいて欲しかった・・・・
本当にハーレクイン作家だったのかは覚えてませんが。
(実はハーレクイン系の作家の本って、新潮文庫からでさえ出てたりするんで、読んだ事あります、それなりに。別にキライじゃないですし(笑)←実はコレ、今までで一番勇気のいった告白かもしれません((((゜Д゜;))))
まあ本家ハーレクインはさすがに買ったことないけど;
確かに「ハーレクインなんだ」って分かった上で読んでれば、それなりに面白いと思うんですけどね・・・(汗))
ハイ、ちなみにハーレクインがわからないというアナタ。
色々と作品の系統によって細かく分類があるそうですが(さすがに私も、細かい分類までは把握しておりません(汗))、一応定義すると、
「ヒロインの美女(美女じゃないという設定もありますが、そういう場合には『美人じゃないけど魅力的』な女性ということになっております・・・オイ(--メ))と、金持ちで野性味があって(←ココ重要)、女にもてるくせに見向きもしないというヒーローの男が出会い、今まで本気で女を愛した事のないヒーローが、ヒロインに本気で惚れちゃって(←コレも重要)、幾多の障害をものともせず、ハッピーエンドで結ばれる(←コレを破ると、恐らくハーレクインじゃないです(笑))」
という、こう書いてしまうと身もフタもない、おとぎ話です(笑)
ま、それが面白いんですけどねー。あんまりにも浮世離れしてるんでツッコミどころ満載だし。ベタ過ぎてある意味トレンディードラマの対極いってますので、2時間サスペンスとか昼メロとかが好きな人は面白いと思います。
で、本題の『蒼天の拳』です。
コレ、設定としては『北斗の拳』よりも、ちょっと昔の話です。
今8巻まで読み終えたところなんですが、マスターも
「やっぱり本編は超えられないですねぇ・・・」
とおっしゃっていまして、私もそのつもりで読み始めたのですが。
私このマンガ(今のところは)すごく好きですッ!(笑)
確かに『北斗の拳』のような疾走感とか、パワフルさとか、ハチャメチャさとか、型にはまらない破天荒な部分はなくなっちゃってますし、全体的にキャラ達の個性なんかも薄くはなってるんで,総合点では(最初に受けたインパクトも含め)僅差ですけど『北斗の拳』に軍配が上がるとは思うのです。
ですが、主人公の「霞拳志郎」は、かなり魅力があります(私には)。
話も、ジャンプのときと違って(笑)、もっと長期的な展開を見据えて作られてますし。
(まあ、ジャンプは容赦なく連載打ち切られますから、毎回毎回怒涛のような展開にならざるを得ませんもんね・・・)
『蒼天の拳』は、まだ上海が「魔都」と言われていた頃が舞台になっています。
(一応実在した場所を舞台にしているという点も、『北斗の拳』と大きく異なっている部分です)
その頃の上海って、夢野久作とか澁澤龍彦とかを髣髴とさせる、胡散臭くてアヤしいイメージでいっぱいですが、まさにそんな胡散臭さ全開の中で、上海租界の利権争いが繰り広げられます。
拳志郎はその争いの中、一人の拳法家として「義」のために突き進んでいきます。
この拳志郎、クールなんですが、かなりお茶目な部分があって、とても感情移入しやすいです。
(お前はクラーク・ケントか、って突っ込みたくなるような冴えない眼鏡とかかけてるし・・・(笑))
ケンシロウが、クールを絵に描いたような、ひたすらカッコイイキャラだったのとは対照的です。
他の脇キャラのスケールが、「北斗の拳」とは比べ物にならないくらい小さいのは否定できませんが・・・。
(でも悪役の小物連中は、結構味があります・・・。変人揃いで)
「北斗の拳」では、私は主人公のケンシロウではなく、大人なトキが好きだったのですが、今回は主人公の拳志郎に惚れました!
イメージとしては、『シティーハンター』の冴羽リョウ(←漢字出ません・・・)に近いかな。モチロンあそこまでギャグではありませんが。
ただ、ここまで引っ張っておいてなんですが、これから読んでみようかな、とお考えの方がいらっしゃいましたら、『北斗の拳』の続編というより、その世界観を継いだベツモノと思って読み始めた方が良さそうです(笑)
死兆星とか、ヒロインは死んでる!?とか、「お前はもう死んでいる」のセリフとか、ファンをくすぐるお約束は盛りだくさんなので、そういう意味では十分に続編なんですが。
あ、そういえばアンケート、「北斗の拳」にもう一票入ってましたね!ありがとうございます。なんてグッドタイミング(笑)
まだ投票されてない方、課金されるとか、ヘンなとこに飛ばされちゃうとか、そういった害は一切ありませんので(ま、益もありませんが・・・・(゜▽゜))、ポチっと投票してみてください_(._.)_
さ、続き読まなきゃ(笑)
北斗の拳の続編である『蒼天の拳』をッ!(笑)
続編は本編を超えられないっていうのが世間の常識ですが。
映画なんか、特にそんな感じしますよね。
(主人公死んだのにどうすんだ?とか思ってたら、突然弟がいたことになってたりするとか・・・ありがちなパターンですね)
小説でも『風と共に去りぬ』の続編の『スカーレット』っていうのが十年ほど前に出ましたが、あれ最悪でした・・・。
心理としては分かります。やっぱスカーレット・オハラとレット・バトラーは結ばれて欲しいですもん。
でも、そうならずにスカーレットがレットを失った後で、その存在の大きさに気付かされて、「あの人を今度こそ本当に手に入れるわッ!」って決意して終わるところに価値があったわけで。だからこそ「明日は明日の風が吹く」の名訳が心に染みるわけで。
本当に引っ付けてどないすんねん(怒)
まあ『スカーレット』は、そもそも本家と作者が違うっていう点で仕方のないところはありますけど。
でもでもね、『風と共に去りぬ』の、あの迫力があって、スケールがでかくて、魅力的な人物がいて、惹きつけられて、格調高くて、まさに「本格小説」!ってイメージを期待して読み始めたのに、
「ただのハーレクインじゃんッ!!!(怒)」
としか言いようのない内容ってあんまりじゃないですか・・・・・・・・・_| ̄|○(←文句言いつつ結局読んでた私)
せめて帯に「作者はハーレクインで活躍しています」とか書いておいて欲しかった・・・・
本当にハーレクイン作家だったのかは覚えてませんが。
(実はハーレクイン系の作家の本って、新潮文庫からでさえ出てたりするんで、読んだ事あります、それなりに。別にキライじゃないですし(笑)←実はコレ、今までで一番勇気のいった告白かもしれません((((゜Д゜;))))
まあ本家ハーレクインはさすがに買ったことないけど;
確かに「ハーレクインなんだ」って分かった上で読んでれば、それなりに面白いと思うんですけどね・・・(汗))
ハイ、ちなみにハーレクインがわからないというアナタ。
色々と作品の系統によって細かく分類があるそうですが(さすがに私も、細かい分類までは把握しておりません(汗))、一応定義すると、
「ヒロインの美女(美女じゃないという設定もありますが、そういう場合には『美人じゃないけど魅力的』な女性ということになっております・・・オイ(--メ))と、金持ちで野性味があって(←ココ重要)、女にもてるくせに見向きもしないというヒーローの男が出会い、今まで本気で女を愛した事のないヒーローが、ヒロインに本気で惚れちゃって(←コレも重要)、幾多の障害をものともせず、ハッピーエンドで結ばれる(←コレを破ると、恐らくハーレクインじゃないです(笑))」
という、こう書いてしまうと身もフタもない、おとぎ話です(笑)
ま、それが面白いんですけどねー。あんまりにも浮世離れしてるんでツッコミどころ満載だし。ベタ過ぎてある意味トレンディードラマの対極いってますので、2時間サスペンスとか昼メロとかが好きな人は面白いと思います。
で、本題の『蒼天の拳』です。
コレ、設定としては『北斗の拳』よりも、ちょっと昔の話です。
今8巻まで読み終えたところなんですが、マスターも
「やっぱり本編は超えられないですねぇ・・・」
とおっしゃっていまして、私もそのつもりで読み始めたのですが。
私このマンガ(今のところは)すごく好きですッ!(笑)
確かに『北斗の拳』のような疾走感とか、パワフルさとか、ハチャメチャさとか、型にはまらない破天荒な部分はなくなっちゃってますし、全体的にキャラ達の個性なんかも薄くはなってるんで,総合点では(最初に受けたインパクトも含め)僅差ですけど『北斗の拳』に軍配が上がるとは思うのです。
ですが、主人公の「霞拳志郎」は、かなり魅力があります(私には)。
話も、ジャンプのときと違って(笑)、もっと長期的な展開を見据えて作られてますし。
(まあ、ジャンプは容赦なく連載打ち切られますから、毎回毎回怒涛のような展開にならざるを得ませんもんね・・・)
『蒼天の拳』は、まだ上海が「魔都」と言われていた頃が舞台になっています。
(一応実在した場所を舞台にしているという点も、『北斗の拳』と大きく異なっている部分です)
その頃の上海って、夢野久作とか澁澤龍彦とかを髣髴とさせる、胡散臭くてアヤしいイメージでいっぱいですが、まさにそんな胡散臭さ全開の中で、上海租界の利権争いが繰り広げられます。
拳志郎はその争いの中、一人の拳法家として「義」のために突き進んでいきます。
この拳志郎、クールなんですが、かなりお茶目な部分があって、とても感情移入しやすいです。
(お前はクラーク・ケントか、って突っ込みたくなるような冴えない眼鏡とかかけてるし・・・(笑))
ケンシロウが、クールを絵に描いたような、ひたすらカッコイイキャラだったのとは対照的です。
他の脇キャラのスケールが、「北斗の拳」とは比べ物にならないくらい小さいのは否定できませんが・・・。
(でも悪役の小物連中は、結構味があります・・・。変人揃いで)
「北斗の拳」では、私は主人公のケンシロウではなく、大人なトキが好きだったのですが、今回は主人公の拳志郎に惚れました!
イメージとしては、『シティーハンター』の冴羽リョウ(←漢字出ません・・・)に近いかな。モチロンあそこまでギャグではありませんが。
ただ、ここまで引っ張っておいてなんですが、これから読んでみようかな、とお考えの方がいらっしゃいましたら、『北斗の拳』の続編というより、その世界観を継いだベツモノと思って読み始めた方が良さそうです(笑)
死兆星とか、ヒロインは死んでる!?とか、「お前はもう死んでいる」のセリフとか、ファンをくすぐるお約束は盛りだくさんなので、そういう意味では十分に続編なんですが。
あ、そういえばアンケート、「北斗の拳」にもう一票入ってましたね!ありがとうございます。なんてグッドタイミング(笑)
まだ投票されてない方、課金されるとか、ヘンなとこに飛ばされちゃうとか、そういった害は一切ありませんので(ま、益もありませんが・・・・(゜▽゜))、ポチっと投票してみてください_(._.)_
さ、続き読まなきゃ(笑)
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