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2018/08/17 16:37 |
どんでん返し
久々に本の話題をば。

最近みた某スレで、「どんでん返し」が話題になっていました。

そこで挙げられていたのが、乾くるみ『イニシエーション・ラブ』(文春文庫)

実は、文庫の発売日に購入していたのですが、読まないまま積読状態になっていたのを思い出し、早速読んでみました。
(「積読(つんどく)」って一発で変換できるんですね!!!)

著者の乾くるみ氏は、本格推理作家で、メフィスト賞の受賞者でもあり、講談社文庫から発売されていたものは一応買って読んでいたので、その続きって感じで文春文庫の本書も購入はしていたんですね~。

結構薄い本なのですが、最近のものにしては珍しく、活字が詰まっていました(笑)
(私は行間を広々とって、一冊に収まるところを分冊してるヤツがキライですヽ(`Д´)ノ・・・だからってそれを理由に読まないって訳でもないのが悔しいのですが)

この『イニシエーション・ラブ』、分類はもちろんミステリになるのですが、殺人事件とかそういう刑事的な要素は一切ありません。
人が死なないミステリとしては、北村薫氏の「円紫さんシリーズ」や、加納朋子氏の一連の著作などが有名ですが、この本はちょっと毛色が違います。

表面上はただの(!?)恋愛小説なのです。

恐らく、新しい試みだからこそ、乾氏も今まで刊行されていた講談社ではなく、文春から発刊なさったんだと思われます。
でもカバー裏には「ミステリ」と書かれていますので、あえて謎がある事を隠していたわけでもなさそうです。
というか、「謎がある」という先入観を持って読まないと、逆に面白さを逃してしまうかもしれない作品です。

でも私は今まで色々なミステリを読み漁っているせいか(笑)、途中でふと「違和感」を覚え、何となくオチが予想できてしまいました・・・・(゜▽゜;)

それでも、帯にある「二回読みたくなる」という煽り文句は、決して嘘ではありません。
作者の張った細かな伏線を、いちいち確認したくなってしまうというか。
(さすがに読み返しはしていませんが、飛ばし読みでおさらいしてしまいました(笑))

あまりミステリを読まれていない方には、表面上は恋愛小説なので読みやすいですし、結構驚ける結末ではないかと思います。

主人公の内面描写とか、かなりリアルに書かれていて共感できるところもありますし、なかなか優れたエンターテイメントだと思います。


そんなこんなで「どんでん返し」という話題な訳ですが、私は地道な捜査の果てに犯人を追い詰める「警察小説」や、枠組みやお約束を楽しむ「ハードボイルド」、またコロンボのように最初から犯人が明らかになっている「倒叙もの」などの一部を除き、ほぼ全てのミステリには「どんでん返し」はつき物だと思っています

(でも、上に挙げたジャンルの中にも、「幕切れが鮮やか」なんて感じで『どんでん返し』の構造を持っているものは普通にありますが・・・)

逆に「どんでん返し」のないミステリって、「やっぱり思ったとおりのヤツが犯人だった」とか、「何が謎だったの?」なんてことになって、読んでいてもつまらないという感想を持たれるのが関の山ではないかと考えたりするのですが、どうでしょう?

ま、厳密に最後の最後だけを「どんでん返し」というのなら限られてきますが・・・(゜▽゜;)
(でもやっぱり、終盤に入ってから展開がガラリと一変したら、それは立派などんでん返しだとも思うのですが、定義甘いでしょうか???(笑))


で、最初のスレのことなのですが、やはり「これから読むかもしれないし『どんでん返し』があるかどうかは知りたくない」という方もいらっしゃるかと思いますので、かといって、どんな書名が挙がっていたかが気になる方もいらっしゃるかと思いますので、私が読んだもので挙げられていた作品をご紹介しておきます。

(結構票が偏っていて、十冊も挙がってなかったような感じなのですが。挙げられていたのは、上で言う「厳密な」(笑)どんでん返しなので、そうなるとやはり数的には少ないのかもしれないですね)

但し、久々の「白黒反転なのでドラッグして読んでね」バージョンにしたいと思います(笑)

********ココから興味ある方はドラッグで反転させてください********
『慟哭』 貫井徳郎著(創元推理文庫)
すごく面白かった印象は残っているのですが、話の内容、例のごとく実は全く覚えてません・・・。

『噂』 荻原浩著(新潮文庫)
以前、このブログで紹介させていただきました♪

『しあわせの書』 泡坂妻夫著(新潮文庫)
内容はともかく(笑)、私が今まで読んだ本の中で一番驚愕した本です。
この本に仕掛けられた「あること」に気付いた瞬間、正直鳥肌が立ちましたΣ(゜д゜|||)
ただ、「どんでん返し」なのかといわれるとビミョーなとこもありますが・・・・

**********ココまでですよ~************

それにしても、最近ヒマで、何だかブログの更新もはかどりそうです(笑)
今日だって、こんないつもの私ならありえない時間に更新してますし・・・_| ̄|〇

何だか、近所のマンガ喫茶の店員さんと、そろそろ顔なじみになってしまいそうで、ちょっと切ないです(笑)



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2008/04/17 19:05 | Comments(1) | TrackBack(0) |

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コメント

paraporocelloです。

「どんでん返し」といえば、クリスティーの「アクロイド殺人事件」ですよね。あのあたりが、「どんでん返し」の始まりじゃないかと勝手に想像しています。

最近、貧乏暇無しで某お店にもあまり顔を出していません。メールでもいただければ、がんばって伺うようにいたします。
posted by paraporocelloat 2008/04/18 08:49 [ コメントを修正する ]
Re:どんでん返し
確かに「アクロイド」は衝撃の真犯人ですよね!
まだミステリを読み始めたばかりの頃に手にした作品で、一瞬理解できずに固まってしまったことを思い出します。

今度某お店に顔を出す時には、メールさせていただきます!!
2008/04/18 12:17

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