今日は何と、リュートを習いに行ってしまいましたッ!!
この腰の重い、ぐうたら人間の私が、休みの午前中から何と活動的に過ごしてしまったというのでしょうッ!!
(威張るほどのことじゃないかもしれませんが、私には画期的なことなのです・・・)
私はクラシックを好んで聴きますが、専ら聴くのみで、演奏なんてずぶの素人以下(というレベルがあるのかは分かりませんが)という人間です。
楽器歴は、小学五年生までオルガン・ピアノを習っていただけ。
約6年です。
(まあ、才能のある人なら、6年もやっていればかなりの腕前になるでしょうから、到達レベルがチェルニーの中盤程度だった私は、そもそもピアノの才能には恵まれていなかったかと思われます・・・_| ̄|○)
その私が楽器を習うって言うのですから、驚かれた方もいらっしゃるかと・・・(特に親が(笑))
では何故リュートだったのかと言いますと、当ブログをお読み頂いていらっしゃる方には、もうおなじみかと思いますが、色々とお世話になっているリュート奏者の高本一郎さんが、大阪音大で、リュートの一般向けの講座を担当なさっているからなんですね。
チェロをやれば?と勧めてくださる方もいらっしゃったのですが、チェロを習うとなると、やはり楽器の購入は避けられないわけで・・・。
(チェロは音といい、演奏する姿勢といい、すごく好きなんですが。)
その点、このリュート講座は、楽器を大学から貸していただけるんですね~♪
しかも、三ヶ月間に都合5回の開講。
無理のないスケジュールであることも魅力でした。
(最初から毎週となると、私は間違いなくへばります・・・・(;´д⊂))
さて、(私にしては)早起きをし、張り切って大阪音大に向かいました。
かなり方向音痴なので、初めての場所に向かう際には、かなり余裕をもって出発します。
何せ、ゲームのマップでも迷いまくります。
(実はオンラインゲームもやっていたのですが、いつも仲間に『また迷子?(;´д⊂)』と呆れられていました・・・。)
大学は阪急の庄内駅から徒歩5分強です。
朝ご飯をテキトーにしか口にしなかったので(目的地にたどり着ける程度のエネルギー補給しかしてませんでした(笑))、講義中に腹の虫が鳴っても困ると思い、近所で何か小腹を満たすところはないかと散策。
学生街くらいあるだろうと思っていたのですが、松屋以外にめぼしい飲食店はありませんでした・・・。
あっても土曜の午前中ですから、開いてなかったり。
それでも頑張って周辺を歩いていると、郵便局発見。
が・・・・。
「こんなに狭い範囲に二つも郵便局いらんよなぁ・・・」
駅を降りて大学に向かう際、目印として郵便局を覚えていたのです。
へぇ、二つもあるんだぁ・・・と暢気なことを思っていると、まぁお分かりかと思いますが、行きに見たのと同じ郵便局でした・・・_| ̄|○
飲食店を探して、結局もとの場所に戻ってきてしまったんですね(涙)。
仕方ないので、コンビニで菓子パンを買い、大学内にベンチくらいあるだろうということで、何年かぶりに学生気分を味わってみることにしました。
校門を入って右奥に、目指すベンチを発見。
座ってパンをかじっていると、妙に人馴れしたスズメが二羽飛来。
最初は無視していたのですが、目の前の灰皿の上に止まってみたり、足元に寄って来たり、分かってやっているのか、視界から外れない程度にウロチョロしやがります(笑)
おまけに、首をかしげて可愛らしいポーズまで。
さすがにこれで何もやらなかったら鬼かも・・・と思い、パンくずを投げてみました。
すると待ってましたとばかりに、でかい方がパンくずに猛突進。
小さい方の近くに落としたつもりだったのですが、小さい方は完全に力負けです。
仕方ないので、大きい方の目の前にパンくずをかざし、そのままやや遠くへ放り投げ、その隙に小さい方にも投げてやる、ということを繰り返してました(笑)
スズメ相手に、妙な気を遣ってしまったわけですが(笑)、おかげでいい時間潰しになりました。
しかし、誰でしょうね、スズメに餌をやっているのは(;゜д゜)
相当馴らされてますぜ、アイツら。
さてスズメも満腹になったのか飛び去っていき(現金なスズメだわヽ(`Д´)ノ)、時間も丁度11時過ぎになったので、教室へと向かいます。
(講座は11時15分から90分間でした。)
今回の生徒数は丁度10名。
そのうち2名はお休みだったので、今日は8名のクラスになりました。
私のように、全くの初心者は3名。
残りの方は皆さん、以前からの継続受講者でした。
継続受講の方は、高本さんが来られるまでの短い時間の中でも、「ポロロン」とちょっとしたフレーズを奏でていたりして、全く弾き方の分からない私は、「こんなに弾ける人たちと一緒にするのか・・・Σ(゜д゜|||)」と内心ビビリまくってました(笑)
15分になり、授業開始です!
まずは、構え方から。
リュートは日本の琵琶とかなり似た形の楽器です。
胴の後ろが丸く大きく膨らんでいるので、構えるのも結構大変です。
胴の大きさも、一抱えできるくらいありますしね。
左が上になるように足を組み、その上にリュートを乗せ、右ひじで胴のカーブの部分を押さえます。
さらに、表面板(正面の平らな板です)に右の小指を添えますので、この三点で楽器を支えることになります。
左手は、指板を押さえて音程を作りますので、自由に動かせるようにしておかなくてはならないため、左手をダランと下ろした姿勢で、楽器が安定していることが大前提です。
(イメージとしては、ギターの構えと同じです。)
今まで一度も取ったことのない姿勢ですから、妙なところに力が入ってしまいます。
緊張のせいか、サンダルの隙間から見える素足は土気色(笑)
でも、どうにかこうにか構えられるようになりましたので、次は音出しです。
ギターは弦を強く弾くように音を出しますが、リュートはギターほど弦の張力が強くありません。
つまり、形は似ていても、音の出し方が全く異なる楽器なのです。
リュートは原則として、親指・人差し指・中指の三本の指で演奏します。
そのうち人差し指・中指で演奏する場合は、まず弦を表面版の方向に、つまり自分の体の方に垂直に押さえつけます。
そしてそのまま滑らせたり、引っ掛けたりしないように、手のひらに向かってリリースします。
この際、弦に当たるのは、指の第一関節の左側上方部のみです。
手のひらを自分に向けたときの左側、つまり演奏するときに下側になる方ですね。
しかし。
頭では分かっていても、うまくリリースできません(涙)
「なぜこんなややこしいことを、皆さんはうまくやっているのでしょう~(;゜ロ゜)」
と内心焦りまくりです。
それでも懸命に格闘していると、一人一人にアドバイスされていた高本さんが、私の前にいらっしゃいました。
そして一言。
「ちいすけさん、それは指の右側ですね」
・・・・・・・・・・・・_| ̄|○
弦を鳴らしているときは手の甲が上になりますから、手のひらを自分の方に向けているときと、左右が逆になるわけです。
それに全く気付かずに、ひたすら指の腹の右側で弦を躍起になって弾いていた私・・・。
そりゃー、素人が考えても弾きにくかろうってなもんで・・・((((゜Д゜;))))
いきなり初っ端からかましてしまったワタクシですが、気を取り直して今度は親指での練習です。
親指は、弦に乗せ、そのまま下に手首から真っ直ぐ落とすようにして音を出します。
いかにも「ジャラーン」とかき鳴らせそうなイメージですね。
「おぉ、親指はさっきより楽かも~♪」
ちょっと満足げな私。
が、やはり。
今までの私の人生を振り返ってみても、事がスンナリ運ぶとは、そうは問屋が卸しません。
「ちいすけさんは、パワー入れすぎですね(笑)」
・・・・・・・・・・・・・・・_| ̄|○
でも音も出たし、何より楽しかったからいいのです!
(いえ、自分で言うことじゃないかもしれませんけど(;´д⊂))
最後の三十分は、リュートの歴史に沿って、中世のリュート→ルネッサンスリュート(今回私が教えてもらっているリュートはこれです)→バロックリュート、それぞれの演奏CDを聴き、音色の違いなんかも教えていただきました。
時代が新しくなるにつれて、楽器の性能も進化しているのがよく分かります。
低音が特に発達しているとのことで、新しいものほど、音に厚みが増してきます。
古いものは、低音が弱い代わりに、非常に可憐な音色なので、新旧のどちらが優れているかは一概には言えませんが。
そんなこんなであっという間の90分。
高本さんは、終始普段と全く変わらない、穏やかな雰囲気で、一人一人丁寧に見てくださいました♪
しかも「一度くらいは演奏もお聴きいただこうかと思っています」なんておっしゃっていましたので、それで一回3000円の受講料って、かなりお得だと思いますッ!
それにしても第一回目にして、出来ない生徒の空気を振りまきまくってしまいました(涙)
ダンナは「予想通りだな」と、相変わらずの冷たい言葉でしたが・・・(涙)
まぁ、お荷物はお荷物なりに、次回もしっかり頑張ろうと思いますッ!
いつか大化けするかもしれないし!?Σ(゜д゜|||)
次回は左手の勉強です。
頑張るぞッ!
この腰の重い、ぐうたら人間の私が、休みの午前中から何と活動的に過ごしてしまったというのでしょうッ!!
(威張るほどのことじゃないかもしれませんが、私には画期的なことなのです・・・)
私はクラシックを好んで聴きますが、専ら聴くのみで、演奏なんてずぶの素人以下(というレベルがあるのかは分かりませんが)という人間です。
楽器歴は、小学五年生までオルガン・ピアノを習っていただけ。
約6年です。
(まあ、才能のある人なら、6年もやっていればかなりの腕前になるでしょうから、到達レベルがチェルニーの中盤程度だった私は、そもそもピアノの才能には恵まれていなかったかと思われます・・・_| ̄|○)
その私が楽器を習うって言うのですから、驚かれた方もいらっしゃるかと・・・(特に親が(笑))
では何故リュートだったのかと言いますと、当ブログをお読み頂いていらっしゃる方には、もうおなじみかと思いますが、色々とお世話になっているリュート奏者の高本一郎さんが、大阪音大で、リュートの一般向けの講座を担当なさっているからなんですね。
チェロをやれば?と勧めてくださる方もいらっしゃったのですが、チェロを習うとなると、やはり楽器の購入は避けられないわけで・・・。
(チェロは音といい、演奏する姿勢といい、すごく好きなんですが。)
その点、このリュート講座は、楽器を大学から貸していただけるんですね~♪
しかも、三ヶ月間に都合5回の開講。
無理のないスケジュールであることも魅力でした。
(最初から毎週となると、私は間違いなくへばります・・・・(;´д⊂))
さて、(私にしては)早起きをし、張り切って大阪音大に向かいました。
かなり方向音痴なので、初めての場所に向かう際には、かなり余裕をもって出発します。
何せ、ゲームのマップでも迷いまくります。
(実はオンラインゲームもやっていたのですが、いつも仲間に『また迷子?(;´д⊂)』と呆れられていました・・・。)
大学は阪急の庄内駅から徒歩5分強です。
朝ご飯をテキトーにしか口にしなかったので(目的地にたどり着ける程度のエネルギー補給しかしてませんでした(笑))、講義中に腹の虫が鳴っても困ると思い、近所で何か小腹を満たすところはないかと散策。
学生街くらいあるだろうと思っていたのですが、松屋以外にめぼしい飲食店はありませんでした・・・。
あっても土曜の午前中ですから、開いてなかったり。
それでも頑張って周辺を歩いていると、郵便局発見。
が・・・・。
「こんなに狭い範囲に二つも郵便局いらんよなぁ・・・」
駅を降りて大学に向かう際、目印として郵便局を覚えていたのです。
へぇ、二つもあるんだぁ・・・と暢気なことを思っていると、まぁお分かりかと思いますが、行きに見たのと同じ郵便局でした・・・_| ̄|○
飲食店を探して、結局もとの場所に戻ってきてしまったんですね(涙)。
仕方ないので、コンビニで菓子パンを買い、大学内にベンチくらいあるだろうということで、何年かぶりに学生気分を味わってみることにしました。
校門を入って右奥に、目指すベンチを発見。
座ってパンをかじっていると、妙に人馴れしたスズメが二羽飛来。
最初は無視していたのですが、目の前の灰皿の上に止まってみたり、足元に寄って来たり、分かってやっているのか、視界から外れない程度にウロチョロしやがります(笑)
おまけに、首をかしげて可愛らしいポーズまで。
さすがにこれで何もやらなかったら鬼かも・・・と思い、パンくずを投げてみました。
すると待ってましたとばかりに、でかい方がパンくずに猛突進。
小さい方の近くに落としたつもりだったのですが、小さい方は完全に力負けです。
仕方ないので、大きい方の目の前にパンくずをかざし、そのままやや遠くへ放り投げ、その隙に小さい方にも投げてやる、ということを繰り返してました(笑)
スズメ相手に、妙な気を遣ってしまったわけですが(笑)、おかげでいい時間潰しになりました。
しかし、誰でしょうね、スズメに餌をやっているのは(;゜д゜)
相当馴らされてますぜ、アイツら。
さてスズメも満腹になったのか飛び去っていき(現金なスズメだわヽ(`Д´)ノ)、時間も丁度11時過ぎになったので、教室へと向かいます。
(講座は11時15分から90分間でした。)
今回の生徒数は丁度10名。
そのうち2名はお休みだったので、今日は8名のクラスになりました。
私のように、全くの初心者は3名。
残りの方は皆さん、以前からの継続受講者でした。
継続受講の方は、高本さんが来られるまでの短い時間の中でも、「ポロロン」とちょっとしたフレーズを奏でていたりして、全く弾き方の分からない私は、「こんなに弾ける人たちと一緒にするのか・・・Σ(゜д゜|||)」と内心ビビリまくってました(笑)
15分になり、授業開始です!
まずは、構え方から。
リュートは日本の琵琶とかなり似た形の楽器です。
胴の後ろが丸く大きく膨らんでいるので、構えるのも結構大変です。
胴の大きさも、一抱えできるくらいありますしね。
左が上になるように足を組み、その上にリュートを乗せ、右ひじで胴のカーブの部分を押さえます。
さらに、表面板(正面の平らな板です)に右の小指を添えますので、この三点で楽器を支えることになります。
左手は、指板を押さえて音程を作りますので、自由に動かせるようにしておかなくてはならないため、左手をダランと下ろした姿勢で、楽器が安定していることが大前提です。
(イメージとしては、ギターの構えと同じです。)
今まで一度も取ったことのない姿勢ですから、妙なところに力が入ってしまいます。
緊張のせいか、サンダルの隙間から見える素足は土気色(笑)
でも、どうにかこうにか構えられるようになりましたので、次は音出しです。
ギターは弦を強く弾くように音を出しますが、リュートはギターほど弦の張力が強くありません。
つまり、形は似ていても、音の出し方が全く異なる楽器なのです。
リュートは原則として、親指・人差し指・中指の三本の指で演奏します。
そのうち人差し指・中指で演奏する場合は、まず弦を表面版の方向に、つまり自分の体の方に垂直に押さえつけます。
そしてそのまま滑らせたり、引っ掛けたりしないように、手のひらに向かってリリースします。
この際、弦に当たるのは、指の第一関節の左側上方部のみです。
手のひらを自分に向けたときの左側、つまり演奏するときに下側になる方ですね。
しかし。
頭では分かっていても、うまくリリースできません(涙)
「なぜこんなややこしいことを、皆さんはうまくやっているのでしょう~(;゜ロ゜)」
と内心焦りまくりです。
それでも懸命に格闘していると、一人一人にアドバイスされていた高本さんが、私の前にいらっしゃいました。
そして一言。
「ちいすけさん、それは指の右側ですね」
・・・・・・・・・・・・_| ̄|○
弦を鳴らしているときは手の甲が上になりますから、手のひらを自分の方に向けているときと、左右が逆になるわけです。
それに全く気付かずに、ひたすら指の腹の右側で弦を躍起になって弾いていた私・・・。
そりゃー、素人が考えても弾きにくかろうってなもんで・・・((((゜Д゜;))))
いきなり初っ端からかましてしまったワタクシですが、気を取り直して今度は親指での練習です。
親指は、弦に乗せ、そのまま下に手首から真っ直ぐ落とすようにして音を出します。
いかにも「ジャラーン」とかき鳴らせそうなイメージですね。
「おぉ、親指はさっきより楽かも~♪」
ちょっと満足げな私。
が、やはり。
今までの私の人生を振り返ってみても、事がスンナリ運ぶとは、そうは問屋が卸しません。
「ちいすけさんは、パワー入れすぎですね(笑)」
・・・・・・・・・・・・・・・_| ̄|○
でも音も出たし、何より楽しかったからいいのです!
(いえ、自分で言うことじゃないかもしれませんけど(;´д⊂))
最後の三十分は、リュートの歴史に沿って、中世のリュート→ルネッサンスリュート(今回私が教えてもらっているリュートはこれです)→バロックリュート、それぞれの演奏CDを聴き、音色の違いなんかも教えていただきました。
時代が新しくなるにつれて、楽器の性能も進化しているのがよく分かります。
低音が特に発達しているとのことで、新しいものほど、音に厚みが増してきます。
古いものは、低音が弱い代わりに、非常に可憐な音色なので、新旧のどちらが優れているかは一概には言えませんが。
そんなこんなであっという間の90分。
高本さんは、終始普段と全く変わらない、穏やかな雰囲気で、一人一人丁寧に見てくださいました♪
しかも「一度くらいは演奏もお聴きいただこうかと思っています」なんておっしゃっていましたので、それで一回3000円の受講料って、かなりお得だと思いますッ!
それにしても第一回目にして、出来ない生徒の空気を振りまきまくってしまいました(涙)
ダンナは「予想通りだな」と、相変わらずの冷たい言葉でしたが・・・(涙)
まぁ、お荷物はお荷物なりに、次回もしっかり頑張ろうと思いますッ!
いつか大化けするかもしれないし!?Σ(゜д゜|||)
次回は左手の勉強です。
頑張るぞッ!
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