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2024/04/19 23:15 |
二回目ブラボー出ました!
今日は締め切り直前の忙しい時期だというのに、行って参りました、フェスティバルホールへ(*´Д`*)

仕事終了の30分前から、ひとりでウキウキしていまして、正直仕事になってませんでした_(._.)_
他の方々は仕事に没頭していらしたのにスミマセン・・・(汗)
明日頑張ります・・・・へへへ。

さて、今日のコンサートはといいますと。

ワレリー・ゲルギエフ指揮
マリインスキー歌劇場管弦楽団

という待ちに待っていたプログラムだったのです!!!

私はこのコンビによるCD『春の祭典』を愛聴していまして。
しかもジャケットのゲルギエフ氏が超シブいッ!!!(*´Д`*)
(写真だけなら、ラフマニノフの交響曲2番のジャケットの方が、もっとカッコイイですが)


21SG566GASL._AA115_.jpgこれがラフマ2番のジャケットです。

カッコイイと思いませんか???






大阪の演目は、今回の来日公演で用意されていた7つのプログラムのうち、唯一ソリストのいる3番めのものでした。

チャイコフスキー:交響曲2番「小ロシア」
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲3番
ショスタコーヴィチ:交響曲15番

という、凄いボリューム!!

私は、クラシックの中では特にロシア(旧ソ連も含む)の作曲家の曲が好きなので、曲もロシアで演者もロシアという今日の演奏を、本当に楽しみにしていました。


一曲目のチャイコフスキー。
ロシアの作曲家の中では、実はチャイコフスキーはそんなに好きな方ではないのですが(笑)、この2番は全体的に明るい曲調で、ロシアならではの泥臭さも感じられ、結構私好みでした。
(ハイ、実はチャイコの2番、今日初めて聴きました・・・・ハハハ)

そう言えば、音楽には全く関係ないのですが、ゲルギエフ氏が登場しオケの方を向いた時、分かっちゃいましたが、後頭部が光っていたことに少し涙が出そうになりました・・・・・。
実は以前、このコンサートの告知CMを見た時に、現在のゲルギエフ氏が禿げているということを知って愕然としてしまったということがあったのですが、「実物を見るまでは分からないのだッ!!」と、根拠の無い期待を抱いていたようでして・・・・。

結局一回余計に「・・・・禿げてる(涙)」というショックを受けただけでした・・・・_| ̄|○


まぁでも肝心なのは演奏ですので(笑)
(でもそうはいってもやっぱり、この変わりようは悲しすぎる・・・・_| ̄|○)

「ロシアのオケがロシアの曲を演奏してます」というズバリ王道
先ほども書きましたが、ヨーロッパの洗練された音楽とは一線を画した、美しくて泥臭くて野暮ったい、まさにロシア~♪という感じ。
土着的な感じがするところがいいのですねぇ。
(同じ理由で、ロシアじゃないですがドヴォルザークとかスメタナとかも好きです)

ゲルギエフ氏の指揮スタイルは、ワイルドな外見からは想像もつかない、まるでバレエを踊っているような柔らかさ。
タクトをつまむように持ち、小指を立てて(笑)手首をクルクル回すという、ちょっとカマっぽいような印象でした・・・Σ(゜д゜|||)

でもそんなスタイルが魔法使いのようにも見え、チャイコの2番の幻想的な曲調は、まるで魔法の杖から溢れ出たかのようでした。

(でも実は、この曲で一番印象に残っているのはティンパニ奏者の方だったりして。目にも留まらぬ速さで右に左に腰をひねって叩いていらっしゃったクライマックスのあの姿・・・。さぞ腰がくびれていらっしゃるのだろうと、思わず目は釘付け・・・・(笑)。ちなみに男性の方ですが(゜▽゜))

いきなり初っ端から大作で幕を開けたわけですが、続いても大作。
ソリストは、やはり旧ソ連出身のピアニスト、イェフィム・ブロンフマン氏

ベルリンフィル、ウィーンフィル、ロイヤルコンセルトヘボウ管などを初めとする、世界各国の素晴しいオケと数々の共演を行っている方で、CDも数多く出されています。

で、ですね~。
このプロコフィエフのピアコンが、本ッ当に素晴しかった!!!!!

作曲者自身がピアノの名手だったこともあり、プロコフィエフのピアノ曲はどれも難曲で知られていますが、それはもうウットリするほどの滑らかな演奏でした。

ウォッカを飲んで「マトリョーシカッ!!!」と赤ら顔で叫んでいそうな外見(失礼・・・_(._.)_)からは想像もつかない美しい演奏でした・・・・(*´Д`*)
(スミマセン、ロシア語って『マトリョーシカ』しか思い浮かびませんでした(笑))

曲自体も大変ステキで、木漏れ日の差す森を髣髴とさせるような、透明感溢れる冒頭部に始まり、不協和音を効果的に用いていびつさを感じさせるフレーズや、革命を思い起こさせるような勇ましくドラマティックなフレーズなど、メリハリの利いた展開で、ドキドキしながら聴いてました。

ブロンフマン氏の力に引っ張られてオケ全体がパワーアップしているような、ブロンフマン氏には、そんな求心力が溢れていました。
今日は席も鍵盤がバッチリ見える位置でしたので、流れるような手の動きにも、ずっと見惚れていました。

会場のボルテージも最高潮に達した感がありました。
演奏後、割れんばかりの拍手にブラボーの声。
私も、生涯二度目のブラボーを叫んでまいりました(*´Д`*)
(一度目は、以前も書きましたが、チョン・ミュンフン氏指揮のハルサイ)

ブロンフマン氏のアンコールは、ショパンの革命
実は今日の演目の中で、唯一ロシアじゃない曲だったのですが(笑)、まあアンコール向けのピアノ独奏曲でロシア人の手によるものって、あんまり思い浮かびませんからね・・・・。

でも、プロコフィエフがドラマティックな曲だったので、観客がその興奮から冷めないようにと考えられた上での選曲だったのかもしれません
ますます会場は感動の渦でした。

さて休憩を挟んで三曲目。
ショスタコーヴィチ最後の交響曲である15番です。

私は5番(以前は『革命』という呼称が使われていました)の生演奏は何度か聴いたことがあるのですが、15番は初めて。
ショスタコーヴィチも大好きな作曲家なので、ピアコンの興奮も手伝って開始前からウキウキしてました。

第一楽章は、ウィリアムテル序曲の「♪タラタンタラタンタラタンタンタン」というフレーズが何度も引用され、変拍子満載の勇ましさ。

第二楽章からは、各楽器ごとに少なくとも一度は見せ場のあるような構成になっていまして、楽器ごとの音色の違いなんかがよく分かるので、私のような素人には大変嬉しい内容です。
特にチェロの首席奏者による独奏部は、哀愁漂う切ないメロディーで、チェロの美しさを堪能できます。

ゆったり、時々ドラマティックに、そんな緩急入り乱れる中、最後は現代音楽らしく、パーカッションの凝った演奏で締めくくられ、弱音で唐突に曲は終わります。

私はパーカッションが好きなので、パーカッションの目立つ曲は大好きです♪
まだ新しい(といっても30年以上前の音楽ですが)だけあって、面白い打楽器が使われていたりするので、見ているだけでも楽しめます。

この15番も迫力があって響きも美しく、「本当に今日来てよかった・・・・(*´Д`*)」という大満足の演奏。
もちろん、この曲でもブラボーコールが会場にこだましていました。
そして私もモチロン叫んできました(笑)

アンコールは何と二曲ありまして、
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」よりアダージョ
プロコフィエフ:「三つのオレンジへの恋」より行進曲
でした。

延べ演奏時間二時間半という、ものすごいボリュームのコンサートでした。
しかも演奏は鳥肌モノ。
チケットは16000円だったのですが、正直、安く感じました(゜ー゜;)

締め切り前だけど、行ってよかったです~(*´Д`*)
お陰で明日の仕事、頑張れそうです(笑)
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2007/11/17 01:16 | Comments(1) | TrackBack() | 音楽

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コメント

どうも前髪です~プチ復活しました!
あと2週間で後期の講義も終わるので、それからがんばって更新
しますわ(^^)

どうやら最近は音楽に凝っているようですな!
自分はゲーム音楽ですが(マニア)

またFF10で聞きたいことあるかもしれないのでよろしくです~
まだ初めのほうですが汗
ではまた~更新がんばってね☆
posted by 前髪URLat 2007/11/19 02:14 [ コメントを修正する ]
Re:プチ復活!
お久しぶりです~!
相変わらず忙しそうですね。

ワタシは仕事が一段落した、かな?(笑)
最大の締め切りは乗り越えましたからね~♪

昔から好きでちょこちょこ聴いていたのですが、ココ何年間かは、ずっと音楽はクラシック中心です。

曲目自体に流行り廃りが関係ないとか、何度聴いても飽きないという辺り、誠にワタシ向きのジャンルです(笑)

FF10といえば、ティーダのヤツですね。
ワタシはブリッツボール(ミニゲームというには大掛かりですが(笑))にはまりまくってました(笑)

覚えている限りでサポートしますので、また連絡して下さい(゜▽゜)
ま、記憶力に自信はありませんが・・・・_| ̄|○
2007/11/21 02:30

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