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2024/04/26 06:39 |
秋川雅史さんのこと

今日は、ちょこっと真面目に音楽について。

タイトルの秋川雅史さん、この方の名前は多くの方がお聞きになったことがおありだと思います。
今爆発的にヒット中の「千の風になって」を歌っていらっしゃる、日本が誇るテノール歌手です。

・・・なんて偉そうに書いてますが、私がこの方を知ったのは、今年の年明けの朝日新聞「ひと」欄でのことでした(遅)

NHKスペシャルでじわじわと話題になり、昨年の紅白歌合戦で、一気にブレイクしたそうですが、お恥ずかしい事に、私、クラシックファンを名乗っているくせに全く知りませんでした・・・(;゜д゜)

年明けに、「大晦日は秋川が観られて満足だ」なんてメールをもらったときも、
(秋山の間違い!?)
なんて、しっかりK-1ファイターと間違っていたくらいです・・・_| ̄|○


で、先日この秋川雅史さんのCD「威風堂々」をありがたくも頂戴いたしまして、早速聴いてみました。
タイトルの「威風堂々」は、イギリスの国民的作曲家であるエルガーの「威風堂々 第一番」のことですね。タイトル曲は、この曲の一部に歌詞を乗せて、声楽曲としてアレンジしてあるものです。

で、このアルバム本当にいい曲ばかりなのですが、もちろん「千の風になって」も収録されています。

いやー、千の風になって、ちょっと目頭が熱くなりました。

もともとこの詩(←最初は曲につけるという意図ではなかったようなので、こっちの字にしてます)はアメリカ人の女性作らしいとの話もありますが、一応公には作詞者不詳ということになっていますね。
「新井満さん作曲/日本語詞・秋川雅史さん歌」のバージョンが有名になる前から、この詩自体は、欧米諸国では広く知られていたようです。

歌詞の引用は、著作権所有者の新井満さんの意向に反してしまいますので控えます(*)が、秋川さんの深みのある声が、何の飾りもない、シンプルに響いてくるメロディーと相俟って、素直にいい曲だなぁとしんみり聴き入ってしまいました。
でも、この歌詞を自分自身の境遇と照らし合わせて聴かなければならないとしたら、本当に辛い事だと思います・・・。

*歌詞の引用は、非営利目的の場合には、写真詩集「千の風になって」「千の風になって ちひろの空」(講談社)を読んだ上でお願いします、とのことでした。

私は、クラシックの中でも、好んで聴くのはほとんどが器楽曲で、人間の声(というかオペラ)はほとんど聴きません。
なぜなら、オペラ独特のあの高音域に頭がやられてしまい、電車で聴いていると倒れそうになるからです・・・((((゜Д゜;))))
合唱は結構好きなんですけどね。

が、テノールの声域は包み込まれるようで、(まあこのアルバムに入っている曲がオペラのアリアではなかったということも理由にはあるかと思いますが)、とても心地よく聴く事が出来ました。
これを機会に、ちょこっとずつ声楽も聴いてみようかなと思います。
多分、女性のソプラノは当分無理だと思いますが・・・・・(⊃д⊂)

秋川雅史さんの「威風堂々」は、厳密にはクラシカル・クロスオーバーといわれるジャンルで、平たく言えば、クラシック畑の演奏家が、クラシック以外の楽曲を演奏したり、クラシック以外の共演者(ジャズが多いかな)と作っている音楽です。(適当な説明ですみません)

代表的なところでは、サントリーのウィスキーのCMで有名になったヨー・ヨー・マ「リベルタンゴ」(作曲・ピアソラ)や、イギリスのセクシー美女4人組のBOND(ボンド)、日本ではヴァイオリニストの高嶋ちさ子さん辺りでしょうか。(BOND以外のお二人は、普通のクラシックのCDも出してます)

今巷ではクラシックブームですし、気になる方はクラシカル・クロスオーバーから聴いてみるのもいいのではないでしょうか。

といっても、私もあんまりそっち方面のCDは聴いていないので、普通のクラシックの中から、聴きやすくてお勧めの曲などを、独断と偏見で紹介します。(聴いた結果、聴き易くなくてもご勘弁・・・)


オルフ「カルミナブラーナ」【オケ+合唱】
この曲の冒頭部分、K-1ファイター(すみません、この単語が二回も出てくるとは(笑))のジェロム・レ・バンナ選手(・・・だったと思います;)の入場曲にも使われてます。
壮大でドラマチックなメロディーで、K-1を見ない方でも耳にされた事はあるんじゃないかと思います。

ベルリオーズ「幻想交響曲」【オケ】
第二楽章(舞踏会のシーン)などは、聞き覚えのある方も多いかもしれません。
「ある芸術家が、思いの届かない相手を殺害し、そのために死後に裁きを受ける」という、すごいコンセプトを音楽化した曲です。
追記:上記の説明は、主に第4楽章の説明です。より正確には「失恋した芸術家は悲観してアヘンを飲むが、致死量に足りず奇怪な夢を見る。その夢の中で恋人を殺し、死刑を宣告され断頭台へ引かれていく」というものです。この曲は五つの楽章からなり、初版では全編を夢の中のこととしていますが、改訂版では楽章ごとにコンセプトが記載されているので、全楽章を通しての説明をつけるのは諦めました・・・(⊃д⊂)
ちなみに首が落ちるシーンは「ドンッ!コロン・・・・」って感じで・・・((((゜Д゜;))))

ガーシュウイン「ラプソディ・イン・ブルー」【オケ+ピアノ】
ドラマ「のだめカンタービレ」の劇中やエンディングでも流れていたので、ご存知の方も多いのでは?
よく「ジャズとクラシックの融合」と形容されています。中間部のゆったりとしたメロディーはロマンチックで、ガラリと雰囲気が変わり、「一曲で二度美味しい」お得感も味わえます(!?)


今日はお笑い要素が少なかったので、その辺りを当てにして来られた方、申し訳ございません_(._.)_
変わりにこれをば・・・

【今日の一発新解さん:例文編】
すする:「生血を-・白魚の踊り食いを-・鼻水を-〔=垂れた鼻汁を、息と一緒に吸う〕・鼻を-〔=鼻水を啜る〕

生血も「・・・」って感じですが、鼻水と鼻を厳密に区別しているところに、新解さんのこだわりが感じられます。

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2007/03/02 02:34 | Comments(2) | TrackBack() | 音楽

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コメント

紹介した甲斐があってよかったと思います。ソプラノも選べば頭痛は起きないと思いますが・・・。
ベルリオーズの幻想交響曲の説明が少し???
正確には思いが届かなかったことを悲観して服毒自殺を計ったものの、死に切れず深い眠りについた芸術家が見た幻想的な夢の世界を主題にしているはずですね。
その夢の中で、思いが届かなかった相手を殺害しますが・・・。4楽章が夢の中でその裁きを受けるシーンと言われ、断頭台で首を落とされるシーンが表現されているようです。
あまり、聞いたことはないんですけどね・・・。
また秋川さん個人のプロフィールなどネタにして、ぜひ広めてください。
posted by ポニーの黒魔道師at 2007/03/02 12:38 [ コメントを修正する ]
Re:千の風
コメントありがとうございますー!
ご指摘いただいたとおり、幻想交響曲の説明、確かに端折り過ぎてしまったかもしれません;
本文も後で修正を入れておきたいと思います・・・にゃはは(⊃д⊂)

ソプラノは生とか、オペラ以外の曲(たとえばミサ曲とか)だと大丈夫なんですけどね・・・。
インナーイヤホンだからってのもあるかもしれません。
声楽は全く未開拓なので、ちょこちょこ聴いてみるようにしたいと思います~
2007/03/02 21:52
ちいすけさん!もっちです☆
初トラバにもっちを選んでいただいて光栄です~♪
これからもよろしくね~!
posted by もっちURLat 2007/03/11 02:50 [ コメントを修正する ]
Re:無題
もっちさん、こんにちは!
こちらこそ、TBありがとうございます~

ブログにあるまじき長文ですが(汗)、また興味の引かれる記事などございましたら、遊びに来て下さいね!!
2007/03/11 13:20

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