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2025/07/25 13:23 |
久しぶりに本のお話
今回は珍しく、本格推理系には手を出さず、ちょっと硬派(・・・なんだろうか)な作品を読んでみました。

まずは
『氷壁』 井上靖 (新潮文庫)

今更なぜ井上靖なのか、自分でも分かりませんが、先日買ったまま読まずに放置していたので手に取りました。
タイトルどおり、山岳小説です。

主人公の魚津は、会社員として日常を送る一方で、若手の登山家としても活動する人物。
学生時代からの友人小坂と冬の穂高登頂を目指します。
しかし、切れるはずのないナイロンザイルが切れ、魚津の目の前で小坂は転落死。

原因はザイルの欠陥なのか、それとも技術的なミスか、あるいは魚津が切ったのか・・・?
あらゆる可能性に、マスコミも興味本位の憶測記事を書き連ねます。

しかし穂高登攀の前から、実は小坂は美那子という人妻に恋慕しており、叶わぬ恋に心をもてあましていました。
美那子は、それゆえ自分のせいで小坂が自殺したのではないかとおののきます。
魚津は、美那子の言葉によって、初めて小坂の自殺の可能性を示唆されますが、登山家である小坂が自殺などという、山を汚すような行為を行うはずはない、ザイルはその欠陥によって切れたのだと主張。

そんな魚津の言葉に、美那子は、魚津が自分の立場を慮って、小坂の自殺を否定しているのだと考え(美那子の一方的な思い込みですが)、魚津に複雑な恋情めいたものを感じ始めます。
魚津も、美那子に何も感じていないとのポーズをとりながらも、内心惹かれていく自分を意識し始めます。

そんな折、魚津は小坂の妹かおるから求婚されます。
魚津は、美那子への恋情を秘めながらも、かおると自分は結婚しなければならないという使命感に似たものを感じ、かおるとの人生を始める踏ん切りをつけるため、また、かおるとの結婚を小坂に知らせるため、再度小坂の命を奪った穂高への単独行に赴きます

しかし魚津は落石に遭遇し、後退か前進かの選択を余儀なくされてしまうのです。
後退は美那子を、前進はかおるを意味しています。
魚津の運命はどうなるのか。
また、ザイルの謎は?

という、山を中心に、男女の複雑な心理、また男の友情などが絡み合い展開していく、なかなか読み応えのある小説でした。
井上靖さんの小説は、それほど数は読んでいないのですが、ドラマチックな展開が多く、いつも途中で止められず、一気に読んでしまいます
ただ、もちろん好みの問題ですが、『氷壁』よりは、『あすなろ物語』とか『敦煌』とかの方が面白かったかな??←読んだのがあまりに前で、詳細は全く記憶していませんが・・・

山岳小説といえば、『国家の品格』で一躍時の人となった、藤原正彦さんのお父上である、新田次郎『孤高の人』(新潮文庫)も名作ですね~。
最初は、「地味そうだし、どうかな・・・・」と思って読み始めたのですが、上下巻があっという間で、「地味」なんていう印象を抱いた事が申し訳なかったことを覚えています(笑)

そういや私の知り合いに、この小説を「臨場感をもちながら読みたいと思って」という理由で、真冬に窓を全開にして読みふけり、ひどい風邪を引いたというヘンな人がいました・・・・Σ(゜д゜|||)
そんなフリークを生み出してしまうくらいに、『孤高の人』はオススメです(笑)

しかし、同じ山岳小説でも、『八甲田山死の彷徨』には、さすがに手が伸びませんでした。
モデルになってる事件を考えれば、重いの分かってるもんな・・・・。
というわけで、新田次郎は後にも先にも『孤高の人』しか読んでません(;´д⊂)


次は
『カーテンコール』 黒井千次(講談社文庫)

黒井千次氏は、文壇の重鎮で、芥川賞の審査員なども務めておられる方です。
といっても、小説をキチンと読んだのは今回が初めてです・・・(⊃д⊂)

これは、読売文学賞受賞作という点に惹かれて手に取りました。
最近まであまり意識していなかったのですが、ある方の「読売文学賞って、大物が受賞するような、すごい権威を感じますよね」という言葉に、「おぉそういえば確かに」と思い、注目するようになりました。

そしてその言葉どおり、読売文学賞の受賞者は、錚々たる面々です。
昔の受賞者のほとんどが、文学史上に名を残している人ばかりですし、ここ20年でも、筒井康隆津島佑子(太宰治の娘ですね)、大江健三郎司馬遼太郎村上龍といった、ビッグネームばかりです。

最近では、『嵐が丘』を日本に移植したようなドラマチックな小説である、『本格小説』(水村美苗)や、映画化などでも話題となった『博士の愛した数式』(小川洋子)が受賞しています。

とまあ、手堅い文学作品に贈られるのが、この読売文学賞なわけですね。ミステリでいう、日本推理作家協会賞でしょうか。

で、『カーテンコール』ですが。
珍しく新劇界を舞台にした作品です。
主人公は、劇作家の中年男性と、彼の作品に主演する新進女優。
マナコという役を通して、作家と女優が結び付けられ、とうとう不倫の仲になってしまいます。

構成自体も考え抜かれていますし、作品を生み出す苦悩の描写なんかは、作者自身の実体験に基づいているんだろうな、というすごい説得力もあります。
また、ストーリーも収束点が予想できるにも拘わらず、グイグイ引っ張られるように読み進めさせられてしまう辺り、やはりさすがって感じなのですが。
一言。
「こんな愛人として都合がよい上に可愛い20代女性なんて、いません」

天下の黒井千次先生に、神をも恐れぬ暴言を吐いてしまいましたが・・・・・((((゜Д゜;))))
『失楽園』(渡辺淳一)のヒロインに抱いたのと、まったく同じ印象を持ってしまいました(笑)
女性の側から言えば、感情移入しにくいヒロインだと思います。
オジサマ達に向けた、一種のファンタジー小説・・・・!?
但し、『カーテンコール』は『失楽園』のような、ほとんどポルノ小説じゃん?という内容ではありませんので、念のため。


今日の締めは
『行きずりの街』 志水辰夫(新潮文庫)

初・志水辰夫。
そして久しぶりのハードボイルドです(笑)

しかし、読むたびに思うのですが、ハードボイルドってすごい展開ですよね・・・・。
男のロマンが凝縮されているのでしょうか・・・。
この本だって、主人公は塾講師ですよ??

ハードボイルドする塾講師Σ(゜д゜|||)
しかも国語科らしい・・・・

志水辰夫さんの小説は、主人公がデブハゲ男だったりして、およそハードボイルドらしからぬ展開である事も多いようなのですが、この本は王道でした!

些細な事から、面倒ごとに巻き込まれる主人公。
しかし使命感と、真実を知りたいという思いから、次第に事件の深部へと入り込んでいきます。

次第に明らかになる闇の組織と、その陰謀。

お約束どおり、人質を取られ、自らも囚われの身になり、殺されかける主人公。
しかし、「おいおいおいおい、そんなことしたら危ないってばッΣ(゜д゜|||)」という読者の心配をよそに、大胆な作戦で九死に一生を得ます(笑)

そして幾多の困難を乗り越え、過去をも見事に清算し、主人公は新たな人生のスタートを歩むのでした。

あらすじを書くと、「おい」って感じですが、かなり面白いです。
もともとハードボイルドってある程度は、前にご紹介したハーレクインと同じで、大枠において踏襲しておかなくてはならないお約束っていうのがありますから、それを踏み外さずに、いかにスリルに満ちたストーリーを構築できるのか、という勝負だと思うのです。

ま、エラソーなこと言ってますが、あんまり数は読んでないんですけどね・・・。
覚えている限りでは、高村薫さんとか、私立探偵フィリップ・マーロウのシリーズ『さらば愛しき人よ』なんかでおなじみの、レイモンド・チャンドラーとか、ダシール・ハメット『マルタの鷹』とか、そんな程度ですが・・・。

しかし、数少ないサンプルの中からも、以下の法則を見出す事はできます(笑)


ハードボイルドの条件。(くどいですが、私の勝手な意見です、念のため)

1.男はカバンなど持ってはいけない。
(常に身軽に。追っ手から逃げるときに、荷物をホイホイ集めたりしてはいけないのです)

2.男は過去にキズを負っていなければならない。
(そのキズのせいで、女性不信になっていればなお可

3.男は生活には困っていないが、かといって金持ちであってはならない。
(金のために仕事をしているように見えたら、ハードボイルドではない)

4.男はどんな美女に言い寄られても、それを歯牙にもかけず、振らなくてはならない。
(美女にデレデレしているのはハードボイルドの風上にもおけません)

5.男は窮地に陥ったとき、命を捨てるかのような大胆な作戦によって、その場を潜り抜けなければならない。
(もっと簡単に抜け出す方法もありそうなのに、敢えて困難を選ぶのです)

う~ん。
ロマン?なのかな(;゜д゜)
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2007/05/22 23:22 | Comments(0) | TrackBack() |
フィギュアを尋ねて三千里
先日、とあるジャンクショップで、とあるアイテムに一目惚れしてしまいました。
それがコイツですッ!
P1000039.JPG










DQシリーズでおなじみの、スライム

モンスターズギャラリーというシリーズの最新作の一つなのです。
今までもスライムのフィギュアはたくさん発売されていますが、こんなにカワイイのは初めて・・・・・

ところが、見かけた店では、シリーズのフィギュアがコンプリートされた状態でしか販売しておらず、このスライムだけが欲しい私には買うことができませんでした・・・_| ̄|○

私:「日本橋に行くしかない~ッ!!!」

こういうモノを買うために日本橋に行くという選択肢が即座に出てしまう点、かなりのオタクです・・・

で、日本橋のフィギュアショップのはしごを開始しました。
やはり店によって値段が違うので、できることならお安く手に入れたいわけです。

スライム500円

これが最安値でした。
このフィギュアシリーズはもともと一箱が500円
ここで買えば、定価どおりの値段ということで、特に損得無し。

しかし、同じ店の外で、未開封の同じシリーズが368円で販売されています。
さらに3個以上買えば、一箱331円ッ!!

外からはナニが入っているのか分からないので、バクチ要素タップリです!
上手く引けば、スライムが169円安く手に入ります!!
しかも、ものによっては超レアなので、転売で儲かる可能性も((((゜Д゜;))))

私:「買うしかないッ!」
ダンナ:「・・・・・ちいすけ向きだな」

ギャンブルそのものには興味が無いくせに、ギャンブル要素には弱い私・・・・。

中身によって重さが違うので、一つずつ重さを確かめながら、3つ選びました。

一つ目。
イキナリ青い物体が目に飛び込んできました!!
私:「おぉ~!!最初からスライムがぁぁぁぁ♪」
幸先のよいスタートです。

二つ目。
今度は紫っぽい色。
キースドラゴンという、比較的マイナーなドラゴンですが、コイツの店頭価格は2000円!!
(可愛くないので、既に転売するつもり)

三つ目。
一番重い箱だったので期待大(*´Д`*)
が、
私:「・・・・・・・・・・・・・・・・・ナニコレ?」
まず出てきたのは、「重量調整用です」と書かれた、重り・・・・・・・・・・・・・・・
そして注目のブツは、「ブラッドソード」という、このフィギュアのシリーズ中、最も人気薄のモンスター。

ダンナ:「重りが入ってるとは・・・騙されたねぇ(笑)
私:「・・・・・・・・・・・・・・・・・・_| ̄|○」

その足で、スライム以外の二点を売りに行きましたが。
キースドラゴン=500円
ブラッドソード=買取不可Σ(゜д゜|||)

ブラッドソードは、袋から出される事無く、我が家の押入れに眠っています・・・・。

そのほかの戦利品。

まずガチャガチャでゲット。
P1000040.JPG

「世界不思議発見!」のスーパーひとし君♪

かなり人気があるみたいで、もうほとんど残っていませんでした。
次の携帯につけようと思ってます(笑)






それともう一つ。
実は日本橋には、このコも探しに行ったのです。
P1000038.JPG

モリアオガエル(笑)








コレもガチャガチャなのですが、そのガチャガチャ自体が見つからず、仕方ないのでショーケース販売で買いました。
600円也

このカエルのシリーズ、本当によくできてるんです~。
一回200円なのですが、モリアオガエルとニホンアマガエルは本当に可愛い♪
ニホンアマガエルも欲しかった(というか、ニホンアマガエルが一番欲しかった)のですが、私のように探している人間がいると見破られているのでしょう・・・。
足元見られて1500円・・・・・_| ̄|○

さすがに購入は見送りました。

ちなみに以前、私が自分でガチャガチャで引き当てたのはこの子です。
P1000037.JPG

・・・・・・・・・アズマヒキガエル(涙)
店頭価格200円也。

やっぱり人気無いのね(⊃д⊂)

リアル過ぎて、腹側の黒い紋とか、本当に気持悪いです(笑)
でも最近は見慣れて、とても可愛いです♪


おまけ。
前に住んでいたマンション内のツツジの植え込みで撮ったカエルちゃん。
ダンナには「奇跡の一枚」と言われたナイスショットです。
P1000013.JPG

この凛々しい背中。
何度見ても惚れ惚れします~(*´Д`*)

まるで森の中で撮影したかのような素晴しさッ!!






ちなみにこのカエル、胴体部分は2センチくらい。
本当にちっこいのです。
来月くらいから、また名張ではチビガエルたちが飛び跳ね始めることでしょう。
都会暮らしを満喫している私ですが、このカエルだけは名張が恋しい

毎朝、自転車に遊びに来ているのを探したり。
エレベーターに迷い込んできたのを、干からびないように救出したり。

が、カップルの前で救出作戦を実行したところ、カエルを捕まえた私を見るなり。
彼女:「きゃーーーーーーー!!カ、カエル・・・触った・・・・」
と、彼に可愛らしくすがり付いて、信じられないものでも見たかのように私を指差しました・・・・Σ(゜д゜|||)

両手でカエルを包むように持って立っていた私は・・・・立つ瀬ナシ。
彼の方は、スミマセンというような感じで、私に気の毒そうな視線を向けていました。

この時の救いは、エレベーターにダンナも同乗していたこと。
が、
ダンナ:「普通の女の子の反応だろうね、アレが」
と冷たいお言葉を頂戴しました・・・・。

アレから3年。
カエルの恩返しを待っている私です。

2007/05/21 20:49 | Comments(0) | TrackBack() | コミック・漫画・アニメ
風呂嫌い克服法
私はこのブログで告白しておりますが、・・・・・・風呂が嫌いですΣ(゜д゜|||)
入ってしまえばノンビリするんですが、入るのが面倒くさい・・・・
帰ってきて化粧も落とさず服のままで布団に潜り込むことが許されるなら本当にシアワセです(゜▽゜)

が、当然そんなことは(世間に?)許されるはずも無く。
次の日が仕事だったり、人と会う予定があったりする時は、風呂に入らなくてはなりません。

・・・・・次の日が休みで予定も無い時は・・・・・・にゃはは(゜▽゜)

ま、でもあんまり入らないとやっぱり気持悪いので、それなりに入りますけど、ね。
ダンナにも嫌味言われるし・・・・当たり前??

そこで、私自身に自主的に風呂に入ろうと思わせるために不可欠のグッズが登場するのであります!
そこまでしないと風呂に入ろうという気力が湧かないのは、自分でも問題だと思ってはいます・・・一応。

そのグッズとは、何も特別なものではなく、入浴剤です。
私は、入浴剤が入っていない風呂には入りませんッ!←決して威張る事ではない事も承知です_| ̄|○

お気に入りは、ラッシュというお店の、「バスボム」といわれる、大体直径8センチくらいの球形の入浴剤です。
香りも色も様々で、中にはおみくじやらラメやら花びらやらが入っているものもあります。
(但し、ラメやら花びらやらが入っているものは、掃除が大変な上、見た目も実はそんなにキレイでないので、私は『具入り』といって、使用は避けてます(笑))

P1000036.JPGバスボム。
大きさが分かるように、私の手と一緒に撮ってみました。

実は「具入り」であることに気付かず購入(笑)
ちなみにコレには、星型のスパンコールが入っています・・・。
頭皮に怪我する恐れがあるので、迂闊に使えません・・・((((゜Д゜;))))



ラッシュは結構いろいろなところで出店しているので、どなたも一度くらいは、気付かないうちに見かけているんじゃないかと思います。
お店に近づくと、独特の石鹸やらアロマオイルやらの色んなものが入り混じったようなニオイが漂ってくるのですが、我が家ではそれを「ラッシュ臭」と命名しております(笑)。

そこで売られているバスボム。
先ほども申しましたとおり、一個が結構大きく、浴槽内で溶け切るまで、それなりの時間がかかるので、それを両手で受けるように持ちながら、シュワーっとあふれ出てくる炭酸の泡を見つめているのがお気に入りです。

ただ、バスボムは結構お高くて、平均一個500円以上しますので、毎日などとても使っていられません。
そこで、普段は花王のバブ(笑)
大きさは劣るものの、コチラの泡の出具合もなかなか。
お湯から出してシュワシュワしているのを見ていると、まるでラムネ菓子のようで、思わず泡を食べたくなってしまいます((((゜Д゜;)))

でも、固形の入浴剤ばかりだと、どうもダンナが飽きるらしく(笑)、我が家にはバスクリンやら旅の宿やらクナイプやら、様々なメーカーの様々な入浴剤が取り揃えられています。

ちなみにマリナーズのイチローも、入浴剤が必需品だと、前にインタビューで言ってました。
だから何だという、とってつけたような話で申し訳ない・・・・_(._.)_
別にイチローは、私と違って、風呂嫌い克服のために、入浴剤を使っているわけではないでしょうし・・・・。←当たり前です(;゜д゜)

とってつけたような話ついでにもう一つ。
ラッシュのバスボムは、フィギュアの荒川静香さんも愛用してます。
前にテレビで、「私のお気に入りです~」と言って、お土産に持ってきてたのを見たので、間違いないと思われます。

入浴剤は、泡を見つめて和めるだけではなく(・・・本来の用途とは違うかもしれませんが)、いいニオイがしたり、お湯の色が変わったり、楽しい気分になれますし、荒れ性や冷え性にも効果があるので、お金がかかることを除けばいいことずくめです♪

もう一つ、私の入浴に欠かせないグッズは、最近始めたのですが、入浴中にガブガブ飲む為の水です。
もちろん、冷蔵庫で冷やしたものをお風呂場に持ち込みます。

風呂に入るのが面倒くさいくせに、一回入ると結構ボーっと浸かっているので、浴槽から出るときにのぼせや貧血で、かなりクラッとします・・・・・Σ(゜д゜|||)
・・・そこまで浸かるなということですが。
相変わらず加減というものを知らない私です・・・・_| ̄|○

で、このクラッを予防するために始めたのが、水のがぶ飲み。
コレ、本当にオススメですよ~!!

まず、温まった体の中を、冷たい水がツーッと流れていくのが快感!
それから、飲まないよりもたくさんの汗をかくことができます。
そして、のぼせませんッ(゜▽゜)
なんていいコトずくめ♪

私が愛飲しているのは、コカコーラから出ている「ミナクア アクアセラピー」というミネラルウォーター。
流行のアロマ効果のある(らしい)水で、グレープフルーツの香りと、レモンバームの香りの二種類があります。
味は全く普通のミネラルウォーターです。
甘かったり炭酸が入っていたりはしません。
ほんのり癒し系の香りがして、結構リフレッシュ効果があるような気がします。

P1000035.JPG


左がグレープフルーツ、右がレモンバームです。







コレが、近所のディスカウントストア「ジャパン」(笑)で、99円なので買いだめしてます(*'-')
ただ、今までは売れてなかったのに、最近急に売れ出して、行くたびに「次は買えないかもΣ(゜д゜|||)」という危機感をあおられ、ますます買いだめに走ってしまう傾向にあります・・・・。
それに加え、私の気に入る商品は、結構製造中止の憂き目を見ることが多いので、このミナクアもいつまであるのか、甚だ不安です・・・_| ̄|○

でも、風呂場で飲むのは普通のミネラルウォーターで、実はいいんじゃないかとも思ったりして。
・・・・入浴剤のニオイが邪魔して、せっかくのアロマの香り、風呂場ではよく分かんないんですね~(;゜ロ゜)

2007/05/17 02:29 | Comments(1) | TrackBack() | コスメ・美容
携帯悲話
携帯の調子がおかしくなりました。
まず3ヶ月ほど前。
バッテリーの裏蓋が外れないので、おかしいな~とお思って力任せに外したら、バッテリーパックが異常に膨れていました・・・・

それを見たダンナが、「爆発してもおかしくないから抜いとけッ」と顔色を変えて怒ったので、「どひーッ」とビビリながらその足でドコモショップへ。
(ダンナは電気関係の仕事をしているので、そういう回路とか電気とかの不具合には敏感なのです)

故障扱いということで、バッテリーパックは無料で交換してもらいました。

そしてつい最近。
カバンから携帯を取り出すと、異常に熱い。
使ってないのにおかしい・・・と思い、パッと開くと。
ディスプレイに何も映りませんでした・・・_| ̄|○

外側のサブディスプレイは、何事も無かったかのように普通に映っていたので、明らかにヘンです。

これもダンナがシュパッと取り上げ(笑)、即座にバッテリーを抜き去りました。
今回は、バッテリーではなく、本体が熱くなっていたので、そろそろ寿命なのかもしれません。
機種変更も頭に入れて、ドコモショップへ行くことに。

ダンナ:「機種変更するの?」
私:「うん。もう二年以上経ってるし」
ダンナ:「まずはクレーム言ってからにしなさい!」
私:「ええええぇぇぇぇΣ(゜д゜|||)」
ビビる私。

ダンナ:「タダで新しいのに代えてもらえたら、オレがそれを使う!で、ちいすけは機種変更して新しいのにしなさい。ワンセグがいいんでしょ?」
・・・・・・・悪人め。

私:「そんなに上手くいくわけない~ッ」
ダンナ:「いいからとりあえずクレームだ!」

もうどうにもなりません。
当たって砕けろです。

私:「あの~、故障なんですけど・・・」
店員:「はい、どういった故障ですか?」
店員さんは、橋下弁護士によく似た男の人でした。

私:「前はバッテリーが熱くなって膨張して、交換してもらったんですけど、今度は本体が熱くなって、ディスプレイが映らなくなったんです。バッテリー抜いて冷やしたら使えるようになりましたけど」
店員:「分かりました。ではコチラへ」
案内されて大人しく座る私達。

するとダンナ、座るなり、
ダンナ:「新しいのに交換してもらえます?」
・・・・・おいおいおいおいイキナリですか!?
ダンナを凝視してしまった私。

しかし、橋下弁護士(偽)はそんなことは意にも介さず、
店員:「いや、まずはメーカーさんに送って、どういう原因の故障か調べた上で、お客様に責任のない場合の故障は、無料で修理させていただきます。ただ、水濡れなどのお客様の責任の場合は修理費をいただきます。最高額でも5250円ですが、う~ん、今は一番安ければ3000円で新しい機種に変更できますから、そこまで払って修理するかどうかはお考えいただいたほうがいいですね」
と、一気に説明しちゃってくださいました((((゜Д゜;))))

どうもダンナの要求は、軽くあしらわれたようです(;゜д゜)
最初から橋下弁護士(偽)のペースに巻き込まれました・・・・。

もう、のっけから、修理に出して直してもらうしか道は残されていないようです・・・。
でもまあそうだよなあ、と思っていると、
ダンナ:「じゃあ、無料だったら修理してください」
と即答。
・・・・・・・・・・・私の携帯なんですけど?
しかも私は、機種変更したいんですけど?

当事者なのに取り残された私。
橋下弁護士(偽)も、ずっとダンナの方を向いて話してます・・・・_| ̄|○

スヌーピーとか花のモチーフのストラップが付いてるから、携帯の持ち主は女性だと一目瞭然のはずなのに・・・・。

ダンナと橋下弁護士(偽)との間で話がつき、どうやら、遅いと一ヶ月くらいかかるらしいので、それまで代替機を借りるということで話はまとまったようですおいおいおいおい

店員:「データが入ったままではメーカーさんに渡せないので、電話帳とか消去しないといけないんですよ。SDカードにバックアップを取りますね。ただダウンロードしたデータは著作権の関係で引き継げないんで、申し訳ありません」

あぁぁぁ、一生懸命集めたヒーホー君達とはオサラバです・・・(涙)
ただ、機種変更してもそれは同じ事なので諦めてましたが。
電話帳など引き継げるものは、橋下弁護士(偽)がやってくれるようなので、必要な画像だけ、とりあえずSDカードにエクスポートしました。

店員:「じゃあ、カードにコピーしている間に、料金プランのお話を。さきほどちいすけさんの料金プランを調べさせていただいたんですが」
さすがに抜かりないですな・・・・。

店員:「今のままだと、かなりもったいないですね。無料通話分の繰越がこんなにありますから。前より使用頻度が減っていらっしゃるんじゃないですか?」
私:「そうですねぇ・・」
店員:「このまま使用量が変わらないなら、もっと小さいプランに変更された方がいいですよ。これから使用が増える予定とかありますか?」

私:「予定・・・・・。」
初対面の人にこんなことをばらしてもいいのかと、一応躊躇するも。
結局話してしまう私・・・・。

私:「あの~、野球のですね~、シーズン中ってですね~、リアルタイムで経過が見られるサイトがありますよね~」
しどろもどろです(;´д⊂)
店員:「ああ、はいはい。春夏秋はパケット通信が増えるんですね(苦笑)」
う・・・・・やっぱり笑われた気がする_| ̄|○

店員:「じゃあ、コチラのパケットパックをつけて、基本料金プランは一番安いのでいいんじゃないですか?野球のサイトを利用しても、これで大丈夫だと思いますよ」
私:「・・・・・・そうします」

店員:「他にご質問などございますか?」
ダンナ:「ほら、機種変更したいんじゃないの?」
・・・・・・・・・修理しろとか、新しいのに代えろとか言ってたその口で、機種変更したいと言えと!?
いや、私が新しいのに代えろとか言ったわけじゃないけど・・・・。
と、内心思いましたが、聞くだけはタダなのでワンセグの説明を聞くことにしました。

私:「テレビ見られるやつ欲しいんですけど・・・」
店員:「あぁ、ちょっと持ってきますね」

店員:「ハイ、コチラです。電波状況によって映りがかなり左右されるので、お家でご覧になってるテレビのように映ると思われると、ちょっと期待外れになってしまいますが。ちょっと映してみましょう」

そういって、何の躊躇も無くサンテレビを受信する橋下弁護士(偽)。
一応、関西圏以外の方にご説明しておきますと・・・・。
サンテレビとは、神戸に本拠を置く関西ローカル局で、年間何十試合も阪神戦を試合終了まで中継してくれるという、阪神ファンにとっては無くてはならないテレビ局です(笑)

残念ながら、この日はナイターだったので野球はやってなかったのですが。
携帯をいじくりまわす私。
アクオス携帯だったので、画面が縦にも横にも動くのが面白かったのです。
すると、あることに気付きました。
画面を右側に倒した後で、180度反対の左側に倒しても、キチンと画面の上下が補正される事に。

私:「おぉすごい~。ちゃんとどっちでも見られるんだぁ」
感動して、今度は本体ごと向きをひっくり返してみました。
ま、自分側に向けていたのを、店員さんの方が正面になるように置き直したわけです・・・・。
私:「アレ?画面切り変わんないなあ・・・・?」
すると。

店員:「それはちょっと・・・・・(苦笑)」
ダンナ:「・・・・・・・・・・・・・・・」←アホか、という目で私をにらんでいます。

店員:「携帯電話は、さすがにどちらがお客様側なのかまでは分かりませんので・・・・・。そういう風にひっくり返しても上下は変わりませんねぇ・・・」

穴があったら入りたかったです・・・・・・・・・・・・・・_| ̄|○


ちなみにワンセグ携帯は大人気みたいで、次回入荷は未定とのことで。
今回は話を聞くだけでしたが、シーズン中に絶対買い換えますッ!!



2007/05/15 03:01 | Comments(0) | TrackBack() | 日記・雑記
私の本の選び方(ミステリ編)
昨日、初めて歌野晶午さんの本を読みました。
タイトルは『葉桜の季節に君を想うということ』
文春文庫の新刊です。

この本は、内容に下手に触れてしまいますと、これから読もうと思っている方の気持を削いでしまうことにもなりかねないので、ご紹介するのが結構難しいのですが・・・。

読んでいる最中に、ほんの些細な記述ではあるのですが、「ん?」とひっかかる箇所が現われてきます。
ストーリー展開の中心部分ではなく、主人公のふとした行動の描写であったり、何気なく使われた引用の表現だったりするところにです。

このひっかかりが、読了すると「あ~、だからそういう風に書いてあったのか~」と思わず納得。
そして、引っかかった箇所にさかのぼっては、思わず「クスリ」と笑ってしまうのです。

物語自体は、現在と過去とがオーバーラップしながら、時には主人公以外の人物の視点も交えて、テンポよく進んでいきます。
高額商品を売りつける詐欺の実態や、それに付随する高齢者問題、高額債務者の問題などにも触れられ、社会の暗部が抉り出される一方で、爽快な青春譚が展開していくという、一級のエンターテイメント作品です。

ラストには二重のどんでん返しが用意されていて、その辺りはミステリのお約束もきちんと踏襲されているという、なかなかサービス精神にも溢れた一冊。

傾向でいうと、本格推理というよりは、最近の東野圭吾さんの路線に近いかな・・・。
(東野圭吾さんは、初期の作品は本格推理中心でしたので、あくまで最近の作品)
ただ、東野作品のような、重い(重いのが悪いといっているわけではありません(⊃д⊂))とか、救いようがないといった感じは無く、もう少し爽快感があるかと思います。

さて、私は歌野晶午さんの本を初めて読んだわけですが、なぜ(ある意味今更・・・)手に取ったのかと申しますと、本の帯に
2004年版このミステリーがすごい! 第1位

2004本格ミステリベスト10      第1位

第57回日本推理作家協会賞受賞

第4回本格ミステリ大賞受賞
と、 まあ、錚々たる受賞歴が載っていたからなのですね~。

私が中でも興味を惹かれるのは、日本推理作家協会賞
この賞は、その年に発表された推理小説(というか、ミステリなら幅広く対象になっています)に与えられるものなのですが、受賞作品で外れっていうのは、まずほとんどありません。
ただ、一度受賞した作家の再受賞は禁じられているので、厳密な意味でその年の「一番」なのか、といわれると、確かに疑問を感じることも無くはないのですが・・・。

第一回の受賞者は、恐らくそれまでの推理小説界への貢献に対する功労賞の意味もあったのでしょうが、横溝正史『本陣殺人事件』
第二回は、先日ブログでもご紹介した、坂口安吾『不連続殺人事件』

また最近の受賞者はといいますと、宮部みゆき・有栖川有栖・綾辻行人・東野圭吾・伊坂幸太郎・菅浩江・北村薫・・・・・と、錚々たる面々。(敬称略)
私のイチオシミステリである、天藤真さんの『大誘拐』も受賞作品です。

客観的にみても、かなり手堅い作品を選ぶ賞だといえるかと思います。
故・中島らもさんが、『ガダラの豚』で受賞されてるのは驚きですが。ミステリのテイストがあれば、厳密なジャンルは問わないという授賞姿勢が顕著に現われている例ですね。
ちなみに『ガダラの豚』は、すごく面白いです。ハチャメチャなのに、すごく巧い!といっても何年も前に読んだので、詳細な記憶はとっくに吹っ飛んでます・・・)

ミステリで権威のある賞といえば、もう一つ江戸川乱歩賞が上げられます。
こちらは、刊行された作品が対象ではなく、公募作品から選ばれるものなので、受賞者は自動的に無名の新人になるわけですが、読者の側からすると、掘り出し物を見つけられるという、ちょっとした優越感を味わう事ができます(!?)

この賞の受賞をきっかけに有名になった作家さんの中には、大御所・西村京太郎氏の他、東野圭吾・栗本薫・福井敏晴・桐野夏生・岡嶋二人各氏ら、やはり現在を代表する方々が多くいます。
(岡嶋二人さんは、二名の合作ペンネームでして、今は解散しています。今はそのうちのお一人が、井上夢人の名で書いていらっしゃいます)

ただ、個人的な感想としては、上にお名前を挙げた方は、受賞後の作品にも面白いものが多く、むしろほとんどの方が、代表作といわれる作品は、乱歩賞受賞以後のものであるといえると思うのですが、中には、乱歩賞受賞作がピークで、それ以後は正直「・・・・・・・・・・」で終わってしまっている方も結構いらっしゃるかな・・・と。

その点では、日本推理作家協会賞の方が、一定の地位を築いている方が受賞されるパターンが多いということで、受賞作以外の作品も安心して読める気がします。

さて、ミステリマニアは、以上の二つの賞に注目しているわけですが、もう一つ、決して忘れてはならない賞が存在します。

よく「このミス」と略されている、「このミステリがすごい!」も、当然無視できませんので、私は「このミス第○位」という帯にも釣られて、頻繁に購入するのですが(笑)、ここでいう忘れてはならない賞とはそれではありません。

「メフィスト賞」という、講談社が主催している、幅広くミステリを対象に選ばれる賞の事です。
なぜ、コレを無視できないか。
答えは簡単。
賞の選定がマニアックだからですッΣ(゜д゜|||)

ハッキリいって、この賞に権威があるのかは存じ上げません・・・。
ただ、全国のミステリマニアが注目している事は間違いなく、それ故、話題性は十分。
主催が講談社という、メジャーどころでは、最もミステリに力をいれている出版社という事もありますし。

今までに選ばれている作家も、まず間違いなくミステリを読む人間じゃないと知らないだろう、というかなりディープな面々。
以下に挙げる作家名のうち、3人以上知っていたら(読んでいなくても可)、ミステリマニアの資格があるといってもいいかと思います。

森博嗣(この方は、名大の工学部の助教授ということでも有名。作品の刊行ペースが異常に早いです。)

清涼院流水(「清涼飲料水」をもじったペンネームらしいです・・・・。スミマセン、私はこの方の小説はあらゆる意味で読めません。気になる方はご一読下さい)

高田崇史(ここに挙げる名前では、私のイチオシ。QEDシリーズがおすすめ。それ以外のシリーズは・・・より好き嫌いが分かれそう(笑))

霧舎巧(正統派かな。私は結構好きです。ちょっと青臭い感じはしますが・・・)

殊能将之(作品ごとに作風が全く違うところが面白いです。『ハサミ男』か『美濃牛』が代表作かな?)

西尾維新(未読。講談社文庫の表紙を見てしまうと、手に取るのをためらいます・・・(笑))

舞城王太郎(一度、ここでもご紹介してます。この方も作品は選びますがおすすめ。)

・・・・・と、受賞後も精力的に作品を発表されている方を中心に名前を挙げてみましたが、何人くらいの名前をご存知でしたか?

一人も知らない、という方が、恐らく平均的な日本人だと思います・・・・
ミステリは特殊なジャンルですから、本好きでも、「ミステリだけは読まない」という方も珍しくないですしね。

メフィスト賞は、ミステリマニアになりたい!という奇特な方にオススメの賞なので、この辺から始めれば、おのずとマニアへの道は拓けてくるかと思いますΣ(゜д゜|||)
(ただ本当にマニアックなので、ミステリを読んだ事のない人が、いきなりこのラインから入ると、拒絶反応を起こす確率の方が高い事も申し添えておきます。恐らく、日本推理作家協会賞受賞作から入るのが、まっとうな人間の歩む道だと思われます。)

ということで、私はミステリを買う場合には、今まで読んでいて面白かった方のは、まあ継続して新刊が出るたびに購入するのですが、他のも読みたいな~、と思ったときには、迷わず受賞作に手を出すわけです。

・・・・・・・・・皆さん受賞作を目安にすると思いますので、なんら目新しい選び方ではないのですが_| ̄|○

ただ、ミステリの賞の中でも色々と傾向がありますので、今後の参考になれば幸いです(笑)

【オマケ】 
今日、道を歩いていたら、飲食店の前に、従業員募集の張り紙がありました。

職種:厨房(経験不可)

・・・・・・・・・え!?経験不可!?

思わず爆笑してしまいました。

多分、経験不問のつもりだと思うのですが・・・・。
未経験者不可、ともとれるけど。
ま、常識的に考えて、経験者を取らないってことはないと思います。
いい人がくるといいですな・・・Ψ(`∇´)Ψ

2007/05/14 01:30 | Comments(0) | TrackBack() |

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