私の通勤の友はCDウォークマンです。
ipodが欲しいのですが、ダンナに
「ちいすけはCDウォークマンを喜んで使ってるんだからそれで十分だ」
「どうせ自分でCDからデータ移行できないんだからいらないでしょ」
と、誠に失礼なことを言われ、全く許可が下りません・・・・_| ̄|○
そんなこんなで、朝家を出る前に、CDラックから今日の一枚を選んでいるわけですが。
今日は、木曜にヤンソンス指揮、バイエルン交響楽団のコンサートがあるということで、その演目であるブラームスの交響曲1番を選びました。
家の鍵をかけ、再生ボタンをポチ。
ジャーンジャンジャンジャンジャン・・・・♪と重厚な冒頭部が流れてきます。
ブラームスはほとんど持っていないのですが(交響曲とハンガリー舞曲のみという、かなりミーハーな選曲です(笑))、この一番は結構好んで聴きます。
さて。
マンションを出て3分くらい歩いたところ。
曲はまだ冒頭の重厚さを引きずったところで、これから盛り上がるんだぞ~という期待感にワクワクする箇所です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ピ。
唐突に静寂が訪れました。
何と非情にも「lo bat」の表示・・・_| ̄|○
開始3分、いきなりのバッテリー切れで、CDケースとウォークマンはただの役に立たない嵩張るだけの荷物と化しました・・・・・・ヽ(;´Д`)ノ
さて、ちょっとブルーな気分で、勤務地である梅田に到着。
JRの駅から地下街を10分弱歩くわけですが。
突然右足に違和感。
何だか地に足が着いていないような、フワフワした不安感が走ります。
「おかしい・・・・・((((゜Д゜;))))」
ふと右足を見ると、ついているはずのヒールが見えませんッΣ(゜д゜|||)
「どこでなくしたんだッ!?」
後ろを振り返りましたが、それらしきものも見当たらず。
もう一度かかとを見てみると、なんとヒールは無残にも土踏まず側へ、まるで収納されたかのように、見事にポッキリ折れていました・・・・・_| ̄|○
ヒールのパーツが外れたのかと思いきや、何と中ほどから完全に折れています。
靴底の皮が、そのままヒールの内側まで一枚で貼られている作りだったため、折れたヒールはまさに皮一枚で靴本体に引っ付いていたのでした。
しかし時間は出勤時刻寸前。
靴を買いに行くヒマはモチロンないので、どこも怪我などしていないのに脚を引きずりながら歩くハメに・・・(涙)
職場の人たちには、ヒールがそんな風に折れるなんてこと、本当にあるのねぇ・・・とか、そのまま歩いて捻挫したら大変だから、安い靴を買いなさいとか、色々お言葉を頂きました。
しかし。
間に合わせで買った靴は、私は絶対にはかなくなる自信があったので(←前科アリ)、帰るまではこのヒールの折れた靴で何とか凌ぎたかったのです。
「そうだ!お昼休みにアロンアルファを買おう♪」
応急処置としては名案に思いました。
昼休み、折れたヒールでヒョコヒョコしながら文具店へ。
お店に着いてみると、アロンアルファには驚くほど種類があって、考え込むことしばし・・・。
パッケージに靴のアイコンが描かれている、容器小さめのものを選びました。
同じようなタイプには、400円のものと500円のものがあったのですが、ここで高い方を買うことも無いだろうと思い400円をチョイス。
休憩から帰って、早速作業です。
靴を脱ぎ、見事に折れてしまった部分に、大量の接着剤を流し込みます。
折れた原因は恐らく老朽化ですので、断面は結構ボロボロだったのですが、それでも1ミリほどあいた隙間を埋め込むように丁寧に流し込みました。
そしてしばらく押さえつけて固定します。
数分後、接着剤も乾いたようなので、とりあえず履いてみます。
「お・・・何とかいけそうだ♪」
そのまま椅子に座って仕事の続きを始めました。
そして。
椅子を回転させて立ち上がろうとしたその瞬間。
軽くかかとが床をこすりました。
ポキ。
無残にもヒールは再び折れてしまったのです・・・・_| ̄|○
そして折れた断面を見ると、ボロボロだったはずなのに、なぜかツルツル・・・・(゜ー゜;)
もとに戻してみると、1ミリほどだった隙間が、3ミリほどに拡大しているではありませんかッ!!!
「・・・・アロンアルファで溶けた・・・・・( TДT)」
もうどうにもなりません。
「靴を買うしか手段は無いのか・・・・・」
「・・・ていうか、さっき色気出して500円の方を買わなくてよかった・・・」
そう思っていると、
「ちいすけさんの今日の靴、ベージュだからガムテープで補強すればいいんでは???」
う・・・・ガムテープΣ(゜д゜|||)
そう思いましたが、背に腹は変えられません。
職場にあった一番大きくて太いゼムクリップを、ヒールを挟むように添え木風にし、ガムテープでぐるぐる巻きに・・・・・(涙)
しかし、それを履いてみると後ろから見た感じがチグハグだと言われ、何と、折れてもいない左のヒールにもガムテープを巻くことになったのです・・・・・Σ(゜д゜|||)
「まぁ、そんなヒールまで他人は見ませんよ」
と慰められながら、ガムテープヒールの完成です_| ̄|○
しかし、ココまで苦労したにも拘らず、駅から家に歩く間に、やはりヒールはまるで収納されたかのように、足の裏にピッタリ張り付いてしまっていたのでした(涙)
でも折れた場所が階段とかじゃなくてよかったです・・・・・。
(こんなところにしか幸せを見出せなかった今日のワタシ・・・・・(;´д⊂))
仕事終了の30分前から、ひとりでウキウキしていまして、正直仕事になってませんでした_(._.)_
他の方々は仕事に没頭していらしたのにスミマセン・・・(汗)
明日頑張ります・・・・へへへ。
さて、今日のコンサートはといいますと。
ワレリー・ゲルギエフ指揮
マリインスキー歌劇場管弦楽団
という待ちに待っていたプログラムだったのです!!!
私はこのコンビによるCD『春の祭典』を愛聴していまして。
しかもジャケットのゲルギエフ氏が超シブいッ!!!(*´Д`*)
(写真だけなら、ラフマニノフの交響曲2番のジャケットの方が、もっとカッコイイですが)
カッコイイと思いませんか???
大阪の演目は、今回の来日公演で用意されていた7つのプログラムのうち、唯一ソリストのいる3番めのものでした。
チャイコフスキー:交響曲2番「小ロシア」
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲3番
ショスタコーヴィチ:交響曲15番
という、凄いボリューム!!
私は、クラシックの中では特にロシア(旧ソ連も含む)の作曲家の曲が好きなので、曲もロシアで演者もロシアという今日の演奏を、本当に楽しみにしていました。
一曲目のチャイコフスキー。
ロシアの作曲家の中では、実はチャイコフスキーはそんなに好きな方ではないのですが(笑)、この2番は全体的に明るい曲調で、ロシアならではの泥臭さも感じられ、結構私好みでした。
(ハイ、実はチャイコの2番、今日初めて聴きました・・・・ハハハ)
そう言えば、音楽には全く関係ないのですが、ゲルギエフ氏が登場しオケの方を向いた時、分かっちゃいましたが、後頭部が光っていたことに少し涙が出そうになりました・・・・・。
実は以前、このコンサートの告知CMを見た時に、現在のゲルギエフ氏が禿げているということを知って愕然としてしまったということがあったのですが、「実物を見るまでは分からないのだッ!!」と、根拠の無い期待を抱いていたようでして・・・・。
結局一回余計に「・・・・禿げてる(涙)」というショックを受けただけでした・・・・_| ̄|○
まぁでも肝心なのは演奏ですので(笑)
(でもそうはいってもやっぱり、この変わりようは悲しすぎる・・・・_| ̄|○)
「ロシアのオケがロシアの曲を演奏してます」というズバリ王道。
先ほども書きましたが、ヨーロッパの洗練された音楽とは一線を画した、美しくて泥臭くて野暮ったい、まさにロシア~♪という感じ。
土着的な感じがするところがいいのですねぇ。
(同じ理由で、ロシアじゃないですがドヴォルザークとかスメタナとかも好きです)
ゲルギエフ氏の指揮スタイルは、ワイルドな外見からは想像もつかない、まるでバレエを踊っているような柔らかさ。
タクトをつまむように持ち、小指を立てて(笑)手首をクルクル回すという、ちょっとカマっぽいような印象でした・・・Σ(゜д゜|||)
でもそんなスタイルが魔法使いのようにも見え、チャイコの2番の幻想的な曲調は、まるで魔法の杖から溢れ出たかのようでした。
(でも実は、この曲で一番印象に残っているのはティンパニ奏者の方だったりして。目にも留まらぬ速さで右に左に腰をひねって叩いていらっしゃったクライマックスのあの姿・・・。さぞ腰がくびれていらっしゃるのだろうと、思わず目は釘付け・・・・(笑)。ちなみに男性の方ですが(゜▽゜))
いきなり初っ端から大作で幕を開けたわけですが、続いても大作。
ソリストは、やはり旧ソ連出身のピアニスト、イェフィム・ブロンフマン氏。
ベルリンフィル、ウィーンフィル、ロイヤルコンセルトヘボウ管などを初めとする、世界各国の素晴しいオケと数々の共演を行っている方で、CDも数多く出されています。
で、ですね~。
このプロコフィエフのピアコンが、本ッ当に素晴しかった!!!!!
作曲者自身がピアノの名手だったこともあり、プロコフィエフのピアノ曲はどれも難曲で知られていますが、それはもうウットリするほどの滑らかな演奏でした。
ウォッカを飲んで「マトリョーシカッ!!!」と赤ら顔で叫んでいそうな外見(失礼・・・_(._.)_)からは想像もつかない美しい演奏でした・・・・(*´Д`*)
(スミマセン、ロシア語って『マトリョーシカ』しか思い浮かびませんでした(笑))
曲自体も大変ステキで、木漏れ日の差す森を髣髴とさせるような、透明感溢れる冒頭部に始まり、不協和音を効果的に用いていびつさを感じさせるフレーズや、革命を思い起こさせるような勇ましくドラマティックなフレーズなど、メリハリの利いた展開で、ドキドキしながら聴いてました。
ブロンフマン氏の力に引っ張られてオケ全体がパワーアップしているような、ブロンフマン氏には、そんな求心力が溢れていました。
今日は席も鍵盤がバッチリ見える位置でしたので、流れるような手の動きにも、ずっと見惚れていました。
会場のボルテージも最高潮に達した感がありました。
演奏後、割れんばかりの拍手にブラボーの声。
私も、生涯二度目のブラボーを叫んでまいりました(*´Д`*)
(一度目は、以前も書きましたが、チョン・ミュンフン氏指揮のハルサイ)
ブロンフマン氏のアンコールは、ショパンの革命。
実は今日の演目の中で、唯一ロシアじゃない曲だったのですが(笑)、まあアンコール向けのピアノ独奏曲でロシア人の手によるものって、あんまり思い浮かびませんからね・・・・。
でも、プロコフィエフがドラマティックな曲だったので、観客がその興奮から冷めないようにと考えられた上での選曲だったのかもしれません。
ますます会場は感動の渦でした。
さて休憩を挟んで三曲目。
ショスタコーヴィチ最後の交響曲である15番です。
私は5番(以前は『革命』という呼称が使われていました)の生演奏は何度か聴いたことがあるのですが、15番は初めて。
ショスタコーヴィチも大好きな作曲家なので、ピアコンの興奮も手伝って開始前からウキウキしてました。
第一楽章は、ウィリアムテル序曲の「♪タラタンタラタンタラタンタンタン」というフレーズが何度も引用され、変拍子満載の勇ましさ。
第二楽章からは、各楽器ごとに少なくとも一度は見せ場のあるような構成になっていまして、楽器ごとの音色の違いなんかがよく分かるので、私のような素人には大変嬉しい内容です。
特にチェロの首席奏者による独奏部は、哀愁漂う切ないメロディーで、チェロの美しさを堪能できます。
ゆったり、時々ドラマティックに、そんな緩急入り乱れる中、最後は現代音楽らしく、パーカッションの凝った演奏で締めくくられ、弱音で唐突に曲は終わります。
私はパーカッションが好きなので、パーカッションの目立つ曲は大好きです♪
まだ新しい(といっても30年以上前の音楽ですが)だけあって、面白い打楽器が使われていたりするので、見ているだけでも楽しめます。
この15番も迫力があって響きも美しく、「本当に今日来てよかった・・・・(*´Д`*)」という大満足の演奏。
もちろん、この曲でもブラボーコールが会場にこだましていました。
そして私もモチロン叫んできました(笑)
アンコールは何と二曲ありまして、
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」よりアダージョ
プロコフィエフ:「三つのオレンジへの恋」より行進曲
でした。
延べ演奏時間二時間半という、ものすごいボリュームのコンサートでした。
しかも演奏は鳥肌モノ。
チケットは16000円だったのですが、正直、安く感じました(゜ー゜;)
締め切り前だけど、行ってよかったです~(*´Д`*)
お陰で明日の仕事、頑張れそうです(笑)
先月最後の日曜日、フェスティバルホールでジャン=マルク・ルイサダ氏のピアノリサイタルに行って来ました。
本当は、この時のことをブログでアップするはずだったのですが、帰ってきてから体調がどうもおかしい。
パソコンの前に座るのが億劫なくらい。
ホール内の誰かから、風邪をもらってきてしまったようなのです・・・(涙)
せっかくサインもらって握手もしてきたというのに・・・・。
そしてその日からずっと風邪っ引きです・・・・_| ̄|○
今年の風邪は鼻と喉にくるというのは聞いていたのですが、私の症状もまさにその通り。
そして長引くらしいというのも聞いていたのですが、ちょっと長引きすぎでは・・・・(゜ー゜;)
家にあった薬を飲み干してからは、気をつけて昼用と夜用に分けられたものを飲んだりしていたのですが、うっかり「よく効きますッ!!!」と大々的に宣伝POPの貼られた薬を購入してしまいまして。
効果ですか?
バッチリでした。
・・・・・睡眠導入剤ではないかと思ったほどにΣ(゜д゜|||)
一度それで仕事中にどうにもならなくなったので、日中は服用を見送り。
ここで素直に新しい風邪薬を買えばよかったのですが、貧乏人根性が災いして
「まだいっぱい残ってるのに新しい薬なんてもったいないわッヽ(`Д´)ノ」
と夜だけ飲んでいたところ、家に帰って来る時には発熱していたりして・・・・(笑)
まあそれでも今は随分マシになりました。
でもそこらじゅうでゲホゲホやってたので、皆様にはご心配をおかけしまして・・・・_(._.)_
クシャミ三連発とかしょっちゅうかましてましたし・・・・ヽ(;・ー・)ノ
ご心配といえば・・・・。
今週は、いつもの通りお昼の休憩に、コーヒーを飲みにスパニョラまでお邪魔していたのですが。
帰りのお会計の時のことでした。
マスター:「650円になります」
小銭をゴソゴソして650円ちょうどをお支払いしました。
私:「ちょうどあると思うんですけど、確認してください~」
「確認してください」と言ってはいるものの、内心は「ピッタリなのだ」と自信満々だった私。
が、しかし。
マスター:「僕、650円って言いましたよね?」
私:「はい~」
マスター:「・・・・多いですよ(笑)」
マスターの手のひらには、790円が乗っていました・・・_| ̄|○
690円だったなら、それでも50円玉と10円玉を間違えたという理由も推測できるのですが、790円というこの中途半端な金額は、どこからどう出てきたものなのか、私もよく分かりませんでした・・・。
そしてこんな一言が。
マスター:「風邪、大丈夫ですか?(笑)」
風邪ウィルスに脳も侵されてしまっていたということなんでしょうか、私(涙)
今年の風邪は頭も壊れてしまうようです。
皆さんもお気をつけくださいませ・・・・。
風邪は関係ないだろうという苦情は受け付けかねますので、ご了承下さい_(._.)_
・・・・というよりむしろ、更新自体のほうが久々なわけですが(´Д`;)ヾ
最近の読書量は、(個人的に)ONE PIECEブーム真っ只中のため、普段より大幅ダウン・・・(笑)
この間は41巻から47巻(最新刊)までをお借りしたのですが、その7冊の間に2回泣きました(笑)
(しかも一回目は帰りの電車の中だったりする・・・・(;´д⊂))
日曜日には、ONE PIECEのアイドル(というかマスコット?)である「チョッパー」のフィギュアまで入手してしまいました・・・・(゜ー゜;)
入手したチョッパー♪
よくできてます(*´Д`*)
ちなみに、最近「トナカイのようなタヌキ」といわれてしまっている彼ですが、正確には「タヌキのようなトナカイ」です。
ちなみついでに「青鼻のトナカイ」です。
(あ、リムーバルディスクドライブが、なぜか自然に復活し、画像をアップできるようになりました)
早く48巻が出てくれないかと、早くも首を長くして待っている今日この頃です。
さて、本題の今日のタイトルですが。
今週(って月曜からまだ二日しかたっていませんが)読んだ3冊のタイトルやらテーマやらをそれっぽくくっ付けてみました。
・・・・・何だこのタイトルは!?意味が分からんッ!!!
と思われた方、その通りです_(._.)_
私にも意味は分かりません・・・(´Д`;)ヾ
では一冊目。
『血みどろの西洋史 狂気の一〇〇〇年』 池上英洋著 (河出書房新書)
実に興味深いタイトルです。(私には。)
タイトルの前書きは「魔女狩り、拷問、ペスト、異常性愛・・・中世ヨーロッパの『闇の時代』の真相に迫る!」・・・・・・・・・・・・Σ(゜д゜|||)
心霊現象やお化け屋敷の類は大嫌いなワタクシですが、こういう「歴史の裏」とか古代神話とか秘密結社とかの胡散臭いものは大好きです。
この手の本では、桐生操氏(前は女性二人の合作ペンネームだったのですが、お一人お亡くなりになってしまいました)が有名でして、私も当然何冊かは読んでいるのですが。
最近出版された、『秘密結社 世界を動かす「闇の権力」』(中公新書ラクレ)が結構「おいおいおいおい・・・」ってな内容でして。
出版元が新書の老舗ですし、それなりの内容かと期待したのですが、「コレってかなりトンデモ本!?」という、どこまで本気なのか分からないものでした。
世界の全ては、ホンの一握りのエリートによって動かされているってことが延々力説されていましてですね。
ありとあらゆることが、緻密な計画の下に進められているというのですが・・・・。
ここまでくると、胡散臭さも鼻につき過ぎです・・・・(´Д`;)ヾ
・・・・とまぁ、ついこの間痛い目を見ているにも拘わらず、今回同じような系統の本に手を出しているわけですが(笑)
しかも出版元が「河出書房」って、決してバカにしているわけではありませんが、どっちかっていうと、ハウツー本の文庫版を出してたりとかする(しかもスピリチュアルとか自己啓発本とかの類)、「話半分で読んでくださいね~」的な本が多いイメージの出版社だったりするのですが(´Д`;)ヾ
(私があまり読まないってだけで、決して悪意のつもりで書いているわけではありません・・・・まぁ決して肯定的なコメントにも読めませんが・・・(゜ー゜;))
そんなわけで、まぁ、一応悩みましたが、老舗の中公新書にもやられたわけですし、ダメ元で読んでみようと(笑)
で、感想ですが、正直知ってることばっかりだったかな~・・・と(゜ー゜;)
ま、そういう本を平均よりは(遙かに?)多く読んでいるわけですから当たり前なんですが。
この本の面白いところは、魔女裁判の際の拷問方法やら、公開処刑の方法やらを詳細に説明した上で、「痛みを想像してみていただきたい」という、なんとも言えず冷静な呼びかけが随所に挟まれている点です。
・・・・・いや、痛いなんてもんじゃないでしょう((((゜Д゜;))))
と、我に返ることしばしば(笑)
著者はこの本を、興味本位のものとしてではなく、「歴史のなかには偉大な人物よりも遙かに多くの『普通の人々』がいたのだ」という高邁な主張のもとにものされたようです。
でも、内容が内容ですし、サブタイトルもサブタイトルですから(笑)、私のように興味本位で手に取る読者しかいないだろうというのは間違いのないところでしょう。
ここでどのような拷問について述べられているのかちょこっとご紹介したい気持もあるのですが、検索でヘンなご趣味の方が多数来訪されても困ってしまいますので、残念ですが割愛させていただきます(´Д`;)ヾ
気になる方はご一読下さい。
ただ、この手の本を読みなれていない方は、結構気分が悪くなったりするかもしれませんので是非とも体調が万全の時に読まれることをお薦めします。
二冊目は『東京大学応援部物語』 最相葉月著 (新潮文庫)。
一応、タイトルの「美学」に相当している本です。
著者は『絶対音感』『青いバラ』(どちらも新潮文庫)などの著作で有名なフリーライターです。
特に『絶対音感』は、一大ブームを巻き起こしたベストセラーとしてご記憶の方も多いのではないでしょうか。
『絶対音感』は「よくベストセラーになったよな・・・」と思うくらい内容的にも文章的にも重厚感というかボリュームがあった本ですが(でも面白いです)、本書は学生群像をテーマとしているだけあって、難解な理論なんかは一切なく、非常に読みやすい本でした(しかも薄い(笑))。
タイトル通り、東京大学の応援部の一年間を取材したルポルタージュです。
東大の応援部が他の大学の応援部とは明らかに一線を画していることがあります。
六大学野球の動向を少しでもご存知であれば、答えは簡単。
チームが勝たないので何のために応援しているのか分からなくなってしまうΣ(゜д゜|||)
コレが、東大応援部の学生の誰もが必ず一度は見舞われる、しかも他大学の学生にはあり得ない悩みです。
著者が数ある応援部の中で、東大応援部を選んだ理由もまさにここにありました。
彼らは「何のために応援しているのか?」
著者ならずとも疑問に思ってしまいます。
ハッキリ言って、これって平成の話???と耳を疑ってしまうような、いうなれば時代錯誤ガチガチの「これぞ体育会系!!」な話なのですが。
負け続ける東大野球部を応援し続ける中で、リーダー達(学ランを着てるいわゆる『応援団』と言われる人たちのことです)は、応援すること自体にどのような意味を見出していけばよいのか、ひたすら自問自答し続けます。
しかも生半可な運動部よりよほど過酷な練習を課されるので、「なぜここまでして??」という疑問も当然起こるわけです。
東大の応援部ならではの悩みですねぇ・・・・(涙)
彼らはこの問いに対してどのような答えを手にするのか。
私は正直、こういう硬派・任侠・様式美というような世界は縁遠い上に苦手なのですが(゜ー゜;)、ここまで一つのことに打ち込める彼らの真摯な姿に、素直に感動してしまいました。
(でも、任侠モノの小説は好きです(笑))
「あいつらバカだ」と笑い飛ばすことは簡単ですが、この本を読むと、笑い飛ばした方が恥じ入らずにはいられないような、そんな重みを感じさせられます。
彼らの血の滲むような努力を知ると、是非ともその努力が報われて欲しいと願って止みません。
・・・・でも、やっぱり自分じゃ絶対に選ばない道ですけどヽ(;・ー・)ノ
知らない世界を覗けるという点では、なかなか興味深い一冊でした。
最後。
『現役サラリーマン 言い訳大全』 伊藤洋介著 (幻冬社文庫)
著者は「東京プリン」のメンバーであり、現役のサラリーマンでもあるという方らしいです。
「東京プリン」は、そういやプリンの被り物をした歌手二人組を見た記憶があるなぁ・・・という程度にしか知らないのですが(笑)
何でこんなものを買ってしまったのか、自分でも理解に苦しみます(´Д`;)ヾ
投稿された言い訳ネタが紹介されているのかと思いきや、本書に収録されている言い訳の9割方は伊藤氏本人の使った言い訳だとか・・・・。
大口の顧客とのアポイントをキャンセルしたかった時の言い訳。
「せっかくなので大安の日に伺います」
自分の部屋に来た彼女に長い髪の毛を見つけられたときの言い訳。
「ビジュアル系の友達が遊びに来ただけ」
女性の髪形の変化に気付かなくて怒らせてしまった時の言い訳。
「怒った顔が見たかったんだよ」
などなど。
結構ネタとして面白かったのですが、この本を読んだ感想としては、
こんな山ほどの、しかも奇天烈な言い訳しかしない人を雇っている会社が偉大だ・・・・
というものでした。
こんなことばっかり言われたら、さすがに相手にするのがしんどくなってくるような気がするんですが・・・・(ーー;)
いや、ネタとしては面白いんですけどね・・・・、ネタとしては(笑)
中には使えそうな言い訳もいくつかあるので、窮地に追い込まれやすい方はネタ帳として携帯しておくのもいいかもしれません・・・・
最近更新が滞りがちです・・・(´Д`;)ヾ
原因の一つであった(笑)PS2の推理アドベンチャーゲーム「ミッシングパーツ」は、サイドBも無事、全てランクAでクリアしました♪ヽ(´ー`)ノ
セーブ&ロードを繰り返しまくって、全て自力でやったので、達成感もひとしおです。
自力といえば、東野圭吾さんの『私が彼を殺した』も、自力で解けました!!
・・・・正直、前作の方が難しかった、というかややこしかったかも。
前作は目をつぶってちゃんと頭の中でシュミレーションしないと、「どっちがどっちだっけ????」と混乱に陥ること必至だったのですが、今回はある一点にさえ気付けば、そんなシュミレーションをしなくても、正解にたどりつけるパターンでした。
更新の滞っている第二の原因は、これもチョロっと書いたのですが、今次々貸してもらっているマンガ『ONE PIECE』です(笑)
本当に面白いです。
借りているということは、当然返さなくてはいけないわけで(笑)、「返すまでに読めるだけ読んでおこう!!」という意地汚さ全開で、最低三回は読んでからお返ししてます・・・・(´Д`;)ヾ
多分、明日現在の最新刊47巻まで借りれるんじゃないかと期待しているんですが・・・・。
「ごめん、忘れました」
とか言われたら、多分ショックで立ち直れないと思います。
さて。
タイトルにしましたランチの話題なんですが。
今日は久々にロッテリアでハンバーガーを食べようと思いました。
持っていたクーポンの期限が今日までだったので。
が、しかし。
無情にもロッテリアの入っているディアモール地下街は、何と定休日・・・・・_| ̄|○
(てか、休みが何週目の水曜なのか一定してなくても定休日なんですか???)
クーポンの最終日なんだからお店開けとけよなーーーーーーーッ!!!!ヽ(`Д´)ノ
とムカッと来ていた私ですが、次の店をサッサと決めないと、休憩時間がもったいないので、駅ビルにある立ち食い寿司に行ってみることに。
ランチセット750円かあ・・・・。
握り8貫とお稲荷さんと赤出汁だったらお得かなぁ。
と思いカウンターへ。
しかし、こういう寿司のセットにはイカがつきもの。
イカの入っていないセットは皆無でしょう。
イカは私の天敵です。
「ランチセット、イカ嫌いなんで違うのにしてください」
そう注文しました。
店員さんは、
「かしこまりました」
と快く返事をしてくれ、板前さんにもそのようにオーダーが通りました。
待つことしばし。
8貫の寿司がやってきました。
イカはありません。
代わりにエンガワを入れてくれたようです。
が。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?
我が目を疑いました。
シャリの上にのっている物体の足の数も数えました。
どどどどどどどどどうしてゲソがいるんでしょうかッ!!!!!!?????
あの~、ゲソってタコの足じゃないですよね????
そう聞いてみたかったのですが、板さんの顔が怖くて何も言えませんでした・・・_| ̄|○
ゲソだけ残して店を出ました(涙)