更新を一週間もサボってましたΣ(゜д゜|||)
そんなに書いてないと思ってなかったんですが・・・(笑)
相変わらずPS2の推理アドベンチャーゲーム「ミッシングパーツ」にはまってます。
今、最終の6話の中ほど辺りだと思われるのですが、あと一歩調査が足りていないらしく、この状態ではAランクをゲットできない感触なので、やり直すつもりです・・・・(´Д`;)ヾ
一話辺り、そのシナリオにもよりますが、大体5時間程度で終わるようなのですが、セーブしてはやり直すということを繰り返していますので、多分、その倍はかかってます。
でもホント、よくできてます。
今までやった推理系ゲームの中では、一番よくできてます。
「逆転裁判」シリーズも、かなり面白いのですが、リアリティという点では、「ミッシングパーツ」の圧倒的勝利です。
(でもまあ、逆転裁判は、そのリアリティのなさが面白いところでもあるんですが)
各話ごとの犯人を推理するだけでも面白いのですが、6話全体にまたがる大きな謎を追うのがとても楽しいです。
まあ、今の時点で「コイツが怪しい」という目星はついているんですけど・・・(笑)
黒幕をどうやって追い詰めるのか、話はまだそこまで行ってないので、非常に気になります(゜▽゜)
さて、最近のはまりモノ。
それは、今更ですが、マンガ『ワンピース』(笑)
友人に催促して貸してもらってます。
ジャンプ連載十周年だそうで・・・Σ(゜д゜|||)
海賊モノで、主人公がルフィという名前で、「ゴムゴムの実」を食べたため、身体が伸びるゴム人間になっている、ということしか知らなかった私。
(テレビも一回しか見たことがなく、マンガも全く読んでいなかった私なのに、このくらいのこととはいえ知っていたというのは、やはりワンピースって露出が多いってことなんでしょうねぇ・・・・スゴイ)
何人かから「面白いよ!!」とは聞いていたのですが、なぜかみんな「人から借りて読んだ」という人ばかり・・・・・_| ̄|○
今回、やっと「全巻持ってます!」という友人にめぐり合えたので、6冊づつ持ってきてもらってます(笑)
(いや、マンガ喫茶で読むという手もあったのですが、なぜかマンガ喫茶に行くと、昔読んだ懐かしいマンガに手を伸ばしてしまうんですよ・・・・(´Д`;)ヾ)
ところで最初に借りて帰って来た時のことなんですが。
ダンナが
「なあに、コレ?」
とパラパラページをめくっていたので、
私は、
「ワンピース貸してもらったんだよ~ん♪」
とご機嫌で返事。
コップを洗いに席を立ち、「さあ読むぞ~!!」と思って戻ってみると、何とダンナは無言で読み始めてました・・・・・_| ̄|○
人が頼んで持ってきてもらったのに、何で先に読むんじゃ~ッ!!!!ヽ(`Д´)ノ
ま、そういうヤツですが、ウチのダンナは・・・・・。
(私が買ったマンガを、「あんまり好きじゃない」とこき下ろしたくせに、新刊を買って帰ると知らん間に先に読んでたという前科があります。ちなみにそれは、「めぞん一刻」の文庫版でした。)
ちなみにその次からは、読む直前に取り出し、コップを洗うような隙を見せないようにして先に読んでます(笑)
今は18巻まで借りて読んだのですが、キャラクターは個性的だし、「ゴムゴムの実」の他にも、「バラバラの実」だとか「メラメラの実」だとか、悪魔の実といわれるアイテムのアイディアも豊富だし、ほろっとするエピソードも挟まれていて、とてもメリハリの利いたテンポのよいマンガです。
「悪魔の実」というのは、ルフィの場合身体が伸びるというように、食べると様々な能力を身につけられるのですが、その代わりに海に嫌われ泳げなくなってしまうという副作用があります。
海賊の話なのに、主人公がカナヅチ・・・・・(笑)
そんな設定を思いつく作者・尾田栄一郎さんはスゴイ。
笑えるところ、泣けるところ、きちんとツボが押さえられていて、いろんな人が勧めてくれるだけのことはあります。
一番好きなのは、ルフィの師匠のような存在の「赤髪のシャンクス」。
かっこいい~♪
でも、最初に出てきただけで、今のところほとんど出番がありません・・・・_| ̄|○
後から活躍してくれると信じてるんですが、最後の最後でしょうねぇ、役柄からすると・・・。
レギュラーメンバーの中ではゾロですねぇ。
コイツもカッコイイ。
腹巻してるし、三刀流(一本は口にくわえてる(笑))だし、普通に考えればギャグ要素満載なんですが、カッコイイです(笑)
でも、キャラの魅力度としては、やはりルフィが面白いですね。
あの「空気読まなさ加減」がたまりません(笑)
決して「空気を読めない」わけではない辺りが、作者のキャラ造形の巧いところだと思います。
これ以上無い「オレ様キャラ」なのに、仲間思いで熱血漢のところも、いかにも主人公って感じでいいですねぇ。
ところで、「ワンピース」って「ひとつづきの宝」って意味だったんですね。
それを見つけたものが「海賊王」になれるとか。
しかし何というか、その「ひとつづき」って辺り、連載されてるのがジャンプだし、宝の正体が予想できてしまう気もするんですが・・・(笑)
(ジャンプのテーマって、勇気・仲間・根性とか、そんなんじゃなかったでしたっけ???)
まだまだ先が長いので、楽しみです。
ちなみに私が欲しいのは、絶世の醜女(という表現があるのかは分かりませんが)が、食べたら絶世の美女になってしまったという「スベスベの実」(肌がスベスベになるようです(笑))なんですが、つい今さっき、ダンナに頬っぺたを引っ張られ、
「ゴムゴムの実食べた~?」
と言われてしまいました・・・・_| ̄|○
どうせ私の頬っぺたはプックリしていてつかめますとも、ええ、ええ(涙)
伸びますとも、ええ、ええ(涙)
相変わらず失礼なダンナだッ!!!ヽ(`Д´)ノ
そんなに書いてないと思ってなかったんですが・・・(笑)
相変わらずPS2の推理アドベンチャーゲーム「ミッシングパーツ」にはまってます。
今、最終の6話の中ほど辺りだと思われるのですが、あと一歩調査が足りていないらしく、この状態ではAランクをゲットできない感触なので、やり直すつもりです・・・・(´Д`;)ヾ
一話辺り、そのシナリオにもよりますが、大体5時間程度で終わるようなのですが、セーブしてはやり直すということを繰り返していますので、多分、その倍はかかってます。
でもホント、よくできてます。
今までやった推理系ゲームの中では、一番よくできてます。
「逆転裁判」シリーズも、かなり面白いのですが、リアリティという点では、「ミッシングパーツ」の圧倒的勝利です。
(でもまあ、逆転裁判は、そのリアリティのなさが面白いところでもあるんですが)
各話ごとの犯人を推理するだけでも面白いのですが、6話全体にまたがる大きな謎を追うのがとても楽しいです。
まあ、今の時点で「コイツが怪しい」という目星はついているんですけど・・・(笑)
黒幕をどうやって追い詰めるのか、話はまだそこまで行ってないので、非常に気になります(゜▽゜)
さて、最近のはまりモノ。
それは、今更ですが、マンガ『ワンピース』(笑)
友人に催促して貸してもらってます。
ジャンプ連載十周年だそうで・・・Σ(゜д゜|||)
海賊モノで、主人公がルフィという名前で、「ゴムゴムの実」を食べたため、身体が伸びるゴム人間になっている、ということしか知らなかった私。
(テレビも一回しか見たことがなく、マンガも全く読んでいなかった私なのに、このくらいのこととはいえ知っていたというのは、やはりワンピースって露出が多いってことなんでしょうねぇ・・・・スゴイ)
何人かから「面白いよ!!」とは聞いていたのですが、なぜかみんな「人から借りて読んだ」という人ばかり・・・・・_| ̄|○
今回、やっと「全巻持ってます!」という友人にめぐり合えたので、6冊づつ持ってきてもらってます(笑)
(いや、マンガ喫茶で読むという手もあったのですが、なぜかマンガ喫茶に行くと、昔読んだ懐かしいマンガに手を伸ばしてしまうんですよ・・・・(´Д`;)ヾ)
ところで最初に借りて帰って来た時のことなんですが。
ダンナが
「なあに、コレ?」
とパラパラページをめくっていたので、
私は、
「ワンピース貸してもらったんだよ~ん♪」
とご機嫌で返事。
コップを洗いに席を立ち、「さあ読むぞ~!!」と思って戻ってみると、何とダンナは無言で読み始めてました・・・・・_| ̄|○
人が頼んで持ってきてもらったのに、何で先に読むんじゃ~ッ!!!!ヽ(`Д´)ノ
ま、そういうヤツですが、ウチのダンナは・・・・・。
(私が買ったマンガを、「あんまり好きじゃない」とこき下ろしたくせに、新刊を買って帰ると知らん間に先に読んでたという前科があります。ちなみにそれは、「めぞん一刻」の文庫版でした。)
ちなみにその次からは、読む直前に取り出し、コップを洗うような隙を見せないようにして先に読んでます(笑)
今は18巻まで借りて読んだのですが、キャラクターは個性的だし、「ゴムゴムの実」の他にも、「バラバラの実」だとか「メラメラの実」だとか、悪魔の実といわれるアイテムのアイディアも豊富だし、ほろっとするエピソードも挟まれていて、とてもメリハリの利いたテンポのよいマンガです。
「悪魔の実」というのは、ルフィの場合身体が伸びるというように、食べると様々な能力を身につけられるのですが、その代わりに海に嫌われ泳げなくなってしまうという副作用があります。
海賊の話なのに、主人公がカナヅチ・・・・・(笑)
そんな設定を思いつく作者・尾田栄一郎さんはスゴイ。
笑えるところ、泣けるところ、きちんとツボが押さえられていて、いろんな人が勧めてくれるだけのことはあります。
一番好きなのは、ルフィの師匠のような存在の「赤髪のシャンクス」。
かっこいい~♪
でも、最初に出てきただけで、今のところほとんど出番がありません・・・・_| ̄|○
後から活躍してくれると信じてるんですが、最後の最後でしょうねぇ、役柄からすると・・・。
レギュラーメンバーの中ではゾロですねぇ。
コイツもカッコイイ。
腹巻してるし、三刀流(一本は口にくわえてる(笑))だし、普通に考えればギャグ要素満載なんですが、カッコイイです(笑)
でも、キャラの魅力度としては、やはりルフィが面白いですね。
あの「空気読まなさ加減」がたまりません(笑)
決して「空気を読めない」わけではない辺りが、作者のキャラ造形の巧いところだと思います。
これ以上無い「オレ様キャラ」なのに、仲間思いで熱血漢のところも、いかにも主人公って感じでいいですねぇ。
ところで、「ワンピース」って「ひとつづきの宝」って意味だったんですね。
それを見つけたものが「海賊王」になれるとか。
しかし何というか、その「ひとつづき」って辺り、連載されてるのがジャンプだし、宝の正体が予想できてしまう気もするんですが・・・(笑)
(ジャンプのテーマって、勇気・仲間・根性とか、そんなんじゃなかったでしたっけ???)
まだまだ先が長いので、楽しみです。
ちなみに私が欲しいのは、絶世の醜女(という表現があるのかは分かりませんが)が、食べたら絶世の美女になってしまったという「スベスベの実」(肌がスベスベになるようです(笑))なんですが、つい今さっき、ダンナに頬っぺたを引っ張られ、
「ゴムゴムの実食べた~?」
と言われてしまいました・・・・_| ̄|○
どうせ私の頬っぺたはプックリしていてつかめますとも、ええ、ええ(涙)
伸びますとも、ええ、ええ(涙)
相変わらず失礼なダンナだッ!!!ヽ(`Д´)ノ
PR
私の好きな著述家の一人、小谷野敦さんの新刊が出たので買ってみました。
『日本の有名一族 近代エスタブリッシュメントの系図集』 (幻冬社新書)
小谷野さんといえば、半端で無いその読書量を活かした書籍批評や、社会学的な著作が多い方なので、一瞬タイトルと著者名が結びつかなかったのですが、以前読んだ著作の中で確か、
「昔から有名一族を調べて系図を作るのが趣味だった」
という旨の記述を見たなぁ・・・と思い出しました。
系図を作るのが趣味とは、また小谷野さんらしいディープな感じですが・・・。
この本のすごいところは、「系図作りが趣味」という方が著したというだけあって、とにかく色んな分野の有名人の系図が紹介されていることです。
専門家の著作だとどうしても「狭く深く」なってしまいますが、この本は、もともと小谷野さんの興味本位(というと語弊があるかもしれませんが・・・(汗))から始まった趣味を活かした企画でしょうから、読者の興味も十分に満たしてくれます。
この本を読んで思ったのは、小谷野さんも記されていますが、
「エリートは所詮エリートなのね・・・」
という、やっかむのもバカらしいくらいの上流同士のつながりでした・・・_| ̄|○
それこそ大学教授なんて、掃いて捨てるほど出てきますッΣ(゜д゜|||)
巷ではセレブなんて言葉がもてはやされ、テレビに顔さえ出していれば、誰でもセレブと言われてしまうような時代ですが、ホンマもんのエリートセレブは、そもそもお血筋が違いますΣ(゜д゜|||)
まさに「由緒正しい」としか形容の仕様が無いといいますか・・・・・。
例えば、元首相の鳩山一郎の孫が、鳩山由紀夫・邦夫両氏兄弟というのはよく知られていますが、一郎の父もやはり衆議院議長や早大総長を務めた和夫、和夫の息子威一郎(兄弟の父)は外相経験者で、その奥さんはブリヂストン創設者石橋征二郎の娘・・・。
他にも近衛文麿の場合だと、そもそも五摂家の直系ですから、遡ると奈良時代までいってしまうようなすごい家柄ですが、弟の秀麿も日本音楽史に名を残す大音楽家ですし、文麿の父や祖父も当然、貴族院議長だの何だのの大物揃い。
ちなみに、元首相の細川護煕氏は、文麿の孫です。
先日の総裁選で、ある意味時の人となった麻生太郎氏は、母方の祖父が元首相の吉田茂ですが、その吉田茂の妻が大久保利通の孫なので、麻生氏は利通の血も引いているんですねぇ・・・・・Σ(゜д゜|||)
他にも、「与謝野」って苗字が気になっていた自民党の与謝野馨氏ですが、やっぱり与謝野晶子・鉄幹の孫・・・・(´Д`;)ヾ
タレントの高見恭子さんが、作家・高見順の妾腹の娘というのは割合知られた話ですが、高見順自身も妾腹の子とはいえ、血縁的には永井荷風と従兄弟同士になるそうなので、当然高見恭子さんにも、永井荷風と血の繋がりがあるんですねΣ(゜д゜|||)
他にも、色々と(私が知らなかっただけというのもありますが)驚きの発見の連続だったのですが、個人的に一番驚いたのは、雅子妃の祖父の甥が、数年前自殺した評論家・江藤淳という関係でした。
祖父の甥、というと、自分の親戚関係を考えても、ハッキリ言ってめちゃくちゃ遠い親戚関係なのですが(笑)、やはり、
「繋がってるとこでは繋がってるのね・・・・・」
と思わずにはいられませんでした。
もともと、誰と誰が夫婦だとか親戚だとかいうことに、さほど興味を持っていないので、芸能人に限らず著名人全般のその手の話題にも疎かった分、この本の内容は衝撃的でした(笑)
作家・辺見じゅんさんが、角川春樹氏の姉というのも、この本を読んで知りましたし・・・・。
また、かなり有名なのだと思いますが、お恥ずかしいことに、私は俳優・奥田瑛二氏の夫人、安藤和津さんが、元首相・犬養毅の孫だということを、初めて知りました・・・_| ̄|○
最終章は、歌舞伎・落語関係の系図になっていたので、どちらにも全く興味の無い私にとっては、結構読むのも苦痛だったのですが(笑)、その他の章で紹介されていた政治家・実業家・芸術家・文学者・学者関係は、知っている名前が多く、本当に面白かったです。
歌舞伎役者や落語家は、現在活躍している人でも、私には、
「あ、何かいざこざを起こしてワイドショーで紹介されてた人だ」
くらいの認識しかないので・・・・・(´Д`;)ヾ
(だって歌舞伎役者って、浮気しただの別れただの、お祝い金を申告漏れしてただの話題ばっかりだと思いません??(笑))
著者の小谷野氏が、歌舞伎・落語といった古典芸能好きで造詣も深い方なので、ページが割かれているのは当然なのですが。
歌舞伎や落語をお好きな方なら、最終章も十分楽しめると思います(笑)
【おまけ】
今日の「探偵! ナイトスクープ」に、つい最近まで住んでいたマンションが映ってましたΣ(゜д゜|||)
たむけん、いつロケに来たんだろう・・・・・。
ロケのあったときは、絶対にまだ、そこに住んでいたと思うんですけど(笑)
ちなみに私は、ディアモール大阪で「ビーバップ ハイヒール」のロケに来ていたたむけんを見たことがあります。
たむけんは、身体も声もでかかったです。
ま、どーでもいいことですが・・・・・_| ̄|○
『日本の有名一族 近代エスタブリッシュメントの系図集』 (幻冬社新書)
小谷野さんといえば、半端で無いその読書量を活かした書籍批評や、社会学的な著作が多い方なので、一瞬タイトルと著者名が結びつかなかったのですが、以前読んだ著作の中で確か、
「昔から有名一族を調べて系図を作るのが趣味だった」
という旨の記述を見たなぁ・・・と思い出しました。
系図を作るのが趣味とは、また小谷野さんらしいディープな感じですが・・・。
この本のすごいところは、「系図作りが趣味」という方が著したというだけあって、とにかく色んな分野の有名人の系図が紹介されていることです。
専門家の著作だとどうしても「狭く深く」なってしまいますが、この本は、もともと小谷野さんの興味本位(というと語弊があるかもしれませんが・・・(汗))から始まった趣味を活かした企画でしょうから、読者の興味も十分に満たしてくれます。
この本を読んで思ったのは、小谷野さんも記されていますが、
「エリートは所詮エリートなのね・・・」
という、やっかむのもバカらしいくらいの上流同士のつながりでした・・・_| ̄|○
それこそ大学教授なんて、掃いて捨てるほど出てきますッΣ(゜д゜|||)
巷ではセレブなんて言葉がもてはやされ、テレビに顔さえ出していれば、誰でもセレブと言われてしまうような時代ですが、ホンマもんのエリートセレブは、そもそもお血筋が違いますΣ(゜д゜|||)
まさに「由緒正しい」としか形容の仕様が無いといいますか・・・・・。
例えば、元首相の鳩山一郎の孫が、鳩山由紀夫・邦夫両氏兄弟というのはよく知られていますが、一郎の父もやはり衆議院議長や早大総長を務めた和夫、和夫の息子威一郎(兄弟の父)は外相経験者で、その奥さんはブリヂストン創設者石橋征二郎の娘・・・。
他にも近衛文麿の場合だと、そもそも五摂家の直系ですから、遡ると奈良時代までいってしまうようなすごい家柄ですが、弟の秀麿も日本音楽史に名を残す大音楽家ですし、文麿の父や祖父も当然、貴族院議長だの何だのの大物揃い。
ちなみに、元首相の細川護煕氏は、文麿の孫です。
先日の総裁選で、ある意味時の人となった麻生太郎氏は、母方の祖父が元首相の吉田茂ですが、その吉田茂の妻が大久保利通の孫なので、麻生氏は利通の血も引いているんですねぇ・・・・・Σ(゜д゜|||)
他にも、「与謝野」って苗字が気になっていた自民党の与謝野馨氏ですが、やっぱり与謝野晶子・鉄幹の孫・・・・(´Д`;)ヾ
タレントの高見恭子さんが、作家・高見順の妾腹の娘というのは割合知られた話ですが、高見順自身も妾腹の子とはいえ、血縁的には永井荷風と従兄弟同士になるそうなので、当然高見恭子さんにも、永井荷風と血の繋がりがあるんですねΣ(゜д゜|||)
他にも、色々と(私が知らなかっただけというのもありますが)驚きの発見の連続だったのですが、個人的に一番驚いたのは、雅子妃の祖父の甥が、数年前自殺した評論家・江藤淳という関係でした。
祖父の甥、というと、自分の親戚関係を考えても、ハッキリ言ってめちゃくちゃ遠い親戚関係なのですが(笑)、やはり、
「繋がってるとこでは繋がってるのね・・・・・」
と思わずにはいられませんでした。
もともと、誰と誰が夫婦だとか親戚だとかいうことに、さほど興味を持っていないので、芸能人に限らず著名人全般のその手の話題にも疎かった分、この本の内容は衝撃的でした(笑)
作家・辺見じゅんさんが、角川春樹氏の姉というのも、この本を読んで知りましたし・・・・。
また、かなり有名なのだと思いますが、お恥ずかしいことに、私は俳優・奥田瑛二氏の夫人、安藤和津さんが、元首相・犬養毅の孫だということを、初めて知りました・・・_| ̄|○
最終章は、歌舞伎・落語関係の系図になっていたので、どちらにも全く興味の無い私にとっては、結構読むのも苦痛だったのですが(笑)、その他の章で紹介されていた政治家・実業家・芸術家・文学者・学者関係は、知っている名前が多く、本当に面白かったです。
歌舞伎役者や落語家は、現在活躍している人でも、私には、
「あ、何かいざこざを起こしてワイドショーで紹介されてた人だ」
くらいの認識しかないので・・・・・(´Д`;)ヾ
(だって歌舞伎役者って、浮気しただの別れただの、お祝い金を申告漏れしてただの話題ばっかりだと思いません??(笑))
著者の小谷野氏が、歌舞伎・落語といった古典芸能好きで造詣も深い方なので、ページが割かれているのは当然なのですが。
歌舞伎や落語をお好きな方なら、最終章も十分楽しめると思います(笑)
【おまけ】
今日の「探偵! ナイトスクープ」に、つい最近まで住んでいたマンションが映ってましたΣ(゜д゜|||)
たむけん、いつロケに来たんだろう・・・・・。
ロケのあったときは、絶対にまだ、そこに住んでいたと思うんですけど(笑)
ちなみに私は、ディアモール大阪で「ビーバップ ハイヒール」のロケに来ていたたむけんを見たことがあります。
たむけんは、身体も声もでかかったです。
ま、どーでもいいことですが・・・・・_| ̄|○
今日は、モスグリーン地のバルーンスカートになったワンピースに、黒いスパッツを着たので、髪型もカジュアルな感じにしようと思い、頭のてっぺんでお団子にしました。
通勤途中、何だか見られてるような気もしましたが、まぁ気のせいだろうと深く考えず。
三人くらいには振り返って見られたようにも思ったのですが、やはり気のせいだろうと流してました。
職場で一緒に仕事をしている先生に、
「ムーミンに出てくる子みたいですね~(^o^)」と言われた時に、初めて気付きました。
・・・・・・・・今日のアタシってミーにそっくり!?Σ(゜д゜|||)
しかもリュックを背負ったらスナフキンにでもなれそうな勢いです・・・_| ̄|○
ひょっとして、来る途中で見られてたのも気のせいじゃなくて、
「あの子、コスプレイヤーじゃない??」
という、好奇の目だったのかもしれません・・・・・・((((゜Д゜;))))
自分自身では、結構気に入ってるんですけど。
そして、今日の本題。
リュート奏者高本一郎さんのコンサート、
「リュートの楽園 第二夜」
於:ホテルニューオータニ大阪 チャペル「エンジェルズ・アイ」
です。
昨日のブログで、オークラでコンサートと書いてますが、思いっきり間違ってました、スミマセン_(._.)_
(庶民には、オークラとオータニの違いが分かんないんですよ・・・(涙))
三月に行われたコンサートの第二弾です。
第一弾は、一郎さんのリサイタル形式で、第一部をヴィウエラ、第二部をリュートと、異なる楽器で楽しませてくださったのですが、今回はテノール歌手の畑儀文氏をゲストに、歌とリュートという企画でした。
今日は、実家の家族が勢ぞろいするはずだったのですが、妹が残念ながら体調不良でダウン。
両親と私の三人でお邪魔しました。
(父親は、私の頭を見るなり『タマネギだ』とのたまった挙句、『マンガのいじわるばあさんにそっくり』という失礼発言をかましてくれましたッヽ(`Д´)ノ)
今回の第一部のテーマは、「フランスの古い恋歌と舞曲」。
一郎さんが舞台に上がられたので、客席はシーンと静まりましたが、
「しばらく準備がありますので、どうぞご歓談ください」
という、いきなりの高本節(と勝手に命名・・・(゜▽゜))で「掴みはオッケー」って感じでした(笑)
そしてその言葉通り(笑)その後まもなく、一曲目の「村人の踊り」が始まりました。
一郎さんのCDにも入っている、ファンにはおなじみの曲です。
軽やかで、けれど優しく親しみやすい曲調です。
一曲目が終わると、一郎さんのご挨拶。
いつもの調子で、「前回は立ち見の方まで出てしまいましたので、今回は宣伝を控えめにしたのですが、始まるまでどれくらいの方がいらしてくださるのか分かりませんでした」と、軽く笑いを誘うお話から始まりました。
今日は立ち見はなかったですが、用意された座席は満遍なく埋まるという、ちょうどよい感じ。
多すぎず少なすぎず、ちょっとしたサロンコンサートの雰囲気です。
続けて、
「今日は第二部が大物なので、第一部は短めに。・・・・私の話が長くならなければなのですが(笑)」
と、相変わらずクスリと笑わされてしまう高本節です。
シャイな感じでお話されるのですが、その口調にファンも多いのでは?と思います~。
次の3曲は、急・緩・急の順に並べられた舞曲。
当時はどれも庶民が集まって踊っていた曲なんだと思いますが、現代の耳で聞くと、とても洗練されたものに感じられます。
ここまでが一郎さんお一人での演奏。
畑さんが舞台に上がられました。
(とても親しみの持てる雰囲気の、ステキなオジサマでいらしたので、以下馴れ馴れしくも「畑さん」と書かせていただきます(*'-'))
畑さんは関西出身のテナーでいらっしゃいまして、国内外での幅広い演奏活動をされているほか、武庫川女子大の教授でもいらっしゃいます。
専門はシューベルトの歌曲でいらっしゃるそうで、世界でただ一人、シューベルトの歌曲全曲演奏を成し遂げた方でもいらっしゃるとのことです。
私、あまり声楽曲は聴かないので(゜ー゜;)、テナーの方の生声を耳にするのもモチロン初めてでした。
いや~、まさに包み込まれるような伸びやかな声。
あんな風に声を出せたらいいな・・・・と惚れ惚れ聴き入ってしまいました。
テナーの音域って、人の耳にとても心地よい高さだと思います。
依然として人気の秋川雅史さんもテノール歌手ですしね。
第一部最後の「その昔シンデレラが・・・」という曲は、最初に演奏された「村人の踊り」のオリジナルだそう。
当時の流行歌だったそうで、流行の歌に乗って踊るのは昔も今も同じこと。
そのうちメロディーだけが演奏されるようになったと考えられているそうです。
歌が有るか無いかで、同じ曲でも全く印象が違います。
歌が入ると、ハッピーエンドの物語になっているという歌詞通り、明るく溌剌とした感じ。
リュートのみの演奏が、しっとりと聴こえるのとは対照的でした。
ちなみに、この曲の解説時にも高本節が炸裂して、場内大爆笑でした。
「この曲の歌詞は、貧しい少女が・・・・・・、いや少女じゃないですねぇ・・・大きい女性が・・・・・・・というのもヘンですね。え~、適齢期?いや、結婚を目前にした女性がですね・・・」
「大きい女性」って、ガタイがイイみたいに聞こえます(笑)
(貧しくて結婚したくてもできなかった女性でしたが、庭の動物達がご馳走やワインを持ってきてくれ、結婚相手も見つかり、ステキな結婚式が挙げられたという、ほのぼのカワイイ歌詞だそうです)
第二部は、「リュートのための古風な舞曲とアリア」。
実はこれは第二部のテーマというより、曲のタイトルそのものだったりします。
この時の解説でも一郎さんは、
「ご存知の方はご存知だと思いますが。・・・・・・・いえ、ご存知の方がご存知なのは当たり前ですね(照)」
と、一発かまして下さいました。
で、ご存知の方はご存知だと思いますが(笑)、「リュートのための古風な舞曲とアリア」は、レスピーギの編曲による組曲です。
(ちなみに今日の演目は、その中で最も有名な第三組曲。)
レスピーギといえばいわゆる「ローマ三部作」が有名でして、私も「賑やかでサービス精神旺盛な曲を書いた作曲家」ってなイメージを持っているのですが、何とレスピーギはこのような落ち着いた曲にも携わっていたのですねぇ・・・。
素材となっているのは、グレゴリオ聖歌からバロック音楽までの古い音楽です。
レスピーギ自身が気に入った曲を集め、一つの組曲に編曲した作品だそうです。
レスピーギの手による組曲は管弦楽曲(但し第三組曲には管楽器は入りません)、つまりオーケストラ用に書かれたものなのですが、今回はそのオリジナルとなった楽曲を、レスピーギが並べた順番どおりに、そして歌曲は当然畑さんの歌入りで再現しようという、とても贅沢なプログラムでした。
まずはリュートのソロで、「イタリアーナ」と「ラ・チェザリーナ」を2曲続けての演奏。
が、一郎さんの演奏は予想よりも遙かに早く終了。
「え!?二曲って言ってたのに一曲で終わっちゃってない??」
と客席に動揺が走りました(笑)
私もそう思った一人です(´Д`;)ヾ
コレは、レスピーギがこの二曲を全く自然に、まるで最初から一つの曲であったかのように編曲している為だそうで。納得。
ちなみにこの曲もCDに収録されている(のと同じ曲だと思う)のですが、今日の今日まで、二つの曲が合体したものだとは知りませんでした・・・・(゜ー゜;)
次は「フランス宮廷歌曲集」からの6曲。
ここからは再び畑さんとの共演です♪
もちろん、レスピーギ版には歌は入っておらず、メロディーのみがアレンジされているので、オリジナルのまま歌付きで聴けるというのは、贅沢なことですね。
私の印象に最も残ったのは、二曲目の「さようなら、羊飼いさん」。
タイトルに釣られたわけでは決して無いと思うのですが、畑さんの呼びかけるような歌い回しに、思わずアルプスの少女ハイジの顔を思い浮かべてしまいました(笑)
「おーーーーい、ヤッホー」って感じに聴こえたもので(´Д`;)ヾ
リュートの伴奏による歌って、本当に癒しの音楽です。
声をいたわるように、静かに流れるリュートの音色が美しい。
そして、リュートの音色を消さないように(リュートという楽器は、非常に音量が小さいのです)これまたいたわりながら伸びていく声が優しいのです。
歌曲の次は、組曲中最も有名な、そしてリュートのレパートリーの中でも最も有名といえる「シチリアーナ」。
この曲もCDに収録されていたためだと思いますが、演奏直前に
「あ、宣伝なんですが、CDを入り口で販売しています。(コンサート)一回一枚でお願いします」
と、しっかり宣伝なさってました(笑)
ちなみに「一回一枚」というフレーズを、ウチの父親が気に入ったみたいです(笑)
終曲は、これだけなぜかバロックギターによる「パッサカリア」。
「パッサカリア」は短いフレーズをどんどん変奏していくタイプの舞曲一般を指す言葉ですので(厳密にはもう少し決まりがあると思いますが(汗) いつもながら適当な説明で申し訳ない・・・・)、「パッサカリア」と呼ばれる曲は数多くあるのですが・・・・。
私はどうしても「パッカサリア」と言ってしまいます・・・・_| ̄|○
バロックギターは、大きさ的にはクラシックギターとウクレレの中間(より少し小さい?)くらいです。
現在のギターほど音量は無いと思いますが、天使の歌声とも称される、可憐なリュートの音色と比較すると、ポンポンポロロンという感じで、やや弾けた音色です。
音楽ファンなだけで、知識と技量はド素人なため、相変わらずどこのどの辺りが変奏なのかはサッパリ分かりませんでしたがΣ(゜д゜|||)、ややゆったり目の曲調を基調としながらも、緩急高低が比較的ハッキリしていてストーリー性を感じる曲でした。
パッサカリアが終わると、畑さんが再び舞台に上がられました。
割れんばかりの拍手が再び会場を包みます。
そして拍手が終わるか終わらないかのナイスなタイミングで、
「アンコールは用意しております」
と一郎さん。
シャイな口調でいらっしゃいますが、笑いのツボは相変わらず心得ていらっしゃいます(笑)
そしてアンコールの曲目は、驚きの
「いちご白書をもう一度」!!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Σ(゜д゜|||)
客層の大部分が、恐らく団塊の世代に属する方々だったからなのでしょうが(もちろん私はもっと若いですよッ(笑) 親の世代です)、クラシックコンサートで意表をつく選曲(笑)
畑さんが「いつか~」と歌い始めた時には、その意外な展開に笑いも起こりました。
が、場内のテンションは一気に最高潮。
意外性と懐かしさとで、みなさん本当に引き込まれていらっしゃいました。
ちなみに、私も目頭がジーンとしました・・・・・。
私にとって決して懐かしい曲では無いはずなのですがΣ(゜д゜|||)
本当のラストはバロックギターによるイタリアの舞曲。
(曲名を失念しました・・・・ゴメンナサイ)
ジャカジャカジャーンと弦をかき鳴らすドラマティックな曲で、今日のプログラムで演奏された曲とは全く異なる趣。
テンションが最高に盛り上がったところで「お開き」という、一郎さんのイキな計らいだったんじゃないかと思います♪
さて最後に。
実は第二部の開始の時、一郎さんはグレーのタートルシャツから、深い赤のシャツに「お色直し」をされました(笑)
「着替えてきはったで」と言う母に、「汗かいて着替えはったんとちゃうん?」と答えた私。
そんな客席の疑問をキャッチされたのか、畑さんが鋭く「衣装変わりましたね(笑)」とおっしゃったのですが、一郎さんは「はぁ」と何だか照れた様子。
そしてそのまま演奏を始めようとする一郎さんに、
「コメントは全くなしですか?(笑)」
とさらなるツッコミ。
「汗をかいたので」というわけでもなく、ひたすら恥ずかしがっていらっしゃるだけの一郎さんの様子を見て、私の心に一つの疑惑が・・・(笑)
始めからお色直しする予定だったんじゃありませんか??(笑)
ちなみに一郎さんからは、「着替えたことはブログに書かないで下さいね」と言われたのですが、
ご覧の通り、ご期待に沿えるような形にさせて頂きましたΨ(`∇´)Ψ
通勤途中、何だか見られてるような気もしましたが、まぁ気のせいだろうと深く考えず。
三人くらいには振り返って見られたようにも思ったのですが、やはり気のせいだろうと流してました。
職場で一緒に仕事をしている先生に、
「ムーミンに出てくる子みたいですね~(^o^)」と言われた時に、初めて気付きました。
・・・・・・・・今日のアタシってミーにそっくり!?Σ(゜д゜|||)
しかもリュックを背負ったらスナフキンにでもなれそうな勢いです・・・_| ̄|○
ひょっとして、来る途中で見られてたのも気のせいじゃなくて、
「あの子、コスプレイヤーじゃない??」
という、好奇の目だったのかもしれません・・・・・・((((゜Д゜;))))
自分自身では、結構気に入ってるんですけど。
そして、今日の本題。
リュート奏者高本一郎さんのコンサート、
「リュートの楽園 第二夜」
於:ホテルニューオータニ大阪 チャペル「エンジェルズ・アイ」
です。
昨日のブログで、オークラでコンサートと書いてますが、思いっきり間違ってました、スミマセン_(._.)_
(庶民には、オークラとオータニの違いが分かんないんですよ・・・(涙))
三月に行われたコンサートの第二弾です。
第一弾は、一郎さんのリサイタル形式で、第一部をヴィウエラ、第二部をリュートと、異なる楽器で楽しませてくださったのですが、今回はテノール歌手の畑儀文氏をゲストに、歌とリュートという企画でした。
今日は、実家の家族が勢ぞろいするはずだったのですが、妹が残念ながら体調不良でダウン。
両親と私の三人でお邪魔しました。
(父親は、私の頭を見るなり『タマネギだ』とのたまった挙句、『マンガのいじわるばあさんにそっくり』という失礼発言をかましてくれましたッヽ(`Д´)ノ)
今回の第一部のテーマは、「フランスの古い恋歌と舞曲」。
一郎さんが舞台に上がられたので、客席はシーンと静まりましたが、
「しばらく準備がありますので、どうぞご歓談ください」
という、いきなりの高本節(と勝手に命名・・・(゜▽゜))で「掴みはオッケー」って感じでした(笑)
そしてその言葉通り(笑)その後まもなく、一曲目の「村人の踊り」が始まりました。
一郎さんのCDにも入っている、ファンにはおなじみの曲です。
軽やかで、けれど優しく親しみやすい曲調です。
一曲目が終わると、一郎さんのご挨拶。
いつもの調子で、「前回は立ち見の方まで出てしまいましたので、今回は宣伝を控えめにしたのですが、始まるまでどれくらいの方がいらしてくださるのか分かりませんでした」と、軽く笑いを誘うお話から始まりました。
今日は立ち見はなかったですが、用意された座席は満遍なく埋まるという、ちょうどよい感じ。
多すぎず少なすぎず、ちょっとしたサロンコンサートの雰囲気です。
続けて、
「今日は第二部が大物なので、第一部は短めに。・・・・私の話が長くならなければなのですが(笑)」
と、相変わらずクスリと笑わされてしまう高本節です。
シャイな感じでお話されるのですが、その口調にファンも多いのでは?と思います~。
次の3曲は、急・緩・急の順に並べられた舞曲。
当時はどれも庶民が集まって踊っていた曲なんだと思いますが、現代の耳で聞くと、とても洗練されたものに感じられます。
ここまでが一郎さんお一人での演奏。
畑さんが舞台に上がられました。
(とても親しみの持てる雰囲気の、ステキなオジサマでいらしたので、以下馴れ馴れしくも「畑さん」と書かせていただきます(*'-'))
畑さんは関西出身のテナーでいらっしゃいまして、国内外での幅広い演奏活動をされているほか、武庫川女子大の教授でもいらっしゃいます。
専門はシューベルトの歌曲でいらっしゃるそうで、世界でただ一人、シューベルトの歌曲全曲演奏を成し遂げた方でもいらっしゃるとのことです。
私、あまり声楽曲は聴かないので(゜ー゜;)、テナーの方の生声を耳にするのもモチロン初めてでした。
いや~、まさに包み込まれるような伸びやかな声。
あんな風に声を出せたらいいな・・・・と惚れ惚れ聴き入ってしまいました。
テナーの音域って、人の耳にとても心地よい高さだと思います。
依然として人気の秋川雅史さんもテノール歌手ですしね。
第一部最後の「その昔シンデレラが・・・」という曲は、最初に演奏された「村人の踊り」のオリジナルだそう。
当時の流行歌だったそうで、流行の歌に乗って踊るのは昔も今も同じこと。
そのうちメロディーだけが演奏されるようになったと考えられているそうです。
歌が有るか無いかで、同じ曲でも全く印象が違います。
歌が入ると、ハッピーエンドの物語になっているという歌詞通り、明るく溌剌とした感じ。
リュートのみの演奏が、しっとりと聴こえるのとは対照的でした。
ちなみに、この曲の解説時にも高本節が炸裂して、場内大爆笑でした。
「この曲の歌詞は、貧しい少女が・・・・・・、いや少女じゃないですねぇ・・・大きい女性が・・・・・・・というのもヘンですね。え~、適齢期?いや、結婚を目前にした女性がですね・・・」
「大きい女性」って、ガタイがイイみたいに聞こえます(笑)
(貧しくて結婚したくてもできなかった女性でしたが、庭の動物達がご馳走やワインを持ってきてくれ、結婚相手も見つかり、ステキな結婚式が挙げられたという、ほのぼのカワイイ歌詞だそうです)
第二部は、「リュートのための古風な舞曲とアリア」。
実はこれは第二部のテーマというより、曲のタイトルそのものだったりします。
この時の解説でも一郎さんは、
「ご存知の方はご存知だと思いますが。・・・・・・・いえ、ご存知の方がご存知なのは当たり前ですね(照)」
と、一発かまして下さいました。
で、ご存知の方はご存知だと思いますが(笑)、「リュートのための古風な舞曲とアリア」は、レスピーギの編曲による組曲です。
(ちなみに今日の演目は、その中で最も有名な第三組曲。)
レスピーギといえばいわゆる「ローマ三部作」が有名でして、私も「賑やかでサービス精神旺盛な曲を書いた作曲家」ってなイメージを持っているのですが、何とレスピーギはこのような落ち着いた曲にも携わっていたのですねぇ・・・。
素材となっているのは、グレゴリオ聖歌からバロック音楽までの古い音楽です。
レスピーギ自身が気に入った曲を集め、一つの組曲に編曲した作品だそうです。
レスピーギの手による組曲は管弦楽曲(但し第三組曲には管楽器は入りません)、つまりオーケストラ用に書かれたものなのですが、今回はそのオリジナルとなった楽曲を、レスピーギが並べた順番どおりに、そして歌曲は当然畑さんの歌入りで再現しようという、とても贅沢なプログラムでした。
まずはリュートのソロで、「イタリアーナ」と「ラ・チェザリーナ」を2曲続けての演奏。
が、一郎さんの演奏は予想よりも遙かに早く終了。
「え!?二曲って言ってたのに一曲で終わっちゃってない??」
と客席に動揺が走りました(笑)
私もそう思った一人です(´Д`;)ヾ
コレは、レスピーギがこの二曲を全く自然に、まるで最初から一つの曲であったかのように編曲している為だそうで。納得。
ちなみにこの曲もCDに収録されている(のと同じ曲だと思う)のですが、今日の今日まで、二つの曲が合体したものだとは知りませんでした・・・・(゜ー゜;)
次は「フランス宮廷歌曲集」からの6曲。
ここからは再び畑さんとの共演です♪
もちろん、レスピーギ版には歌は入っておらず、メロディーのみがアレンジされているので、オリジナルのまま歌付きで聴けるというのは、贅沢なことですね。
私の印象に最も残ったのは、二曲目の「さようなら、羊飼いさん」。
タイトルに釣られたわけでは決して無いと思うのですが、畑さんの呼びかけるような歌い回しに、思わずアルプスの少女ハイジの顔を思い浮かべてしまいました(笑)
「おーーーーい、ヤッホー」って感じに聴こえたもので(´Д`;)ヾ
リュートの伴奏による歌って、本当に癒しの音楽です。
声をいたわるように、静かに流れるリュートの音色が美しい。
そして、リュートの音色を消さないように(リュートという楽器は、非常に音量が小さいのです)これまたいたわりながら伸びていく声が優しいのです。
歌曲の次は、組曲中最も有名な、そしてリュートのレパートリーの中でも最も有名といえる「シチリアーナ」。
この曲もCDに収録されていたためだと思いますが、演奏直前に
「あ、宣伝なんですが、CDを入り口で販売しています。(コンサート)一回一枚でお願いします」
と、しっかり宣伝なさってました(笑)
ちなみに「一回一枚」というフレーズを、ウチの父親が気に入ったみたいです(笑)
終曲は、これだけなぜかバロックギターによる「パッサカリア」。
「パッサカリア」は短いフレーズをどんどん変奏していくタイプの舞曲一般を指す言葉ですので(厳密にはもう少し決まりがあると思いますが(汗) いつもながら適当な説明で申し訳ない・・・・)、「パッサカリア」と呼ばれる曲は数多くあるのですが・・・・。
私はどうしても「パッカサリア」と言ってしまいます・・・・_| ̄|○
バロックギターは、大きさ的にはクラシックギターとウクレレの中間(より少し小さい?)くらいです。
現在のギターほど音量は無いと思いますが、天使の歌声とも称される、可憐なリュートの音色と比較すると、ポンポンポロロンという感じで、やや弾けた音色です。
音楽ファンなだけで、知識と技量はド素人なため、相変わらずどこのどの辺りが変奏なのかはサッパリ分かりませんでしたがΣ(゜д゜|||)、ややゆったり目の曲調を基調としながらも、緩急高低が比較的ハッキリしていてストーリー性を感じる曲でした。
パッサカリアが終わると、畑さんが再び舞台に上がられました。
割れんばかりの拍手が再び会場を包みます。
そして拍手が終わるか終わらないかのナイスなタイミングで、
「アンコールは用意しております」
と一郎さん。
シャイな口調でいらっしゃいますが、笑いのツボは相変わらず心得ていらっしゃいます(笑)
そしてアンコールの曲目は、驚きの
「いちご白書をもう一度」!!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Σ(゜д゜|||)
客層の大部分が、恐らく団塊の世代に属する方々だったからなのでしょうが(もちろん私はもっと若いですよッ(笑) 親の世代です)、クラシックコンサートで意表をつく選曲(笑)
畑さんが「いつか~」と歌い始めた時には、その意外な展開に笑いも起こりました。
が、場内のテンションは一気に最高潮。
意外性と懐かしさとで、みなさん本当に引き込まれていらっしゃいました。
ちなみに、私も目頭がジーンとしました・・・・・。
私にとって決して懐かしい曲では無いはずなのですがΣ(゜д゜|||)
本当のラストはバロックギターによるイタリアの舞曲。
(曲名を失念しました・・・・ゴメンナサイ)
ジャカジャカジャーンと弦をかき鳴らすドラマティックな曲で、今日のプログラムで演奏された曲とは全く異なる趣。
テンションが最高に盛り上がったところで「お開き」という、一郎さんのイキな計らいだったんじゃないかと思います♪
さて最後に。
実は第二部の開始の時、一郎さんはグレーのタートルシャツから、深い赤のシャツに「お色直し」をされました(笑)
「着替えてきはったで」と言う母に、「汗かいて着替えはったんとちゃうん?」と答えた私。
そんな客席の疑問をキャッチされたのか、畑さんが鋭く「衣装変わりましたね(笑)」とおっしゃったのですが、一郎さんは「はぁ」と何だか照れた様子。
そしてそのまま演奏を始めようとする一郎さんに、
「コメントは全くなしですか?(笑)」
とさらなるツッコミ。
「汗をかいたので」というわけでもなく、ひたすら恥ずかしがっていらっしゃるだけの一郎さんの様子を見て、私の心に一つの疑惑が・・・(笑)
始めからお色直しする予定だったんじゃありませんか??(笑)
ちなみに一郎さんからは、「着替えたことはブログに書かないで下さいね」と言われたのですが、
ご覧の通り、ご期待に沿えるような形にさせて頂きましたΨ(`∇´)Ψ
すっかり涼しくなり、秋めいてまいりました。
秋といえば昔から、「読書の秋」「食欲の秋」「芸術の秋」などと言われ、まあ結局は暑い夏を越え、何をするにもいい季節になったということなのでしょうが。
私も、「芸術の秋」に恥じぬスケジュールだけΣ(゜д゜|||)は、準備万端だったりして。
今月から来月にかけて、クラシックのコンサートが目白押しです!!
突如来日キャンセルになった(涙)マルタ・アルゲリッチ女史の二万円Σ(゜д゜|||)という破格のコンサートを除けば、来月下旬に聴きに行く「マリス・ヤンソンス指揮 バイエルン放送響」が、17000円という、今までの最高値チケット。
(アルゲリッチのチケット代は、払い戻してもらいました(笑))
また、「渋いッ!超カッコイーッ!!」と、ミーハー根性丸出しで取った、「ゲルギエフ指揮 マリインスキー歌劇場管弦楽団」も、それに続く16000円。
(でもね、最近深夜に流れていた、このコンサートのCMに出てたゲルギエフは、何だかとっても髪の毛が減っていて、只の小汚いオッサンに見えてしまいました・・・・_| ̄|○)
ああ、秋ってお財布が痛い季節なのね・・・・・(;´д⊂)
でも、毎年来てくれるわけじゃないから、行ける時に行っておかないと!!と思うと、ついフラッと・・・・(´Д`;)ヾ
そして明日は、高本一郎さんのリュートのコンサートですッ!!!
今回は、テノール歌手の畑儀文氏との競演ということで、前回とは全く異なる趣向。
場所は前回と同じ、ホテルオークラのステキなチャペル♪
楽しみです。
で、私の実家の家族も勢ぞろいします(笑)
どうなることやら・・・・・(゜ー゜;)
秋といえば昔から、「読書の秋」「食欲の秋」「芸術の秋」などと言われ、まあ結局は暑い夏を越え、何をするにもいい季節になったということなのでしょうが。
私も、「芸術の秋」に恥じぬスケジュールだけΣ(゜д゜|||)は、準備万端だったりして。
今月から来月にかけて、クラシックのコンサートが目白押しです!!
突如来日キャンセルになった(涙)マルタ・アルゲリッチ女史の二万円Σ(゜д゜|||)という破格のコンサートを除けば、来月下旬に聴きに行く「マリス・ヤンソンス指揮 バイエルン放送響」が、17000円という、今までの最高値チケット。
(アルゲリッチのチケット代は、払い戻してもらいました(笑))
また、「渋いッ!超カッコイーッ!!」と、ミーハー根性丸出しで取った、「ゲルギエフ指揮 マリインスキー歌劇場管弦楽団」も、それに続く16000円。
(でもね、最近深夜に流れていた、このコンサートのCMに出てたゲルギエフは、何だかとっても髪の毛が減っていて、只の小汚いオッサンに見えてしまいました・・・・_| ̄|○)
ああ、秋ってお財布が痛い季節なのね・・・・・(;´д⊂)
でも、毎年来てくれるわけじゃないから、行ける時に行っておかないと!!と思うと、ついフラッと・・・・(´Д`;)ヾ
そして明日は、高本一郎さんのリュートのコンサートですッ!!!
今回は、テノール歌手の畑儀文氏との競演ということで、前回とは全く異なる趣向。
場所は前回と同じ、ホテルオークラのステキなチャペル♪
楽しみです。
で、私の実家の家族も勢ぞろいします(笑)
どうなることやら・・・・・(゜ー゜;)
遅ればせながら、友人からお借りして読みました。
『どちらかが彼女を殺した』 東野圭吾著 (講談社文庫)
東野圭吾さんといえば、今度から『探偵ガリレオ』がドラマ化されるそうで、本屋でも、その続編『予知夢』とともに平積みになっていました。
ウチの妹が、
「東野圭吾の『手紙』って面白い? 『探偵ガリレオ』は買ったんやけど~」
という、驚き発言をかましてくれたので、
えええええええッ!? 本を買って読んだって!? しかも東野圭吾オォォ!? しかもなぜガリレオ!?Σ(゜д゜|||)
と、私は内心パニックに陥っていたのですが、タネを明かせば、先述の通り、ドラマの原作だから読んだということらしく。
・・・ほとんど本を読まない妹だったので驚きましたが、とても納得がいきました(笑)
さて、本題の『どちらかが彼女を殺した』ですが。
ご存知の方も多いかと思いますが、この本は、「犯人が明記されていない」という、かなり変わった試みの作品です。
作中では、探偵役が犯人を突き止めるのですが、読者には、それが二人の容疑者のうちのどちらであるのかが伏せられたまま終わります。
犯人を指摘する手がかりは、作中に全て述べられていますので、読者はそこから推理すれば、犯人も分かるという仕組み。
一応袋とじで、推理の手引きという解説もついています。
さて、私はどうだったかというと・・・・・・。
正直、結構簡単だったかも(笑)
ノベルズ(新書版で出た初版)の時にはあった言葉が、文庫版では一箇所削除されているということを、貸してくれた友人が言っていたのですが、私はそれも分かりました。エヘ。
読者に犯人を推理させるということに重点が置かれた構成になっていましたので、どこを手がかりにすればいいのかという指針も明確に書かれており、また、その一点さえ分かれば、どちらが犯人であるかを指摘できます。
簡単に頭の中をまとめてから、袋とじの解説を読んだのですが、まさにビンゴ!!でした。
というか、その点からしか犯人を絞ることはできないと思いますから(そこに注目しなさいね、という作者の親切な誘導もあります)、正解に辿り着いた人は、全員同じ根拠から答えを出しているはずで、ビンゴも当然ですが(笑)
でも一応立ち止まって頭を整理しないと、正答に行き着けないような仕掛けになっている点は巧みです。
また、あちこちの描写を根拠にして、長々と説明を加えないと犯人を指摘できないような面倒な作りになっていなかった点も、良かったと思います。
犯人が誰であるかが明かされるのなら、そこまで色々と考えさせるのもいいかと思いますが、今回のように、「犯人はあなたが考えてください」という趣向でそんなに考えさせられたら、かなり面倒です(笑)
欲求不満も溜まりまくりでしょうし(;´д⊂)
どうも同趣向の作品がもう一つあるようで、そちらは容疑者が一人増えて3人になっているとのこと。
ちょっと読んでみようかな(笑)
もう一つ。
犯人当てといえば、今夢中になっているゲームがあります。
『ミッシングパーツ』という、PS2のゲームです。
「SIDE A」と「SIDE B」の二作から成っていて、プレイヤーは主人公の私立探偵「真神恭介」の視点から、事件の謎を推理していきます。
基本的にはあちこちを回って情報を集めるというシナリオアドベンチャーなのですが。
(選択や行く場所によってストーリー展開が変化する小説のようなゲームだと思ってください)
さて、今までにも散々書いてきましたが(゜ー゜;)、私が好んで遊ぶゲームは、RPGです。
この、RPG好き(というかRPG専門)が、今回のゲームで、思わぬ回り道をする原因となってしまいました(笑)
RPGの基本は、とにかく行ける所は全て回り、聞ける話は全部聞く、という点に尽きるのですが。
このミッシングパーツは、時間軸というのが明確に設定されており、プレイヤーが移動すると、他のキャラクター達も裏で移動を行っているんですねぇ((((゜Д゜;))))
だから、
「コイツには後で話を聞こう」とか、
「ここは後でいいや」とか、
「とりあえず上の選択肢から順番に聞いていけばいいや」とか、
RPGではほとんど問題にならない点が、致命傷になってくるんです・・・・_| ̄|○
(RPGでは、回る順番とか話を聞く順序がキーになってることもありますが、かといって間違えたところで先に進めないだけで、実害はまずありません。)
つまり、闇雲に動いても仕方が無いという(笑)
そのことに気付いたのは、SIDE Aを一通り終えた後(笑)
我ながら遅すぎるとは思いましたが・・・・(゜ー゜;)
結末や特定の条件によって、ランクがA~C(またはD)の三段階で判定されるのですが、SIDE Aの3話は、全てBかCでした・・・・・・_| ̄|○
とても悔しかったので、SIDE Bに入る前に、もう一度SIDE Aに挑戦し、全てAランクを獲得しておこうと思い、再挑戦。
とにかく選択肢が出てきた時にはまずセーブ(笑)
自由移動の始まる前も必ずセーブ(´Д`;)ヾ
で、できる限りたくさんのパターンを見ながら、ベストと思われる方向を決定。
ちょっとでも引っ掛かりがあれば、セーブ地点まで戻ってやり直す、と(笑)
この地道な活動が功を奏し、無事にAランク獲得にこぎつけました( ̄。 ̄)y-~~
・・・・・って、攻略サイトもちょっと覗いたんですけどね_(._.)_
このミッシングパーツのすごいところは、シナリオの完成度です。
ハッキリ言って、二時間サスペンス(もピンきりですが)の何十倍も良くできてます。
キャラクターの絵もかなりキレイで、静止画ばかりですが、かなり凝った作りになっています。
結構、死体の絵とかはグロいですけど・・・Σ(゜д゜|||)
(グロテスクなシーンがありますという、赤い三角の警告シール付です(笑))
今はやっと、SIDE Bの始めの話に入ったところ。
主人公と、その雇い主である探偵所の所長(若い女性です。父親である本当の所長は目下行方不明)にまつわる事件などにも、随所に伏線が張られており、この後どうなるのか興味津々です。
とくに操作のテクニックなども必要ないので、ゲームはあまりしないな・・・・という方でも、ミステリ好きならオススメです!
最近更新が滞りがちなのは、実はこのゲームのせいだったりして・・・・Σ(゜д゜|||)
『どちらかが彼女を殺した』 東野圭吾著 (講談社文庫)
東野圭吾さんといえば、今度から『探偵ガリレオ』がドラマ化されるそうで、本屋でも、その続編『予知夢』とともに平積みになっていました。
ウチの妹が、
「東野圭吾の『手紙』って面白い? 『探偵ガリレオ』は買ったんやけど~」
という、驚き発言をかましてくれたので、
えええええええッ!? 本を買って読んだって!? しかも東野圭吾オォォ!? しかもなぜガリレオ!?Σ(゜д゜|||)
と、私は内心パニックに陥っていたのですが、タネを明かせば、先述の通り、ドラマの原作だから読んだということらしく。
・・・ほとんど本を読まない妹だったので驚きましたが、とても納得がいきました(笑)
さて、本題の『どちらかが彼女を殺した』ですが。
ご存知の方も多いかと思いますが、この本は、「犯人が明記されていない」という、かなり変わった試みの作品です。
作中では、探偵役が犯人を突き止めるのですが、読者には、それが二人の容疑者のうちのどちらであるのかが伏せられたまま終わります。
犯人を指摘する手がかりは、作中に全て述べられていますので、読者はそこから推理すれば、犯人も分かるという仕組み。
一応袋とじで、推理の手引きという解説もついています。
さて、私はどうだったかというと・・・・・・。
正直、結構簡単だったかも(笑)
ノベルズ(新書版で出た初版)の時にはあった言葉が、文庫版では一箇所削除されているということを、貸してくれた友人が言っていたのですが、私はそれも分かりました。エヘ。
読者に犯人を推理させるということに重点が置かれた構成になっていましたので、どこを手がかりにすればいいのかという指針も明確に書かれており、また、その一点さえ分かれば、どちらが犯人であるかを指摘できます。
簡単に頭の中をまとめてから、袋とじの解説を読んだのですが、まさにビンゴ!!でした。
というか、その点からしか犯人を絞ることはできないと思いますから(そこに注目しなさいね、という作者の親切な誘導もあります)、正解に辿り着いた人は、全員同じ根拠から答えを出しているはずで、ビンゴも当然ですが(笑)
でも一応立ち止まって頭を整理しないと、正答に行き着けないような仕掛けになっている点は巧みです。
また、あちこちの描写を根拠にして、長々と説明を加えないと犯人を指摘できないような面倒な作りになっていなかった点も、良かったと思います。
犯人が誰であるかが明かされるのなら、そこまで色々と考えさせるのもいいかと思いますが、今回のように、「犯人はあなたが考えてください」という趣向でそんなに考えさせられたら、かなり面倒です(笑)
欲求不満も溜まりまくりでしょうし(;´д⊂)
どうも同趣向の作品がもう一つあるようで、そちらは容疑者が一人増えて3人になっているとのこと。
ちょっと読んでみようかな(笑)
もう一つ。
犯人当てといえば、今夢中になっているゲームがあります。
『ミッシングパーツ』という、PS2のゲームです。
「SIDE A」と「SIDE B」の二作から成っていて、プレイヤーは主人公の私立探偵「真神恭介」の視点から、事件の謎を推理していきます。
基本的にはあちこちを回って情報を集めるというシナリオアドベンチャーなのですが。
(選択や行く場所によってストーリー展開が変化する小説のようなゲームだと思ってください)
さて、今までにも散々書いてきましたが(゜ー゜;)、私が好んで遊ぶゲームは、RPGです。
この、RPG好き(というかRPG専門)が、今回のゲームで、思わぬ回り道をする原因となってしまいました(笑)
RPGの基本は、とにかく行ける所は全て回り、聞ける話は全部聞く、という点に尽きるのですが。
このミッシングパーツは、時間軸というのが明確に設定されており、プレイヤーが移動すると、他のキャラクター達も裏で移動を行っているんですねぇ((((゜Д゜;))))
だから、
「コイツには後で話を聞こう」とか、
「ここは後でいいや」とか、
「とりあえず上の選択肢から順番に聞いていけばいいや」とか、
RPGではほとんど問題にならない点が、致命傷になってくるんです・・・・_| ̄|○
(RPGでは、回る順番とか話を聞く順序がキーになってることもありますが、かといって間違えたところで先に進めないだけで、実害はまずありません。)
つまり、闇雲に動いても仕方が無いという(笑)
そのことに気付いたのは、SIDE Aを一通り終えた後(笑)
我ながら遅すぎるとは思いましたが・・・・(゜ー゜;)
結末や特定の条件によって、ランクがA~C(またはD)の三段階で判定されるのですが、SIDE Aの3話は、全てBかCでした・・・・・・_| ̄|○
とても悔しかったので、SIDE Bに入る前に、もう一度SIDE Aに挑戦し、全てAランクを獲得しておこうと思い、再挑戦。
とにかく選択肢が出てきた時にはまずセーブ(笑)
自由移動の始まる前も必ずセーブ(´Д`;)ヾ
で、できる限りたくさんのパターンを見ながら、ベストと思われる方向を決定。
ちょっとでも引っ掛かりがあれば、セーブ地点まで戻ってやり直す、と(笑)
この地道な活動が功を奏し、無事にAランク獲得にこぎつけました( ̄。 ̄)y-~~
・・・・・って、攻略サイトもちょっと覗いたんですけどね_(._.)_
このミッシングパーツのすごいところは、シナリオの完成度です。
ハッキリ言って、二時間サスペンス(もピンきりですが)の何十倍も良くできてます。
キャラクターの絵もかなりキレイで、静止画ばかりですが、かなり凝った作りになっています。
結構、死体の絵とかはグロいですけど・・・Σ(゜д゜|||)
(グロテスクなシーンがありますという、赤い三角の警告シール付です(笑))
今はやっと、SIDE Bの始めの話に入ったところ。
主人公と、その雇い主である探偵所の所長(若い女性です。父親である本当の所長は目下行方不明)にまつわる事件などにも、随所に伏線が張られており、この後どうなるのか興味津々です。
とくに操作のテクニックなども必要ないので、ゲームはあまりしないな・・・・という方でも、ミステリ好きならオススメです!
最近更新が滞りがちなのは、実はこのゲームのせいだったりして・・・・Σ(゜д゜|||)