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2025/07/22 14:26 |
オタク本!?
今日も引き続き読書ネタです。
濫読の私ですが、今日ご紹介する本は、今までブログで取り上げてきた本とはちょっと傾向が違うかもしれません。
・・・いやそうでもない本もありますが。

まず一冊目。
『無法地帯 幻の?を捜せ!』 大倉崇裕著 (双葉文庫)

双葉文庫からのご紹介自体が珍しいですね~(;゜д゜)
ここの傾向としては、完全エンターテイメント系の小説ばかりを扱っているということがいえるかもしれません。
しかもそのジャンルは、チャンバラ時代劇系、ポルノ系、そしてディープなミステリ系Σ(゜д゜|||)
(但し私の独断です。)

この『無法地帯』は、私がご紹介する本なので、当然ディープなミステリ系に分類される小説です。
(ディープなミステリ系というのは、正統派ではないということです(笑))

概要はと申しますと、「オタク版 仁義なき戦い」とでもいうべき、かなり斬新なミステリです。
マニアコレクター垂涎の、とあるアイテムをめぐって、私立探偵とホンモノのヤクザと、アイテム入手のためなら何でもやるというちょっと褒められないマニアの三名が、熾烈な争いを繰り広げます。

しかも私立探偵は、食玩(おもちゃに申し訳程度のラムネ菓子や飴が付いている、箱入りの商品のこと。私も好きなヤツです・・・(⊃д⊂))コレクター、ヤクザは怪獣アイテムコレクターという、主要登場人物はもちろんのこと、脇を固めるキャラクター陣もよってたかってオタクという、なんとも壮烈な布陣。

あらゆるシーンで、「オタク」という人種の特徴が強烈なまでにデフォルメされていて(デフォルメというより、実情かも知れませんが・・・)、例えばどんなに脅されても口を割らない人間が、コレクションを壊すぞと脅されただけで簡単に白状するとか、人の迷惑も顧みず乱闘を繰り返すくせに、「模型が壊れるから」という理由で、玩具店内での喧嘩を避けたりする・・・なんていう、かなり笑える描写が盛りだくさんです。

また、食玩というのは中身が見えないので、全種類揃えるために(コンプリートといいますΣ(゜д゜|||))何回も購入することとなり、当然同じもののダブりが発生するのですが。
そのダブりをいかに処分するかといった、マニア以外の方には全くあずかり知らぬ世界の事も、キチンと丁寧に説明されているので、マニアの世界を覗き見たいという方にも楽しんでいただける小説です(そんな人がいるのかは分かりませんが・・・(汗))。

肝心の謎はといいますと、一応殺人事件は起こるのですが、この小説の主眼は殺人事件の解決ではなく、あくまで「幻の?を捜せ」という点にありますので、殺人の謎解きはされているのですが、あまりインパクトは強くありません(笑)

一応、作者の大倉氏は本格推理物を手がけている方なのですが、この小説は「任侠モノ+探偵モノ+オタク」ということで、恐らく氏の著作の中でも異色だろうと思います(;゜д゜)
内容が内容だけに、「読んでみて!」と自信を持ってオススメできないのですが(笑)、興味のある方はお手にとって見てください。


二冊目。
『蹴りたい背中』 綿谷りさ著 (河出文庫)

今までご紹介してきた中で、恐らく一番のベストセラーではないでしょうか(笑)
しかも今更・・・・(;´д⊂)

何より、女性作家という点が、私にしては珍しいです。
昔は女性の作品をよく読んでいたんですが、最近はほとんど食指が動きません。
女性の本で読むのって、文芸評論家の斎藤美奈子氏の著作くらいかも・・・・(汗)

今まで、この『蹴りたい背中』も全く食指が動かなかったのですが、直近の早稲田の入試問題で出題されていたこともあり、読んでみる事にしました。
(ていうか、綿谷りさって早大在学中なのに、その在校生の文章を入試で使うか!?と、正直思わなくもなかったですが。しかも微妙な設問だったと思う・・・・)

で、感想ですが。
「へぇ、高校生がここまでの文章を書けるんだぁ」というのが最初の読後の感想でした。
やはり芥川賞受賞というのは伊達ではないと思いました。

すごく感覚的な文章で、確かに「瑞々しい」という表現がピッタリ。
五感を駆使したような、繊細な描写で、そういう意味では高校生らしい文章なのかもしれません。

ですが。
上手い下手とはまったく別の次元で、私にはやはり受け付けない類の小説でした・・・_| ̄|○
(単に私が想定されている読者層より年食ってるだけ・・・!?Σ(゜д゜|||))

主要登場人物が二人いるのですが(高校生の男女です)、どっちも「イタい」
作者が狙ってそのような人物造形にしたのは分かるのですが、ちょっとなんていうか、女の子は自意識過剰で気負いすぎてる部分が「イタい」ですし、男の子はいわゆる「アイドル(?)オタク」なのですが、正直気持悪い(笑)。

私自身、オタクの傾向があるので、オタクには共感する部分が大いにあるわけですが、ちょっとこの男の子(「にな川」といいます)には、オタクとは違う、狂気といいますか、気色悪さを感じてしまいました。
(先にご紹介した『無法地帯』にはハッキリ描かれているのですが、オタクとかマニアとかって、社会から外れているように見えて、実はオタク同士・マニア同士のコミュニケーションは盛んですから、この「にな川」君は誰ともコミュニケートしていないという点で、かなり異色です。オタクやマニアがある意味「陽」的なのに対して、「にな川」君は「陰」的なのが、気持悪いと感じる要因なのかもしれません。)
まあ、だからこそ主人公の女の子も「蹴りたい」という衝動が沸き起こってきたのでしょうけど。

ですから読んだ後、この小説が大ベストセラーになったことに些かの驚きを感じてしまいました。
いえ、面白くなかったとかそういう意味ではないですよ。

大ベストセラーになるためには、普段本を読まない層も取り込んで、本が売れてくれる必要があるわけです。
ですから、大ベストセラーといわれる本には、読みやすく、軽く、感動できるツボが明確で、登場人物に感情移入しやすく、かつドラマチックというのが、必要条件だと思われます。
(ドラマ化・映画化されるとさらに強力。)

が、この『蹴りたい背中』って、活字が大きく、長さも中篇程度ですから、そういう意味では読みやすいですが、過剰なまでに感覚的な文体や、特にハッキリ見える盛り上がりもなく、淡々と進むストーリー展開(一応、最後にちょっとした変化はありますが)、また常に斜に構えているようなひねくれた主人公などという、つまりどちらかといえば、「敬遠されがち」な要素満載なわけです。

にも拘らず「売れた」。
これはやはり、「芥川賞最年少受賞」ということに加え、作者の綿谷氏が可愛い女の子だったということも大きく影響しているんでしょうね。
ですが、やはり作品自体の魅力が大きかったことも事実だと思います。
私も気が向いたときに、他の著作を読んでみたいと思います。
(でも今はもういいです(笑))


三冊目。
『Wの悲劇 新装版』 夏樹静子著 (光文社文庫)

これも今更シリーズです。
昔から読もう読もうと思い続けて、かれこれ20年くらい経ってしまっている気がしますΣ(゜д゜|||)
光文社文庫から「新装版」という形で再版されたのを機に、読んでみることにしました。

これだけミステリを読んでいるにも拘らず、初・夏樹静子でした。
女性の作品をほとんど読まないというのは、ミステリに関しても当てはまるんですね、当然。
女性で読んでいるミステリ作家って、恩田陸(でも最近は離れつつあります)、加納朋子、小野不由美の各氏くらいです。(もう一人いるんですが、名前を忘れました・・・(;´д⊂))
昔はクリスティとか山村美紗も読んでましたが、高校生のときくらいまでですしねぇ・・・。

さて、この『Wの悲劇』、当然タイトルからお分かりのように、エラリー・クイーンの『Xの悲劇』を始めとする、ドルリー・レーンものへのオマージュ的な作品でもあるわけですね。

しかし、冒頭部で犯人は明らかになっています。
いわゆる、刑事コロンボなどに見られる「倒叙(倒錯)」式といわれる、読者・視聴者には犯人があらかじめ分かっていて、探偵役が如何に犯人を追い詰めるかという、あのタイプです。
そのあたりが、クイーンとは異なっていますね。
(クイーンは基本的に、犯人当てに主眼が置かれています)

と思いきや、実はこの作品には何重ものトリックが仕掛けられているのです。
その辺りが、刊行当時は非常に斬新だったんじゃないでしょうか。
薬師丸ひろ子主演で、映画化もされているヒット作ですしね。
(ただ、薬師丸ひろ子が演じたのは、多分この役なんだろうな、と分かるのですが、正直イメージではありません・・・。まぁ、当時は角川三人娘とかいって、キャストを誰にするかではなく、主演は薬師丸ひろ子ってまず決まってましたからね(笑))

遺産相続に関する法律がらみの動機なんかも面白くて、昔のミステリではありますが、かなり楽しめました。
ただ、どの登場人物の描写も、掘り下げ具合が同じなので、誰かに感情移入しながら読むというスタンスは取りにくかったです。
逆に言えば、事実を淡々と描写するという客観的な視点に拘った結果なのかもしれませんが。


ということで、今回は珍しく女性作家を中心にご紹介してみました。
これからはあまり食わず嫌いをせずに、女性作家のものももう少し積極的に読んでみようと思います(´Д`;)ヾ
一応私自身が女性ですし・・・・(笑)
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2007/06/26 02:16 | Comments(1) | TrackBack() |
読書もしてました
久々に読書ネタです。
最近はゲームに没頭し、休日は私にしては珍しく外出が続いていましたので、ちょこっとペースは落ち気味だったのですが、やはり活字から離れる事は出来ません。

読んだ中で面白かった本や、話題作なんかをご紹介したいと思います。

まず一冊目。
『アルキメデスは手を汚さない』 小峰元著 (講談社文庫)
今ちょっとした話題になっている本です。
もともとは1973年に発行され、つい最近まで廃版になっていた小説です。

再版されたイキサツはと言いますと、今飛ぶ鳥を落とす勢いのベストセラー作家である、東野圭吾氏が、面白くて初めて最後まで読み通した本だ、とコメントしたことに端を発するんですね~。

東野作品をさほど読んではいない私ですが(だって刊行数が多すぎるんだもん・・・)、やはり読んだ作品は「面白いなぁ」と素直に感動してしまいますので、そんな人が読書に目覚めたという一冊なら、是非とも読んでみよう!と手に取ったわけです。

まず正直な感想。
今の時代に、しかもミステリを読み漁っている人間にとっては、さほど魅力的では無いんじゃないか・・・という感じでした。
(少なくとも私にはイマイチでした・・・)

主人公は高校生なのですが、その高校生にしても、何と言うか、「昔の高校生ってこんなに大人びてたの!?」とパンチを食らうような衝撃だけはあったのですが、ハッキリ言って感情移入は出来ませんでした。
まあ、時代もちょうど学生紛争の最中ですから、当時の高校生はそれだけ大人だったのかもしれませんが。
セリフとかがいちいち理屈っぽいんですよね・・・(汗)

また、謎も当然長編小説ですから、幾つか出てくるわけですが、それらの連関性というか、ストーリーとしての繋がりが、やっぱり甘い。
謎の解明も、「そんなのあり!?」って思わされますし・・・・(;´д⊂)
犯罪の動機に至っては、「・・・・・・・・・・・・( ̄。 ̄)y-~~」ってな感じで。

江戸川乱歩賞受賞作なのですが、今現在に至るまで、売り上げ部数では歴代受賞作のトップを記録している作品だそうです。
当時、飛ぶように売れたとのこと。
確かに、昭和の時代ならば、受け入れられた作品なのかもしれません。
ただ、現代の練りに練られたミステリを知っている身にとっては、それほど満足感を得ることは出来ないようなレベルの作品だと思いました。
まあ、ある種の作品にとっては、時代に合わなくなってしまうというのは避けられないことなんだと思います。


二冊目。
コチラもミステリです。
『水の迷宮』 石持浅海著 (光文社文庫)

著者の石持氏は、デビューしてまだ5年ほどの新鋭作家です。
文庫に落ちているのは、本作の他、『月の扉』『アイルランドの薔薇』(すべて光文社文庫)の計3作のみ。
ので、文庫・新書しか読まない私は、当然まだ3作品しか読んでいないのですが。

この方の特徴は、何といっても「悪人が出てこない」という点に尽きるでしょう。
(これ以降の作品では出てきてるかもしれませんが)
悪人でもないのに犯罪に手を染めなくてはならないという、犯罪を犯す側に、抜き差しなら無い事情があるわけですが、その事情というのが、「お金が無い」とか「復讐のため」というような、ありきたりの理由ではないんですね。
端的に言えば「理想のため」「ロマンのため」とでも言いましょうか。

本作『水の迷宮』なんか、悪人が出てこないという、まさに典型的なパターンです。
謎も何というか「美しい」
ロジック(謎解き)として美しいというよりは、謎を存在させている動機そのものが美しいと言う感じです。

『水の迷宮』というくらいなので、舞台は当然水族館なのですが、正直申しまして、最後のある水族館の描写に、涙が出そうになりました。

ただですねー、この石持氏の作品は、登場人物に悪人がいないという点をきっちり理解した上で無いと、素直に楽しめないんですね。
フツーの小説のつもりで読んでると、「こんなに大団円になるはずが無い」「こんなに出来た人間は存在しない」「深みがない」という、批判の嵐に陥ってしまいます。
舞台は現代の通常の世界なのですが、ある種のファンタジーだと思って読まれるのがよいかと思います。

石持氏は、話の展開や謎解きなんかも見事で、非常に力量のある方だと思われますので、そういう悪意の無い世界を描いているのは、確信犯だと思います
ですが、そういうある種の空想世界はちょっと・・・という方は、読まないほうがいいかもしれないです。
逆に、キレイな話を読みたい、という方にはうってつけの作家さんです。


3冊目。
『四字熟語ひとくち話』 岩波書店辞典編集部編 (岩波新書)

その名の通り、四字熟語を説明した本なのですが。
「ひとくち話」と銘打っているだけあって、タダの四字熟語説明本ではありません。
どちらかというと、四字熟語をネタにした、短いエッセイ集のような感じ

170ほどの四字熟語についての文章が、各一ページずつにまとめられています。
どれも語の説明の他、その語にまつわるエピソードや、執筆者自身の思い入れなんかが簡潔に述べられていて、非常に面白く読みやすいです。
複数の執筆者がいらっしゃるのだと思いますが、文体にバラつきがなく、どの方の文章もとても巧くて、「さすが岩波書店!」とヘンに感心させられてしまったりもします(笑)

載っている四字熟語は、3割くらいは聞いたことの無いものでしたし、知っている中でも、咄嗟には出てこないよな~というものもあって、読んでいるだけでも勉強になりました。
ですが、中でも印象に残ったのは「他山之石」

この四字熟語、もちろん「他のいかなるつまらない物事でも、自分の反省・修養の役に立つということ」という意味です。
他の山から出るつまらない石でも、自分の宝石を磨くくらいの役には立つ、というのがそもそもの原義です。
新解さん風に言うと、「アイツの失敗はひどかった。ああならないように是非ともアイツの失敗を他山の石として、心に留めておこう」くらいになるのでしょうか・・・・・(笑)

が、実は岩波書店の看板出版物である『広辞苑』には、この「他山の石」という項目が無いのです!
この新書から本文を引用しますと、「ここだけの話、『他山の石』は『広辞苑』編集部が最も触れたくない成句である」
・・・・そうだったんですか!!Σ(゜д゜|||)

さらに先を読んでいくと、その理由が明らかになります。
「編者の新村出(しんむらいづる)が、初版序文で、『フランスの大辞典リットレないしラルース等の名著・・・を他山の石として』などとやっており、辞典本体の解説は『よその山から出た粗悪な石』『自分より劣っている人の言行』なのだからつじつまの合わせようがない」・・・とのことです(笑)

初版の序文は削除できないとのことなので、毎回広辞苑編集部の方々は、心労を抱えていらっしゃることかと思います・・・(;゜д゜)

引用文から察するに、恐らく初版には「他山の石」が項目としても立てられていたのでしょうが、現在入手できる第5版(最新版)には、「他山の石」は載っておらず、代わりに「他山の石とする」「他山の石以て玉を攻むべし」という、「他山の石」の元の形が掲載されています(笑)
・・・苦肉の策だったんでしょうね(;´д⊂)

でも、新村出さんのようなすごい言語学者さんでも、用語の間違いを犯すことがあるんだ~、とちょっと安心したりして。

2007/06/25 03:35 | Comments(0) | TrackBack() |
クリアしました!

今日の記事はマニア注意報発令!!でございます_(._.)_
分からない方には、全く分からないお話だと思います。
が、その前に。

今日もゲームセンターで遊んできてしまいました。
場所は梅田の東通商店街。
結構散財してしまったのですが、それなりに戦利品をゲット。
ご紹介します。

F1000014.JPG
まずはコレ。
私がゲットしました。
しみコーンというコーン菓子にチョコの染込んだスナックです。
一袋にチョコ味とイチゴ味が10本ずつ入っていますので、計40本ゲットΣ(゜д゜|||)
しかも、一回で二袋同時に取れました(笑)

・・・でも私の戦利品はコレだけです_| ̄|○



F1000015.JPG
そしてコチラはダンナのゲットしたうまい棒。
よーく見て下さい。
隣に写ってるのは、我が家のニンテンドーDSですΣ(゜д゜|||)

そうです、巨大うまい棒なんですねー(笑)
まだ開封しておりませんが、おそらく中には普通のうまい棒が30本くらい入ってるんだと思います・・・(汗)



ダンナはこれらの戦利品を透明の袋(ゲーセンでもらえるやつ)に入れ、一日ずっと背負ってました(笑)

そして今日も行ってしまいました、関西オタクの聖地、日本橋へ・・・_| ̄|○
ホントはミナミに焼肉を食べに行ったんですけどね。
例のごとく、「難波に来たならおもちゃ屋へ行こう!」の掛け声の下ですね~・・・

ただ今日はおもちゃ屋さんでは、特になにもゲットできませんでした。
で、今日見つけたのがコレ。
F1000013.JPG
ラーメンの缶詰ですッΣ(゜д゜|||)

東の聖地、秋葉原では「おでん缶」が有名ですが、それに対抗してこんなものを作っちゃったんでしょうかね~(笑)
(それにしては『札幌』ですけど)

まだ食べてません。
結構売り切れてたので(ジュースみたいに自販機で売ってました)、ひょっとしたら美味しいのかもしれませんが、恐らくほとんどの人が、興味本位で購入しているだけだと思います・・・。

コレは冷やし麺ですが、他に味噌と醤油がありました。
売り切れてたのは醤油です。
・・・醤油が美味しいのかな???


さて、ではマニアネタに参りましょう~!!
「ファイナルファンタジー12 レヴァナントウィング」を先ほどクリア致しました!!

このゲーム、FF12の続編というか番外編というか。
キャラはほぼ踏襲されているんですが、ストーリーといい、ゲームシステムといい、全くのベツモノです。
雰囲気としては、大分昔の話ですが(汗)、PSで発売された「FFタクティクス」に似てるかな。

私は自分では購入しておらず、先日もご報告致しましたように、お友達にソフトをお借りしました。
実は、FF10にもコレと同じような続編があったんですが(X-2ってやつですね)、コチラのゲーム、大きな声では申せませんが、あまりのくだらなさに途中で放り出してしまったんですね~(笑)
それで、あんまり続編に期待していなかったこともあって、購入は見送ったのですが・・・。

このレヴァナントウィング(以下RW)、結構面白かったです!
まず、DSなのでキャラクターも画面の小さいサイズに合わせて二頭身にデフォルメされていて、とても可愛らしいという点が高ポイント。
さらに、召喚獣もチョコボとかサボテンダーとかジンとかが超プリティ♪(どれも全部弱いけど)

ゲームシステムはというと、RPGのように敵とエンカウントして戦闘するというのではなく、最初から戦闘ステージが用意されていまして、そこのステージの敵を全滅させたらクリアというのが基本の形態です。
ですから一つの戦闘に5~10分ほど掛かります・・・・。

プレイヤーは5人のキャラクターを操作でき、さらにその5人がそれぞれ、キャパシティの範囲内で召喚獣を呼び出して使役する事ができます。
ので、味方のキャラと敵方のキャラが、総勢30体(以上?)、DSの画面にウジャウジャ・・・・(笑)
ラッシュ時の電車並みの密度です。
しかも、進路に立ちはだかっているキャラを通り抜けたりと言う事ができないので、せっかく指令を出しても、目的地にたどり着く事ができず、同じところを何週も回ってたりしますし。
(スピードの速いキャラだけが敵の密集地に特攻してしまい、後から来るはずの援軍が同じところを回り続けてなかなかやって来ないので、あえなく死亡、というパターンが何度かありました(;´д⊂))

ただ、私はRPGではもちろんのこと、この手のゲームでは、アイテム収集に異常な情熱を燃やしてしまうので、アイテムを集めるために戦闘を繰り返していたら、9人のキャラ全てがレベル99(最高レベルですね・・・)に到達してしまいましたΣ(゜д゜|||)
ので、結局は力押しのたこ殴りで、たいした戦略も必要としないまま、ほぼ順調に勝ち抜いていったのでした(笑)

で、クリアまでのイキサツなのですが、前回予告しておりました、「金曜日にはクリアのご報告ができると思います」という言葉が、嘘になってしまいました_(._.)_
実は20日の時点で、クリアはしようと思えばできたのですが、全てを100%にしてからラスボスに望みたいという野望がありまして・・・。

皆さんは、RPGをするとき、どういう風にクリアするタイプですか?

私は、基本的に一回しかプレイしないので、アイテムは全部取り、レベルやアビリティはマックス、武器や防具も最強のものを手に入れて、できることは全てやりつくしてからラスボスに挑むタイプです(笑)
で、クリア後に隠しボスがいる場合は、そいつも必ず倒す、と。
(ただFF12は、隠しボスの最強のヤツ(ヤズマットってモンスターですな)はまともにやると倒すまでに3時間くらい掛かるらしいのでΣ(゜д゜|||)、さすがに放り投げてますが・・・)

そして今回ももちろん、その野望の為にクリアを見送っていたわけです。
RWは以下の三点に達成率が表示されます。
1.召喚獣との契約数
2.クリアしたミッションの数
3.武器の合成数

1はハッキリ言って、フツーにやっていれば問題ありません。
問題は2と3でした。

まず、話なども聞き漏らさないように、慎重に進めていたつもりだったのですが、ミッションが96%までしか到達しませんでした。
「どこで何を見落としたんだッ!?」
一生懸命考えた末、途中でストップしていた合成を進めてみました。
すると、武器を合成した種類が増えたときに、新しいミッションが追加されるということだったようで、無事に事なきを得ました。

しかし、3は甘くはありませんでした!
このRWは、三つのアイテムを使用して、一つの武器を合成するというシステムだったのですが、使用するアイテムそれぞれに「低・中・高」の3段階のレベルが設定されています。
三つとも「低」レベルの素材を使えばコトは簡単だったのですが、ハッキリ言ってそれは逃げですッ、邪道ですッ!
(こんなことに情熱を注ぐくらいなら、もっと建設的なことをしろよ、と自分でも思いますが・・・_| ̄|○)

私は、最後まで使うであろう強い武器に関しては、全て「高」レベルの素材で合成することを誓いました!!
強い武器と言えるのは、全部で大体約25種類ほどです。
25×3=75・・・・・
コレだけのレアアイテムを揃えなければなりませんッΣ(゜д゜|||)

ただそれまでの戦闘で、いくつかは入手しているので、実質はその半分くらいが、新たに必要な数です。

そして、延々アイテムを入手するためだけに、戦闘を繰り返すこと約100回!!!
短く見積もっても、一回あたり5分ですから8時間20分の時間を費やしたことになる計算です・・・_| ̄|○

しかし、その甲斐あって、アイテムの中でも激レアレベルのもの(ダイヤモンドとゾディアック鉱石)までも、必要数入手することができました。
ダンナには「アホ」と言われましたが(涙)
(ちなみにダイヤとゾディアック鉱石は、戦闘15回に1回位のドロップ率じゃないかと思います。)

武器も最高レベルのものが全種類揃ったところで、やっと最終章に突入です。
そこからは、何せレベル99ですから(笑)、サクサク快適に進行するのでした。
ゲームクリア時に、「達成率100%」と出たときの快感ッ!!
(ただ悲しいことに、合成の達成度に、素材のグレードは全く関係なかったのですが(;´д⊂))

ま、こんだけ一気にやり込んでしまうので、二週目をしようなんて考えもしないわけなんですけどね・・・。
クリアした瞬間に、当然燃え尽きてます(笑)

でもまあ、DSですから、ゲームのボリュームもほどほどで、廃人にならなくて済みました(笑)
本編のFFとかは、アホほどやることがありますし、用意されているアイテムの種類も半端じゃないですからねぇ・・・。
私、FFとかDQとかの新作が出る度に、まともな社会人としての生活を放棄してしまうので・・・_| ̄|○

あ、ダイヤとゾディアック鉱石は、フリーバトルの出来る内、最後に到達する場所で、「太古の炎」「聖石」に続く第三の入手アイテムとして、稀にドロップがあります。
多分カイツに「ゴブリンのカバン」を持たせてないと出ません。

以上、マニアックなネタでした。
分からなかった方、申し訳ありませんでした_(._.)_


そういや、最近、焼肉を食べると、必ずおなかが下ります・・・。
今日もやはり・・・(涙)

千日前の「のて」っていう、有名なお店(らしい)で食べてきました。
七時くらいに行くと、もう並ばないと入れません。
ウチは五時半過ぎくらいに行ったので、スンナリ入れましたが。

で、美味しかったんですけど。
30分位したらピーピーですッ(;´д⊂)
もう脂っこいものを体が受け付けなくなってきたってことなんでしょうか・・・・。
年齢って、気持ではごまかせても、身体ではごまかせないものなんですね(⊃д⊂)


2007/06/24 01:40 | Comments(2) | TrackBack() | ゲーム
最終日のミイラ
お久しぶりです。こんばんは(笑)
最近更新ペースが落ちております、ハイ。

決してブログに飽きたわけではありません。
いつも書く気満々です!

ここ数日更新が滞っていた理由は、またしてもゲームでございます_(._.)_
先週、職場のお友達に「FF12 レヴァナントウィング」というDSのゲームをお借りしてしまったのでございます・・・(汗)

このゲームにつきましては、クリアし次第、マニアネタとしてブログでご報告する予定です。
(先週の木曜に借りたのに、もうクリア目前です・・・。金曜辺りにアップできそうですΣ(゜д゜|||))

さて、今日のお題は、先週の日曜日に行って参りました
「ミイラと古代エジプト展」(於:神戸市立博物館)
のご報告です。

私の行った日が最終日でして、なんとチケットを購入するまでに20分、さらに中のシアターに入るまでに一時間も待たされました・・・・((((゜Д゜;))))
大盛況だったみたいですね。

このエジプト展の目玉はもちろん、大英博物館から運んできた本物のミイラの展示なのですが、最近はミイラ保存の為に非破壊検査が当たり前になっていまして、棺の中を直に見ることができません。
ですから当然、包帯をはいだミイラ本体を見ることなんてできない相談な訳です。

ではどうするか。
これがもう一つの目玉なのですが、実物を見る前に、シアターで3Dの映像を鑑賞し、内部をまずは見てもらおうという、非常に興味深い試みになっていたのです。
(必ず映像を見た後で展示品を鑑賞する、という順序になっていました)

ミイラを損壊しないようにCTスキャンで内部をデータ化し、それをコンピューターで解析する事によって、ミイラ本体の姿まで手に取るように観察できるということで、様々な角度からの立体映像を用いたミイラの説明が、約20分ほどありました。

その際、このミイラが紀元前800年ごろのエジプトの高位神官であった「ネスペルエンネブウ」という男性のミイラであることや、死因が脳腫瘍らしいということ、またミイラがどのように作られたかなど、興味深い話も盛り込まれていました。
名前や職業などの情報は、全て棺にヒエログリフで書き込まれています。
ヒエログリフは、200年ほど前にナポレオンが持ち帰ったロゼッタストーンの発見によって解読可能になった、エジプトの古代文字です。

実は私はミイラとか、古代文明・遺跡とか、神話とかの類が好きなので(こういうネタを好む辺りにもマニア臭が漂っていることを十分自覚しております・・・)、ミイラについてはそこそこ知識があります(笑)
といっても、こんな知識、披露する場所が無いので(⊃д⊂)、とうにさび付いて記憶の彼方へと消え去り、ほぼ跡形も残っていないのでありますが・・・・。
ミイラの話とか古代文明の話とかを、辛抱強く聞いてくれる人がフツーに周りにいるわけではない!ということを理解している程度には常識人なんです(え!?Σ(゜д゜|||)

そうそう、ミイラといえば外せないのが、ナショナルジオグラフィックチャンネルという、CS放送やケーブルテレビなどで見られる、自然科学系の放送です。
そこでミイラの30分番組が放送されているんです!!Σ(゜д゜|||)
およそ大学教授とは見えない二人組みのオジサン(もちろんミイラの専門家)が、世界各地からの依頼を受け、X線カメラや内視鏡を使って、どのようなミイラなのか(性別や年齢、時には複数のミイラが一つに包まれてることもありますので中の人数とか)、副葬品には何があるか、といったことを調査する番組ですΣ(゜д゜|||)
マニアックですな。

ここで扱っているのは、主にエジプトのミイラと同じように、埋葬のために死後、人工的に造られたミイラですが、他にも自然にミイラ化してしまったものとか、自分からミイラになる即身仏なんかがありますよね。

前者で有名なのは、南米で発見された生贄の少女のミイラ。
アステカ文明だったかな??
麻薬で陶酔状態になったまま生き埋めにされ、ミイラ化したものです。
また湿地帯では、皮膚が死蝋化したミイラなんかが稀に発見されるそうです。

後者は日本にも何体か残っていますね。
一辺2メートルほどの箱ごと生き埋めにされた(呼吸用の竹筒が通っています)高僧が、座禅を組んだままの姿で仏様になるという、常人では考えられないミイラです。
手には小さな鉦を持っていて、一緒にお経も唱えていらっしゃるのですが、その音がしなくなったら、亡くなった合図になっていたとかΣ(゜д゜|||)
ちなみに現在では、即身仏になることは禁じられています((((゜Д゜;))))


それにしてもあのミイラ番組、今もやってるのかなぁ・・・・。
現在ナショジオチャンネルを見られる環境ではないので、とても残念です・・・・(涙)
見られる環境の整っている方は、本当にオススメ番組なので是非見てみてください(笑)



で、長くなりましたが続きです(汗)。
映像を見た後に展示室へ移動します。
ミイラ作成の際に使われた道具や副葬品、また当時の祭事に用いられた祭具や神像などが展示されていました。
もちろん、3D映像で紹介された、展示品の目玉であるミイラとその棺も見ることができます。
ただ、もちろん撮影禁止なので、残念ながら写真はありません・・・(涙)

代わりと言っては何ですが、エジプト展のお土産。
F1000006.JPG
当時のネックレスをモチーフにしたストラップです。
トカゲがプリティ♪

ホンモノは、このトカゲがズラッと首を取り巻くようなデザインになっていまして、当然「純金製」でございます。

ダンナに「買って♪」と申しましたところ、このストラップを渡されました。
1600円(税込み)也・・・_| ̄|○


展示品もそこそこ数があって、全て保存状態のいいもので(そりゃ大英博物館の収蔵品ですから当たり前ですが)、かなり楽しめる展示でした。

さて、博物館を後にした私達。
ダンナの一言で次の目的地が決まりました。
「せっかく神戸に来たんだから、おもちゃ屋に行こう!」
・・・・・・・・・・・・ナゼ!?
「せっかく神戸に来たんだから」の意味が分かりません!!

が、結局三宮センター街にある、マニア御用達のとあるショップに参りました。
「何で神戸に来てまでおもちゃ屋行くの~!?」
とブツクサ申していたワタクシでございますが・・・・。

F1000005.JPG
こんなものを見つけてしまいましたΣ(゜д゜|||)

か・・・・かわいい(*´Д`*)

ショーケース販売で441円。
(フィギアを売っているショーケース販売に手を出してしまうと、もうまっとうな人間とは言えないかもしれません・・・_| ̄|○)



DQ8に出て来た、その名も「パペットこぞう」・・・・Σ(゜д゜|||)
ゲーム中にこのモンスターが初めて現われたとき
「パクリやんッ!?」
と突っ込んでしまった事を覚えております。
ちょうど「パペット○ペット」という芸人さんがブレイクしていた頃でございました(笑)
(そしてダンナと二人で、「でもここまでソックリだったら、ちゃんと出演契約してるのかもね~」という、これまたマニアックな会話を交わしたことも覚えております・・・)

ダンナは何も購入せず。
ブツクサ言ってたくせにアイテムゲットしてしまい、妙に勝ち誇ったようなダンナの視線が痛かった日曜日なのでした。

2007/06/20 03:34 | Comments(0) | TrackBack() | グルメ・レジャー
新刊出ました!
昨日(もう一昨日ですな・・・)、四ヶ月ぶりに『のだめカンタービレ』の新刊が出ました。
ドラマ化もされ、現在深夜にアニメも放送中なので、ご存知の方も多いと思いますが、最近のクラシックブームの火付け役ともなった、コメディマンガです。

もうかれこれ四年ほど連載されているようなのですが、ここ数年はマンガからも縁遠くなり、しかも連載されているのが、「Kiss」といういわゆるトレンディー系のオシャレなマンガばかり掲載されている雑誌だったもので、私も二年ほど前まで、その存在も知りませんでした(´Д`;)ヾ

オタクであることは、それなりに自認しているのですが、まぁそれゆえ(!?)トレンディー系のマンガにも疎かったわけで・・・(笑)

しかし、クラシックを題材にしているっていうし、何となく読んでみようかなと思って手に取ったところ、見事ハマッてしまったのです。
その時点で出ていた巻まで、あっという間に揃ってしまいました(笑)←今だからできる大人買い(*'-')

あらすじを追ってみますと・・・。
(ドラマ化された日本編のみ。但しドラマと原作は結構異なります。)

音大でピアノを専攻している「のだめ」こと野田恵と、同じくピアノ専攻の一年先輩である千秋真一が主人公です。
のだめは、ピアノには天才的な才能があるものの、生活能力はゼロ(サバイバル能力はありそうですが)、部屋はゴミタメ状態、洗髪は四日おき、しかも変態です。一方千秋は料理に掃除はモチロンの事、学業に専門の音楽まで何でも完璧な、大学のプリンス。

実はこの二人、同じマンションの隣人同士。ひょんなことからのだめは千秋に恋してしまい、始めは迷惑気味だった千秋も、いつしかのだめのペースに押され、気が付けば一緒にいるのが当たり前のような間柄になってしまいます(が、恋人同士というわけではありません)。

千秋は、ピアノを専攻していますが、実は指揮者になりたいという夢を抱いています。
しかし幼い頃に、乗り合わせた飛行機が胴体着陸するという不幸に見舞われ、飛行機に乗れない身体になってしまい(ちなみに溺れた経験から船にも乗れません)、クラシックの本場であるヨーロッパに行く事の出来ない自分の将来に希望が持てないまま、鬱屈した日々を過ごしていました。

一方のだめは、天才的なピアノの才能を持っているにも拘らず、楽譜に忠実にという「音楽と向き合った」演奏ができず、思うまま「楽しく」ピアノを弾いて毎日を過ごしていました。
のだめは幼い頃からピアノが上手かったため、有名な先生に付いたのですが、そこでピアノを弾く事を強制されたために、それがトラウマとなってしまっていたのです。

しかし二人の運命は、現代の巨匠の一人に数えられる指揮者、シュトレーゼマンと出会うことで徐々に変化していきます(シュトレーゼマンは、中身は変態エロ親父ですが、私が一番好きなキャラクターです。音楽以外のダメッぷりが愛らしいのです(笑))。

千秋は才能ある若手演奏家達とオーケストラを結成し、そこで大成功を収めます。
そんな千秋を見て、のだめは千秋を海外へ送り出すことを決心します。
「神様が呼んでるから行かなきゃ」
(こののだめのモノローグは、多分今のところ一番『ジーン』とくるところじゃないかと思います。『こんなに素晴しい音楽を持っているんだから、センパイは世界に羽ばたかなきゃだめだよ』、というのだめなりの表現です。)

誰にも心の深層を覗かせなかった為に催眠術の効かなかった千秋が、のだめの催眠術にはアッサリかかってしまい、何と飛行機で北海道入りする事に成功(笑)
(しかし、のだめのおかげで飛行機に乗れるようになったということを、千秋は全く知りません)。
飛行機に乗れたことで、千秋はヨーロッパへ渡ることに

一方のだめは、そんな千秋に遅れまいと、初めて「音楽と正面から向き合い」、コンクールに出場する事を決意します。(優勝者には留学援助があったことも参加の大きな動機の一つでした。)
それまでののだめは、幼稚園の先生になることが夢で、演奏家としてピアノに携わっていく事など考えてもいませんでした。
「楽しくピアノを弾いているだけなのが、どうしていけないの!?」というのが、のだめの偽らざる思いだったのです。
コンクールでは、結局ミスを犯してしまい入賞する事はできなかったのですが、しかしのだめはそこで初めて、人前で演奏する事の楽しさを知る事になります。

ですがその一方で、初めて音楽と向き合ったにも拘らず、上手くいかなかったという現実は、のだめに重くのしかかり、コンクール終了後実家の佐賀に引きこもってしまいます。

千秋はそんなのだめを結局放っておけず、「どうしてオレがここまでしなきゃいけないんだ!」と思いつつも、佐賀にまで迎えに行ってしまいます。
しかしのだめは、一足先に自力で立ち直っていました(笑)
(『好きな人のおかげで立ち直りました!』という、ありがちで手の痒くなるようなエピソードの無いところが、また新鮮。)
コンクールで審査員をしていた、フランス人の有名なピアニスト兼教授から、フランスの国立音楽院(コンセルヴァトワール)への留学を薦められたのです。

「何のためにこんなところまで・・・・」と、腰砕けの千秋でしたが、演奏家としての将来を思い描いて口にするようになったのだめを見て一安心。
二人はヨーロッパ行きを決め、パリ編が始まるのでした。
(ということで、今現在はパリ編が進行中です。)


うーん・・・端折りまくったのですが、それでも長いですね(⊃д⊂)
ま、教材作成の際に問題文の要約が必要なのですが、それを書くのも苦手ですしね~・・・あはは。(笑い事ではありません。自戒((((゜Д゜;)))))

「のだめ」のすごいところは、曲にしても楽器にしても、テキトーに書き流されているわけではなく、本当に説得力を持って、細部まで綿密に描かれているところです。
今までのクラシックを扱ったマンガって、ちょっとした話のアクセントのためとか、ヒロインが「お嬢様」であることを印象付けるための小道具として、とかといった程度にしか、クラシックが取り上げられていなかったのですが、「のだめ」ではクラシックを他のものに置き換えるなんてことは不可能です。
それくらい、濃密に(でも堅苦しくなく)クラシックの世界が展開されているマンガです。
だから多分、クラシックの入門書としても、十分に通用するんじゃ無いでしょうか。

私は普通の大学出なので、音大というのがどんな世界なのかは分かりませんが、結構音大生の生態もリアルに描かれているらしいですし、それゆえキャラクターも個性的で、単純にコメディマンガとしても一級品です。
(クラシックを聴かない人でも楽しめるというのは、ウチのダンナが証人です(笑)

ハッキリ言って、超有名マンガなので、今更私が取り上げたところで、何の面白みも無いんですが(汗)、せっかく新刊の発売だったので、「のだめ」で訪問してくれる方もいるかと思い、尻馬に乗ってみました~(えッ!?

ちなみに、あと私が現在も継続して読んでいるマンガは、『名探偵コナン』ですΣ(゜д゜|||)
58巻まで出てるんだっけな・・・・?
全部持ってます・・・・_| ̄|○

2007/06/15 02:58 | Comments(0) | TrackBack() | コミック・漫画・アニメ

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