今日は、モスグリーン地のバルーンスカートになったワンピースに、黒いスパッツを着たので、髪型もカジュアルな感じにしようと思い、頭のてっぺんでお団子にしました。
通勤途中、何だか見られてるような気もしましたが、まぁ気のせいだろうと深く考えず。
三人くらいには振り返って見られたようにも思ったのですが、やはり気のせいだろうと流してました。
職場で一緒に仕事をしている先生に、
「ムーミンに出てくる子みたいですね~(^o^)」と言われた時に、初めて気付きました。
・・・・・・・・今日のアタシってミーにそっくり!?Σ(゜д゜|||)
しかもリュックを背負ったらスナフキンにでもなれそうな勢いです・・・_| ̄|○
ひょっとして、来る途中で見られてたのも気のせいじゃなくて、
「あの子、コスプレイヤーじゃない??」
という、好奇の目だったのかもしれません・・・・・・((((゜Д゜;))))
自分自身では、結構気に入ってるんですけど。
そして、今日の本題。
リュート奏者高本一郎さんのコンサート、
「リュートの楽園 第二夜」
於:ホテルニューオータニ大阪 チャペル「エンジェルズ・アイ」
です。
昨日のブログで、オークラでコンサートと書いてますが、思いっきり間違ってました、スミマセン_(._.)_
(庶民には、オークラとオータニの違いが分かんないんですよ・・・(涙))
三月に行われたコンサートの第二弾です。
第一弾は、一郎さんのリサイタル形式で、第一部をヴィウエラ、第二部をリュートと、異なる楽器で楽しませてくださったのですが、今回はテノール歌手の畑儀文氏をゲストに、歌とリュートという企画でした。
今日は、実家の家族が勢ぞろいするはずだったのですが、妹が残念ながら体調不良でダウン。
両親と私の三人でお邪魔しました。
(父親は、私の頭を見るなり『タマネギだ』とのたまった挙句、『マンガのいじわるばあさんにそっくり』という失礼発言をかましてくれましたッヽ(`Д´)ノ)
今回の第一部のテーマは、「フランスの古い恋歌と舞曲」。
一郎さんが舞台に上がられたので、客席はシーンと静まりましたが、
「しばらく準備がありますので、どうぞご歓談ください」
という、いきなりの高本節(と勝手に命名・・・(゜▽゜))で「掴みはオッケー」って感じでした(笑)
そしてその言葉通り(笑)その後まもなく、一曲目の「村人の踊り」が始まりました。
一郎さんのCDにも入っている、ファンにはおなじみの曲です。
軽やかで、けれど優しく親しみやすい曲調です。
一曲目が終わると、一郎さんのご挨拶。
いつもの調子で、「前回は立ち見の方まで出てしまいましたので、今回は宣伝を控えめにしたのですが、始まるまでどれくらいの方がいらしてくださるのか分かりませんでした」と、軽く笑いを誘うお話から始まりました。
今日は立ち見はなかったですが、用意された座席は満遍なく埋まるという、ちょうどよい感じ。
多すぎず少なすぎず、ちょっとしたサロンコンサートの雰囲気です。
続けて、
「今日は第二部が大物なので、第一部は短めに。・・・・私の話が長くならなければなのですが(笑)」
と、相変わらずクスリと笑わされてしまう高本節です。
シャイな感じでお話されるのですが、その口調にファンも多いのでは?と思います~。
次の3曲は、急・緩・急の順に並べられた舞曲。
当時はどれも庶民が集まって踊っていた曲なんだと思いますが、現代の耳で聞くと、とても洗練されたものに感じられます。
ここまでが一郎さんお一人での演奏。
畑さんが舞台に上がられました。
(とても親しみの持てる雰囲気の、ステキなオジサマでいらしたので、以下馴れ馴れしくも「畑さん」と書かせていただきます(*'-'))
畑さんは関西出身のテナーでいらっしゃいまして、国内外での幅広い演奏活動をされているほか、武庫川女子大の教授でもいらっしゃいます。
専門はシューベルトの歌曲でいらっしゃるそうで、世界でただ一人、シューベルトの歌曲全曲演奏を成し遂げた方でもいらっしゃるとのことです。
私、あまり声楽曲は聴かないので(゜ー゜;)、テナーの方の生声を耳にするのもモチロン初めてでした。
いや~、まさに包み込まれるような伸びやかな声。
あんな風に声を出せたらいいな・・・・と惚れ惚れ聴き入ってしまいました。
テナーの音域って、人の耳にとても心地よい高さだと思います。
依然として人気の秋川雅史さんもテノール歌手ですしね。
第一部最後の「その昔シンデレラが・・・」という曲は、最初に演奏された「村人の踊り」のオリジナルだそう。
当時の流行歌だったそうで、流行の歌に乗って踊るのは昔も今も同じこと。
そのうちメロディーだけが演奏されるようになったと考えられているそうです。
歌が有るか無いかで、同じ曲でも全く印象が違います。
歌が入ると、ハッピーエンドの物語になっているという歌詞通り、明るく溌剌とした感じ。
リュートのみの演奏が、しっとりと聴こえるのとは対照的でした。
ちなみに、この曲の解説時にも高本節が炸裂して、場内大爆笑でした。
「この曲の歌詞は、貧しい少女が・・・・・・、いや少女じゃないですねぇ・・・大きい女性が・・・・・・・というのもヘンですね。え~、適齢期?いや、結婚を目前にした女性がですね・・・」
「大きい女性」って、ガタイがイイみたいに聞こえます(笑)
(貧しくて結婚したくてもできなかった女性でしたが、庭の動物達がご馳走やワインを持ってきてくれ、結婚相手も見つかり、ステキな結婚式が挙げられたという、ほのぼのカワイイ歌詞だそうです)
第二部は、「リュートのための古風な舞曲とアリア」。
実はこれは第二部のテーマというより、曲のタイトルそのものだったりします。
この時の解説でも一郎さんは、
「ご存知の方はご存知だと思いますが。・・・・・・・いえ、ご存知の方がご存知なのは当たり前ですね(照)」
と、一発かまして下さいました。
で、ご存知の方はご存知だと思いますが(笑)、「リュートのための古風な舞曲とアリア」は、レスピーギの編曲による組曲です。
(ちなみに今日の演目は、その中で最も有名な第三組曲。)
レスピーギといえばいわゆる「ローマ三部作」が有名でして、私も「賑やかでサービス精神旺盛な曲を書いた作曲家」ってなイメージを持っているのですが、何とレスピーギはこのような落ち着いた曲にも携わっていたのですねぇ・・・。
素材となっているのは、グレゴリオ聖歌からバロック音楽までの古い音楽です。
レスピーギ自身が気に入った曲を集め、一つの組曲に編曲した作品だそうです。
レスピーギの手による組曲は管弦楽曲(但し第三組曲には管楽器は入りません)、つまりオーケストラ用に書かれたものなのですが、今回はそのオリジナルとなった楽曲を、レスピーギが並べた順番どおりに、そして歌曲は当然畑さんの歌入りで再現しようという、とても贅沢なプログラムでした。
まずはリュートのソロで、「イタリアーナ」と「ラ・チェザリーナ」を2曲続けての演奏。
が、一郎さんの演奏は予想よりも遙かに早く終了。
「え!?二曲って言ってたのに一曲で終わっちゃってない??」
と客席に動揺が走りました(笑)
私もそう思った一人です(´Д`;)ヾ
コレは、レスピーギがこの二曲を全く自然に、まるで最初から一つの曲であったかのように編曲している為だそうで。納得。
ちなみにこの曲もCDに収録されている(のと同じ曲だと思う)のですが、今日の今日まで、二つの曲が合体したものだとは知りませんでした・・・・(゜ー゜;)
次は「フランス宮廷歌曲集」からの6曲。
ここからは再び畑さんとの共演です♪
もちろん、レスピーギ版には歌は入っておらず、メロディーのみがアレンジされているので、オリジナルのまま歌付きで聴けるというのは、贅沢なことですね。
私の印象に最も残ったのは、二曲目の「さようなら、羊飼いさん」。
タイトルに釣られたわけでは決して無いと思うのですが、畑さんの呼びかけるような歌い回しに、思わずアルプスの少女ハイジの顔を思い浮かべてしまいました(笑)
「おーーーーい、ヤッホー」って感じに聴こえたもので(´Д`;)ヾ
リュートの伴奏による歌って、本当に癒しの音楽です。
声をいたわるように、静かに流れるリュートの音色が美しい。
そして、リュートの音色を消さないように(リュートという楽器は、非常に音量が小さいのです)これまたいたわりながら伸びていく声が優しいのです。
歌曲の次は、組曲中最も有名な、そしてリュートのレパートリーの中でも最も有名といえる「シチリアーナ」。
この曲もCDに収録されていたためだと思いますが、演奏直前に
「あ、宣伝なんですが、CDを入り口で販売しています。(コンサート)一回一枚でお願いします」
と、しっかり宣伝なさってました(笑)
ちなみに「一回一枚」というフレーズを、ウチの父親が気に入ったみたいです(笑)
終曲は、これだけなぜかバロックギターによる「パッサカリア」。
「パッサカリア」は短いフレーズをどんどん変奏していくタイプの舞曲一般を指す言葉ですので(厳密にはもう少し決まりがあると思いますが(汗) いつもながら適当な説明で申し訳ない・・・・)、「パッサカリア」と呼ばれる曲は数多くあるのですが・・・・。
私はどうしても「パッカサリア」と言ってしまいます・・・・_| ̄|○
バロックギターは、大きさ的にはクラシックギターとウクレレの中間(より少し小さい?)くらいです。
現在のギターほど音量は無いと思いますが、天使の歌声とも称される、可憐なリュートの音色と比較すると、ポンポンポロロンという感じで、やや弾けた音色です。
音楽ファンなだけで、知識と技量はド素人なため、相変わらずどこのどの辺りが変奏なのかはサッパリ分かりませんでしたがΣ(゜д゜|||)、ややゆったり目の曲調を基調としながらも、緩急高低が比較的ハッキリしていてストーリー性を感じる曲でした。
パッサカリアが終わると、畑さんが再び舞台に上がられました。
割れんばかりの拍手が再び会場を包みます。
そして拍手が終わるか終わらないかのナイスなタイミングで、
「アンコールは用意しております」
と一郎さん。
シャイな口調でいらっしゃいますが、笑いのツボは相変わらず心得ていらっしゃいます(笑)
そしてアンコールの曲目は、驚きの
「いちご白書をもう一度」!!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Σ(゜д゜|||)
客層の大部分が、恐らく団塊の世代に属する方々だったからなのでしょうが(もちろん私はもっと若いですよッ(笑) 親の世代です)、クラシックコンサートで意表をつく選曲(笑)
畑さんが「いつか~」と歌い始めた時には、その意外な展開に笑いも起こりました。
が、場内のテンションは一気に最高潮。
意外性と懐かしさとで、みなさん本当に引き込まれていらっしゃいました。
ちなみに、私も目頭がジーンとしました・・・・・。
私にとって決して懐かしい曲では無いはずなのですがΣ(゜д゜|||)
本当のラストはバロックギターによるイタリアの舞曲。
(曲名を失念しました・・・・ゴメンナサイ)
ジャカジャカジャーンと弦をかき鳴らすドラマティックな曲で、今日のプログラムで演奏された曲とは全く異なる趣。
テンションが最高に盛り上がったところで「お開き」という、一郎さんのイキな計らいだったんじゃないかと思います♪
さて最後に。
実は第二部の開始の時、一郎さんはグレーのタートルシャツから、深い赤のシャツに「お色直し」をされました(笑)
「着替えてきはったで」と言う母に、「汗かいて着替えはったんとちゃうん?」と答えた私。
そんな客席の疑問をキャッチされたのか、畑さんが鋭く「衣装変わりましたね(笑)」とおっしゃったのですが、一郎さんは「はぁ」と何だか照れた様子。
そしてそのまま演奏を始めようとする一郎さんに、
「コメントは全くなしですか?(笑)」
とさらなるツッコミ。
「汗をかいたので」というわけでもなく、ひたすら恥ずかしがっていらっしゃるだけの一郎さんの様子を見て、私の心に一つの疑惑が・・・(笑)
始めからお色直しする予定だったんじゃありませんか??(笑)
ちなみに一郎さんからは、「着替えたことはブログに書かないで下さいね」と言われたのですが、
ご覧の通り、ご期待に沿えるような形にさせて頂きましたΨ(`∇´)Ψ
通勤途中、何だか見られてるような気もしましたが、まぁ気のせいだろうと深く考えず。
三人くらいには振り返って見られたようにも思ったのですが、やはり気のせいだろうと流してました。
職場で一緒に仕事をしている先生に、
「ムーミンに出てくる子みたいですね~(^o^)」と言われた時に、初めて気付きました。
・・・・・・・・今日のアタシってミーにそっくり!?Σ(゜д゜|||)
しかもリュックを背負ったらスナフキンにでもなれそうな勢いです・・・_| ̄|○
ひょっとして、来る途中で見られてたのも気のせいじゃなくて、
「あの子、コスプレイヤーじゃない??」
という、好奇の目だったのかもしれません・・・・・・((((゜Д゜;))))
自分自身では、結構気に入ってるんですけど。
そして、今日の本題。
リュート奏者高本一郎さんのコンサート、
「リュートの楽園 第二夜」
於:ホテルニューオータニ大阪 チャペル「エンジェルズ・アイ」
です。
昨日のブログで、オークラでコンサートと書いてますが、思いっきり間違ってました、スミマセン_(._.)_
(庶民には、オークラとオータニの違いが分かんないんですよ・・・(涙))
三月に行われたコンサートの第二弾です。
第一弾は、一郎さんのリサイタル形式で、第一部をヴィウエラ、第二部をリュートと、異なる楽器で楽しませてくださったのですが、今回はテノール歌手の畑儀文氏をゲストに、歌とリュートという企画でした。
今日は、実家の家族が勢ぞろいするはずだったのですが、妹が残念ながら体調不良でダウン。
両親と私の三人でお邪魔しました。
(父親は、私の頭を見るなり『タマネギだ』とのたまった挙句、『マンガのいじわるばあさんにそっくり』という失礼発言をかましてくれましたッヽ(`Д´)ノ)
今回の第一部のテーマは、「フランスの古い恋歌と舞曲」。
一郎さんが舞台に上がられたので、客席はシーンと静まりましたが、
「しばらく準備がありますので、どうぞご歓談ください」
という、いきなりの高本節(と勝手に命名・・・(゜▽゜))で「掴みはオッケー」って感じでした(笑)
そしてその言葉通り(笑)その後まもなく、一曲目の「村人の踊り」が始まりました。
一郎さんのCDにも入っている、ファンにはおなじみの曲です。
軽やかで、けれど優しく親しみやすい曲調です。
一曲目が終わると、一郎さんのご挨拶。
いつもの調子で、「前回は立ち見の方まで出てしまいましたので、今回は宣伝を控えめにしたのですが、始まるまでどれくらいの方がいらしてくださるのか分かりませんでした」と、軽く笑いを誘うお話から始まりました。
今日は立ち見はなかったですが、用意された座席は満遍なく埋まるという、ちょうどよい感じ。
多すぎず少なすぎず、ちょっとしたサロンコンサートの雰囲気です。
続けて、
「今日は第二部が大物なので、第一部は短めに。・・・・私の話が長くならなければなのですが(笑)」
と、相変わらずクスリと笑わされてしまう高本節です。
シャイな感じでお話されるのですが、その口調にファンも多いのでは?と思います~。
次の3曲は、急・緩・急の順に並べられた舞曲。
当時はどれも庶民が集まって踊っていた曲なんだと思いますが、現代の耳で聞くと、とても洗練されたものに感じられます。
ここまでが一郎さんお一人での演奏。
畑さんが舞台に上がられました。
(とても親しみの持てる雰囲気の、ステキなオジサマでいらしたので、以下馴れ馴れしくも「畑さん」と書かせていただきます(*'-'))
畑さんは関西出身のテナーでいらっしゃいまして、国内外での幅広い演奏活動をされているほか、武庫川女子大の教授でもいらっしゃいます。
専門はシューベルトの歌曲でいらっしゃるそうで、世界でただ一人、シューベルトの歌曲全曲演奏を成し遂げた方でもいらっしゃるとのことです。
私、あまり声楽曲は聴かないので(゜ー゜;)、テナーの方の生声を耳にするのもモチロン初めてでした。
いや~、まさに包み込まれるような伸びやかな声。
あんな風に声を出せたらいいな・・・・と惚れ惚れ聴き入ってしまいました。
テナーの音域って、人の耳にとても心地よい高さだと思います。
依然として人気の秋川雅史さんもテノール歌手ですしね。
第一部最後の「その昔シンデレラが・・・」という曲は、最初に演奏された「村人の踊り」のオリジナルだそう。
当時の流行歌だったそうで、流行の歌に乗って踊るのは昔も今も同じこと。
そのうちメロディーだけが演奏されるようになったと考えられているそうです。
歌が有るか無いかで、同じ曲でも全く印象が違います。
歌が入ると、ハッピーエンドの物語になっているという歌詞通り、明るく溌剌とした感じ。
リュートのみの演奏が、しっとりと聴こえるのとは対照的でした。
ちなみに、この曲の解説時にも高本節が炸裂して、場内大爆笑でした。
「この曲の歌詞は、貧しい少女が・・・・・・、いや少女じゃないですねぇ・・・大きい女性が・・・・・・・というのもヘンですね。え~、適齢期?いや、結婚を目前にした女性がですね・・・」
「大きい女性」って、ガタイがイイみたいに聞こえます(笑)
(貧しくて結婚したくてもできなかった女性でしたが、庭の動物達がご馳走やワインを持ってきてくれ、結婚相手も見つかり、ステキな結婚式が挙げられたという、ほのぼのカワイイ歌詞だそうです)
第二部は、「リュートのための古風な舞曲とアリア」。
実はこれは第二部のテーマというより、曲のタイトルそのものだったりします。
この時の解説でも一郎さんは、
「ご存知の方はご存知だと思いますが。・・・・・・・いえ、ご存知の方がご存知なのは当たり前ですね(照)」
と、一発かまして下さいました。
で、ご存知の方はご存知だと思いますが(笑)、「リュートのための古風な舞曲とアリア」は、レスピーギの編曲による組曲です。
(ちなみに今日の演目は、その中で最も有名な第三組曲。)
レスピーギといえばいわゆる「ローマ三部作」が有名でして、私も「賑やかでサービス精神旺盛な曲を書いた作曲家」ってなイメージを持っているのですが、何とレスピーギはこのような落ち着いた曲にも携わっていたのですねぇ・・・。
素材となっているのは、グレゴリオ聖歌からバロック音楽までの古い音楽です。
レスピーギ自身が気に入った曲を集め、一つの組曲に編曲した作品だそうです。
レスピーギの手による組曲は管弦楽曲(但し第三組曲には管楽器は入りません)、つまりオーケストラ用に書かれたものなのですが、今回はそのオリジナルとなった楽曲を、レスピーギが並べた順番どおりに、そして歌曲は当然畑さんの歌入りで再現しようという、とても贅沢なプログラムでした。
まずはリュートのソロで、「イタリアーナ」と「ラ・チェザリーナ」を2曲続けての演奏。
が、一郎さんの演奏は予想よりも遙かに早く終了。
「え!?二曲って言ってたのに一曲で終わっちゃってない??」
と客席に動揺が走りました(笑)
私もそう思った一人です(´Д`;)ヾ
コレは、レスピーギがこの二曲を全く自然に、まるで最初から一つの曲であったかのように編曲している為だそうで。納得。
ちなみにこの曲もCDに収録されている(のと同じ曲だと思う)のですが、今日の今日まで、二つの曲が合体したものだとは知りませんでした・・・・(゜ー゜;)
次は「フランス宮廷歌曲集」からの6曲。
ここからは再び畑さんとの共演です♪
もちろん、レスピーギ版には歌は入っておらず、メロディーのみがアレンジされているので、オリジナルのまま歌付きで聴けるというのは、贅沢なことですね。
私の印象に最も残ったのは、二曲目の「さようなら、羊飼いさん」。
タイトルに釣られたわけでは決して無いと思うのですが、畑さんの呼びかけるような歌い回しに、思わずアルプスの少女ハイジの顔を思い浮かべてしまいました(笑)
「おーーーーい、ヤッホー」って感じに聴こえたもので(´Д`;)ヾ
リュートの伴奏による歌って、本当に癒しの音楽です。
声をいたわるように、静かに流れるリュートの音色が美しい。
そして、リュートの音色を消さないように(リュートという楽器は、非常に音量が小さいのです)これまたいたわりながら伸びていく声が優しいのです。
歌曲の次は、組曲中最も有名な、そしてリュートのレパートリーの中でも最も有名といえる「シチリアーナ」。
この曲もCDに収録されていたためだと思いますが、演奏直前に
「あ、宣伝なんですが、CDを入り口で販売しています。(コンサート)一回一枚でお願いします」
と、しっかり宣伝なさってました(笑)
ちなみに「一回一枚」というフレーズを、ウチの父親が気に入ったみたいです(笑)
終曲は、これだけなぜかバロックギターによる「パッサカリア」。
「パッサカリア」は短いフレーズをどんどん変奏していくタイプの舞曲一般を指す言葉ですので(厳密にはもう少し決まりがあると思いますが(汗) いつもながら適当な説明で申し訳ない・・・・)、「パッサカリア」と呼ばれる曲は数多くあるのですが・・・・。
私はどうしても「パッカサリア」と言ってしまいます・・・・_| ̄|○
バロックギターは、大きさ的にはクラシックギターとウクレレの中間(より少し小さい?)くらいです。
現在のギターほど音量は無いと思いますが、天使の歌声とも称される、可憐なリュートの音色と比較すると、ポンポンポロロンという感じで、やや弾けた音色です。
音楽ファンなだけで、知識と技量はド素人なため、相変わらずどこのどの辺りが変奏なのかはサッパリ分かりませんでしたがΣ(゜д゜|||)、ややゆったり目の曲調を基調としながらも、緩急高低が比較的ハッキリしていてストーリー性を感じる曲でした。
パッサカリアが終わると、畑さんが再び舞台に上がられました。
割れんばかりの拍手が再び会場を包みます。
そして拍手が終わるか終わらないかのナイスなタイミングで、
「アンコールは用意しております」
と一郎さん。
シャイな口調でいらっしゃいますが、笑いのツボは相変わらず心得ていらっしゃいます(笑)
そしてアンコールの曲目は、驚きの
「いちご白書をもう一度」!!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Σ(゜д゜|||)
客層の大部分が、恐らく団塊の世代に属する方々だったからなのでしょうが(もちろん私はもっと若いですよッ(笑) 親の世代です)、クラシックコンサートで意表をつく選曲(笑)
畑さんが「いつか~」と歌い始めた時には、その意外な展開に笑いも起こりました。
が、場内のテンションは一気に最高潮。
意外性と懐かしさとで、みなさん本当に引き込まれていらっしゃいました。
ちなみに、私も目頭がジーンとしました・・・・・。
私にとって決して懐かしい曲では無いはずなのですがΣ(゜д゜|||)
本当のラストはバロックギターによるイタリアの舞曲。
(曲名を失念しました・・・・ゴメンナサイ)
ジャカジャカジャーンと弦をかき鳴らすドラマティックな曲で、今日のプログラムで演奏された曲とは全く異なる趣。
テンションが最高に盛り上がったところで「お開き」という、一郎さんのイキな計らいだったんじゃないかと思います♪
さて最後に。
実は第二部の開始の時、一郎さんはグレーのタートルシャツから、深い赤のシャツに「お色直し」をされました(笑)
「着替えてきはったで」と言う母に、「汗かいて着替えはったんとちゃうん?」と答えた私。
そんな客席の疑問をキャッチされたのか、畑さんが鋭く「衣装変わりましたね(笑)」とおっしゃったのですが、一郎さんは「はぁ」と何だか照れた様子。
そしてそのまま演奏を始めようとする一郎さんに、
「コメントは全くなしですか?(笑)」
とさらなるツッコミ。
「汗をかいたので」というわけでもなく、ひたすら恥ずかしがっていらっしゃるだけの一郎さんの様子を見て、私の心に一つの疑惑が・・・(笑)
始めからお色直しする予定だったんじゃありませんか??(笑)
ちなみに一郎さんからは、「着替えたことはブログに書かないで下さいね」と言われたのですが、
ご覧の通り、ご期待に沿えるような形にさせて頂きましたΨ(`∇´)Ψ
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すっかり涼しくなり、秋めいてまいりました。
秋といえば昔から、「読書の秋」「食欲の秋」「芸術の秋」などと言われ、まあ結局は暑い夏を越え、何をするにもいい季節になったということなのでしょうが。
私も、「芸術の秋」に恥じぬスケジュールだけΣ(゜д゜|||)は、準備万端だったりして。
今月から来月にかけて、クラシックのコンサートが目白押しです!!
突如来日キャンセルになった(涙)マルタ・アルゲリッチ女史の二万円Σ(゜д゜|||)という破格のコンサートを除けば、来月下旬に聴きに行く「マリス・ヤンソンス指揮 バイエルン放送響」が、17000円という、今までの最高値チケット。
(アルゲリッチのチケット代は、払い戻してもらいました(笑))
また、「渋いッ!超カッコイーッ!!」と、ミーハー根性丸出しで取った、「ゲルギエフ指揮 マリインスキー歌劇場管弦楽団」も、それに続く16000円。
(でもね、最近深夜に流れていた、このコンサートのCMに出てたゲルギエフは、何だかとっても髪の毛が減っていて、只の小汚いオッサンに見えてしまいました・・・・_| ̄|○)
ああ、秋ってお財布が痛い季節なのね・・・・・(;´д⊂)
でも、毎年来てくれるわけじゃないから、行ける時に行っておかないと!!と思うと、ついフラッと・・・・(´Д`;)ヾ
そして明日は、高本一郎さんのリュートのコンサートですッ!!!
今回は、テノール歌手の畑儀文氏との競演ということで、前回とは全く異なる趣向。
場所は前回と同じ、ホテルオークラのステキなチャペル♪
楽しみです。
で、私の実家の家族も勢ぞろいします(笑)
どうなることやら・・・・・(゜ー゜;)
秋といえば昔から、「読書の秋」「食欲の秋」「芸術の秋」などと言われ、まあ結局は暑い夏を越え、何をするにもいい季節になったということなのでしょうが。
私も、「芸術の秋」に恥じぬスケジュールだけΣ(゜д゜|||)は、準備万端だったりして。
今月から来月にかけて、クラシックのコンサートが目白押しです!!
突如来日キャンセルになった(涙)マルタ・アルゲリッチ女史の二万円Σ(゜д゜|||)という破格のコンサートを除けば、来月下旬に聴きに行く「マリス・ヤンソンス指揮 バイエルン放送響」が、17000円という、今までの最高値チケット。
(アルゲリッチのチケット代は、払い戻してもらいました(笑))
また、「渋いッ!超カッコイーッ!!」と、ミーハー根性丸出しで取った、「ゲルギエフ指揮 マリインスキー歌劇場管弦楽団」も、それに続く16000円。
(でもね、最近深夜に流れていた、このコンサートのCMに出てたゲルギエフは、何だかとっても髪の毛が減っていて、只の小汚いオッサンに見えてしまいました・・・・_| ̄|○)
ああ、秋ってお財布が痛い季節なのね・・・・・(;´д⊂)
でも、毎年来てくれるわけじゃないから、行ける時に行っておかないと!!と思うと、ついフラッと・・・・(´Д`;)ヾ
そして明日は、高本一郎さんのリュートのコンサートですッ!!!
今回は、テノール歌手の畑儀文氏との競演ということで、前回とは全く異なる趣向。
場所は前回と同じ、ホテルオークラのステキなチャペル♪
楽しみです。
で、私の実家の家族も勢ぞろいします(笑)
どうなることやら・・・・・(゜ー゜;)
リュート講座もとりあえず最終回になりました。
本当は継続受講を考えていたのですが、何と今月中に引っ越すことが急遽決定し・・・_| ̄|○
落ち着くまで土曜日に出ることが大変そうなので、十月からのタームは見送ることにしました(涙)
講座前日の金曜日は、シンフォニーホールで大阪クラシックの公演を、母と妹と三人で聴いてまいりました。
曲目は、
モーツァルト ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K467 第二楽章
チャイコフスキー 交響曲 第6番 ロ短調「悲愴」
でした。
ピアノコンチェルトは、大植さんの弾き振り。
通常のコンサートでは、まずお目にかかることの出来ない趣向です。
大植さんは残念ながら、ピアニストとしても一流!という指揮者ではいらっしゃいませんので(笑)、このような弾き振りを定期・客演も含め、通常のコンサートでされることはまずありません。
だから逆に、ファンが集まったということもあるのではないでしょうか?
こんなお遊び要素の入ったプログラムも面白いですね。
曲の中ではゆったりとした第二楽章。
大フィルの方たちの見事なフォローにも支えられて(?)、美しい響きがホールに広がりました。
メインの悲愴は、演奏前に聴き所などの解説が入り、実は悲愴をキチンと聴いたことのなかった私もΣ(゜д゜|||)、「おぉなるほど~」と思わず納得。
(いや、CDは持ってるんですけどね・・・・(汗))
第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンとが合わさって初めてメロディーラインが完成するなんてこと、総譜でも見ながら聴かない限り、なかなか分からないところですもんね。
この悲愴、第三楽章で思いっきり盛り上がりまして、いかにも「クライマックスでっせ。おわりまっせ」ってな感じなもんで、三楽章の終わりで結構拍手が入りました。
私も、「まだドラ使ってへんよな~???」と思いつつ、つられて拍手((((゜Д゜;))))
(あ、打楽器の『銅鑼』です。)
が、もちろん、第四楽章が続きます・・・・。
この第四楽章の冒頭のメロディーこそが、演奏前に第一・第二ヴァイオリンが合わさってメロディーが完成する、と説明のあった箇所でして(笑)、「悲愴」というに相応しい、悲しげで美しいメロディーが響き渡るのでした。
演奏後、しばらくホールは静寂に包まれました。
演奏の余韻に加え、三楽章の終わりで拍手をしてしまったことで、「ココで本当にしてもええんやろうか?」という迷いもあったっぽいですが(笑)、消え入るような「悲愴」のエンディングに、会場の誰もが、引き込まれていたことは間違いありません。
母も妹も、「悲愴っていい曲やなぁ・・・」と感動しておりました。
大植さんの指揮は相変わらず楽しくて、第三楽章では、「仮面ライダーにでも変身するんとちがうか!?」と思ってしまうような勇ましいポーズの連続でした。
その後、母子三人で阪神の勝敗を携帯サイトで確認しながら、桧山のホームランに狂喜乱舞しΣ(゜д゜|||)、帰宅しました。
さて次の日。
前日、私も一緒に実家に帰ったので、大阪音大へはいつもよりちょっと早い時間に出発しました。
それでもギリギリになってしまったので、恒例のスズメ達との戯れは省略。
・・・といっても、この日も暑かったので、おそらく前回と同じようにスズメは現われなかったんじゃないかと思います。
リュート最終回は、また新しい曲での合奏でした。
「Fortune my foe」という曲の、第一主題を4パートに分かれて合奏しました。
楽譜を渡された途端、上三つのパートには、全て最低一小節、私にはとても弾けないフレーズが混入していることを発見。
こういうことだけは目ざといんですよね・・・・_| ̄|○
「お願いだから、一番下にしてください~ッ!!」という祈りが届いたのか、はたまた最初から「ちいすけさんは一番下にしよう」と先生である一郎さんの中で決まっていたのかは分かりませんが、無事に最低音パートに落ち着いたのでした(笑)
(多分、最初から一郎さんの中では、私を下にすることは決まっていたと思います(⊃д⊂))
この最低音パート、弦を弾くのは親指だけでいいし、押さえる位置も開放弦か、第二フレットのみという(!)、私のためにしつらえられたかのようなパートでした!
他のパートだと、小節の一拍目は親指で、次は人差し指でとか、繋がった音符の最初は必ず親指でとか、結構ややこしい決まりがありまして・・・・。
まぁ、私には絶対に弾けなかったと思います(;´д⊂)
何度か音をさらって、いざ合奏です。
最低音は、生徒は私一人しかいなかったので、一郎さんも一緒に弾いてくださったのですが、さすがに私でもほぼ間違えずにひけるような簡単な楽譜だったので、途中から一人で任せてもらえたっぽいです。
一郎さんは、難しい他のパートのフォローをなさっていたので、多分そういうことかと・・・・(゜▽゜)
前回の合奏と違い、なんとか足を引っ張らずに済みました(´Д`;)ヾ
簡単とはいえ、ちゃんと一曲弾けたことが嬉しかったです♪
この後、大阪クラシックの公演に行こうかとも思ったのですが、間に合いそうもなかったので、例の「肉ふじ」でコロッケを買って駅のホームで食べてしまいました(笑)
今回は控えめに二つ。
なぜ二つだけだったかというと・・・。
揚げ物の食べすぎはイカン、と自制したことと。
三時にはダンナと待ち合わせて、引越し先の家を決めるために不動産屋に行くことになっていたので、コロッケ提げていくのもなぁ・・・と憚られたこと、この二つが理由でした。
だからコロッケを食べたということは、ダンナには内緒ですッ!!!
無事に家は決まったのですが、結婚してから次で三軒目の家。
賃貸でファミリーサイズっていう間取りが、そもそも少ないらしく、今度の家も今までとほとんど変わり映えしない間取りで、かなりガッカリです・・・(涙)
一軒、デザイナーズマンションってのがあって、二階建てのメゾネットタイプで結構魅かれたのですが、冷蔵庫置き場が階段下に位置していて、高さが低く、どう考えてもウチの冷蔵庫が入らなさそうだったんですね~(涙)
また窓も、円形なんですが(笑)、片方を手前に、片方は奥に、「グイッ」とずらして開けるタイプで、網戸が無いと・・・・。
さすがデザイナーズ。
ちょっと(!?)実用性に欠けるということで断念いたしました。
はぁ・・・・今週の金曜にダンボールが届きます。
前回、といってもたかだか9ヶ月前なんですが、その時も二週間ほどで荷造りしたんですよね~。
ウチ、二人暮らしなのに、ダンボール90箱にもなったんですッΣ(゜д゜|||)
本と服と靴が多いんですが、他にも多いものがありまして。
「おもちゃ」「ぬいぐるみ」「プラモデル」と書いた箱だけでも、結構な数でした・・・・_| ̄|○
それなのに、引っ越すって分かってるのに、ダンナは土曜日の帰りに、ヨドバシでプラモデルを買いましたッヽ(`Д´)ノ
ま、自分のものは自分で荷造りするのが我が家のルールなので、良いっちゃ良いんですけどね。
本当は継続受講を考えていたのですが、何と今月中に引っ越すことが急遽決定し・・・_| ̄|○
落ち着くまで土曜日に出ることが大変そうなので、十月からのタームは見送ることにしました(涙)
講座前日の金曜日は、シンフォニーホールで大阪クラシックの公演を、母と妹と三人で聴いてまいりました。
曲目は、
モーツァルト ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K467 第二楽章
チャイコフスキー 交響曲 第6番 ロ短調「悲愴」
でした。
ピアノコンチェルトは、大植さんの弾き振り。
通常のコンサートでは、まずお目にかかることの出来ない趣向です。
大植さんは残念ながら、ピアニストとしても一流!という指揮者ではいらっしゃいませんので(笑)、このような弾き振りを定期・客演も含め、通常のコンサートでされることはまずありません。
だから逆に、ファンが集まったということもあるのではないでしょうか?
こんなお遊び要素の入ったプログラムも面白いですね。
曲の中ではゆったりとした第二楽章。
大フィルの方たちの見事なフォローにも支えられて(?)、美しい響きがホールに広がりました。
メインの悲愴は、演奏前に聴き所などの解説が入り、実は悲愴をキチンと聴いたことのなかった私もΣ(゜д゜|||)、「おぉなるほど~」と思わず納得。
(いや、CDは持ってるんですけどね・・・・(汗))
第一ヴァイオリンと第二ヴァイオリンとが合わさって初めてメロディーラインが完成するなんてこと、総譜でも見ながら聴かない限り、なかなか分からないところですもんね。
この悲愴、第三楽章で思いっきり盛り上がりまして、いかにも「クライマックスでっせ。おわりまっせ」ってな感じなもんで、三楽章の終わりで結構拍手が入りました。
私も、「まだドラ使ってへんよな~???」と思いつつ、つられて拍手((((゜Д゜;))))
(あ、打楽器の『銅鑼』です。)
が、もちろん、第四楽章が続きます・・・・。
この第四楽章の冒頭のメロディーこそが、演奏前に第一・第二ヴァイオリンが合わさってメロディーが完成する、と説明のあった箇所でして(笑)、「悲愴」というに相応しい、悲しげで美しいメロディーが響き渡るのでした。
演奏後、しばらくホールは静寂に包まれました。
演奏の余韻に加え、三楽章の終わりで拍手をしてしまったことで、「ココで本当にしてもええんやろうか?」という迷いもあったっぽいですが(笑)、消え入るような「悲愴」のエンディングに、会場の誰もが、引き込まれていたことは間違いありません。
母も妹も、「悲愴っていい曲やなぁ・・・」と感動しておりました。
大植さんの指揮は相変わらず楽しくて、第三楽章では、「仮面ライダーにでも変身するんとちがうか!?」と思ってしまうような勇ましいポーズの連続でした。
その後、母子三人で阪神の勝敗を携帯サイトで確認しながら、桧山のホームランに狂喜乱舞しΣ(゜д゜|||)、帰宅しました。
さて次の日。
前日、私も一緒に実家に帰ったので、大阪音大へはいつもよりちょっと早い時間に出発しました。
それでもギリギリになってしまったので、恒例のスズメ達との戯れは省略。
・・・といっても、この日も暑かったので、おそらく前回と同じようにスズメは現われなかったんじゃないかと思います。
リュート最終回は、また新しい曲での合奏でした。
「Fortune my foe」という曲の、第一主題を4パートに分かれて合奏しました。
楽譜を渡された途端、上三つのパートには、全て最低一小節、私にはとても弾けないフレーズが混入していることを発見。
こういうことだけは目ざといんですよね・・・・_| ̄|○
「お願いだから、一番下にしてください~ッ!!」という祈りが届いたのか、はたまた最初から「ちいすけさんは一番下にしよう」と先生である一郎さんの中で決まっていたのかは分かりませんが、無事に最低音パートに落ち着いたのでした(笑)
(多分、最初から一郎さんの中では、私を下にすることは決まっていたと思います(⊃д⊂))
この最低音パート、弦を弾くのは親指だけでいいし、押さえる位置も開放弦か、第二フレットのみという(!)、私のためにしつらえられたかのようなパートでした!
他のパートだと、小節の一拍目は親指で、次は人差し指でとか、繋がった音符の最初は必ず親指でとか、結構ややこしい決まりがありまして・・・・。
まぁ、私には絶対に弾けなかったと思います(;´д⊂)
何度か音をさらって、いざ合奏です。
最低音は、生徒は私一人しかいなかったので、一郎さんも一緒に弾いてくださったのですが、さすがに私でもほぼ間違えずにひけるような簡単な楽譜だったので、途中から一人で任せてもらえたっぽいです。
一郎さんは、難しい他のパートのフォローをなさっていたので、多分そういうことかと・・・・(゜▽゜)
前回の合奏と違い、なんとか足を引っ張らずに済みました(´Д`;)ヾ
簡単とはいえ、ちゃんと一曲弾けたことが嬉しかったです♪
この後、大阪クラシックの公演に行こうかとも思ったのですが、間に合いそうもなかったので、例の「肉ふじ」でコロッケを買って駅のホームで食べてしまいました(笑)
今回は控えめに二つ。
なぜ二つだけだったかというと・・・。
揚げ物の食べすぎはイカン、と自制したことと。
三時にはダンナと待ち合わせて、引越し先の家を決めるために不動産屋に行くことになっていたので、コロッケ提げていくのもなぁ・・・と憚られたこと、この二つが理由でした。
だからコロッケを食べたということは、ダンナには内緒ですッ!!!
無事に家は決まったのですが、結婚してから次で三軒目の家。
賃貸でファミリーサイズっていう間取りが、そもそも少ないらしく、今度の家も今までとほとんど変わり映えしない間取りで、かなりガッカリです・・・(涙)
一軒、デザイナーズマンションってのがあって、二階建てのメゾネットタイプで結構魅かれたのですが、冷蔵庫置き場が階段下に位置していて、高さが低く、どう考えてもウチの冷蔵庫が入らなさそうだったんですね~(涙)
また窓も、円形なんですが(笑)、片方を手前に、片方は奥に、「グイッ」とずらして開けるタイプで、網戸が無いと・・・・。
さすがデザイナーズ。
ちょっと(!?)実用性に欠けるということで断念いたしました。
はぁ・・・・今週の金曜にダンボールが届きます。
前回、といってもたかだか9ヶ月前なんですが、その時も二週間ほどで荷造りしたんですよね~。
ウチ、二人暮らしなのに、ダンボール90箱にもなったんですッΣ(゜д゜|||)
本と服と靴が多いんですが、他にも多いものがありまして。
「おもちゃ」「ぬいぐるみ」「プラモデル」と書いた箱だけでも、結構な数でした・・・・_| ̄|○
それなのに、引っ越すって分かってるのに、ダンナは土曜日の帰りに、ヨドバシでプラモデルを買いましたッヽ(`Д´)ノ
ま、自分のものは自分で荷造りするのが我が家のルールなので、良いっちゃ良いんですけどね。
昨日、といいますか、厳密には一昨日のことになってしまうのですが。
知り合いの方が参加なさっている、京都シンフォニカというオケの演奏会に招待していただきました。
先日も、京都市民管弦楽団の演奏会を堪能させていただき、引き続いてのお誘いに張り切って行って来た筈だったのですが・・・・。
先に懺悔をしておきます(涙)
実は、日曜日の演奏会、三分の一くらい、船漕いじゃいました・・・・・ッ((((゜Д゜;))))
す・・・スミマセン~ッ(⊃д⊂)
日曜日は、朝起きてからちょっと体調が「?」って感じでして。
8時間きちんと睡眠をとったにも拘らず、行きの阪急電車で爆睡。
今出川の駅から会場までの道のりも、うだるような暑さの相乗効果か、「死、死ぬ・・・・・(;´д⊂)」というバテ振り。
着席したときにも、「今日は持たないかも・・・・・」と嫌な予感。
開演までの十分ほども、客席でボーっとしてました。
さて、二時に開演です。
しかし、二時になってもオケの皆さんは舞台に現われません。
「?」と思っていると。
イキナリスーツ姿の男の人がマイクを持って現われました。
この日の指揮者の茂木大輔氏です。
この茂木さん、知る人ぞ知る有名人です。
現在もN響でオーボエの首席奏者として活躍なさっているので、日曜夜九時から教育テレビで放送されている「N響アワー」をご覧いただければ、お顔を拝見することも出来る方です。
が、茂木さんを一躍有名にしたのは、新潮文庫から出ている『オーケストラ楽器別人間学』でしょう。
この本、どんなタイプの人間が、どんなタイプの楽器をしているのかを独断と偏見タップリに、面白おかしく綴っています。
後半の、この有名人がこの楽器を演奏したら・・・?という主旨の企画は、正直冗長な感じがして「もういいよ・・・」と思ってしまうのですが(´Д`;)ヾ
マンガの『のだめカンタービレ』の原作者の二ノ宮知子さんが、キャラクター造形の際に参考にされたということで、更に売れたみたいです。
そしてさらに、そののだめ繋がりで、ドラマ版ののだめでも、クラシック音楽の監修などをなさっており、最近はのだめで出てきた音楽を紹介するという企画コンサートも精力的にこなされています。
その茂木さんが、今回の京都シンフォニカ定期演奏会の指揮をなさっていたんですね~。
(いや、モチロン事前に知ってましたけど)
お写真は、結構前のものを使用されているのか(笑)、実際の茂木さんは白髪交じりでしたが、貫禄のあるステキなオジサマでした♪
ボソボソという感じで話されるのですが、やはり喋ること自体に慣れていらっしゃるようで、随所に笑いを盛り込みながら、演奏曲について説明してくださいました。
さてこの日の演目はといいますと。
ベートーベン 交響曲第6番「田園」
ベートーベン 「レオノーレ」序曲 第3番
ハイドン 交響曲60番「粗忽者」
何と交響曲2曲という大盤振る舞いですッ!!
残念ながら、ハイドンの60番は聞いたことないんですが、ベートベンはどちらも超有名な曲。しかも「レオノーレ」は、京都市民管の時にも演奏された曲です(笑)
さて、茂木さんの「「田園」は55分もあるので皆さんしんどいでしょうが、やってる我々もしんどいんです」という言葉で笑いに包まれた後、演奏が始まりました。
この「田園」は、茂木さんのお話にもありましたが、ベートーベンの交響曲の中で、唯一作曲者自身が名づけた標題と五つの楽章を持つ、変則的な交響曲です。
普通交響曲というのは、「速→遅→三拍子→速」というテンポの四つの楽章で構成されます。
ところが、ベートーベンが「田園」を作曲した当時は、5楽章の交響曲が流行っていたとかで、作品は残っていないのですが、たくさんの五楽章形式の交響曲が作られたそうです。
第一楽章は「田舎に着いたときの愉快な感情の目覚め」(人によって訳は異なります)。
誰もが聴いたことのある、非常に有名な主題から始まります。
私も、のどかなこのメロディーが大好きです。
が、しかし。
第2楽章「小川のほとりの情景」にはいると、第一楽章よりもさらにノンビリとしたメロディーが、恐ろしいまでの眠気を誘います・・・((((゜Д゜;))))
もう、夢の中に音楽が鳴り響いて、ハッキリ言って文字通り夢見心地の中で聴いてました・・・・_| ̄|○
スミマセン(涙)
第三楽章は、完全に睡魔との闘い・・・・。
前の方で聴いていたので、目を開けなきゃッ!!と格闘するもむなしく。
そして、この辺りで聴衆が眠るであろうということを予期していたわけではないでしょうが、ベートーベンは第四楽章に凄まじい音楽を作ったのです。
第四楽章「雷雨、嵐」(笑)
ティンパニ、トロンボーン、そして超高音のピッコロが地響きを立てんばかりに鳴り響きます。
ビックーンっと半分飛び上がって目が覚めました・・・・・ハハハ_| ̄|○
ところが第5楽章、これも嵐の後の静けさって感じで、全体的に穏やかなんですね~。
ここは頑張って起きていたのですが、起きているのに精一杯・・・・。
演奏は本当に美しく、意識のあるときには本当に「寝たらモッタイナイ!!!頑張って起きるんだ~!!」と自らを鼓舞していたのですが、この日は前述の通り演奏が始まる前から眠かった・・・・(涙)
ハッキリ言って、誰の演奏でも落ちていたと思います・・・・。
(実は私、演奏会の日に調子が悪くて、やっぱり途中で寝てしまったことが一回ありまして・・・。金聖響さん指揮の関西フィルだったかな・・・モーツァルトのプラハだったような(;´д⊂))
ここで休憩です。
焼け石に水かな、とも思いましたが、コーヒーを飲むことに。
と思ったら、売店にコーヒーがなくΣ(゜д゜|||)、仕方無しにリンゴジュースをチョイス(笑)
喫煙所に行くと、オジサマたちの集団に遭遇。
会話に耳を済ませていると。
「一番前やからなぁ。寝られへんのや」
「寝るとイビキかくから怖くて寝られへん。『ウゴッ』とか言って、自分のイビキで目が覚めるンや」
「田園はいい気持になって寝てまうなぁ」
などなど、皆さん睡魔と闘っていらしたようで・・・・・(笑)
まあ、隣のオバサンも寝てたし、しかもプログラムを持ったまま、顔に手をパシーンとか当てて、メガネ落としてたし・・・・(笑)
私だけではなかったことに、ちょっとホっ・・・・・。
(でも、体調が普通だったら、私は絶対寝てません!断言できますッ!!!)
休憩開けは「レオノーレ」でした。
この曲は、大して長い曲ではないというのもありますが、ちゃんと起きて聴いてました(汗)
いや~、唯一最後まで起きてたからって言うわけでは決してなく、「レオノーレ」、すんごく良かったです!!!
バンダのトランペットのファンファーレの聴こえ方も、遠く、でもハッキリとしていて設定にピッタリだったし。
ファゴットの方の熱演に目が離せなかったし。
(こんなこといったらアレですが、前回よりもさらに良かったかと・・・・・)
何より、オペラの序曲として大切な、「これから始まるんだよ~」というワクワク感に溢れた、とても気分の高揚するレオノーレでしたッ!!
最後はハイドン。
ハイドンの交響曲は104曲もあるんですが、私は生で聴くのは初めてでした。
協奏曲とかなら何度か聴いたことがあったんですが。
「粗忽者」も6楽章もある変則的な交響曲で、やはりハイドン自身の命名だそうです。
途中、指揮者の茂木さんが客席の方を向き、「まだまだなっとらん」とか「まあ、OKかな」といった素振りをするとか、演奏を止めて調弦しなおすなんて演出のある、大変に見ても楽しめる曲でした。
(もともとそういう趣向の含まれた曲です。)
が、ここでも4楽章の途中と5楽章、落ちてました(涙)
せっかく初めて聴く曲だったのにッ!!!
しかも、こんな面白さ、CDで聴いてるだけじゃ、絶対に分からないのにッ!!!
・・・・・・・・もう大後悔です_| ̄|○
さて、そんな自己嫌悪に陥っている中、とうとうアンコールの時間になってしまいました。
事前に知り合いの方から、「アンコールは2曲。のだめ関連の曲やで~」とお聞きしていたのですが。
茂木さんは「アンコールに第九を考えたのですが、予算の関係で諦めました。125分のアンコールってすごいと思ったんですけどね」というネタを振りつつ、一曲目がベートーベンの歌劇「フィデリオ」より、「兵隊の行進曲」であることを明かされました。
(「レオノーレ」は、この「フィデリオ」という歌劇の序曲です)。
「のだめにこんな曲出てないぞ????」
かなり演奏されること自体珍しい曲だったんじゃないかと思うのですが。
イキナリ知り合いの方に担がれていたことを知りました(笑)
行進曲というだけあって、切れのいいテンポなのですが、その中にオモチャの兵隊のような雰囲気も併せ持つ、可愛らしい曲でした。
そして二曲目。
コチラは何の解説もなしに始まりました。
とても聞き覚えのあるメロディーです。
そう、ドラマ版のだめのオープニングにも使用された、ベートーベン交響曲第7番第一楽章でした。
(もちろんアンコール用なので、冒頭部と最終部を直結させた縮小版でしたが)。
茂木さんは、あちこちののだめイベントで7番を指揮し尽くしていらっしゃるせいか、今回は「7番は飽きたから6番で」という経緯もあったようなのですが(といっても、その知り合いの方から聞いた話なので、ひょっとしたら私が担がれているだけかもしれません・・・・(´Д`;)ヾ)、やはりツボを外すことなく、サービスしてくださる辺り、分かっていらっしゃいます(笑)
観客はやんややんやの大喝采。
この7番、たとえのだめで使用されていなくても、本当に高揚感に溢れる楽しくなれる音楽ですからね~♪
私はクライバー指揮のものなどを持っていますが、本当に素晴しい曲です!
会場一杯の手拍子に乗って、大盛況のうちに幕は下りました。
さて、どこへ寄る体力もなく、フラフラのまま電車に乗りました。
帰りの特急は、気付けば口を開けたまま爆睡。
みっともない寝顔を晒して帰って来てしまったのでした・・・・・_| ̄|○
家に帰ってからもフラフラで、かろうじて晩御飯は作ったのですが、何をする気力もなく、世界陸上を見ながらウトウトしてました。
で、結局11時には就寝(笑)
行きも帰りもコンサート中も、帰ってからも、あんなに寝ていたのに。
爆睡でしたΣ(゜д゜|||)
ああああああああ・・・・・・・・招待してくださったのにぃぃぃぃぃぃぃ(涙)
知り合いの方が参加なさっている、京都シンフォニカというオケの演奏会に招待していただきました。
先日も、京都市民管弦楽団の演奏会を堪能させていただき、引き続いてのお誘いに張り切って行って来た筈だったのですが・・・・。
先に懺悔をしておきます(涙)
実は、日曜日の演奏会、三分の一くらい、船漕いじゃいました・・・・・ッ((((゜Д゜;))))
す・・・スミマセン~ッ(⊃д⊂)
日曜日は、朝起きてからちょっと体調が「?」って感じでして。
8時間きちんと睡眠をとったにも拘らず、行きの阪急電車で爆睡。
今出川の駅から会場までの道のりも、うだるような暑さの相乗効果か、「死、死ぬ・・・・・(;´д⊂)」というバテ振り。
着席したときにも、「今日は持たないかも・・・・・」と嫌な予感。
開演までの十分ほども、客席でボーっとしてました。
さて、二時に開演です。
しかし、二時になってもオケの皆さんは舞台に現われません。
「?」と思っていると。
イキナリスーツ姿の男の人がマイクを持って現われました。
この日の指揮者の茂木大輔氏です。
この茂木さん、知る人ぞ知る有名人です。
現在もN響でオーボエの首席奏者として活躍なさっているので、日曜夜九時から教育テレビで放送されている「N響アワー」をご覧いただければ、お顔を拝見することも出来る方です。
が、茂木さんを一躍有名にしたのは、新潮文庫から出ている『オーケストラ楽器別人間学』でしょう。
この本、どんなタイプの人間が、どんなタイプの楽器をしているのかを独断と偏見タップリに、面白おかしく綴っています。
後半の、この有名人がこの楽器を演奏したら・・・?という主旨の企画は、正直冗長な感じがして「もういいよ・・・」と思ってしまうのですが(´Д`;)ヾ
マンガの『のだめカンタービレ』の原作者の二ノ宮知子さんが、キャラクター造形の際に参考にされたということで、更に売れたみたいです。
そしてさらに、そののだめ繋がりで、ドラマ版ののだめでも、クラシック音楽の監修などをなさっており、最近はのだめで出てきた音楽を紹介するという企画コンサートも精力的にこなされています。
その茂木さんが、今回の京都シンフォニカ定期演奏会の指揮をなさっていたんですね~。
(いや、モチロン事前に知ってましたけど)
お写真は、結構前のものを使用されているのか(笑)、実際の茂木さんは白髪交じりでしたが、貫禄のあるステキなオジサマでした♪
ボソボソという感じで話されるのですが、やはり喋ること自体に慣れていらっしゃるようで、随所に笑いを盛り込みながら、演奏曲について説明してくださいました。
さてこの日の演目はといいますと。
ベートーベン 交響曲第6番「田園」
ベートーベン 「レオノーレ」序曲 第3番
ハイドン 交響曲60番「粗忽者」
何と交響曲2曲という大盤振る舞いですッ!!
残念ながら、ハイドンの60番は聞いたことないんですが、ベートベンはどちらも超有名な曲。しかも「レオノーレ」は、京都市民管の時にも演奏された曲です(笑)
さて、茂木さんの「「田園」は55分もあるので皆さんしんどいでしょうが、やってる我々もしんどいんです」という言葉で笑いに包まれた後、演奏が始まりました。
この「田園」は、茂木さんのお話にもありましたが、ベートーベンの交響曲の中で、唯一作曲者自身が名づけた標題と五つの楽章を持つ、変則的な交響曲です。
普通交響曲というのは、「速→遅→三拍子→速」というテンポの四つの楽章で構成されます。
ところが、ベートーベンが「田園」を作曲した当時は、5楽章の交響曲が流行っていたとかで、作品は残っていないのですが、たくさんの五楽章形式の交響曲が作られたそうです。
第一楽章は「田舎に着いたときの愉快な感情の目覚め」(人によって訳は異なります)。
誰もが聴いたことのある、非常に有名な主題から始まります。
私も、のどかなこのメロディーが大好きです。
が、しかし。
第2楽章「小川のほとりの情景」にはいると、第一楽章よりもさらにノンビリとしたメロディーが、恐ろしいまでの眠気を誘います・・・((((゜Д゜;))))
もう、夢の中に音楽が鳴り響いて、ハッキリ言って文字通り夢見心地の中で聴いてました・・・・_| ̄|○
スミマセン(涙)
第三楽章は、完全に睡魔との闘い・・・・。
前の方で聴いていたので、目を開けなきゃッ!!と格闘するもむなしく。
そして、この辺りで聴衆が眠るであろうということを予期していたわけではないでしょうが、ベートーベンは第四楽章に凄まじい音楽を作ったのです。
第四楽章「雷雨、嵐」(笑)
ティンパニ、トロンボーン、そして超高音のピッコロが地響きを立てんばかりに鳴り響きます。
ビックーンっと半分飛び上がって目が覚めました・・・・・ハハハ_| ̄|○
ところが第5楽章、これも嵐の後の静けさって感じで、全体的に穏やかなんですね~。
ここは頑張って起きていたのですが、起きているのに精一杯・・・・。
演奏は本当に美しく、意識のあるときには本当に「寝たらモッタイナイ!!!頑張って起きるんだ~!!」と自らを鼓舞していたのですが、この日は前述の通り演奏が始まる前から眠かった・・・・(涙)
ハッキリ言って、誰の演奏でも落ちていたと思います・・・・。
(実は私、演奏会の日に調子が悪くて、やっぱり途中で寝てしまったことが一回ありまして・・・。金聖響さん指揮の関西フィルだったかな・・・モーツァルトのプラハだったような(;´д⊂))
ここで休憩です。
焼け石に水かな、とも思いましたが、コーヒーを飲むことに。
と思ったら、売店にコーヒーがなくΣ(゜д゜|||)、仕方無しにリンゴジュースをチョイス(笑)
喫煙所に行くと、オジサマたちの集団に遭遇。
会話に耳を済ませていると。
「一番前やからなぁ。寝られへんのや」
「寝るとイビキかくから怖くて寝られへん。『ウゴッ』とか言って、自分のイビキで目が覚めるンや」
「田園はいい気持になって寝てまうなぁ」
などなど、皆さん睡魔と闘っていらしたようで・・・・・(笑)
まあ、隣のオバサンも寝てたし、しかもプログラムを持ったまま、顔に手をパシーンとか当てて、メガネ落としてたし・・・・(笑)
私だけではなかったことに、ちょっとホっ・・・・・。
(でも、体調が普通だったら、私は絶対寝てません!断言できますッ!!!)
休憩開けは「レオノーレ」でした。
この曲は、大して長い曲ではないというのもありますが、ちゃんと起きて聴いてました(汗)
いや~、唯一最後まで起きてたからって言うわけでは決してなく、「レオノーレ」、すんごく良かったです!!!
バンダのトランペットのファンファーレの聴こえ方も、遠く、でもハッキリとしていて設定にピッタリだったし。
ファゴットの方の熱演に目が離せなかったし。
(こんなこといったらアレですが、前回よりもさらに良かったかと・・・・・)
何より、オペラの序曲として大切な、「これから始まるんだよ~」というワクワク感に溢れた、とても気分の高揚するレオノーレでしたッ!!
最後はハイドン。
ハイドンの交響曲は104曲もあるんですが、私は生で聴くのは初めてでした。
協奏曲とかなら何度か聴いたことがあったんですが。
「粗忽者」も6楽章もある変則的な交響曲で、やはりハイドン自身の命名だそうです。
途中、指揮者の茂木さんが客席の方を向き、「まだまだなっとらん」とか「まあ、OKかな」といった素振りをするとか、演奏を止めて調弦しなおすなんて演出のある、大変に見ても楽しめる曲でした。
(もともとそういう趣向の含まれた曲です。)
が、ここでも4楽章の途中と5楽章、落ちてました(涙)
せっかく初めて聴く曲だったのにッ!!!
しかも、こんな面白さ、CDで聴いてるだけじゃ、絶対に分からないのにッ!!!
・・・・・・・・もう大後悔です_| ̄|○
さて、そんな自己嫌悪に陥っている中、とうとうアンコールの時間になってしまいました。
事前に知り合いの方から、「アンコールは2曲。のだめ関連の曲やで~」とお聞きしていたのですが。
茂木さんは「アンコールに第九を考えたのですが、予算の関係で諦めました。125分のアンコールってすごいと思ったんですけどね」というネタを振りつつ、一曲目がベートーベンの歌劇「フィデリオ」より、「兵隊の行進曲」であることを明かされました。
(「レオノーレ」は、この「フィデリオ」という歌劇の序曲です)。
「のだめにこんな曲出てないぞ????」
かなり演奏されること自体珍しい曲だったんじゃないかと思うのですが。
イキナリ知り合いの方に担がれていたことを知りました(笑)
行進曲というだけあって、切れのいいテンポなのですが、その中にオモチャの兵隊のような雰囲気も併せ持つ、可愛らしい曲でした。
そして二曲目。
コチラは何の解説もなしに始まりました。
とても聞き覚えのあるメロディーです。
そう、ドラマ版のだめのオープニングにも使用された、ベートーベン交響曲第7番第一楽章でした。
(もちろんアンコール用なので、冒頭部と最終部を直結させた縮小版でしたが)。
茂木さんは、あちこちののだめイベントで7番を指揮し尽くしていらっしゃるせいか、今回は「7番は飽きたから6番で」という経緯もあったようなのですが(といっても、その知り合いの方から聞いた話なので、ひょっとしたら私が担がれているだけかもしれません・・・・(´Д`;)ヾ)、やはりツボを外すことなく、サービスしてくださる辺り、分かっていらっしゃいます(笑)
観客はやんややんやの大喝采。
この7番、たとえのだめで使用されていなくても、本当に高揚感に溢れる楽しくなれる音楽ですからね~♪
私はクライバー指揮のものなどを持っていますが、本当に素晴しい曲です!
会場一杯の手拍子に乗って、大盛況のうちに幕は下りました。
さて、どこへ寄る体力もなく、フラフラのまま電車に乗りました。
帰りの特急は、気付けば口を開けたまま爆睡。
みっともない寝顔を晒して帰って来てしまったのでした・・・・・_| ̄|○
家に帰ってからもフラフラで、かろうじて晩御飯は作ったのですが、何をする気力もなく、世界陸上を見ながらウトウトしてました。
で、結局11時には就寝(笑)
行きも帰りもコンサート中も、帰ってからも、あんなに寝ていたのに。
爆睡でしたΣ(゜д゜|||)
ああああああああ・・・・・・・・招待してくださったのにぃぃぃぃぃぃぃ(涙)
今日は、久々にリュート講座でした!
実は前回、仕事の都合でお休みしていまして、本当に久々のリュート。
とても心配だったのですが・・・・。
その前に。
講座が開講されている大阪音楽大学大学院は、阪急の庄内駅から少し歩いたところに位置しています。
この庄内に在住のお友達が、グルメ情報を教えてくれました。
庄内駅東口からスグのお肉屋さん、「肉ふじ」というお店のコロッケが「ちょ~ウマいッ!!」らしいのです。
そんなにウマイなら、一度食べてみなければっ!ということで、今日のランチはコロッケに決定(笑)
躊躇なくテイクアウトメニューを選ぶ辺り、すでにベンチで例のスズメ達と戯れるつもり十分です(*´Д`*)
庄内に到着すると、いつもとは反対の出口へGO!
初めて東口に出たのですが、こっち側は、商店街なんかもあって、いかにも下町って感じで賑わっていました。
(庄内に何もないなんて言ってゴメンナサイ_(._.)_)
「肉ふじ」までは少しあるのかと思っていましたが、駅から本当にスグでした。
典型的な昭和レトロの雰囲気をまとった、下町のお肉屋さんです。
肉はモチロンですが、惣菜メニューも結構種類がありました。
しかし、私の目当てはあくまでも「和牛コロッケ 一個60円也」のみッ!!!
が、ここで、ハタと立ち止まります。
「いくつ買ったらええんやろ???」
まずお昼ご飯のおかずにするのは決まっていたので、最低2個。
講座の終了後にいつも寄っている、スパの方達へのお土産で2~4個(お店の方だけではなく、なじみの常連さんもいるかもしれないので)。
で、「コロッケが美味しかったの~♪」という土産話だけでは決して許してくれないダンナの分も考えると・・・・・
「コロッケ10個下さい~♪」
いきなり10個買いました(笑)
お肉のいい匂いをさせながら、音大への道を歩きます。
日傘を差しているとはいえ、気温は変わりませんから、ジトーッと汗ばんできます。
本当に今日も暑かったですもんね・・・・。
無事いつものベンチに到着。
今日は誰もいません。
いつものように、ベンチの上に店を広げ始める私。
手拭用のウェットティッシュに、お茶とお握りと、そしてコロッケ(笑)
・・・・とココで写真を載せようと思ったのですが、リムーバルディスクのドライブが故障したようです・・・・_| ̄|○
メニューに「リムーバルディスク」という表示すら出ません(涙)
まあ、気を取り直しまして・・・・。
デデーンと目の前に、コロッケ10個を広げたわけでございます。
そして、一口。
「サクッ」
衣はとてもサックリとした軽い食感です。
「う、ウマイぃぃぃぃいぃぃいぃッ((((゜Д゜;))))」
中身は、かなりクリーミーな感じ。
かといって、クリームコロッケっぽいわけではなく、ちゃんとジャガイモのコロッケなんです。
お肉の味はモチロン、玉ねぎの味もしっかり、そして程よく甘い(*´Д`*)
衣のサックリ具合と、中身のとろける食感が対照的で、本当に虜になるコロッケですッ!!!
「2個って思ってたけど、コレは5個はいけてしまう・・・・・」
二つ目を食べ終わりましたが、すぐさま三つ目に突入。
そして、四つ目を手にし掛けましたが・・・・・・・やめました(笑)
揚げ物を大量に食べるのはキケンですΣ(゜д゜|||)
さて、結構私にしては、ゆっくりと食事をしていたのですが。
待ち人は来ませんでした・・・・・_| ̄|○
さすがにコレだけ暑いと、アレだけ食い意地の張ったスズメでもやってきませんでした。
木陰で涼んでるとかだといいんですが、どうもサイアクのことを考えてしまいます・・・・。
とっくに焼き鳥になっちゃってるんじゃなかろうかと・・・・((((゜Д゜;))))
話題は変わりまして(というか本題です(笑))
今日のリュート講座です。
先生である一郎さんがいらっしゃるまで、例のごとく皆さんは、黙々とおさらいをなさっています。
私と同じく初心者だったはずのオバサマまで、メロディーラインらしきものを奏でていらっしゃるので、私の焦りはピークに達してしまいました・・・・Σ(゜д゜|||)
「ヤバイッ!絶対ヤバイッ!!!」
しかし、いくら焦っても、構え方と弦の弾き方・押さえ方しか習っていない私にはどうしようもありません(笑)
思い出したように「ポロン」とか、「ブッ」(弦の押さえ方がマズくて全く鳴らないときの音)とか適当な音を出してました。
・・・・ま、こんなもんです(笑)
一郎さんがいらっしゃり、今日の内容をお話くださいます。
「今日は、パートに分かれてみんなでアンサンブル(合奏)をしてみましょう!」
「えええええぇぇぇぇぇぇッ!?((((゜Д゜;))))」
「みんなでアンサンブル」という言葉に、私の焦りは内心最高潮に達していました。
だって「ブッ」なんて音を出してるレベルですよ????
が、当然私の内心の動揺とは関係なく、楽譜が配られます。
とても簡単な曲なので、五線譜を見ればどんな曲なのかは分かります。
が、しかし。
音が分かっても、当然私には、その音を出す方法がサッパリ分かりません(笑)
どの弦のどこを押さえりゃいいのか・・・・・(;´д⊂)
が、五線譜の下の方に、何やら暗号のような線とアルファベットを発見。
「こりゃなんじゃい???」
と思っていますと。
「タブラチュア譜の読み方を覚えてますか?」
と一郎さんからのお言葉。
さて先週は、リュートの楽譜である、「タブラチュア譜」の読み方を学んだそうですが、私は残念ながら休んでしまったので、全くの初見です。
「いえ、前回来られなくて、全く分かりません・・・・(涙)」
えー、写真をアップ出来ればよかったのですが、残念ながら出来そうもありませんので、一応文章で説明いたしますと。
一見、五線譜のような感じですが、実は6本の線が引いてあります。
この線は、上から順に、最も高音の弦(=1コース)、以下一本下がるごとに、2コース、3コース・・・と対応しています。
この線の上に「a」とか「b」とかのアルファベットがチョコンと乗っていまして。
「a」は開放弦(=弦を押さえない音)、「b」は1フレット(=押さえる位置のうち、一番左に当たります)、以下「c」「d」・・・と続いていく訳で。
二本目の上に「b」と書いてあれば、2コースの1フレットを押さえて弾け、ということなんですね。
頭では簡単に理解できました(笑)
実に合理的な楽譜です。
で、4パートに分かれるのですが、一郎さんから最初
「メロディー弾きますか?」
などと聞かれてしまい・・・・。
とんでもないのですッ!カンベンしてくださいッ!とばかりに、獅子舞のようにブンブンブンッと首を振ってしまいました・・・・(;´д⊂)
そして私は無事に下から二番目のアルトパートに落ち着きました(笑)
もう一人のアルトの方は、マイリュートも持っていらっしゃる方で、明らかに弾けない私を思って、一郎さんがその方と組ませてくださったようです。
・・・・というか、一郎さんがその方に席の移動までお願いしてくださったので、私のフォローであることは誰の目にも明らかです(爆)
さて、タブラチュア譜の見方が分かったところで、ひたすら音をさらいます。
こんなに集中したのは久しぶりです(笑)
が、全部で3段しかない楽譜なのですが、一段目を見るのがやっと。
しかも途中で4コースの音が出てくるので、それが難しくて仕方ありません・・・。
すると、それを目ざとく察知された一郎さんが、
「ここの4コースのとこは、難しかったら飛ばしていいですよ」
と、まさに神のお言葉をくださいました(*´Д`*)
アドバイスに従って、早速飛ばしたのは言うまでもありません(笑)
再度まわっていらした一郎さんから、
「どうですか?」
と心配そうな声。
私は思わず
「一段目だけ頑張りますッ」
という、やる気があるのかないのかよく分からん返事をしてしまいました・・・・_| ̄|○
(いや、やる気は目一杯あったんですよ???)
そんなこんなで合わせる時間がやってきました。
超スローペースなので、私でも何とかなりそうな気がしました。
が、理論は分かっていても実践が付いていかず・・・・・。
まあ音が出せたのは50%くらいですかね~・・・多めに見積もって(´Д`;)ヾ
隣の方がいらっしゃらなかったら、アルトパートは壊滅的でした(笑)
一回間違うと次も連鎖的に弾けなくなってしまいます。
そんなときは3~4音先のポジションを押さえて準備(笑)
突然アルトの音が二人分鳴るので結構目立つのですが、そんなことはお構いなし。
どうにかこうにか誤魔化しながら、というか誰の目にも私が弾けてないのは明らかだったので、決して誤魔化せてはいないのですが、何とか今日の講座は終了(笑)
でもですね、いつも楽しいのですが、今日はいつも以上に楽しくて、本当に時間の過ぎるのが早かったです。
曲がりなりにも、楽譜を見ながら弾いたって気になれたせいでしょうか。
音と弦の押さえとが、初めて私の中で重なったので、私にとっては「単なる音の出るもの」であったリュートが、「音を弾くもの」に変わって行ったような気がします。
最後は、「ちゃんと音が出てましたね!聴こえてきましたよ!」
という一郎さんの優しい言葉に、思わず「へへッ」と照れてしまった私なのでした(笑)
・・・この照れには、褒めてもらえたことの他、モチロン弾けていないという自覚が含まれております(;´д⊂)
さて、残りのコロッケですが。
スパでお店の方に二つおすそ分け。
残念ながら、私の知っている常連さんはいらっしゃいませんでした。
この時点で残りは5個。
「ダンナが3個で、私が2個だな~」
と、仕方ないので、ダンナの分を一個多く計算。
帰宅して、ダンナに「お土産だよ~」と見せると。
てっきり晩御飯のおかずになると思っていたのに、ダンナはイキナリ食べ始めましたΣ(゜д゜|||)
「おやつかいッ!!!」
と思う間もなく、おもむろにダンナはキッチンへ。
何をするのかと思いきや、今度は食パンにコロッケを挟んで食べ始めました。
「このコロッケ美味いッ!!」
ダンナもものすごく気に入ったようです。
残りが三個になってしまったので、晩御飯のおかずにはなりません。
私もおやつに食べることにしました。
とりあえず一個は、レンジの「フライ温めモード」で食べようと思って用意していると。
「もう一個チンして~!!」
と、すかさずダンナの声。
揚げたても、冷めても、温めなおしても美味しい♪と再び感動していると。
キッチンに行ったダンナが、
「お、一個残ってる」
そう言ったかと思うと、た・・・・食べてしまったのですッ!!!私の分をッ!!!
2個は私の分だったのにーーーーーーーッ!!!!_| ̄|○
お友達曰く、「第一次コロッケ戦争勃発ですな」。
次は勝つッ!!!
(実は、ダンナと私の食べた個数は一緒だったりするんですけどΣ(゜д゜|||))
実は前回、仕事の都合でお休みしていまして、本当に久々のリュート。
とても心配だったのですが・・・・。
その前に。
講座が開講されている大阪音楽大学大学院は、阪急の庄内駅から少し歩いたところに位置しています。
この庄内に在住のお友達が、グルメ情報を教えてくれました。
庄内駅東口からスグのお肉屋さん、「肉ふじ」というお店のコロッケが「ちょ~ウマいッ!!」らしいのです。
そんなにウマイなら、一度食べてみなければっ!ということで、今日のランチはコロッケに決定(笑)
躊躇なくテイクアウトメニューを選ぶ辺り、すでにベンチで例のスズメ達と戯れるつもり十分です(*´Д`*)
庄内に到着すると、いつもとは反対の出口へGO!
初めて東口に出たのですが、こっち側は、商店街なんかもあって、いかにも下町って感じで賑わっていました。
(庄内に何もないなんて言ってゴメンナサイ_(._.)_)
「肉ふじ」までは少しあるのかと思っていましたが、駅から本当にスグでした。
典型的な昭和レトロの雰囲気をまとった、下町のお肉屋さんです。
肉はモチロンですが、惣菜メニューも結構種類がありました。
しかし、私の目当てはあくまでも「和牛コロッケ 一個60円也」のみッ!!!
が、ここで、ハタと立ち止まります。
「いくつ買ったらええんやろ???」
まずお昼ご飯のおかずにするのは決まっていたので、最低2個。
講座の終了後にいつも寄っている、スパの方達へのお土産で2~4個(お店の方だけではなく、なじみの常連さんもいるかもしれないので)。
で、「コロッケが美味しかったの~♪」という土産話だけでは決して許してくれないダンナの分も考えると・・・・・
「コロッケ10個下さい~♪」
いきなり10個買いました(笑)
お肉のいい匂いをさせながら、音大への道を歩きます。
日傘を差しているとはいえ、気温は変わりませんから、ジトーッと汗ばんできます。
本当に今日も暑かったですもんね・・・・。
無事いつものベンチに到着。
今日は誰もいません。
いつものように、ベンチの上に店を広げ始める私。
手拭用のウェットティッシュに、お茶とお握りと、そしてコロッケ(笑)
・・・・とココで写真を載せようと思ったのですが、リムーバルディスクのドライブが故障したようです・・・・_| ̄|○
メニューに「リムーバルディスク」という表示すら出ません(涙)
まあ、気を取り直しまして・・・・。
デデーンと目の前に、コロッケ10個を広げたわけでございます。
そして、一口。
「サクッ」
衣はとてもサックリとした軽い食感です。
「う、ウマイぃぃぃぃいぃぃいぃッ((((゜Д゜;))))」
中身は、かなりクリーミーな感じ。
かといって、クリームコロッケっぽいわけではなく、ちゃんとジャガイモのコロッケなんです。
お肉の味はモチロン、玉ねぎの味もしっかり、そして程よく甘い(*´Д`*)
衣のサックリ具合と、中身のとろける食感が対照的で、本当に虜になるコロッケですッ!!!
「2個って思ってたけど、コレは5個はいけてしまう・・・・・」
二つ目を食べ終わりましたが、すぐさま三つ目に突入。
そして、四つ目を手にし掛けましたが・・・・・・・やめました(笑)
揚げ物を大量に食べるのはキケンですΣ(゜д゜|||)
さて、結構私にしては、ゆっくりと食事をしていたのですが。
待ち人は来ませんでした・・・・・_| ̄|○
さすがにコレだけ暑いと、アレだけ食い意地の張ったスズメでもやってきませんでした。
木陰で涼んでるとかだといいんですが、どうもサイアクのことを考えてしまいます・・・・。
とっくに焼き鳥になっちゃってるんじゃなかろうかと・・・・((((゜Д゜;))))
話題は変わりまして(というか本題です(笑))
今日のリュート講座です。
先生である一郎さんがいらっしゃるまで、例のごとく皆さんは、黙々とおさらいをなさっています。
私と同じく初心者だったはずのオバサマまで、メロディーラインらしきものを奏でていらっしゃるので、私の焦りはピークに達してしまいました・・・・Σ(゜д゜|||)
「ヤバイッ!絶対ヤバイッ!!!」
しかし、いくら焦っても、構え方と弦の弾き方・押さえ方しか習っていない私にはどうしようもありません(笑)
思い出したように「ポロン」とか、「ブッ」(弦の押さえ方がマズくて全く鳴らないときの音)とか適当な音を出してました。
・・・・ま、こんなもんです(笑)
一郎さんがいらっしゃり、今日の内容をお話くださいます。
「今日は、パートに分かれてみんなでアンサンブル(合奏)をしてみましょう!」
「えええええぇぇぇぇぇぇッ!?((((゜Д゜;))))」
「みんなでアンサンブル」という言葉に、私の焦りは内心最高潮に達していました。
だって「ブッ」なんて音を出してるレベルですよ????
が、当然私の内心の動揺とは関係なく、楽譜が配られます。
とても簡単な曲なので、五線譜を見ればどんな曲なのかは分かります。
が、しかし。
音が分かっても、当然私には、その音を出す方法がサッパリ分かりません(笑)
どの弦のどこを押さえりゃいいのか・・・・・(;´д⊂)
が、五線譜の下の方に、何やら暗号のような線とアルファベットを発見。
「こりゃなんじゃい???」
と思っていますと。
「タブラチュア譜の読み方を覚えてますか?」
と一郎さんからのお言葉。
さて先週は、リュートの楽譜である、「タブラチュア譜」の読み方を学んだそうですが、私は残念ながら休んでしまったので、全くの初見です。
「いえ、前回来られなくて、全く分かりません・・・・(涙)」
えー、写真をアップ出来ればよかったのですが、残念ながら出来そうもありませんので、一応文章で説明いたしますと。
一見、五線譜のような感じですが、実は6本の線が引いてあります。
この線は、上から順に、最も高音の弦(=1コース)、以下一本下がるごとに、2コース、3コース・・・と対応しています。
この線の上に「a」とか「b」とかのアルファベットがチョコンと乗っていまして。
「a」は開放弦(=弦を押さえない音)、「b」は1フレット(=押さえる位置のうち、一番左に当たります)、以下「c」「d」・・・と続いていく訳で。
二本目の上に「b」と書いてあれば、2コースの1フレットを押さえて弾け、ということなんですね。
頭では簡単に理解できました(笑)
実に合理的な楽譜です。
で、4パートに分かれるのですが、一郎さんから最初
「メロディー弾きますか?」
などと聞かれてしまい・・・・。
とんでもないのですッ!カンベンしてくださいッ!とばかりに、獅子舞のようにブンブンブンッと首を振ってしまいました・・・・(;´д⊂)
そして私は無事に下から二番目のアルトパートに落ち着きました(笑)
もう一人のアルトの方は、マイリュートも持っていらっしゃる方で、明らかに弾けない私を思って、一郎さんがその方と組ませてくださったようです。
・・・・というか、一郎さんがその方に席の移動までお願いしてくださったので、私のフォローであることは誰の目にも明らかです(爆)
さて、タブラチュア譜の見方が分かったところで、ひたすら音をさらいます。
こんなに集中したのは久しぶりです(笑)
が、全部で3段しかない楽譜なのですが、一段目を見るのがやっと。
しかも途中で4コースの音が出てくるので、それが難しくて仕方ありません・・・。
すると、それを目ざとく察知された一郎さんが、
「ここの4コースのとこは、難しかったら飛ばしていいですよ」
と、まさに神のお言葉をくださいました(*´Д`*)
アドバイスに従って、早速飛ばしたのは言うまでもありません(笑)
再度まわっていらした一郎さんから、
「どうですか?」
と心配そうな声。
私は思わず
「一段目だけ頑張りますッ」
という、やる気があるのかないのかよく分からん返事をしてしまいました・・・・_| ̄|○
(いや、やる気は目一杯あったんですよ???)
そんなこんなで合わせる時間がやってきました。
超スローペースなので、私でも何とかなりそうな気がしました。
が、理論は分かっていても実践が付いていかず・・・・・。
まあ音が出せたのは50%くらいですかね~・・・多めに見積もって(´Д`;)ヾ
隣の方がいらっしゃらなかったら、アルトパートは壊滅的でした(笑)
一回間違うと次も連鎖的に弾けなくなってしまいます。
そんなときは3~4音先のポジションを押さえて準備(笑)
突然アルトの音が二人分鳴るので結構目立つのですが、そんなことはお構いなし。
どうにかこうにか誤魔化しながら、というか誰の目にも私が弾けてないのは明らかだったので、決して誤魔化せてはいないのですが、何とか今日の講座は終了(笑)
でもですね、いつも楽しいのですが、今日はいつも以上に楽しくて、本当に時間の過ぎるのが早かったです。
曲がりなりにも、楽譜を見ながら弾いたって気になれたせいでしょうか。
音と弦の押さえとが、初めて私の中で重なったので、私にとっては「単なる音の出るもの」であったリュートが、「音を弾くもの」に変わって行ったような気がします。
最後は、「ちゃんと音が出てましたね!聴こえてきましたよ!」
という一郎さんの優しい言葉に、思わず「へへッ」と照れてしまった私なのでした(笑)
・・・この照れには、褒めてもらえたことの他、モチロン弾けていないという自覚が含まれております(;´д⊂)
さて、残りのコロッケですが。
スパでお店の方に二つおすそ分け。
残念ながら、私の知っている常連さんはいらっしゃいませんでした。
この時点で残りは5個。
「ダンナが3個で、私が2個だな~」
と、仕方ないので、ダンナの分を一個多く計算。
帰宅して、ダンナに「お土産だよ~」と見せると。
てっきり晩御飯のおかずになると思っていたのに、ダンナはイキナリ食べ始めましたΣ(゜д゜|||)
「おやつかいッ!!!」
と思う間もなく、おもむろにダンナはキッチンへ。
何をするのかと思いきや、今度は食パンにコロッケを挟んで食べ始めました。
「このコロッケ美味いッ!!」
ダンナもものすごく気に入ったようです。
残りが三個になってしまったので、晩御飯のおかずにはなりません。
私もおやつに食べることにしました。
とりあえず一個は、レンジの「フライ温めモード」で食べようと思って用意していると。
「もう一個チンして~!!」
と、すかさずダンナの声。
揚げたても、冷めても、温めなおしても美味しい♪と再び感動していると。
キッチンに行ったダンナが、
「お、一個残ってる」
そう言ったかと思うと、た・・・・食べてしまったのですッ!!!私の分をッ!!!
2個は私の分だったのにーーーーーーーッ!!!!_| ̄|○
お友達曰く、「第一次コロッケ戦争勃発ですな」。
次は勝つッ!!!
(実は、ダンナと私の食べた個数は一緒だったりするんですけどΣ(゜д゜|||))