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2024/05/08 10:35 |
大阪クラシックがやって来ます
今年も大阪フィルハーモニー、略して大フィルによる一週間のイベント、「大阪クラシック」が行われます。
「御堂筋にあふれる音楽」と題された、文字通り、難波から梅田までの御堂筋沿いの施設において、9月2日からの一週間、大小様々な60公演が開催されます。

「今年も」なんて書きましたが、実は昨年からの試みで、今年が第二回目の開催です。

私も昨年は、行くことの出来る日程には積極的に足を運びました。

大フィルの二代目音楽監督でもあり、今や世界的な指揮者でもある大植英次氏がプロデュースしているのですが、結構どの会場にも大植氏はヒョイと出没され、道端でお会いすることも何度か(笑)
気軽にサインにも応じてくださり、私も昨年はプログラムにちゃっかりサインをして頂きました

昨年は目標動員の一万人を大幅に超えたこともあり、早々と次回の開催も決まっていたようで、今年は私の家にもDMで速報版のプログラムが届きました。
昨年よりも、若干有料のプログラムが増えているようです。

人気のあるチケットは早々に売切れてしまうので、早めにゲットしなきゃ、なんて思っていたのですが、あいにく発売日は第一回目の軟禁期間中でございました・・・(涙)

それでも念のためと思って、最終日(8日)のオーラスのコンサートであります、ドヴォルザークの9番、いわゆる「新世界より」のチケットを買いにぴあを訪れたのですが、やはり売り切れてました・・・。
ま、会場がお世辞にも大箱とは言えない大阪市役所のロビーみたいなとこだし、しかも500円なんだから、そりゃ売り切れますよね。

代わりに私の実家の家族分も含めて、金曜日のシンフォニーホールのコンサートのチケットを取ってきました。
(ちなみに今回のプログラム中最高値の1500円のチケットでした(´Д`;)ヾ)
曲目は、モーツァルトのピアノ協奏曲21番の第2楽章と、チャイコフスキーの交響曲6番「悲愴」、ピアコンは大植氏の弾き振り(ピアノを演奏しながら指揮を執ること)です。

ところで実は昨年も、オーラスのコンサートの前売りは売り切れていたのですが、ある会場で大植氏にこんなことを言ってくれたオジ様がいらっしゃいまして・・・

「今日(最終日でした)の最後のコンサート、売り切れてるんですけど何とかなりませんか?」

すると、イベントの大成功に大植氏の気も大きくなっていらしたのか(笑)
なんと、
「何とかしましょう!」
との返事。

慌てたのはスタッフの人たちだったと思いますが(笑)

大植さんが突然あんなことを仰るんで何とかしたいんですが、並んでいただいても入れないかもしれませんよーーーーッ!!!」
というスタッフの半ば悲愴な(笑)叫びを聞きながら、私と妹は、二時間並んで何と立ち見のチケットをゲットしたのでした(;゜ロ゜)
(ちなみに昨年の曲は、チャイコの4番でした~)
名も知らぬオジ様のお陰です♪

なので、今年も立見席が出るんじゃないかと期待しているのですが・・・。
昨年の経緯を知っている人が結構いると思うので、競争率は高そうです・・・_| ̄|○
(といいつつココに書いちゃってますが、まあ、このブログに書いたくらいじゃ広まりませんし・・・アハハハハ。悲しい・・・_| ̄|○)

どのプログラムも、かなり間近で聴くことが出来るのでオススメなのですが、どうしても聴きたいものは早めに行って席を確保することが絶対条件です。

本町のスタバが、今年も会場になっているのですが、あそこはテーブルに座れるか、立ち見になるかで天国と地獄ほどの差がありますΣ(゜д゜|||)
今年も同じ位置取りなら、店の奥がステージになりまして、通りに面したほうが正面(演者がガラス窓を背にする形です)になりますので、中央の大きめのテーブルに陣取るのが賢いです。

・・・・なんてエラソーに書いてますが、昨年の私はぎゅう詰めの立ち見でございました(;´д⊂)
座って涼しげにコーヒー飲みながらモーツァルトを聴いてる人が、心底羨ましかったです。
あの席に座るだけで、周囲の羨望のまなざしを独り占め出来ますよッ!!!(エッ!?

演目としてのオススメは、四人のパーカッションパートの皆さんによるコンサート。
楽しいトークを交えながら、キッチンのボウルまで楽器に見立ててのサービス一杯のプログラムでした。
で、今年はといいますと、昨年がやはり好評だったのか、何と指揮付き大フィル合唱団を従えての公演になっていましたΣ(゜д゜|||)
かなりのバージョンアップですな((((゜Д゜;))))

さて大フィルのコンサートマスター(略してコンマス)といえば、大フィル史上最年少でその地位に就いた長原幸太さんなのですが、この長原さん、もともと有名だったことに加え、じつはドラマ「のだめカンタービレ」にあわせて結成された、「のだめオーケストラ」のコンマスもされていたということで、この方の出演されるプログラムはかなり競争率が高そうです。

そのせいか、今年の長原さんのプログラムは、初日の一回を除き、後は全て有料(笑)
まあ、500円ですが。


ちなみに今回のプログラム(演目の載っている紙の方のことです)には、昨年の模様が載っているのですが、私よりもいち早く手に入れた母から、こんなメールが届きました。

「今年のプログラムにおとーさんが写ってるッ!!!」

遅まきながら、カラー版を入手した私は(私が持っていたのは、モノクロの速報版でした)、早速「ウォーリーを探せ」ならぬ「とーちゃんを探せ」を実行に移したのですが。
目を皿にして探すまでもありませんでした(笑)

まあなんといいますか、薄くなっているですね、いわゆる後頭部がですね、まあ燦然と光りあそばしていたわけですよ(;´д⊂)
(歯切れが悪いのは、オトーサマもこれを読む可能性があるからです(笑))
オトーサマの右には、さらに光り輝いている方がいらっしゃったことも申し添えておきましょう。

クラシックに興味のない方も大勢いらっしゃると思いますが、他のジャンルの音楽と同様、やっぱり生で聴くのは感動を催すものです~
お出かけの際、大阪クラシックに行き当たった時には、ぜひ足を止めて、ひと時安らかな音楽の調べに耳を傾けてみてください!

下に大フィルによる大阪クラシック情報をリンクしていますので、興味を持たれた方はぜひ覗いてみて下さい~♪
http://www.osaka-phil.com/os_classic/2007/


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2007/08/21 23:05 | Comments(0) | TrackBack() | 音楽
無謀でした・・・・(笑)

マウスの調子が落ち着いたので、機嫌のいいうちに(笑)
ワードパッドから、コピペしてきました。
オフラインの作業だと、何となくまだマシなようです。

では、以下本題です(笑)


先日(といっても結構前ですが・・・(;´д⊂))、
「総譜を見ながらハルサイを聴きたいです~」
なんて話をしていますと、知り合いの方から、ありがたくもお借りしてしまいました、ハルサイの総譜ッ!!!

最初は買うつもりだったのですが、何千円もするらしく・・・・(汗)


さて、クラシックには詳しくないので・・・という方に、言葉のご説明です。
(私もド素人なので、かなり端折った説明ですが・・・Σ(゜д゜|||))


まず「ハルサイ」とは、正式名称を「春の祭典」といいまして、ロシアの作曲家であるストラビンスキーによる、二幕のバレエ音楽です。
古代ロシアの春の荒野を舞台に、第一部は大地礼賛を、第二部は太陽神イアリロに処女を捧げる生贄の儀式を、それぞれモチーフにした、非常にダイナミックな音楽です。
変拍子や不協和音が多用されており、クラシック音楽の中でも屈指の難曲の一つに数えられています。


この曲、私は本当に好きなのですが、チョン・ミュンフン氏の指揮による演奏を聴きに行きまして、生まれて初めて立ち上がって「ブラボー」を連呼した、思い出の曲でもあります。
「ハルサイバンザイ」の記事に詳細がアップされていますので、よろしければご一読下さい_(._.)_)


そしてもう一つ、「総譜」ですが。
これは「スコア」ともいわれまして、全ての楽器パートの載っている、指揮者が使用する楽譜のことです。
オーケストラの演奏者は、各自の楽器部分のみのパート譜というものを見ながら演奏するのですが、全体を統括する指揮者はそういうわけにはいきません。
このハルサイ、演奏時間は大体35分程度なのですが、総譜は何と160ページもありまして、演奏時間の割には結構な分厚さだと思われます。
使用する楽器の種類が多いので、自然ページも膨らんでしまうのでしょうね・・・。


今回、総譜を見ながら聴いたのは、


ゲルギエフ指揮 キーロフ歌劇場管弦楽団 (99年録音)

ショルティ指揮  シカゴ交響楽団    (91年録音)


の二枚です。


どちらも、ハルサイのCDの中では、評価の高い演奏です。
特に私はゲルギエフのものが好きです~!!



さてヘッドフォンを装着し、総譜を開いて準備は万端。
いざ、リモコンをスイッチオン!


「チャ~ン チャラララララランチャチャチャチャ~ン♪」

とファゴットの長閑な音色が聴こえてきます。
そこにホルンが、更にはクラリネットが加わり、徐々に音の厚みが増してきます。


が、しかし。
調子の良かったのはその辺りまででした_| ̄|○


早くも3ページ目で、私は迷子になってしまったのでした・・・・・・(笑)


敗因は以下の3つ。
1 総譜はその時点で音の鳴っている楽器しか載っていないので、同じ楽器でもページ毎に位置する段(高さ)が違っている。
→視線を平行に動かしているだけでは、すぐにメロディーラインを見失ってしまいます。


2 楽章(というか曲のまとまり一つずつ)ごとにテンポが全く違う。

→同じテンポだと思い込んでいると、次の楽章では実は倍のテンポだったりして、見ている部分よりも演奏は遙か先に進んでいたりするのです(笑)
で、当然演奏箇所と見ている楽譜とが一致しないことには気付きますので、パニックになり自動的に迷子決定です(;´д⊂)


3 メロディーラインを担当する楽器の変化が激しい。
→ハッキリ言って、すごく複雑な楽譜なので、メロディーラインを追っていかないとどこを演奏しているのか、即座に分からなくなります。
が、小節ごとに次々とメロディーラインが別の楽器へとバトンタッチされていったりするので、目も頭も追いついていかなかったりするのです・・・・_| ̄|○


一回目は、もうパニックの連続(笑)
ハルサイは曲間は切れ目なく演奏されるのですが、それでもどこが切れ目かは分かりますので、迷子になったら次の曲頭の部分の総譜を開いて、演奏が追いつくのを待ち伏せ(笑)
かなりインチキをしてますΣ(゜д゜|||)


が、二回目はそれなりにスムーズに最後まで辿り着くことが出来ました。
見失ったらとにかく、ティンパニのパートを見て同じリズムを探す、もしくはピチカートやトレモロといった特殊奏法部分を探す、という技も身に付けました(笑)
(私にはティンパニが一番分かりやすいので・・・・(´Д`;)ヾ)


いや、それにしても、初総譜がハルサイというのは、やっぱり無謀でした(笑)
大体、私自身、ピアノを小学生の頃に少しかじっただけという、素人以外の何者でもない経歴しか持っていないというに・・・・(笑)
それなのに、いきなりハルサイの総譜ッ!!!!
ハードルが高すぎました・・・・・アハハハハハヽ(;´Д`)ノ


写真を見ていただけるとイメージしやすいかと思いますが、最大で1ページ中に31段の五線譜が印刷されていますΣ(゜д゜|||)
F1000030.JPG


手ブレでピンボケしてますね・・・・_| ̄|○
まぁ、楽譜のイメージということで・・・・(´Д`;)ヾ








で、コチラは、楽譜の上部を拡大して撮ったもの。
F1000032.JPG
このページでは上から順に、ピッコロ・フルート・フルート(の何だろ???アハハ)・オーボエ・コールアングレ・クラリネット(D管???)・クラリネット(A管)・クラリネット(の何か・・・(笑))・ファゴット、ということで木管楽器がズラリと並んでいます。
この下は、ホルンやトランペット、トロンボーンなどの金管、次にティンパニや太鼓類、トライアングルなどの打楽器、そして一番下にヴァイオリンなどの弦楽器という順になっています。
(適当な楽器の説明ですみません・・・・。細かい楽器までは分からないんですぅ(⊃д⊂))


これだけの楽器が同時に鳴っている訳ですね。
しかも、楽器の入れ代りも激しいですし。


特に一番面食らったのは、ただ聴いているだけだと連続したメロディーになっているところが、楽譜で見ると、複数の楽器によるバトンリレーのようになっていたりして、記憶にあるメロディーラインと総譜の表記とが、まったく一致しなかったりする点でした。
そうなるともう、お手上げですヽ(;´Д`)ノ


ですが悔しいので、もう一度チャレンジ。
結果としては、一応、演奏と楽譜とが一致するようになったとは言えるようになったかと思います・・・・(´Д`;)ヾ
(この一文のまどろっこしさに、本当に一致しているといえたのか・・・?という不信感が漂っていますが、まあ自己満足なんで(笑))


しかし、かなり苦労しましたが、総譜を眺めたおかげで、あのハルサイ独特のリズムというのが、小節ごとの変拍子によって作られているんだということを実感できました♪
下の写真をどうぞ。
F1000031.JPG
2/23/42/43/43/2

となっているのがお分かりいただけるかと。
(影になっててスミマセン)

本当に一小節ごとに拍子が変わっていますね(笑)
しかも、この写真とは別の部分ですが、中には四分の十一拍子なんていう、すごい小節もあったりします。


そういえば、聴きに行ったチョン・ミュンフン氏は、楽譜を見ずに指揮をしていらっしゃったように記憶しているのですが、やっぱりそれって暗譜しているってことですよね・・・・Σ(゜д゜|||)
いや、最近の指揮者は暗譜派がかなり多いとは思うのですが、ハルサイを暗譜してるって、本当にすごいことだと思います
やっぱり映像記憶なんかに長けている人が多いのかな???
カラヤンなんかも、楽譜を映像で覚えてたとか言いますしねぇ。


ドラえもんの暗記パンを地で行ってるようなモノ!?(笑)
(パンを本に当てると、そのページが転写されて、それを食べると覚えられるというヒミツ道具です(笑)・・・・欲しかったなあ、暗記パン)


それにしても、何と言うか、ハルサイって楽譜で見ちゃうと幾何学的とでもいいますか。
無機質感の漂う感じです。
それを実際に演奏すると、あのような生命力溢れる音楽になるんですから不思議なものですね


今度は、使用される楽器の少ない古典派辺りで、総譜を眺めてみようと思います(笑)
多分、ハルサイの何十倍も分かりやすいのでは・・・と思われますΣ(゜д゜|||)
メロディラインを追いやすいモーツァルトとかにしよう、素直に。


2007/08/09 03:06 | Comments(0) | TrackBack() | 音楽
初ベリー( ̄ー ̄)
で、連続更新なワケですが(笑)

今日は友人に誘われて、初めて生で「ベリーダンス」なるものを見て参りましたッ!!

ご存知ですか?ベリーダンス。

インド芸能の一つで、クネクネと身体をくねらせながら踊る、めちゃくちゃ色っぽい踊りです。
アラビアンナイトの踊り子をイメージしていただけると分かりやすいです!

場所は三宮にある、その名も「クラブ月世界」(笑)
昭和のレトロな雰囲気一杯の、「ここってキャバレー?」ってな感じ漂うステキな空間でした。

ラクスポリマ・ベリーダンススクールという、スクールの発表会ということだったのですが、ベリーの世界では超有名な方もゲストに来られていて、スクール生の皆さんもかなりハイレベルでしたので、本当にすごい二時間半でした。

第一部は、主にスクール生と、スクールの主宰をしていらっしゃる中野ドニア誉子さんの演技。
男性ならずとも目が釘付けになってしまうような色っぺ~衣装で、キレイな女性がクネクネと踊りまくりますッ!

小道具も洒落ていて、キャンドルホルダー(もちろんキャンドルは点ってます)や薄い布、指シンバル(指に付けてシャンシャン音を出しながら踊ります)に、ジュディ・オングのような羽(!)などなど。

まさに艶やかという形容がピッタリ。
とにかく衣装がステキで(しかもかなりお高いらしいです・・・Σ(゜д゜|||))、皆さんこれを着て踊るために頑張ってるんだろうなぁ・・・と。

第二部は、ゲストを中心とした構成。
まずはフランスからのゲスト、カメリアさんと4人組のカムサ・グループの皆さんによる、何故か「東京音頭」で幕が上がりましたΣ(゜д゜|||)

まあ、夏だからなんでしょうね・・・・(笑)
第二部のテーマは「和」だったようですが。

カメリアさんは日本人なのですが、パリを拠点に活躍されているダンサーで、五十歳を超えていらっしゃるとか((((゜Д゜;))))
体がものすごく締まってますッ!さすが!

第一部のダンスがベリーを基調にしながらも現代風にショーアップされていたのに対して、カメリアさんのダンスは、恐らく伝統的なベリーダンスで、指先から足先まで神経の行き届いた、とても繊細な動きが印象的でした。

ベリーダンスには、動きの一つ一つにキチンと意味があるようなのですが、私は全くのベリー初心者ですので、その辺りのことは皆目分かりませんでした・・・_(._.)_
動きの意味を知っていれば、カメリアさんのダンスを、より楽しめたと思います(涙)

もう一組のゲストは、東京を拠点にしていらっしゃる二人組、E-chan&MILLAさんでした。
このお二人は、決して広いとはいえないステージを息ピッタリに動きまくり、しかも傘や刀などの一風変わった小道具を取り入れ、ベリーと和を見事に融合させたダンスを見せてくださいました。

中でも驚いたのは、お二人の背筋の強さです。
反り返ったまま膝を曲げ、そのまま起き上がるなんてお手の物。
私にも出来るんじゃないか?と錯覚しそうなくらい、軽々とアクロバティックな動きを披露なさいます。
(ま、真似したら背筋を痛めてエライ目に遭う、くらいの分別は持ち合わせています。)

衣装も、振袖をアレンジしたような斬新なもので、こんなベリーもあるんだぁ、と思わず溜息でした。


そして最後の第三部。
生のパーカッションバンドをバックに、オールスター競演という感じの華やかなプログラムでした。

インドという枠にとらわれず、カリブの雰囲気漂う陽気なリズムで、いつしか会場も拍手と歓声で一体に。

実は今日の公演は、ぶっちゃけ5500円もしたのですが(汗)、値段以上の満足度でした!
(最初は、発表会なのにそんなに!?と思わなくもありませんでした・・・ゴメンナサイ)

しかも、かなりアヤシイと思ってたので、客層が若者から年配の方まで、広い層にわたっていたことにもビックリ。
大げさに言うと、阿片窟みたいなイメージを抱いてました・・・ゴメンナサイ)
ベリーを見たいけど怪しげだったら嫌だな、と思っている方、心配しなくても客層は健全です(笑)
いや、ダンスも多少(?)色っぽいだけで、決して怪しくはありません(*´Д`*)

とにかく、観客を飽きさせないようにとの配慮からか、サービス満点のプログラム。
ダンス自体もトラディショナルなものから、斬新にアレンジされたものまで、また音楽も歌入りのものからパーカッションのみのものまでバラエティに富んでおり、しかもみなさんキレイ!(←ココ重要(笑))

残念ながら私は、クラシックで一杯一杯なので、インド芸能にそれほど嵌るとは思いませんが、それでもベリーダンスはまた機会があれば観に行きたいと思いました。

いや~、いい目の保養でしたわぁ(*´Д`*)


2007/08/06 00:16 | Comments(0) | TrackBack() | 音楽
ピアノの森
昨日、友人に「絶対ちいすけが好きそうな映画だから」と誘われ、いきなり今日行って参りました、映画「ピアノの森」(笑)

「『ピアノの森』??何か聞いたことはあるけどなぁ・・・」

とイマイチ反応薄だった私。

が、その友人によれば、音楽監修があのアシュケナージだということで、

「おぉッ!アシュケナージが参加している映画なのかッ!!」

手のひらを返したように乗り気になったワタシ
・・・相変わらずミーハーですな_| ̄|○

さて、いざ勇んで映画館に到着。
そして映画のポスターを見て思わず一言。

「実写じゃなくてアニメだったんだぁぁぁ」

友人は、そんなことも知らんかったのか、と言わんばかりの顔(笑)

「あはははは・・・・」
と乾いた笑いをしつつ、座席に着席。

雨宮修平という小学五年生の男の子が、田舎町に引っ越してくるところから物語は始まります。
修平の父親は世界的なピアニストで、本人も周囲からピアニストになることを嘱望されています。
そして修平もそれが自分の運命であると、半ば諦めの境地に達していました。

修平は「将来の夢はピアニストになることです」と自己紹介しましたが、それをクラスのガキ大将からはやし立てられ、「肝試しだ。ピアノを弾けるんなら、夜になったら森のピアノを弾いて来い」と苛められてしまいます。

学校のそばの広大な森の中に、グランドピアノが置かれているというのは、この地域では有名な話だったのです。
しかしもちろん、そのピアノは壊れており、音が出ません。

ところが、一ノ瀬海というクラスメイトが憤然として言い放ちます。
「あのピアノは音が出るんだ!」

ガキ大将と海は取っ組み合いの喧嘩になりますが、音楽教師の阿字野がやって来てクモの子を散らすように退散。
阿字野の暗い雰囲気に気圧され、一人逃げ遅れた修平は、思わず問いかけました。
「森のピアノって音が出るんですか?」
しかし阿字野の返事は、
「音は出ない」

その後、修平がピアノを弾くことを知った海は、森のピアノのところまで修平を案内します。
森の中に突如現われたグランドピアノに修平は驚きます。
何か弾いてみて、と海に請われ鍵盤に触れた修平。
もちろんクラスの皆が言うようにピアノから音は出ませんでした。

しかし海が鍵盤を叩いた途端、ピアノは修平の心をかき乱してやまない、素晴しい音を奏で始めたのです
森のピアノは海にしか弾くことの出来ない、特別なピアノでした。

そして、その森のピアノにもある秘密が・・・・。

・・・・と、イントロはこんな感じです。
続きの気になる方は映画館へどうぞ(笑)


まず、この映画はもちろん録音技術まで含め、音が素晴しかったです。
海が最初にピアノを弾くシーンの音は特に、かなり目の奥がウルウルします。
曲も良かったですが、演奏が本当に、「あぁこれなら修平が心を乱されるのもわかるぞ」という説得力に満ちていました。

海はビンボーな家庭の子供で、ピアノも森のピアノしか弾いたことがなく、奏法ももちろん我流。
ピアノを本格的に習ったこともなければ、楽譜だってもちろん読めません。
しかし一度聴いた演奏は耳で覚えきってしまうという能力と、ピアノが好きで好きでたまらないという純粋な気持、そして天性の才能に恵まれているという、まさしく天才として描かれたキャラクターです。

一方の修平は、毎日辛いレッスンを繰り返す努力の人

この二人の出会いは、それぞれに転機をもたらします。
そして海は先達の残した音楽の素晴しさ、自分の音楽を求める楽しさを知り、修平はピアノを愛する心を知ることになるのです。

クレジットには明記されていませんでしたが、この天才型の海の演奏を、御大アシュケナージが担当していると思われます
修平以下、他のキャラのピアノは、日本人のまだ若い十代の子が弾いているらしいのですが(そしてもちろん、十分に素晴しいのですが)、やっぱり海の演奏は一味も二味も違いました。
スケールの違いが、音にキチンと表現されていたと言う点でも、映画として成功だったんじゃないかと思いました。

最近は指揮者稼業ばかりで、ピアニストとしての活動をあまり聞かないアシュケナージですが、もっとピアノを弾いてくれ~微妙な評価の指揮者を続けるよりもさ・・・ということは小声で言っておきます!?Σ(゜д゜|||))、と心から思ってしまいました(笑)

次にストーリー自体もよくできてるなぁ、と。
結構ホロリとさせられた場面も多かったですし。
約一時間半くらいの上映時間だったんですが、その間(近くの人の携帯のバイブ音が2回したとき以外は。電源自体を切っとけーーーーーーッヽ(`Д´)ノ)一度も我に返ることなく、まさに物語に釘付けでした!

確かに、
森のピアノって、雨のときはどうするんだ!?、とか
鋼鉄線なんかとっくにさび付いてるだろうよ、とか
海にだけ弾けるピアノって、いかになんでもねぇ・・・、とか
.「他の曲は全部弾けるのに、ショパンだけ弾けないんだ」というセリフってどうよ??、とか
(ま、『リストだけ弾けないんだ』よりも絵になることは確かですが(笑))
ペダル踏んでないのにあの音は出ないだろうッ、とか
何の準備もなしに10日後のコンクールにいきなり出場するってどうよ?、とか
キャラクターがみんな揃いも揃って善人ってどうよ?、とか

いくらでも突っ込みどころはあるんですが((((゜Д゜;))))

そんなのは、ストーリーの筋からすれば、はっきり言って瑣末なことに思われるくらい、きちんとツボが押さえられた映画です。
浮世離れした設定を一種のおとぎ話として割り切ってしまえば、本当に純粋に楽しめます。

この映画の中でカギになるのは、モーツァルトのピアノソナタ第8番 イ短調 K310です。
実は私、偶然にも今日のBGMが、この8番も収録されているリパッティのラストリサイタルのCDだったんですね~♪
「おぉなんて偶然!まさにタイムリーーーーーーーッ((((゜Д゜;))))」
いやー、運命を感じました(大げさ・・・(・_・;))

さて、原作はモーニングに連載中のマンガだそうで。
映画を見終わった瞬間、友人共々
「原作絶対読むぞーーーーー!!」
と盛り上がっていたのですが。

先ほど調べましたところ、なんと既に14巻も単行本出てるんですね・・・・・(ーー;)
映画館には2巻までしか売ってなかったから、てっきりそんなもんかと思っていたら、今回映画化されたのは序盤のみだったようで(笑)
でも、多分買うと思います、得意の大人買いでΣ(゜д゜|||)

それから声優陣ですが、主役の海を上戸彩、修平を神木隆之介、音楽教師の阿字野を雨上がり決死隊の宮迫博之(以上敬称略)が、それぞれ演じているということを、最後のクレジットで知りまして。
(すみません、キャストに関する前知識さえなかったのです・・・。ま、実写映画かと思ってたくらいですから・・・_(._.)_)

いやー、みなさんお上手でした。
「上戸彩ってなかなかいいやん?」と、素直に思えました。
しかし、阿字野役が宮迫さんだと知らずに見て良かった~。
だって、かなりシリアスな役どころなのに、「声は宮迫か・・・」と思うと、多分私は笑っちゃって、まともに見られなかったと思います(笑)
・・・というのは半分冗談ですが、逆に言えば、普段の芸人ぶりからは想像もつかない熱演でした。

本当にオススメですよ、この映画。
原作を知らない人も(って私のことですが)、クラシックに詳しくない人も、本当に楽しめると思います。

でも実は、原作は浦沢直樹氏(『MONSTER』とか『YAWARA!』とかの人)だとばっかり思ってました、スミマセン。
だってだって、絵がソックリだったんですものーーーーーーーーーーッ(;゜д゜)

本当の原作者は一色まことさんと仰るそうです。失礼。

2007/07/24 23:41 | Comments(2) | TrackBack() | 音楽
リュート奮闘記 その2
今日は、第二回目のリュート講座に行って参りました!
前回の放浪に懲りていた私は、駅前のコンビニで素直にお握りとお茶を買い込み、一路大阪音大キャンパスへと歩を進めたのでした。

二回目の訪問にして、既に指定席となりつつあるベンチへ直行。
運良く雨も降らず、ノンビリ大学生の皆さんを観察。

「何か変わった帽子を被った子がいるなぁ」とか
(一瞬松田優作のコスプレか!?と思った)

「お、あの子は音大生のイメージにピッタリ。いかにもお嬢様のファッションだわ」とか
(白いフリルのブラウスに、チャコールグレイのタイトスカートを穿いてた)

好き勝手なことを考えながら、ボーっとしていますと。
来ましたよ、例のヤツが。

前回をお読み頂いた方にはおなじみの、あのスズメでございますッΣ(゜д゜|||)

今日は一羽だけやってきましたが、前回同様、全く臆するところなく、目の前の灰皿の上に止まり、可愛らしく小首を傾げてきます。
横には数名の学生がいるにも拘らず、食べ物を手にしていたのが私だけだったせいもあり、そちらは全くのムシ(笑)。

今日は米粒だったので、手に引っ付いてしまうため、投げるわけにもいかず、試しに私の横に一粒置いてみました。
すると、

お前は本当に野生のスズメなのかッ!?

と叱り飛ばしてしまいたくなるほど、当たり前のようにやって来て米粒をついばみます。
しかも食べ終わると、再び寄ってきて、「ちょーだい(*'-')」とポーズ。

何度か米粒をやった後、試しに人差し指と親指で米粒をつまんだまま、スズメの目の前に差し出してみました。
結果は・・・・・
コレでいいのかスズメよッ!?

なんと見事に、私の手から直接米粒をふんだくっていったのです!!!

コレには驚きました。
しばらくスズメを凝視してしまったくらいです。
スズメってそんな鳥でしたっけ・・・・・?


そんなこんなで、相変わらずの幕開けだったわけですが、第二回リュート講座の始まりです。

今日は前回の右手の復習から始まりました。
このブログで文章にしておいた為か、教えていただいたことはそれなりに頭に入っていました。

・・・・じゃなかったら、私のことです、イキナリ組む足の上下から間違っていた恐れアリ(涙)
ギターとほぼ同じような構えですから、左足を上にして組まなくてはいけないのです。

15分ほど右手の復習、つまり弦の弾き方ですね、を行った後、今日は左手の構えの練習でした。

左手をダラーンと脱力させ、手のひらを正面に向けます。
そのままヒジを曲げて、楽器のネック(指板)を掴みます。
これが、基本的な左手の構え(位置)になるそうです。

さて、ギターを演奏される方ならご存知ですが、ネックには、フレットと呼ばれる縦の線(と言ってしまっていいのか微妙ですが)が付いています。
指で押さえて音階を作る際の目印になる線です。
弦と垂直に引かれている縦線のことです。

このフレット(正確には、そのホンの少し左横)を押さえるのが、次の難関です。
親指は、ネックの後ろ(丁度かまぼこのような曲線を描いていまして、そのほぼ頂点にペタリと添える形になります)に、残る人差し指から小指までを、フレットに乗せていくわけなのですが。

F1000027.JPG
これが、ネックの後ろ側です。
緩やかな山形になっているのがお分かりいただけるでしょうか??

・・・・この写真では分かりにくいかと思いますが(;´д⊂)







ネックの下の部分に、指の付け根が平行に沿うように構えます。
親指はネックの裏、そのまま指の付け根をネックの下部に沿わせるので、正面の人からは、ほぼ四本の指だけが見えるような形になるわけです。

で、フレットを押さえるわけですが。
一番外側を人差し指で、二番目を中指、後は順に薬指、小指と、練習なので、四本とも全てフレット上に置いていきます。

フレットとフレットの間は、測らなかったので分かりませんが、恐らく4センチ弱くらいだったかと思います。
結構広いと思いませんか???

四本の指を四センチ間隔で広げてみてください!

・・・・・・・・・・・・つ、攣るぅぅぅぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ((((゜Д゜;))))

というのが、私の声にならない叫びでございました・・・・_| ̄|○

野球のピッチャーが、フォークボールの握りの練習をしているような気分でした。

が、頑張って弾いていると、一郎さん(初めてお読みになった方へ。この講座の先生で、高本一郎さんと仰るリュート奏者の方です。HPにリンクも貼らせていただいてます)が一言。

「OKです(*^-^*)」

おぉぉぉ、他の皆さんと同じ様に、及第点をいただいてしまいました♪
また何かやらかしたんじゃないかと期待された皆様、ご期待を裏切ってしまい申し訳ありません(笑)

しかし、一郎さんも仰ってましたが、この左手の形って、日常生活では、まず取ることのないポジションなんですよね。
ネックから外した後の左手は、大リーグ養成ギプスから解放された後のように(ってそんなギプスしたことないですが)、しばらく固まっていたのでした。

授業の後半は、前回同様、リュートの様々な演奏をCDで鑑賞。
6コース(6弦というのにほぼ同意)の、もっとも弦の少ない中世の古いリュートから、順に時代を追う形で、8コース、10コース、最後はルネサンスの11コースと、弦の本数が増えるに従って、音色がどう変わっていくか、という推移を分かりやすく解説していただきました。

6コースは素朴でシンプルな音色、増えるに従って、低音に厚みが増し、倍音も鳴るので共鳴が華やかになっていきます。

音楽史上で、最も長い期間親しまれていた楽器は、リュートかオルガンかというくらいに歴史のある楽器だそうです。
現在では音が大きく鳴らないとか、奏法が複雑とか、様々な理由で近代に誕生してきた楽器に主役を奪われてしまっていますが、やはり、長期にわたり人々の心を掴んで離さなかったその美しい音色は、まさに「天使の歌声」と形容されるにピッタリです。

・・・・ま、私が弾いてもそんな音色にはならないんですけどね~・・・_| ̄|○


さて。
今日は一郎さんから、他の受講生の方と同じように、「OKです」「大丈夫ですよ~」ってコメントを頂きました、と報告したところ。

「たぶん、ちいすけが緊張してるから、それをほぐしてあげようっていう一郎さんの気遣いでしょ?
「前回は足の色が真っ青になるくらい緊張してたんだもんね~?」

と、言われてしまいました・・・_| ̄|○
(ちなみにこのセリフを言ったのはダンナじゃありません・・・。みんなから私はどんな人間だと思われているんでしょうか(涙))

【おまけ】
リュートの写真です。
下は装飾の部分のアップです。
でも、ただのお飾りではなく、本体で共鳴した音がここから出て来るという、とても重要な部分です。

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2007/07/22 02:34 | Comments(0) | TrackBack() | 音楽

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