忍者ブログ
[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


2024/05/20 03:30 |
リュート奮闘記
今日は何と、リュートを習いに行ってしまいましたッ!!
この腰の重い、ぐうたら人間の私が、休みの午前中から何と活動的に過ごしてしまったというのでしょうッ!!
(威張るほどのことじゃないかもしれませんが、私には画期的なことなのです・・・)

私はクラシックを好んで聴きますが、専ら聴くのみで、演奏なんてずぶの素人以下(というレベルがあるのかは分かりませんが)という人間です。
楽器歴は、小学五年生までオルガン・ピアノを習っていただけ。
約6年です。
(まあ、才能のある人なら、6年もやっていればかなりの腕前になるでしょうから、到達レベルがチェルニーの中盤程度だった私は、そもそもピアノの才能には恵まれていなかったかと思われます・・・_| ̄|○

その私が楽器を習うって言うのですから、驚かれた方もいらっしゃるかと・・・(特に親が(笑))

では何故リュートだったのかと言いますと、当ブログをお読み頂いていらっしゃる方には、もうおなじみかと思いますが、色々とお世話になっているリュート奏者の高本一郎さんが、大阪音大で、リュートの一般向けの講座を担当なさっているからなんですね。

チェロをやれば?と勧めてくださる方もいらっしゃったのですが、チェロを習うとなると、やはり楽器の購入は避けられないわけで・・・。
(チェロは音といい、演奏する姿勢といい、すごく好きなんですが。)
その点、このリュート講座は、楽器を大学から貸していただけるんですね~♪

しかも、三ヶ月間に都合5回の開講。
無理のないスケジュールであることも魅力でした。
(最初から毎週となると、私は間違いなくへばります・・・・(;´д⊂)

さて、(私にしては)早起きをし、張り切って大阪音大に向かいました。
かなり方向音痴なので、初めての場所に向かう際には、かなり余裕をもって出発します。
何せ、ゲームのマップでも迷いまくります。
(実はオンラインゲームもやっていたのですが、いつも仲間に『また迷子?(;´д⊂)』と呆れられていました・・・。)

大学は阪急の庄内駅から徒歩5分強です。
朝ご飯をテキトーにしか口にしなかったので(目的地にたどり着ける程度のエネルギー補給しかしてませんでした(笑))、講義中に腹の虫が鳴っても困ると思い、近所で何か小腹を満たすところはないかと散策。
学生街くらいあるだろうと思っていたのですが、松屋以外にめぼしい飲食店はありませんでした・・・。
あっても土曜の午前中ですから、開いてなかったり。

それでも頑張って周辺を歩いていると、郵便局発見。
が・・・・。
「こんなに狭い範囲に二つも郵便局いらんよなぁ・・・」
駅を降りて大学に向かう際、目印として郵便局を覚えていたのです。
へぇ、二つもあるんだぁ・・・と暢気なことを思っていると、まぁお分かりかと思いますが、行きに見たのと同じ郵便局でした・・・_| ̄|○
飲食店を探して、結局もとの場所に戻ってきてしまったんですね(涙)。

仕方ないので、コンビニで菓子パンを買い、大学内にベンチくらいあるだろうということで、何年かぶりに学生気分を味わってみることにしました。

校門を入って右奥に、目指すベンチを発見。
座ってパンをかじっていると、妙に人馴れしたスズメが二羽飛来。
最初は無視していたのですが、目の前の灰皿の上に止まってみたり、足元に寄って来たり、分かってやっているのか、視界から外れない程度にウロチョロしやがります(笑)
おまけに、首をかしげて可愛らしいポーズまで。

さすがにこれで何もやらなかったら鬼かも・・・と思い、パンくずを投げてみました。
すると待ってましたとばかりに、でかい方がパンくずに猛突進。
小さい方の近くに落としたつもりだったのですが、小さい方は完全に力負けです。
仕方ないので、大きい方の目の前にパンくずをかざし、そのままやや遠くへ放り投げ、その隙に小さい方にも投げてやる、ということを繰り返してました(笑)
スズメ相手に、妙な気を遣ってしまったわけですが(笑)、おかげでいい時間潰しになりました。

しかし、誰でしょうね、スズメに餌をやっているのは(;゜д゜)
相当馴らされてますぜ、アイツら。


さてスズメも満腹になったのか飛び去っていき(現金なスズメだわヽ(`Д´)ノ)、時間も丁度11時過ぎになったので、教室へと向かいます。
(講座は11時15分から90分間でした。)
今回の生徒数は丁度10名。
そのうち2名はお休みだったので、今日は8名のクラスになりました。
私のように、全くの初心者は3名。
残りの方は皆さん、以前からの継続受講者でした。

継続受講の方は、高本さんが来られるまでの短い時間の中でも、「ポロロン」とちょっとしたフレーズを奏でていたりして、全く弾き方の分からない私は、「こんなに弾ける人たちと一緒にするのか・・・Σ(゜д゜|||)」と内心ビビリまくってました(笑)

15分になり、授業開始です!
まずは、構え方から。
リュートは日本の琵琶とかなり似た形の楽器です。
胴の後ろが丸く大きく膨らんでいるので、構えるのも結構大変です。
胴の大きさも、一抱えできるくらいありますしね。

左が上になるように足を組み、その上にリュートを乗せ、右ひじで胴のカーブの部分を押さえます。
さらに、表面板(正面の平らな板です)に右の小指を添えますので、この三点で楽器を支えることになります。
左手は、指板を押さえて音程を作りますので、自由に動かせるようにしておかなくてはならないため、左手をダランと下ろした姿勢で、楽器が安定していることが大前提です。
(イメージとしては、ギターの構えと同じです。)

今まで一度も取ったことのない姿勢ですから、妙なところに力が入ってしまいます。
緊張のせいか、サンダルの隙間から見える素足は土気色(笑)
でも、どうにかこうにか構えられるようになりましたので、次は音出しです。

ギターは弦を強く弾くように音を出しますが、リュートはギターほど弦の張力が強くありません。
つまり、形は似ていても、音の出し方が全く異なる楽器なのです。

リュートは原則として、親指・人差し指・中指の三本の指で演奏します。
そのうち人差し指・中指で演奏する場合は、まず弦を表面版の方向に、つまり自分の体の方に垂直に押さえつけます。
そしてそのまま滑らせたり、引っ掛けたりしないように、手のひらに向かってリリースします。
この際、弦に当たるのは、指の第一関節の左側上方部のみです。
手のひらを自分に向けたときの左側、つまり演奏するときに下側になる方ですね。

しかし。
頭では分かっていても、うまくリリースできません(涙)
「なぜこんなややこしいことを、皆さんはうまくやっているのでしょう~(;゜ロ゜)」
と内心焦りまくりです。

それでも懸命に格闘していると、一人一人にアドバイスされていた高本さんが、私の前にいらっしゃいました。
そして一言。
「ちいすけさん、それは指の右側ですね」

・・・・・・・・・・・・_| ̄|○

弦を鳴らしているときは手の甲が上になりますから、手のひらを自分の方に向けているときと、左右が逆になるわけです。
それに全く気付かずに、ひたすら指の腹の右側で弦を躍起になって弾いていた私・・・
そりゃー、素人が考えても弾きにくかろうってなもんで・・・((((゜Д゜;))))

いきなり初っ端からかましてしまったワタクシですが、気を取り直して今度は親指での練習です。
親指は、弦に乗せ、そのまま下に手首から真っ直ぐ落とすようにして音を出します。
いかにも「ジャラーン」とかき鳴らせそうなイメージですね。
「おぉ、親指はさっきより楽かも~♪」
ちょっと満足げな私。

が、やはり。
今までの私の人生を振り返ってみても、事がスンナリ運ぶとは、そうは問屋が卸しません。
「ちいすけさんは、パワー入れすぎですね(笑)」

・・・・・・・・・・・・・・・_| ̄|○


でも音も出たし、何より楽しかったからいいのです!
(いえ、自分で言うことじゃないかもしれませんけど(;´д⊂))

最後の三十分は、リュートの歴史に沿って、中世のリュート→ルネッサンスリュート(今回私が教えてもらっているリュートはこれです)→バロックリュート、それぞれの演奏CDを聴き、音色の違いなんかも教えていただきました。
時代が新しくなるにつれて、楽器の性能も進化しているのがよく分かります。
低音が特に発達しているとのことで、新しいものほど、音に厚みが増してきます。
古いものは、低音が弱い代わりに、非常に可憐な音色なので、新旧のどちらが優れているかは一概には言えませんが。

そんなこんなであっという間の90分
高本さんは、終始普段と全く変わらない、穏やかな雰囲気で、一人一人丁寧に見てくださいました♪
しかも「一度くらいは演奏もお聴きいただこうかと思っています」なんておっしゃっていましたので、それで一回3000円の受講料って、かなりお得だと思いますッ!

それにしても第一回目にして、出来ない生徒の空気を振りまきまくってしまいました(涙)
ダンナは「予想通りだな」と、相変わらずの冷たい言葉でしたが・・・(涙)
まぁ、お荷物はお荷物なりに、次回もしっかり頑張ろうと思いますッ!
いつか大化けするかもしれないし!?Σ(゜д゜|||)

次回は左手の勉強です。
頑張るぞッ!
PR

2007/07/07 21:43 | Comments(0) | TrackBack() | 音楽
人生で一番贅沢な日
久しぶりの更新となりました。

今日は仕事で難波まで行ったのですが、何とまたしても休みでした・・・・_| ̄|○
仕事が無いのに職場に行ってしまったのは、この一ヶ月で二回目です。
というか、一回目からまだそんなに経っていません・・・((((゜Д゜;))))

今年に入ってから、一時間間違えて出勤することが(予定時間より早く出勤してしまった事だけが救いです・・・)多々ありまして、とうとう出勤日じゃないのに出勤するところにまで到達してしまいました・・・・。
ヤバイです。

さて気を取り直しまして、一昨日9日のことを書きたいと思います。
この日はタイトルどおり、本当に贅沢をさせていただいた一日でした。

とある会社の社長さんと、最近よくお話しさせていただく機会がありまして、「インド料理を作ってくれる事になったからおいで」と誘っていただきました。
しかも場所は、某有名高級料理店
そこの厨房をお借りして、なんとインド料理を食すという・・・・((((゜Д゜;))))
(フツー、厨房を借りるなんて事も不可能です・・・Σ(゜д゜|||))

さらに食後の趣向として、このブログでも何回か登場していただいている、リュート奏者の高本一郎さんと、インド料理を作ってくださる方の先生(・・だとお聞きした記憶が)である、シタール奏者の石濱匡雄(いしはまただお)さんが演奏してくださるというのです!!

さすが社長!
こんな催しが実現できるのは、社長の人脈・人徳のなせる業です~♪

もちろんワタクシは、いそいそと参上いたしました(笑)

さて、お店に着きますと。
社長も高本さんも石濱さんも、まだお見えになっていません。

スパニョラのマスターとTさん、画家の卵であるK君、そして私の4名だけ。
しかし、皆さん遅れていらっしゃるのは始めからわかっていたことなので、まずは4人で軽く(?)腹ごしらえ(笑)
「先に始めとき」という社長のご好意に甘えさせていただきました(笑)

インド料理はみんなが揃ってから、ということで、我々4名はそのお店の本来のメニューである和食(そう、和食の店だったんです!!)をいただいておりました。
ウニとアワビをあしらったサラダのゼリー寄せ、トロの刺身、の入ったお吸い物などなど・・・Σ(゜д゜|||)
オマケにつまみの枝豆まで最高にウマイッ!!
インド料理いらんよな・・・と呟いていた方が約一名いらっしゃいましたが、後でいじめられるのが怖いので、誰だったかは伏せておきます)

実は先週の水曜にも、このお店で社長にご飯をご馳走になったのですが・・・。
一週間に二回もこんな贅沢をしていいんだろうか?!と思いつつ、手と口はノンストップで働いていたのでありました。
(なにぶん庶民でございますので・・・_| ̄|○)

そんな贅沢な料理をいただきつつ、ビールもちょろっと飲んだりして、半分出来上がっているところに、社長が、ついで高本さんご夫妻と石濱さんのご一行も到着されました。

高本さんも石濱さんも、それぞれ演奏会の後、お見えになったということで、まずは一杯(笑)。

それからまもなく、Yさんお手製のインドカレーが振舞われました。
ご飯もインディカ米が炊かれ、本当に本格的!
チキンのカレーとジャガイモのカレー、そしてオクラのカレーの三種類。
どれも本当に美味しくて、(事前にしこたま食べていたにも拘らず(⊃д⊂))ご飯一合分と一緒に完食してしまいました・・・(;゜д゜)
(上記の失礼発言をしていた約一名も、「ウマイわ!!」と絶賛していらっしゃいました。ちゃんと書いておかないと、やっぱり苛められそうなので(⊃д⊂))

さて、しばし歓談の後、待ちに待った演奏会が始まりました~♪
美味しいご飯にステキな演奏、こんなシアワセは味わった事がありませんッ!

まずはシタール奏者の石濱さんの演奏です。
シタールは一人で演奏するものでは無いそうで、この日は「タブラ」という太鼓奏者のオーストラリア人の方とのセッションでした。

シタールは国立民族学博物館で展示されているものは見たことがあるのですが、人が構えている姿を見るのは初めてでした。
F1000004.JPG
この方が石濱匡雄さんです。
(写真掲載の許可をいただいております)



楽器はかなりの大きさですね。
本体は冬瓜をくり抜いたもの、また左手の方にも共鳴用の小さめの冬瓜が引っ付いています。

弦の本数は上が17本、下が3本(上下逆だったかも・・・(;゜д゜))ということで、かなりの本数です。
上はヴァイオリンの高音から、下はチェロまで、弦の数に違わず、広い音域を奏でる事ができるそうです。

c9e444f9.JPG
この方が石濱さんの相方であるタブラ奏者のオーストラリア人、シェン・フリンデールさんです。
しかし、私に「ブログに写真を載せてもいいですか?」と聞くだけの英語力が無く(涙)、申し訳なくもお顔の部分だけモザイクにさせて頂きました・・・申し訳ありません_(._.)_

ちなみに、「タブラ」というのは厳密には向かって左の小さい方の太鼓を意味するそうで、右側の大きい方は「バヤ」(『左』という意味だそうです)というとのこと。
通常この二つをセットで使うので、シンプルに「タブラ」と呼ぶのだそうです。

シタールの音楽は、楽譜というものがなく、「朝」などのモチーフに沿って「タブラ」との掛け合いで、即興で演奏するスタイルを取るそうです。
また最初は明確な拍というものが無く、混沌とした状態から、徐々に拍を持ち始め、最終的には「1234、2234、3234、4234」という16拍を一つのセットとして終焉へと向かっていくのも、その特徴だそうです。

しかし、曲の最後は16拍目で終わるのではなく、17拍目で終了するとか。
「終わりは始まりに通じる」という、インドの輪廻思想に基づいているのでは、と言われているそうです。

シタールの生演奏を聴くのが初めてという出席者が多かったので、以上のような丁寧な説明をしてくださった後、
「こんなプライベートな場で、少人数の方に向けて演奏するのは初めてです」
と照れくさそうにおっしゃった後、石濱さんの演奏が始まりました。
(本場インドでは、演奏がテレビでも放送されるというくらいの方なのだそうです!!)

どういった曲なのかは・・・・・ヒンドゥー語だかサンスクリット語だかのタイトルで、記憶すら不可能だったのですがΣ(゜д゜|||)
(私の頭の問題に過ぎません・・・_| ̄|○)
シタールが初めてという私達に配慮してくださったのだと思います、とても耳に心地のよい、メロディアスな一曲を演奏してくださいました。

静かに曲の幕が上がり、しばらくするとタブラが寄り添うようにリズムを刻み始めます。
音は何といえばよいのでしょう・・・琴などの和楽器に近いのですが、それよりはもっとビブラートがかかり、瞑想できそうな柔らかさです。
音階は日本の五音階と同じとのことで、わらべ歌なんかにも通じる、懐かしさを喚起させられる音色でした。

徐々にリズムが速くなり、タブラとの掛け合いも激しさを増してきます。
静から動へ、何も難しい事を知らずとも、グイグイ入っていける心地よさ。
タブラのリズムも、単純なようでいて手首から指先までを満遍なく使い、微妙な強弱を織り交ぜながら、シタールの音色を盛り立てます。
石濱さんの指も、あんなに長くて太いシタールのネックを完全に体の一部にして、自由自在に音を操っています。

「これが即興演奏かッΣ(゜д゜|||)」
とビビるほど、お二人の息もピッタリ(ちょっとお酒でいい気分だったみたいですが(笑))

初めてのシタール演奏を満喫させていただいたのでした。

そして次はもちろん、高本一郎さんのリュートです。
「こんな素晴しい演奏の後でやりにくいんですが・・・」
と仰っていましたが、モチロン逃がしたりはしません!
・・・・というのは冗談で、高本さんの演目は、ご自身のCDの一曲目にも収録されている「聖母マリアのための頌歌(しょうか)」

後にお伺いした話によりますと、石濱さんの演奏がレの音を基準にした曲だったので、高本さんもそれに合わせた音で、ということで、この一曲をチョイスなさったそうです。

教会で神々しく鳴り響くオルガン音楽も捨てがたいものですが、庶民がマリア様に捧げた素朴な祈りの込められたこの曲も、心にジンと響きます。
CDにはCDのよさがありますが、やはり生で聴くのは格別です。
初めての曲を聴いたときの感動もモチロン素晴しいのですが、何度も聴いている曲を改めて生で聴いたときの「ホンモノだぁ・・・」
という(一見本末転倒ですが)感動も、音楽の醍醐味の一つではないでしょうか??

F1000001.JPGこちらは調弦中の高本さん。
構えていらっしゃるのは「ルネッサンスリュート」。
リュートの中では小ぶりな方なのかな・・・??
シタールとの演奏スタイルの違いにも注目です!!
(というか、目新しいのはシタールの演奏スタイルの方!?・・・にゃはは)


・・・と、本当にステキなひと時を過ごさせていただきました。


この後お開きになったのですが、高本さんご夫妻にお声を掛けて頂き、画家の卵K君と四人で、もう一軒行く事に!

この時の話も多岐にわたり、演奏時や作品製作時の貴重なお話も聞けて、本当に有意義な時間でした。
が、タダでさえ喋りの私が、アルコールのせいでさらに喋りになったことはいうまでもありません・・・_(._.)_

お酒の席でご一緒するのは、ほぼ初めてと言っていい中で、かなりかっ飛ばしすぎました・・・(⊃д⊂)

でも楽しかったのは本当で、「ちょっと」のつもりが、お開きになったのは何と朝の5時!!!
しかも私は、店の前の階段を下ったときに酔いが回り・・・・・
高本さんご夫妻には、ご馳走になった上に、多大なるご迷惑までおかけしてしまいました・・・・・_| ̄|○
(詳細はお上品な話では無いので自粛させていただきます・・・Σ(゜д゜|||))

こんなに楽しい時間を過ごしたのに(涙)
締まりきらないところが、やはりワタクシたる所以なのかもしれません。

こんなに食べて飲んで話して聴いて、贅沢な時間を満喫しましたが、私、一円も払ってませんッ((((゜Д゜;))))

本当に、皆様お世話になりました・・・・・・_(._.)_
不束者ですが、これからも仲良くしてください。

最後に。
高本さんのHPは、リンク欄から訪問できます!
ぜひ覗いてみてください。

シタール奏者の石濱匡雄さんのHPアドレスもご紹介しておきます。
http://joint-b.dvrex.net/ishihama/

2007/06/11 23:20 | Comments(0) | TrackBack() | 音楽
5番再び
今日(正確には昨日3日)は、知り合いの方がご夫婦で参加されているオケのコンサートに行って参りました。
京都市民管弦楽団というアマチュアオーケストラです。

場所は京都は北山にある、京都コンサートホール。
私は初めてのホールだったので無事にたどり着けるか心配だったのですが、地下鉄北山駅出口のすぐ横にあり、迷う方が難しいくらいアッサリ到着しました(笑)

まだ新しいホールのようで、とてもキレイで、ホールの天上の照明のデザインも凝ったものでしたが、
(電球切れたときに交換するの大変そうだなぁ)
と、思わずしょうもないことを考えてしまいました・・・_(._.)_

ステージの形状は、シンフォニーホールと同じく、360度客席(舞台後方に客席とパイプオルガンが設置)になっています。

ところで私は開場して15分くらい、つまり開演の45分前に到着したのですが、アマオケをなめていました・・・スミマセン。
もう中央真ん中の音のよい席は、ほぼ埋まっていたのです。
(全席自由でした)

ウロウロしているうちにも、よい席からどんどん埋まってしまいますので、今日は招待してくださった方の晴れ姿をバッチリ観察(!?)することに焦点を定め、舞台から見て左側の三階席に陣取る事にしました。

私の知り合いの方は、ご夫婦揃ってチェロ奏者(・・・カッコイイ(*´Д`*))なので、その位置からだと、ちょうど斜め前からお顔を拝見できると考えたわけです。

ボーっと三階から下を眺めていると、どんどんお客さんの数が増えてきます。
最終的には、大ホールがほぼ満席になっていました。
すごいです!

さて、客席が暗くなるのと入れ替えに、舞台が明るくなりました。
団員の方々が舞台に上がってきます。
舞台の(客席から見て)右側から、ヴィオラを抱えた一団が入場して来ました。

(ん・・・・なぜヴィオラが先??

そう思った瞬間、私は配置を自分で勝手に思い描いていた事に気付きましたΣ(゜д゜|||)
私は弦楽器の並びが、舞台に向かって左から
第一ヴァイオリン・第二ヴァイオリン・チェロ・ヴィオラ
の順で並ぶとばかり思っていたのです。

が、今日の配置は
第一ヴァイオリン・第二ヴァイオリン・ヴィオラ・チェロ
でした・・・・_| ̄|○

(斜め後ろの姿しか見えんッ!!)

そう思うも時既に遅し。
後ろからじっくり眺めさせていただく事にしましたΨ(`∇´)Ψ

オクサマが、とてもシックなロングドレスを着ていらっしゃって、皆さん同じ黒い服装をしているわけですが、その中でもすごく印象的でした~♪

ちなみに弦楽器の配置ですが、上に挙げた配置は比較的新しいパターンだそうで、チェロとヴィオラのどちらを外側にするかは、指揮者の方が決めるそうです。
弦以外の楽器も含め、高音から低音にキレイに並んでいるので、録音などにも適しているというのが、現在の配置の特徴のようです。

一方20世紀に入るまでは、第一ヴァイオリン・チェロ・ヴィオラ・第二ヴァイオリンという順番に配置するのが主流だったようで、これを「対向配置」といいます。
ヴァイオリン同士が向き合う形になるので、音の掛け合いとかに適しているのかもしれませんね。

一曲目は
序曲『レオノーレ』第3番 (ベートーヴェン)

この曲はベートーヴェン唯一の歌劇である『フィデリオ』の序曲です。レオノーレというのはヒロインの名前です。
ベートーヴェンは真面目だったのか(少なくともそんなイメージだけはありますが)、この『フィデリオ』も、何だかお堅い道徳的な内容らしく、モーツアルトの歌劇のように頻繁には上演されていないと思います。
が、この序曲は演奏会の人気レパートリーとして定着しており、私もCDを持っています(・・・持っているはずなんですが、見当たらず(涙)。曲は知っているので、多分どこかに埋もれています。CD整理しよう・・・)

この曲の見せ場(?)は何と言っても、遠くから聞こえるトランペットのファンファーレでしょう。
オーケストラの曲の中には、演出効果を狙って、奏者が舞台の袖や客席から演奏するものがあります。
これを「バンダ」(パンダじゃないですよ・・・スミマセンΣ(゜д゜|||))といいます。

有名なものでは、『幻想交響曲』(ベルリオーズ)の第三楽章で、角笛に見立てられたオーボエが、近く(=舞台上)と遠く(=客席)とで吹き合う箇所があります。

この曲のトランペットは、舞台袖からの演奏です。
今日のプログラムには、この箇所について「最も効果的に、かつ劇場の警備員に取り押さえられることなく演奏する場所を見つけるためにトランペット奏者は苦悩することになります」と説明されていましたが、実はこの『レオノーレ』には面白いエピソードがあります。
恐らくプログラムの表現は、そのエピソードを踏まえた上でのものだと思われます。

ドイツのオケの話です。
バンダとなっていたトランペット奏者のその日の出番は、この『レオノーレ』だけでした。
(客席に出ないから、私服でいいや)
と思った彼は、普段着のまま舞台裏にスタンバイ。
しかし、清掃係に不審者と間違われ、演奏者だといくら言っても聞いてもらえません。
そうこうしている内に、出番になりました。
指揮者が舞台裏のバンダに向かって合図を送りますが、一向にファンファーレは鳴りません。
奏者の彼は、清掃係に羽交い絞めにされていたそうです。

・・・ネタのような気もしますが、どうやら本当の話のようです。
(私がどこかで読んだエピソードは上記のように「清掃係」になっていたように記憶していたのですが、実はパンフレットにあるように「警備員」が正しいかもしれません。最近私の記憶力は当てにならないので(涙))

もちろん今日の奏者の方は、勇ましいファンファーレを響かせた後、最後はキチンとタキシードで出ていらっしゃいましたヽ(´ー`)ノ

2曲目は
『ハンガリー民謡「飛べよ孔雀」による変奏曲』 (コダーイ)

コダーイといえば、『ガランタ舞曲』『ハーリ・ヤーノシュ』などが有名ですが、この曲は知りませんでした。
指揮者の井崎正浩氏が、ハンガリーで活躍されている方なので、その線からの選曲のようです。

印象的なのは随所で響いてくる、木管楽器による「ピロピロピロピロ・・・・」という効果音のようなフレーズ。
音的には、マリオがしっぽマリオになって、空を飛んでる時の音に近いのですが(汗)、孔雀ってあんまり飛ぶイメージの鳥ではないですから、私の勝手な憶測ですが、恐らく「孔雀の助走」だと思いますッ!
(実は主題となっている元の曲は、政治色の強い歌詞が付いている民謡だそうなので、ピロピロ・・にも「孔雀の助走」以上の深い意味があるのだと思います・・・)

そのピロピロピロ・・・なのですが、木管楽器が順にピロピロ・・・していくのですが、特にオーボエのお二人がすごかったです(いや、クラリネットだったかも(汗)。いい加減な記憶ですみません_(._.)_・・・というかクラリネットのような気がしてきました∑(゜△゜;))。
他の楽器は適度な長さのピロピロ・・なのですが、そのお二人だけは地味~に、ずーっとピロピロピロピロ・・・・。
見ている私が、指攣りそうでした(笑)

私は単なる「ど」素人ファンなので、どの辺りが「変奏」なのかはサッパリ分からないのですが(汗)、非常に流麗なメロディーで、
「発情期だからメスを釣る為に翼を開いてます」とか
「敵がいたから威嚇するために翼を開いてます」とか
(・・・・・スミマセン_| ̄|○)
いうような派手な孔雀ではなく、もっと優雅に舞っているような孔雀をイメージさせられる曲でした(私の解釈では助走もしてますが・・・)

休憩を挟んで最後がメインの
『交響曲第5番』 (ショスタコーヴィチ)
です。

この曲は4月に大阪フィルの定期演奏会でも聴いたのですが、私の好きな曲の一つです。
社会主義下のソ連で作曲されたものですから、色々と政治的な意味合いも複雑に絡んでいる曲なのですが、敢えて一言で申しますと(怒られるかもしれないけど・・・)「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌のような曲ですッ!
(・・・・言い切っちゃったけどいいんだろうかΣ(゜д゜|||))


勇ましく、低音とパーカッションが印象的な曲なのですが、中間には祈りのような静かな楽章も入り、最後はまた派手にドカンと締める、という聴いていて非常に面白い曲です。

市民管の演奏は、知り合いのチェロ氏が散々「下手やで~。演奏中もウォークマン聴いとき」とか、「大フィル聴いたんやったら、ウチは来んほうがええで~」とか、(私、招待してもらったんだよな???)と思ってしまうくらいにこき下ろしていらっしゃったので(笑)、正直グダグダなのかと思っていたのですが・・・・にゃはは(汗)

ちょこっと「ドキッ」とスリルを味わえたところもありましたが(;゜д゜)、指揮者の伊崎氏の下、一つにまとまっていて、皆さんすごく楽しんで演奏してらっしゃるなぁ、という雰囲気が伝わってくる、とても素晴しい演奏でした。

特に、2曲目もそうでしたが、木管の皆さんが本当に素晴しかったです!
あと、細腕で2曲演奏し終えた女性ティンパニ奏者の方も!
(女性比率がこんなに高いパーカッションの演奏は初めてでした)

そして注目のチェロ御夫妻ですが、すごくフツーに難なく演奏されているように(斜め後ろからは)拝見いたしました。
私は、ハンサムなオクサマのファンなので、オクサマがかっこよく演奏されている姿にはウットリしていたのですが、いつも私をイジッてくださるチェロ氏には、何かハプニングが起こって欲しかったですΨ(`∇´)Ψ←嘘です・・・・スミマセン。

アンコールは
組曲『仮面舞踏会』より「マズルカ」 (ハチャトゥリアン)

私はこの曲は聴いた事が無かったので、演奏会終了後、チェロ氏に「アンコールのワルツはなんて曲ですか?」とメールで聞いて教えてもらいました。
三拍子=ワルツと連想してしまう辺り、まだまだ「ど」素人です・・・_| ̄|○

タイトルからお分かりのように、ワルツではなく「マズルカ」です。
どちらも同じ3拍子の舞踏曲なのですが、マズルカはポーランドの舞踊で、二拍目または三拍目にアクセントがあります(らしいです)。

ちなみにハチャトゥリアンは『ガイーヌ』(中でも「剣の舞」が有名ですね!)くらいしか知らんぞ、と思っていたのに、ウチには『仮面舞踏会』の中の一曲「ワルツ」の入ったCDがありました・・・。
ホント、記憶力がなくなりました(涙)

最後に完全に私信ですが・・。チェロ御夫妻サマ。
本当にステキな演奏会だったので、次回の定期も馳せ参じたいと思います!
お招きありがとうございました♪


2007/06/04 02:31 | Comments(1) | TrackBack() | 音楽
ハルサイバンザイ♪
珍しく、帰宅直後にいきなりPCに向かってます。
ダンナより先に帰ってきたので、単純にPCが空いてたっていうこともあるのですが(笑)、興奮冷めやらぬ今日のことを早く記録しておこうと思ったのです~!

今日のことといっても、阪神が勝利した事で興奮しているのではありません(笑)
やっと勝ちましたが・・・・(TдT)
それにしても9連敗ってよぉ・・・・・・・_| ̄|○

と、まあ、それはさておき(涙)
タイトルをご覧になって、お分かりの方もいらっしゃるかと思います。
「お、今日は音楽の話題か」、と。

そうです。
今日はフェスティバルホールに行って参りました~!

「ハルサイ」というのは、ハクサイでもハルサメでも、ましてハッポウサイでもなく(すみません)、「春の祭典」の通称です。

イゴール・ストラヴィンスキーという、ソ連の作曲家による三大バレエ曲の一つで、各国で行われた「20世紀に作曲された作品の中で、最も偉大な曲は?」というアンケートの第一位に選ばれ続けた傑作です。
ちなみに残りの二曲は「火の鳥」と「ペトルーシュカ」。
「火の鳥」とはいっても手塚治虫大先生とは全く関係ありません。「ペトルーシュカ」は、ピアノ版が「のだめカンタービレ」で取り上げられていたので、ドラマをご覧になっていれば、クラシックファンじゃなくても耳にされたことがある曲です。)

この「春の祭典」、初演時はあまりの衝撃的な内容に、歓声と怒号の入り混じった、大変な騒ぎを引き起こしたというスキャンダルでも有名な曲です。

クラシックと聞いてモーツァルトやベートーヴェンをイメージしてしまうと、どエライしっぺ返しを食らってしまうような、ハッキリ言って好き嫌いの分かれる曲だと思いますが、私の大好きな曲なのです~♪

多感な(!?)青春時代、主にハードロックを聴いて過ごしておりましたので、もともとビートや低音の利いた派手な曲を好む傾向にある私。
モチロン、モーツァルトやベートーヴェンの古典派も、その後のロマン派も印象派も節操なく好きなんですが、今現在、一番よく聴いているのは、このハルサイなんです。

原始的で不規則なリズムに乗って管楽器と打楽器が大活躍する、心の底から何かが呼び覚まされるような、非常にエネルギッシュな曲です。
ロシアの異教の儀式をモチーフに作曲されたということで、ティンパニの乱れ打ちに、金管の引き攣れるような高音、入り組んでこんがらがるようなリズムに不協和音、と野性味タップリ

「そんなので本当に音楽なの!?」と思われるかもしれませんが、現代曲といっても、実はもう一世紀近く前に作曲されたものなので、実際耳にしてみると、かなりメロディアスだと思います。
ただ、発表当時はやはり相当ショッキングだったんだろうな、と想像するに難くない程度には前衛的です。
←一体、聴きやすいのか聴きにくいのかどっちなんだ!?と、突っ込まれそうな説明ですみません・・・(⊃д⊂)

またまた延々と前フリをしてしまいましたが(汗)、今日のコンサートのお話に入ります。

指揮はチョン・ミュンフン氏、オケは氏が音楽監督を務める、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団(長;)。
日本のN響に当たるのかな。

チョン・ミュンフン氏は、現代を代表する指揮者の一人で、名前からお分かりの通り、韓国人です。
小澤征爾氏、インドのズービン・メータ氏と共に、アジア出身の三大指揮者(ま、このようなくくり方があるということ自体、世界で活躍するアジア人指揮者が少ない事を物語ってもいますが)として、世界中で活躍されています。

お姉さんのチョン・キョンファ女史も、世界的なヴァイオリニストとして有名で(というか、最初に有名になったのはお姉さんの方かも)、私も何枚かCD持ってます。

まず、今日の曲目ですが、
1.組曲「ペレアスとメリザンド」 作曲:フォーレ
2.「ダフニスとクロエ」 第2組曲 作曲:ラヴェル
3.舞踊音楽「春の祭典」
です。

1は、私も今まできちんと通して聴いた事は無かったのですが、第3曲目の「シシリエンヌ(シチリア舞曲)」は、誰もが聴いたことのある有名な旋律です。
弦楽器を中心とした小編成で演奏され、穏やかで幻想的な、フォーレらしい上品な曲でした。

2は、管弦法の魔術師とも言われるラヴェルの代表作。
視覚に訴えてくるような色彩豊かな曲で、魔法使いや妖精が現れそうな、メルヘンチックな美しさに溢れています。
1曲目とは異なり、一気に人数も増え、ハープやチェレスタなども参入。

この時点で、既に「ブラボー」の声も聞こえる素晴しさで、私もかなりウットリして聴き入っていました。
コレは、次のハルサイも期待大!と、本当にワクワクして休憩時間を過ごしました。

ちなみにクラシックのコンサートは、
1.15分ほどの管弦曲
2.ソリストがいれば30分ほどの協奏曲、今日のようにオケだけの場合はやや編成を大きくした管弦曲
この後20分程の休憩を挟んで
3.4~50分ほどのメインとなる大作(交響曲の場合が多い)
のように演奏されるのが普通です。

そして目当てのハルサイです。
シーンと静まり返ったホールに、バソン(最低音を受け持つ木管楽器で、普通はファゴット。フランスのオケなのでバソンでした)のソロが響き渡ります。

穏やかな始まりは、突如として小刻みなリズムに取って代わられ、あとは音の洪水に身を委ねるのみ。
チョン氏の指揮は非常に明快な振りで、素人の私でさえも、まるで音楽が目に見えるよう(*´Д`*)

拍子がひたすら変わり続け、どこを演奏しているのか分からなくなってしまう事も珍しくない、という屈指の難曲なのですが、チョン氏の指揮の下、オケは見事なチームワークで、最初から最後まで息する事も忘れてしまうような名演でした。

フランスのオケだからなのでしょうか、一人一人のアクションが大きく、日本のオケのように見た目はピシッと揃ってはいないのですが(笑)、奏でられる音色は本当に鮮やかでした。

あっという間の40分。
私は初めてコンサートで立ち上がってブラボーと言ってましたΣ(゜д゜|||)
いや、ホント不思議なもので、躊躇することなく、口が勝手にブラボーって言ってたんですよ(驚)

15000円、高かったけど払ってよかった。
風邪引いててしんどかったけど、無理やりにでも行ってよかった(笑)
でも、プログラムが1000円というのは高かったけど・・・。
最後の10ページ以上、広告のクセにさぁぁぁぁぁぁ・・・・_| ̄|○

割れんばかりの拍手が鳴り響き、何度目かの(何度目だったか覚えてません;)カーテンコールに現われたチョン氏は、サッと指揮台に上がったかと思うと、振り向きざま颯爽と指揮棒を振り下ろしました。

始まったのはアンコールの、ビゼー作曲「カルメン」

かっこよかった・・・・・・(*´Д`*)
チョン氏の来日公演、また行きたいな。
次は十八番の「幻想交響曲」聴きたいな。
でも去年、この曲で来日公演してるから無理かな・・・(涙)
知ってたんなら行けばよかったのにって??
去年の公演は「仕事で」行けなかったんだよぉぉぉ・・・・_| ̄|○



この記事書いてる途中で、一回PC離れてたので、そのせいか、日をまたいでしまいました(笑)
「今日」といっているのは10日のことです。




2007/05/11 00:15 | Comments(2) | TrackBack() | 音楽
コンサート三昧
昨日は大阪フィルの定期演奏会でした。指揮は、大フィル音楽監督の大植英次さん。
曲目は、ラフマニノフのピアノ協奏曲3番と、ショスタコービチの交響曲5番の2曲でした。

ラフマニノフはロシアの作曲家で、同じくピアノ協奏曲の2番が、『のだめカンタービレ』で有名になりましたので、ご存知の方も多いかもしれません。
私の中のラフマニノフはクラシックの中の「演歌」というイメージ(笑)
こぶし回りまくりです(笑)

ところで、昨日のこのラフマニノフの3番、前から2番目という場所も悪かったのかもしれませんが、ピアノとオケがあんまり合ってなかったんじゃないかと・・・・。
あんなにピアニストの方を見ながら(しかも顔を覗き込むようにして)指揮をする姿も珍しいような・・・。

指揮の姿を見ていなくても、結構ズレてるように聴こえたしなぁ・・・。
ある意味、「この先どうなるんだろう???」というスリル感を味わえた演奏でした。
ここまでドキドキした演奏は初めてでした。

う~ん・・・でもあんなモンなのかなぁ??
正直、ブラボーが聴こえてきたのにもびっくりしてしまってたりして・・・。

次の交響曲5番は、ハラハラ変な汗をかくこともなく、安心して楽しめる演奏でした。
特にパーカッションが締まっていて、すごくカッコいい5番だったと思います。
大植さんも、のびのびといつもの感じで半分踊るように指揮されてましたし。
(大植さんの指揮姿は、こちらまでハッピーになってしまうような楽しさにあふれています。たまにテレビにも出演されてますので、機会があればぜひ一度ご覧になってください~)

そうそう、席が本当に前のほうだったので、第一ヴァイオリンの楽譜が(音符の種類とか上がり下がりが何となくわかる程度ですが)結構見えまして、CDで聴いているだけではわからなかったことを知ることができました!
例えば、第一ヴァイオリンの中でも、パートが3つに分かれてる箇所があるとか。
音の遠近感が、強弱だけでなく、奥から手前に演奏者が順にバトンタッチされることで表現されてたりとか。

未だに楽譜を見ながら演奏を聴くということをした事がないのですが、こういう発見をすると、気に入った曲くらいは楽譜を見ながら聴いてみようかな、と思いました。
でも、すべてのパートの書かれた、総譜を見ないと意味ないからな・・・。
総譜に追いつけるかどうかが不安だ(笑)

さて、大フィルの後は駆け込みで、なんと高本一郎さんの演奏会(於:スパニョラ)にも顔を出してしまいました!!
本当は行けないとお断りしていたのですが、大フィルが7時くらいに終わると思います、とスパニョラのマスターにお話していたら、「急いで来ればまだやってるから、来たら?」と言って頂いたので。お言葉に甘えてしまいました。

・・・・大フィルが終わったのが7時20分だったので、本当に後半しか聴けなかったのですが(涙)
前回のスパニョラでの演奏会と同様、嫁サマ(声楽家として活動されてます)との共演もあり、ちょっとだけでも聴けてよかった~♪

今回は、高本さんが専門とされているリュートではなく、スペインで使われていた古楽器の「ヴィウエラ」での演奏でした。(この楽器について、詳しくは「高本一郎さんのコンサートレポート」の記事で触れています)。

曲は嫁サマとの共演で3曲。子守唄や、情熱的な女性の歌など、残念ながらスペイン語なので、詳しい内容はわかりませんが、嫁サマが情感たっぷりに歌い上げておられたので、その表情に私も釣られて、多分ニコニコしながら聴いていたと思います(笑)

次は高本さんのソロで、「スペインのフォリア」
これも、同じく「フォリア」という曲が、先月のコンサートで演奏されていたので、そちらで触れていますが、「フォリア」とは「馬鹿娘」という意味だそうで・・・。
同じ曲だったのかなぁ・・・??ラストの情熱的なフレーズとか、(弦をジャンジャカジャンジャンとかき鳴らす、フラメンコのようなイメージのフレーズだと思ってください)、頭を空っぽにして踊り続ける娘さんを想像してしまう曲です。

最後にアンコールとして、フランスの曲を嫁サマと再共演なさいました。
軽やかなかわいらしい曲で、嫁サマのイメージにぴったり。
前回の演奏会でも、この曲は披露してくださっていたのですが、次回もまた聴きたいです!
本当にかわいくて、皆が楽しくなれるような、そんな曲です。
(今回、かなり遅れて入ったもので、プログラムもらってくるのを忘れてしまいました・・・・。曲名がはっきりと書かれていないのはそのせいです;スミマセン)

演奏終了後、高本さんと少しお話する機会を頂きました。
ブログ中の高本さんの記事を読んでいただけたそうで、本当にありがとうございます!
(私が自分で臆面もなく、ご本人に宣伝してしまったのですが(笑))

内容に間違った箇所があったら、ご指摘下さい、という図々しい私のお願いにも、快く応えてくださり、「記事の内容に間違いはなかったですよ~」と、お返事まで頂いてしまいました!
現在、ご自身のHPは新装準備中とのことで、新装開店後にはここでまた、お知らせしたいと思います。
(今のHPも、閲覧できます!コンサート情報は古いものですが、リュートなどの解説や、美しい絵画などは時期など関係ありませんので、興味のある方は、リンクから遊びに行ってみてくださいね)

高本さんのコンサート情報は、入手できたらその都度お知らせしていきたいと思いますので、クラシックファンの方はもちろん、リュートってどんな楽器??と興味を持たれた方も、是非要チェック!!なのです。


2007/04/22 22:46 | Comments(0) | TrackBack() | 音楽

<<前のページ | HOME | 次のページ>>
忍者ブログ[PR]