久々に本の話題です。
・・・・というよりむしろ、更新自体のほうが久々なわけですが(´Д`;)ヾ
最近の読書量は、(個人的に)ONE PIECEブーム真っ只中のため、普段より大幅ダウン・・・(笑)
この間は41巻から47巻(最新刊)までをお借りしたのですが、その7冊の間に2回泣きました(笑)
(しかも一回目は帰りの電車の中だったりする・・・・(;´д⊂))
日曜日には、ONE PIECEのアイドル(というかマスコット?)である「チョッパー」のフィギュアまで入手してしまいました・・・・(゜ー゜;)

入手したチョッパー♪
よくできてます(*´Д`*)
ちなみに、最近「トナカイのようなタヌキ」といわれてしまっている彼ですが、正確には「タヌキのようなトナカイ」です。
ちなみついでに「青鼻のトナカイ」です。
(あ、リムーバルディスクドライブが、なぜか自然に復活し、画像をアップできるようになりました)
早く48巻が出てくれないかと、早くも首を長くして待っている今日この頃です。
さて、本題の今日のタイトルですが。
今週(って月曜からまだ二日しかたっていませんが)読んだ3冊のタイトルやらテーマやらをそれっぽくくっ付けてみました。
・・・・・何だこのタイトルは!?意味が分からんッ!!!
と思われた方、その通りです_(._.)_
私にも意味は分かりません・・・(´Д`;)ヾ
では一冊目。
『血みどろの西洋史 狂気の一〇〇〇年』 池上英洋著 (河出書房新書)
実に興味深いタイトルです。(私には。)
タイトルの前書きは「魔女狩り、拷問、ペスト、異常性愛・・・中世ヨーロッパの『闇の時代』の真相に迫る!」・・・・・・・・・・・・Σ(゜д゜|||)
心霊現象やお化け屋敷の類は大嫌いなワタクシですが、こういう「歴史の裏」とか古代神話とか秘密結社とかの胡散臭いものは大好きです。
この手の本では、桐生操氏(前は女性二人の合作ペンネームだったのですが、お一人お亡くなりになってしまいました)が有名でして、私も当然何冊かは読んでいるのですが。
最近出版された、『秘密結社 世界を動かす「闇の権力」』(中公新書ラクレ)が結構「おいおいおいおい・・・」ってな内容でして。
出版元が新書の老舗ですし、それなりの内容かと期待したのですが、「コレってかなりトンデモ本!?」という、どこまで本気なのか分からないものでした。
世界の全ては、ホンの一握りのエリートによって動かされているってことが延々力説されていましてですね。
ありとあらゆることが、緻密な計画の下に進められているというのですが・・・・。
ここまでくると、胡散臭さも鼻につき過ぎです・・・・(´Д`;)ヾ
・・・・とまぁ、ついこの間痛い目を見ているにも拘わらず、今回同じような系統の本に手を出しているわけですが(笑)
しかも出版元が「河出書房」って、決してバカにしているわけではありませんが、どっちかっていうと、ハウツー本の文庫版を出してたりとかする(しかもスピリチュアルとか自己啓発本とかの類)、「話半分で読んでくださいね~」的な本が多いイメージの出版社だったりするのですが(´Д`;)ヾ
(私があまり読まないってだけで、決して悪意のつもりで書いているわけではありません・・・・まぁ決して肯定的なコメントにも読めませんが・・・(゜ー゜;))
そんなわけで、まぁ、一応悩みましたが、老舗の中公新書にもやられたわけですし、ダメ元で読んでみようと(笑)
で、感想ですが、正直知ってることばっかりだったかな~・・・と(゜ー゜;)
ま、そういう本を平均よりは(遙かに?)多く読んでいるわけですから当たり前なんですが。
この本の面白いところは、魔女裁判の際の拷問方法やら、公開処刑の方法やらを詳細に説明した上で、「痛みを想像してみていただきたい」という、なんとも言えず冷静な呼びかけが随所に挟まれている点です。
・・・・・いや、痛いなんてもんじゃないでしょう((((゜Д゜;))))
と、我に返ることしばしば(笑)
著者はこの本を、興味本位のものとしてではなく、「歴史のなかには偉大な人物よりも遙かに多くの『普通の人々』がいたのだ」という高邁な主張のもとにものされたようです。
でも、内容が内容ですし、サブタイトルもサブタイトルですから(笑)、私のように興味本位で手に取る読者しかいないだろうというのは間違いのないところでしょう。
ここでどのような拷問について述べられているのかちょこっとご紹介したい気持もあるのですが、検索でヘンなご趣味の方が多数来訪されても困ってしまいますので、残念ですが割愛させていただきます(´Д`;)ヾ
気になる方はご一読下さい。
ただ、この手の本を読みなれていない方は、結構気分が悪くなったりするかもしれませんので是非とも体調が万全の時に読まれることをお薦めします。
二冊目は『東京大学応援部物語』 最相葉月著 (新潮文庫)。
一応、タイトルの「美学」に相当している本です。
著者は『絶対音感』『青いバラ』(どちらも新潮文庫)などの著作で有名なフリーライターです。
特に『絶対音感』は、一大ブームを巻き起こしたベストセラーとしてご記憶の方も多いのではないでしょうか。
『絶対音感』は「よくベストセラーになったよな・・・」と思うくらい内容的にも文章的にも重厚感というかボリュームがあった本ですが(でも面白いです)、本書は学生群像をテーマとしているだけあって、難解な理論なんかは一切なく、非常に読みやすい本でした(しかも薄い(笑))。
タイトル通り、東京大学の応援部の一年間を取材したルポルタージュです。
東大の応援部が他の大学の応援部とは明らかに一線を画していることがあります。
六大学野球の動向を少しでもご存知であれば、答えは簡単。
チームが勝たないので何のために応援しているのか分からなくなってしまうΣ(゜д゜|||)
コレが、東大応援部の学生の誰もが必ず一度は見舞われる、しかも他大学の学生にはあり得ない悩みです。
著者が数ある応援部の中で、東大応援部を選んだ理由もまさにここにありました。
彼らは「何のために応援しているのか?」
著者ならずとも疑問に思ってしまいます。
ハッキリ言って、これって平成の話???と耳を疑ってしまうような、いうなれば時代錯誤ガチガチの「これぞ体育会系!!」な話なのですが。
負け続ける東大野球部を応援し続ける中で、リーダー達(学ランを着てるいわゆる『応援団』と言われる人たちのことです)は、応援すること自体にどのような意味を見出していけばよいのか、ひたすら自問自答し続けます。
しかも生半可な運動部よりよほど過酷な練習を課されるので、「なぜここまでして??」という疑問も当然起こるわけです。
東大の応援部ならではの悩みですねぇ・・・・(涙)
彼らはこの問いに対してどのような答えを手にするのか。
私は正直、こういう硬派・任侠・様式美というような世界は縁遠い上に苦手なのですが(゜ー゜;)、ここまで一つのことに打ち込める彼らの真摯な姿に、素直に感動してしまいました。
(でも、任侠モノの小説は好きです(笑))
「あいつらバカだ」と笑い飛ばすことは簡単ですが、この本を読むと、笑い飛ばした方が恥じ入らずにはいられないような、そんな重みを感じさせられます。
彼らの血の滲むような努力を知ると、是非ともその努力が報われて欲しいと願って止みません。
・・・・でも、やっぱり自分じゃ絶対に選ばない道ですけどヽ(;・ー・)ノ
知らない世界を覗けるという点では、なかなか興味深い一冊でした。
最後。
『現役サラリーマン 言い訳大全』 伊藤洋介著 (幻冬社文庫)
著者は「東京プリン」のメンバーであり、現役のサラリーマンでもあるという方らしいです。
「東京プリン」は、そういやプリンの被り物をした歌手二人組を見た記憶があるなぁ・・・という程度にしか知らないのですが(笑)
何でこんなものを買ってしまったのか、自分でも理解に苦しみます(´Д`;)ヾ
投稿された言い訳ネタが紹介されているのかと思いきや、本書に収録されている言い訳の9割方は伊藤氏本人の使った言い訳だとか・・・・。
大口の顧客とのアポイントをキャンセルしたかった時の言い訳。
「せっかくなので大安の日に伺います」
自分の部屋に来た彼女に長い髪の毛を見つけられたときの言い訳。
「ビジュアル系の友達が遊びに来ただけ」
女性の髪形の変化に気付かなくて怒らせてしまった時の言い訳。
「怒った顔が見たかったんだよ」
などなど。
結構ネタとして面白かったのですが、この本を読んだ感想としては、
こんな山ほどの、しかも奇天烈な言い訳しかしない人を雇っている会社が偉大だ・・・・
というものでした。
こんなことばっかり言われたら、さすがに相手にするのがしんどくなってくるような気がするんですが・・・・(ーー;)
いや、ネタとしては面白いんですけどね・・・・、ネタとしては(笑)
中には使えそうな言い訳もいくつかあるので、窮地に追い込まれやすい方はネタ帳として携帯しておくのもいいかもしれません・・・・
・・・・というよりむしろ、更新自体のほうが久々なわけですが(´Д`;)ヾ
最近の読書量は、(個人的に)ONE PIECEブーム真っ只中のため、普段より大幅ダウン・・・(笑)
この間は41巻から47巻(最新刊)までをお借りしたのですが、その7冊の間に2回泣きました(笑)
(しかも一回目は帰りの電車の中だったりする・・・・(;´д⊂))
日曜日には、ONE PIECEのアイドル(というかマスコット?)である「チョッパー」のフィギュアまで入手してしまいました・・・・(゜ー゜;)
入手したチョッパー♪
よくできてます(*´Д`*)
ちなみに、最近「トナカイのようなタヌキ」といわれてしまっている彼ですが、正確には「タヌキのようなトナカイ」です。
ちなみついでに「青鼻のトナカイ」です。
(あ、リムーバルディスクドライブが、なぜか自然に復活し、画像をアップできるようになりました)
早く48巻が出てくれないかと、早くも首を長くして待っている今日この頃です。
さて、本題の今日のタイトルですが。
今週(って月曜からまだ二日しかたっていませんが)読んだ3冊のタイトルやらテーマやらをそれっぽくくっ付けてみました。
・・・・・何だこのタイトルは!?意味が分からんッ!!!
と思われた方、その通りです_(._.)_
私にも意味は分かりません・・・(´Д`;)ヾ
では一冊目。
『血みどろの西洋史 狂気の一〇〇〇年』 池上英洋著 (河出書房新書)
実に興味深いタイトルです。(私には。)
タイトルの前書きは「魔女狩り、拷問、ペスト、異常性愛・・・中世ヨーロッパの『闇の時代』の真相に迫る!」・・・・・・・・・・・・Σ(゜д゜|||)
心霊現象やお化け屋敷の類は大嫌いなワタクシですが、こういう「歴史の裏」とか古代神話とか秘密結社とかの胡散臭いものは大好きです。
この手の本では、桐生操氏(前は女性二人の合作ペンネームだったのですが、お一人お亡くなりになってしまいました)が有名でして、私も当然何冊かは読んでいるのですが。
最近出版された、『秘密結社 世界を動かす「闇の権力」』(中公新書ラクレ)が結構「おいおいおいおい・・・」ってな内容でして。
出版元が新書の老舗ですし、それなりの内容かと期待したのですが、「コレってかなりトンデモ本!?」という、どこまで本気なのか分からないものでした。
世界の全ては、ホンの一握りのエリートによって動かされているってことが延々力説されていましてですね。
ありとあらゆることが、緻密な計画の下に進められているというのですが・・・・。
ここまでくると、胡散臭さも鼻につき過ぎです・・・・(´Д`;)ヾ
・・・・とまぁ、ついこの間痛い目を見ているにも拘わらず、今回同じような系統の本に手を出しているわけですが(笑)
しかも出版元が「河出書房」って、決してバカにしているわけではありませんが、どっちかっていうと、ハウツー本の文庫版を出してたりとかする(しかもスピリチュアルとか自己啓発本とかの類)、「話半分で読んでくださいね~」的な本が多いイメージの出版社だったりするのですが(´Д`;)ヾ
(私があまり読まないってだけで、決して悪意のつもりで書いているわけではありません・・・・まぁ決して肯定的なコメントにも読めませんが・・・(゜ー゜;))
そんなわけで、まぁ、一応悩みましたが、老舗の中公新書にもやられたわけですし、ダメ元で読んでみようと(笑)
で、感想ですが、正直知ってることばっかりだったかな~・・・と(゜ー゜;)
ま、そういう本を平均よりは(遙かに?)多く読んでいるわけですから当たり前なんですが。
この本の面白いところは、魔女裁判の際の拷問方法やら、公開処刑の方法やらを詳細に説明した上で、「痛みを想像してみていただきたい」という、なんとも言えず冷静な呼びかけが随所に挟まれている点です。
・・・・・いや、痛いなんてもんじゃないでしょう((((゜Д゜;))))
と、我に返ることしばしば(笑)
著者はこの本を、興味本位のものとしてではなく、「歴史のなかには偉大な人物よりも遙かに多くの『普通の人々』がいたのだ」という高邁な主張のもとにものされたようです。
でも、内容が内容ですし、サブタイトルもサブタイトルですから(笑)、私のように興味本位で手に取る読者しかいないだろうというのは間違いのないところでしょう。
ここでどのような拷問について述べられているのかちょこっとご紹介したい気持もあるのですが、検索でヘンなご趣味の方が多数来訪されても困ってしまいますので、残念ですが割愛させていただきます(´Д`;)ヾ
気になる方はご一読下さい。
ただ、この手の本を読みなれていない方は、結構気分が悪くなったりするかもしれませんので是非とも体調が万全の時に読まれることをお薦めします。
二冊目は『東京大学応援部物語』 最相葉月著 (新潮文庫)。
一応、タイトルの「美学」に相当している本です。
著者は『絶対音感』『青いバラ』(どちらも新潮文庫)などの著作で有名なフリーライターです。
特に『絶対音感』は、一大ブームを巻き起こしたベストセラーとしてご記憶の方も多いのではないでしょうか。
『絶対音感』は「よくベストセラーになったよな・・・」と思うくらい内容的にも文章的にも重厚感というかボリュームがあった本ですが(でも面白いです)、本書は学生群像をテーマとしているだけあって、難解な理論なんかは一切なく、非常に読みやすい本でした(しかも薄い(笑))。
タイトル通り、東京大学の応援部の一年間を取材したルポルタージュです。
東大の応援部が他の大学の応援部とは明らかに一線を画していることがあります。
六大学野球の動向を少しでもご存知であれば、答えは簡単。
チームが勝たないので何のために応援しているのか分からなくなってしまうΣ(゜д゜|||)
コレが、東大応援部の学生の誰もが必ず一度は見舞われる、しかも他大学の学生にはあり得ない悩みです。
著者が数ある応援部の中で、東大応援部を選んだ理由もまさにここにありました。
彼らは「何のために応援しているのか?」
著者ならずとも疑問に思ってしまいます。
ハッキリ言って、これって平成の話???と耳を疑ってしまうような、いうなれば時代錯誤ガチガチの「これぞ体育会系!!」な話なのですが。
負け続ける東大野球部を応援し続ける中で、リーダー達(学ランを着てるいわゆる『応援団』と言われる人たちのことです)は、応援すること自体にどのような意味を見出していけばよいのか、ひたすら自問自答し続けます。
しかも生半可な運動部よりよほど過酷な練習を課されるので、「なぜここまでして??」という疑問も当然起こるわけです。
東大の応援部ならではの悩みですねぇ・・・・(涙)
彼らはこの問いに対してどのような答えを手にするのか。
私は正直、こういう硬派・任侠・様式美というような世界は縁遠い上に苦手なのですが(゜ー゜;)、ここまで一つのことに打ち込める彼らの真摯な姿に、素直に感動してしまいました。
(でも、任侠モノの小説は好きです(笑))
「あいつらバカだ」と笑い飛ばすことは簡単ですが、この本を読むと、笑い飛ばした方が恥じ入らずにはいられないような、そんな重みを感じさせられます。
彼らの血の滲むような努力を知ると、是非ともその努力が報われて欲しいと願って止みません。
・・・・でも、やっぱり自分じゃ絶対に選ばない道ですけどヽ(;・ー・)ノ
知らない世界を覗けるという点では、なかなか興味深い一冊でした。
最後。
『現役サラリーマン 言い訳大全』 伊藤洋介著 (幻冬社文庫)
著者は「東京プリン」のメンバーであり、現役のサラリーマンでもあるという方らしいです。
「東京プリン」は、そういやプリンの被り物をした歌手二人組を見た記憶があるなぁ・・・という程度にしか知らないのですが(笑)
何でこんなものを買ってしまったのか、自分でも理解に苦しみます(´Д`;)ヾ
投稿された言い訳ネタが紹介されているのかと思いきや、本書に収録されている言い訳の9割方は伊藤氏本人の使った言い訳だとか・・・・。
大口の顧客とのアポイントをキャンセルしたかった時の言い訳。
「せっかくなので大安の日に伺います」
自分の部屋に来た彼女に長い髪の毛を見つけられたときの言い訳。
「ビジュアル系の友達が遊びに来ただけ」
女性の髪形の変化に気付かなくて怒らせてしまった時の言い訳。
「怒った顔が見たかったんだよ」
などなど。
結構ネタとして面白かったのですが、この本を読んだ感想としては、
こんな山ほどの、しかも奇天烈な言い訳しかしない人を雇っている会社が偉大だ・・・・
というものでした。
こんなことばっかり言われたら、さすがに相手にするのがしんどくなってくるような気がするんですが・・・・(ーー;)
いや、ネタとしては面白いんですけどね・・・・、ネタとしては(笑)
中には使えそうな言い訳もいくつかあるので、窮地に追い込まれやすい方はネタ帳として携帯しておくのもいいかもしれません・・・・
PR
私の好きな著述家の一人、小谷野敦さんの新刊が出たので買ってみました。
『日本の有名一族 近代エスタブリッシュメントの系図集』 (幻冬社新書)
小谷野さんといえば、半端で無いその読書量を活かした書籍批評や、社会学的な著作が多い方なので、一瞬タイトルと著者名が結びつかなかったのですが、以前読んだ著作の中で確か、
「昔から有名一族を調べて系図を作るのが趣味だった」
という旨の記述を見たなぁ・・・と思い出しました。
系図を作るのが趣味とは、また小谷野さんらしいディープな感じですが・・・。
この本のすごいところは、「系図作りが趣味」という方が著したというだけあって、とにかく色んな分野の有名人の系図が紹介されていることです。
専門家の著作だとどうしても「狭く深く」なってしまいますが、この本は、もともと小谷野さんの興味本位(というと語弊があるかもしれませんが・・・(汗))から始まった趣味を活かした企画でしょうから、読者の興味も十分に満たしてくれます。
この本を読んで思ったのは、小谷野さんも記されていますが、
「エリートは所詮エリートなのね・・・」
という、やっかむのもバカらしいくらいの上流同士のつながりでした・・・_| ̄|○
それこそ大学教授なんて、掃いて捨てるほど出てきますッΣ(゜д゜|||)
巷ではセレブなんて言葉がもてはやされ、テレビに顔さえ出していれば、誰でもセレブと言われてしまうような時代ですが、ホンマもんのエリートセレブは、そもそもお血筋が違いますΣ(゜д゜|||)
まさに「由緒正しい」としか形容の仕様が無いといいますか・・・・・。
例えば、元首相の鳩山一郎の孫が、鳩山由紀夫・邦夫両氏兄弟というのはよく知られていますが、一郎の父もやはり衆議院議長や早大総長を務めた和夫、和夫の息子威一郎(兄弟の父)は外相経験者で、その奥さんはブリヂストン創設者石橋征二郎の娘・・・。
他にも近衛文麿の場合だと、そもそも五摂家の直系ですから、遡ると奈良時代までいってしまうようなすごい家柄ですが、弟の秀麿も日本音楽史に名を残す大音楽家ですし、文麿の父や祖父も当然、貴族院議長だの何だのの大物揃い。
ちなみに、元首相の細川護煕氏は、文麿の孫です。
先日の総裁選で、ある意味時の人となった麻生太郎氏は、母方の祖父が元首相の吉田茂ですが、その吉田茂の妻が大久保利通の孫なので、麻生氏は利通の血も引いているんですねぇ・・・・・Σ(゜д゜|||)
他にも、「与謝野」って苗字が気になっていた自民党の与謝野馨氏ですが、やっぱり与謝野晶子・鉄幹の孫・・・・(´Д`;)ヾ
タレントの高見恭子さんが、作家・高見順の妾腹の娘というのは割合知られた話ですが、高見順自身も妾腹の子とはいえ、血縁的には永井荷風と従兄弟同士になるそうなので、当然高見恭子さんにも、永井荷風と血の繋がりがあるんですねΣ(゜д゜|||)
他にも、色々と(私が知らなかっただけというのもありますが)驚きの発見の連続だったのですが、個人的に一番驚いたのは、雅子妃の祖父の甥が、数年前自殺した評論家・江藤淳という関係でした。
祖父の甥、というと、自分の親戚関係を考えても、ハッキリ言ってめちゃくちゃ遠い親戚関係なのですが(笑)、やはり、
「繋がってるとこでは繋がってるのね・・・・・」
と思わずにはいられませんでした。
もともと、誰と誰が夫婦だとか親戚だとかいうことに、さほど興味を持っていないので、芸能人に限らず著名人全般のその手の話題にも疎かった分、この本の内容は衝撃的でした(笑)
作家・辺見じゅんさんが、角川春樹氏の姉というのも、この本を読んで知りましたし・・・・。
また、かなり有名なのだと思いますが、お恥ずかしいことに、私は俳優・奥田瑛二氏の夫人、安藤和津さんが、元首相・犬養毅の孫だということを、初めて知りました・・・_| ̄|○
最終章は、歌舞伎・落語関係の系図になっていたので、どちらにも全く興味の無い私にとっては、結構読むのも苦痛だったのですが(笑)、その他の章で紹介されていた政治家・実業家・芸術家・文学者・学者関係は、知っている名前が多く、本当に面白かったです。
歌舞伎役者や落語家は、現在活躍している人でも、私には、
「あ、何かいざこざを起こしてワイドショーで紹介されてた人だ」
くらいの認識しかないので・・・・・(´Д`;)ヾ
(だって歌舞伎役者って、浮気しただの別れただの、お祝い金を申告漏れしてただの話題ばっかりだと思いません??(笑))
著者の小谷野氏が、歌舞伎・落語といった古典芸能好きで造詣も深い方なので、ページが割かれているのは当然なのですが。
歌舞伎や落語をお好きな方なら、最終章も十分楽しめると思います(笑)
【おまけ】
今日の「探偵! ナイトスクープ」に、つい最近まで住んでいたマンションが映ってましたΣ(゜д゜|||)
たむけん、いつロケに来たんだろう・・・・・。
ロケのあったときは、絶対にまだ、そこに住んでいたと思うんですけど(笑)
ちなみに私は、ディアモール大阪で「ビーバップ ハイヒール」のロケに来ていたたむけんを見たことがあります。
たむけんは、身体も声もでかかったです。
ま、どーでもいいことですが・・・・・_| ̄|○
『日本の有名一族 近代エスタブリッシュメントの系図集』 (幻冬社新書)
小谷野さんといえば、半端で無いその読書量を活かした書籍批評や、社会学的な著作が多い方なので、一瞬タイトルと著者名が結びつかなかったのですが、以前読んだ著作の中で確か、
「昔から有名一族を調べて系図を作るのが趣味だった」
という旨の記述を見たなぁ・・・と思い出しました。
系図を作るのが趣味とは、また小谷野さんらしいディープな感じですが・・・。
この本のすごいところは、「系図作りが趣味」という方が著したというだけあって、とにかく色んな分野の有名人の系図が紹介されていることです。
専門家の著作だとどうしても「狭く深く」なってしまいますが、この本は、もともと小谷野さんの興味本位(というと語弊があるかもしれませんが・・・(汗))から始まった趣味を活かした企画でしょうから、読者の興味も十分に満たしてくれます。
この本を読んで思ったのは、小谷野さんも記されていますが、
「エリートは所詮エリートなのね・・・」
という、やっかむのもバカらしいくらいの上流同士のつながりでした・・・_| ̄|○
それこそ大学教授なんて、掃いて捨てるほど出てきますッΣ(゜д゜|||)
巷ではセレブなんて言葉がもてはやされ、テレビに顔さえ出していれば、誰でもセレブと言われてしまうような時代ですが、ホンマもんのエリートセレブは、そもそもお血筋が違いますΣ(゜д゜|||)
まさに「由緒正しい」としか形容の仕様が無いといいますか・・・・・。
例えば、元首相の鳩山一郎の孫が、鳩山由紀夫・邦夫両氏兄弟というのはよく知られていますが、一郎の父もやはり衆議院議長や早大総長を務めた和夫、和夫の息子威一郎(兄弟の父)は外相経験者で、その奥さんはブリヂストン創設者石橋征二郎の娘・・・。
他にも近衛文麿の場合だと、そもそも五摂家の直系ですから、遡ると奈良時代までいってしまうようなすごい家柄ですが、弟の秀麿も日本音楽史に名を残す大音楽家ですし、文麿の父や祖父も当然、貴族院議長だの何だのの大物揃い。
ちなみに、元首相の細川護煕氏は、文麿の孫です。
先日の総裁選で、ある意味時の人となった麻生太郎氏は、母方の祖父が元首相の吉田茂ですが、その吉田茂の妻が大久保利通の孫なので、麻生氏は利通の血も引いているんですねぇ・・・・・Σ(゜д゜|||)
他にも、「与謝野」って苗字が気になっていた自民党の与謝野馨氏ですが、やっぱり与謝野晶子・鉄幹の孫・・・・(´Д`;)ヾ
タレントの高見恭子さんが、作家・高見順の妾腹の娘というのは割合知られた話ですが、高見順自身も妾腹の子とはいえ、血縁的には永井荷風と従兄弟同士になるそうなので、当然高見恭子さんにも、永井荷風と血の繋がりがあるんですねΣ(゜д゜|||)
他にも、色々と(私が知らなかっただけというのもありますが)驚きの発見の連続だったのですが、個人的に一番驚いたのは、雅子妃の祖父の甥が、数年前自殺した評論家・江藤淳という関係でした。
祖父の甥、というと、自分の親戚関係を考えても、ハッキリ言ってめちゃくちゃ遠い親戚関係なのですが(笑)、やはり、
「繋がってるとこでは繋がってるのね・・・・・」
と思わずにはいられませんでした。
もともと、誰と誰が夫婦だとか親戚だとかいうことに、さほど興味を持っていないので、芸能人に限らず著名人全般のその手の話題にも疎かった分、この本の内容は衝撃的でした(笑)
作家・辺見じゅんさんが、角川春樹氏の姉というのも、この本を読んで知りましたし・・・・。
また、かなり有名なのだと思いますが、お恥ずかしいことに、私は俳優・奥田瑛二氏の夫人、安藤和津さんが、元首相・犬養毅の孫だということを、初めて知りました・・・_| ̄|○
最終章は、歌舞伎・落語関係の系図になっていたので、どちらにも全く興味の無い私にとっては、結構読むのも苦痛だったのですが(笑)、その他の章で紹介されていた政治家・実業家・芸術家・文学者・学者関係は、知っている名前が多く、本当に面白かったです。
歌舞伎役者や落語家は、現在活躍している人でも、私には、
「あ、何かいざこざを起こしてワイドショーで紹介されてた人だ」
くらいの認識しかないので・・・・・(´Д`;)ヾ
(だって歌舞伎役者って、浮気しただの別れただの、お祝い金を申告漏れしてただの話題ばっかりだと思いません??(笑))
著者の小谷野氏が、歌舞伎・落語といった古典芸能好きで造詣も深い方なので、ページが割かれているのは当然なのですが。
歌舞伎や落語をお好きな方なら、最終章も十分楽しめると思います(笑)
【おまけ】
今日の「探偵! ナイトスクープ」に、つい最近まで住んでいたマンションが映ってましたΣ(゜д゜|||)
たむけん、いつロケに来たんだろう・・・・・。
ロケのあったときは、絶対にまだ、そこに住んでいたと思うんですけど(笑)
ちなみに私は、ディアモール大阪で「ビーバップ ハイヒール」のロケに来ていたたむけんを見たことがあります。
たむけんは、身体も声もでかかったです。
ま、どーでもいいことですが・・・・・_| ̄|○
遅ればせながら、友人からお借りして読みました。
『どちらかが彼女を殺した』 東野圭吾著 (講談社文庫)
東野圭吾さんといえば、今度から『探偵ガリレオ』がドラマ化されるそうで、本屋でも、その続編『予知夢』とともに平積みになっていました。
ウチの妹が、
「東野圭吾の『手紙』って面白い? 『探偵ガリレオ』は買ったんやけど~」
という、驚き発言をかましてくれたので、
えええええええッ!? 本を買って読んだって!? しかも東野圭吾オォォ!? しかもなぜガリレオ!?Σ(゜д゜|||)
と、私は内心パニックに陥っていたのですが、タネを明かせば、先述の通り、ドラマの原作だから読んだということらしく。
・・・ほとんど本を読まない妹だったので驚きましたが、とても納得がいきました(笑)
さて、本題の『どちらかが彼女を殺した』ですが。
ご存知の方も多いかと思いますが、この本は、「犯人が明記されていない」という、かなり変わった試みの作品です。
作中では、探偵役が犯人を突き止めるのですが、読者には、それが二人の容疑者のうちのどちらであるのかが伏せられたまま終わります。
犯人を指摘する手がかりは、作中に全て述べられていますので、読者はそこから推理すれば、犯人も分かるという仕組み。
一応袋とじで、推理の手引きという解説もついています。
さて、私はどうだったかというと・・・・・・。
正直、結構簡単だったかも(笑)
ノベルズ(新書版で出た初版)の時にはあった言葉が、文庫版では一箇所削除されているということを、貸してくれた友人が言っていたのですが、私はそれも分かりました。エヘ。
読者に犯人を推理させるということに重点が置かれた構成になっていましたので、どこを手がかりにすればいいのかという指針も明確に書かれており、また、その一点さえ分かれば、どちらが犯人であるかを指摘できます。
簡単に頭の中をまとめてから、袋とじの解説を読んだのですが、まさにビンゴ!!でした。
というか、その点からしか犯人を絞ることはできないと思いますから(そこに注目しなさいね、という作者の親切な誘導もあります)、正解に辿り着いた人は、全員同じ根拠から答えを出しているはずで、ビンゴも当然ですが(笑)
でも一応立ち止まって頭を整理しないと、正答に行き着けないような仕掛けになっている点は巧みです。
また、あちこちの描写を根拠にして、長々と説明を加えないと犯人を指摘できないような面倒な作りになっていなかった点も、良かったと思います。
犯人が誰であるかが明かされるのなら、そこまで色々と考えさせるのもいいかと思いますが、今回のように、「犯人はあなたが考えてください」という趣向でそんなに考えさせられたら、かなり面倒です(笑)
欲求不満も溜まりまくりでしょうし(;´д⊂)
どうも同趣向の作品がもう一つあるようで、そちらは容疑者が一人増えて3人になっているとのこと。
ちょっと読んでみようかな(笑)
もう一つ。
犯人当てといえば、今夢中になっているゲームがあります。
『ミッシングパーツ』という、PS2のゲームです。
「SIDE A」と「SIDE B」の二作から成っていて、プレイヤーは主人公の私立探偵「真神恭介」の視点から、事件の謎を推理していきます。
基本的にはあちこちを回って情報を集めるというシナリオアドベンチャーなのですが。
(選択や行く場所によってストーリー展開が変化する小説のようなゲームだと思ってください)
さて、今までにも散々書いてきましたが(゜ー゜;)、私が好んで遊ぶゲームは、RPGです。
この、RPG好き(というかRPG専門)が、今回のゲームで、思わぬ回り道をする原因となってしまいました(笑)
RPGの基本は、とにかく行ける所は全て回り、聞ける話は全部聞く、という点に尽きるのですが。
このミッシングパーツは、時間軸というのが明確に設定されており、プレイヤーが移動すると、他のキャラクター達も裏で移動を行っているんですねぇ((((゜Д゜;))))
だから、
「コイツには後で話を聞こう」とか、
「ここは後でいいや」とか、
「とりあえず上の選択肢から順番に聞いていけばいいや」とか、
RPGではほとんど問題にならない点が、致命傷になってくるんです・・・・_| ̄|○
(RPGでは、回る順番とか話を聞く順序がキーになってることもありますが、かといって間違えたところで先に進めないだけで、実害はまずありません。)
つまり、闇雲に動いても仕方が無いという(笑)
そのことに気付いたのは、SIDE Aを一通り終えた後(笑)
我ながら遅すぎるとは思いましたが・・・・(゜ー゜;)
結末や特定の条件によって、ランクがA~C(またはD)の三段階で判定されるのですが、SIDE Aの3話は、全てBかCでした・・・・・・_| ̄|○
とても悔しかったので、SIDE Bに入る前に、もう一度SIDE Aに挑戦し、全てAランクを獲得しておこうと思い、再挑戦。
とにかく選択肢が出てきた時にはまずセーブ(笑)
自由移動の始まる前も必ずセーブ(´Д`;)ヾ
で、できる限りたくさんのパターンを見ながら、ベストと思われる方向を決定。
ちょっとでも引っ掛かりがあれば、セーブ地点まで戻ってやり直す、と(笑)
この地道な活動が功を奏し、無事にAランク獲得にこぎつけました( ̄。 ̄)y-~~
・・・・・って、攻略サイトもちょっと覗いたんですけどね_(._.)_
このミッシングパーツのすごいところは、シナリオの完成度です。
ハッキリ言って、二時間サスペンス(もピンきりですが)の何十倍も良くできてます。
キャラクターの絵もかなりキレイで、静止画ばかりですが、かなり凝った作りになっています。
結構、死体の絵とかはグロいですけど・・・Σ(゜д゜|||)
(グロテスクなシーンがありますという、赤い三角の警告シール付です(笑))
今はやっと、SIDE Bの始めの話に入ったところ。
主人公と、その雇い主である探偵所の所長(若い女性です。父親である本当の所長は目下行方不明)にまつわる事件などにも、随所に伏線が張られており、この後どうなるのか興味津々です。
とくに操作のテクニックなども必要ないので、ゲームはあまりしないな・・・・という方でも、ミステリ好きならオススメです!
最近更新が滞りがちなのは、実はこのゲームのせいだったりして・・・・Σ(゜д゜|||)
『どちらかが彼女を殺した』 東野圭吾著 (講談社文庫)
東野圭吾さんといえば、今度から『探偵ガリレオ』がドラマ化されるそうで、本屋でも、その続編『予知夢』とともに平積みになっていました。
ウチの妹が、
「東野圭吾の『手紙』って面白い? 『探偵ガリレオ』は買ったんやけど~」
という、驚き発言をかましてくれたので、
えええええええッ!? 本を買って読んだって!? しかも東野圭吾オォォ!? しかもなぜガリレオ!?Σ(゜д゜|||)
と、私は内心パニックに陥っていたのですが、タネを明かせば、先述の通り、ドラマの原作だから読んだということらしく。
・・・ほとんど本を読まない妹だったので驚きましたが、とても納得がいきました(笑)
さて、本題の『どちらかが彼女を殺した』ですが。
ご存知の方も多いかと思いますが、この本は、「犯人が明記されていない」という、かなり変わった試みの作品です。
作中では、探偵役が犯人を突き止めるのですが、読者には、それが二人の容疑者のうちのどちらであるのかが伏せられたまま終わります。
犯人を指摘する手がかりは、作中に全て述べられていますので、読者はそこから推理すれば、犯人も分かるという仕組み。
一応袋とじで、推理の手引きという解説もついています。
さて、私はどうだったかというと・・・・・・。
正直、結構簡単だったかも(笑)
ノベルズ(新書版で出た初版)の時にはあった言葉が、文庫版では一箇所削除されているということを、貸してくれた友人が言っていたのですが、私はそれも分かりました。エヘ。
読者に犯人を推理させるということに重点が置かれた構成になっていましたので、どこを手がかりにすればいいのかという指針も明確に書かれており、また、その一点さえ分かれば、どちらが犯人であるかを指摘できます。
簡単に頭の中をまとめてから、袋とじの解説を読んだのですが、まさにビンゴ!!でした。
というか、その点からしか犯人を絞ることはできないと思いますから(そこに注目しなさいね、という作者の親切な誘導もあります)、正解に辿り着いた人は、全員同じ根拠から答えを出しているはずで、ビンゴも当然ですが(笑)
でも一応立ち止まって頭を整理しないと、正答に行き着けないような仕掛けになっている点は巧みです。
また、あちこちの描写を根拠にして、長々と説明を加えないと犯人を指摘できないような面倒な作りになっていなかった点も、良かったと思います。
犯人が誰であるかが明かされるのなら、そこまで色々と考えさせるのもいいかと思いますが、今回のように、「犯人はあなたが考えてください」という趣向でそんなに考えさせられたら、かなり面倒です(笑)
欲求不満も溜まりまくりでしょうし(;´д⊂)
どうも同趣向の作品がもう一つあるようで、そちらは容疑者が一人増えて3人になっているとのこと。
ちょっと読んでみようかな(笑)
もう一つ。
犯人当てといえば、今夢中になっているゲームがあります。
『ミッシングパーツ』という、PS2のゲームです。
「SIDE A」と「SIDE B」の二作から成っていて、プレイヤーは主人公の私立探偵「真神恭介」の視点から、事件の謎を推理していきます。
基本的にはあちこちを回って情報を集めるというシナリオアドベンチャーなのですが。
(選択や行く場所によってストーリー展開が変化する小説のようなゲームだと思ってください)
さて、今までにも散々書いてきましたが(゜ー゜;)、私が好んで遊ぶゲームは、RPGです。
この、RPG好き(というかRPG専門)が、今回のゲームで、思わぬ回り道をする原因となってしまいました(笑)
RPGの基本は、とにかく行ける所は全て回り、聞ける話は全部聞く、という点に尽きるのですが。
このミッシングパーツは、時間軸というのが明確に設定されており、プレイヤーが移動すると、他のキャラクター達も裏で移動を行っているんですねぇ((((゜Д゜;))))
だから、
「コイツには後で話を聞こう」とか、
「ここは後でいいや」とか、
「とりあえず上の選択肢から順番に聞いていけばいいや」とか、
RPGではほとんど問題にならない点が、致命傷になってくるんです・・・・_| ̄|○
(RPGでは、回る順番とか話を聞く順序がキーになってることもありますが、かといって間違えたところで先に進めないだけで、実害はまずありません。)
つまり、闇雲に動いても仕方が無いという(笑)
そのことに気付いたのは、SIDE Aを一通り終えた後(笑)
我ながら遅すぎるとは思いましたが・・・・(゜ー゜;)
結末や特定の条件によって、ランクがA~C(またはD)の三段階で判定されるのですが、SIDE Aの3話は、全てBかCでした・・・・・・_| ̄|○
とても悔しかったので、SIDE Bに入る前に、もう一度SIDE Aに挑戦し、全てAランクを獲得しておこうと思い、再挑戦。
とにかく選択肢が出てきた時にはまずセーブ(笑)
自由移動の始まる前も必ずセーブ(´Д`;)ヾ
で、できる限りたくさんのパターンを見ながら、ベストと思われる方向を決定。
ちょっとでも引っ掛かりがあれば、セーブ地点まで戻ってやり直す、と(笑)
この地道な活動が功を奏し、無事にAランク獲得にこぎつけました( ̄。 ̄)y-~~
・・・・・って、攻略サイトもちょっと覗いたんですけどね_(._.)_
このミッシングパーツのすごいところは、シナリオの完成度です。
ハッキリ言って、二時間サスペンス(もピンきりですが)の何十倍も良くできてます。
キャラクターの絵もかなりキレイで、静止画ばかりですが、かなり凝った作りになっています。
結構、死体の絵とかはグロいですけど・・・Σ(゜д゜|||)
(グロテスクなシーンがありますという、赤い三角の警告シール付です(笑))
今はやっと、SIDE Bの始めの話に入ったところ。
主人公と、その雇い主である探偵所の所長(若い女性です。父親である本当の所長は目下行方不明)にまつわる事件などにも、随所に伏線が張られており、この後どうなるのか興味津々です。
とくに操作のテクニックなども必要ないので、ゲームはあまりしないな・・・・という方でも、ミステリ好きならオススメです!
最近更新が滞りがちなのは、実はこのゲームのせいだったりして・・・・Σ(゜д゜|||)
以前に、「こういう本は買わない」という、誠にエラソーなことを書いたことのあるワタクシではございますが。
信念を曲げて購入してしまいました、タレント本ッ!!!Σ(゜д゜|||)
いや~、だって読みたかったんですよ。
テレビで色んなエピソードを聞いていると、「貧乏って、どんだけ~!?」ってな感じで(笑)
そう、もうお分かりですよね。
その本のタイトルは、『ホームレス中学生』 田村 裕著 (ワニブックス)。
漫才コンビ「麒麟」の、顔の長い方のかたですね。
よくテレビでもネタになさっていますが、中学二年の一学期の終業式の日、帰宅すると、家具が外に運び出されており、家の中に入れないようになっていた、というアノ話。
借金のため、家も家財道具一式も差し押さえになってしまったわけですが、その時のお父さんのセリフが凄まじくて、聞いた時には一瞬あっけに取られ、その後爆笑してしまった記憶があります。
「ご覧の通り、誠に残念ではございますが、家のほうには入れなくなりました。厳しいとは思いますが、これからは各々頑張って生きてください。・・・・・・解散!!」
・・・・・解散って(笑)
家族って、人が寄り集まって出来た団体だったのか!?
しかしそんな時に、これからどうするかをキチンと話し合っている田村兄弟はスゴイ。
家庭環境が悪くて非行に走ってしまった、なんて子供の話をよく聞きますが、こんな状況では、非行に走るヒマさえなかったんだな・・・・、とその過酷さに思いを馳せてしまいました。
ところで、テレビでは、公園暮らしのこと、そこで段ボールを食べたことなどのネタがよく語られているので、どれだけそこで暮らしていたんだろうと思っていたのですが、実際の公園生活は、夏休みの期間だけだったみたいです。
が、夏休みの40日間を公園で暮らしただけでも十分ですよね・・・・(;´д⊂)
しかも、中学二年生の子が、一人で何とかすると言い張って、お兄さん・お姉さんとは離れて暮らしたというのですから。
この本では、周囲の人達の優しさへの感謝や、早世してしまったお母さんへの思いが切々と語られ、その心温まるエピソードを通して、その後兄弟達がどのように生活していったのかが紹介されています。
正直、書き出しの辺りは、文章が下手くそで読みづらく、「幾ら興味があったとはいえ失敗したかも」と思ったのですが、読み進むにつれ、文章力もついてきたのか、読みにくさがそれほど気にならなくなりました。
(それでも上手くはないですが、本職じゃないんですから許容範囲かと。)
テレビでは、貧乏生活が完全に爆笑ネタになっていますが、この本では同じ貧乏ネタにも拘らず、その時の田村少年の心情が描かれているので、どちらかと言うと、しみじみとした読後感です。
テレビでは、貧乏の自分を突き放した感じで語っているので、結構心置きなく笑えるのですが、本の中では、かなり気持ちが入っているので、読者も笑うような心境にはならないという感じでしょうか。
全体的な感想としては、それなりに楽しめる本だと思います。
ただ1300円を出して買うのは・・・・・うーん(゜ー゜;)
近くに持っている人がいたら、借りて読むのが一番正しい選択だと思います。
もう30万部売れたらしいですからΣ(゜д゜|||)、探せば一人くらい持っている知り合いがいるのではないでしょうか?
・・・・・かく言う私も買いましたので、ワタクシを直に知っていらっしゃる皆サマ、母親から戻ってきた後でよろしければ、ご一報下さい(笑)
ちなみに、一時間かからずに読めてしまいます_| ̄|○
もう一冊ベストセラーの紹介です。
ガラリと毛色が変わりまして、『夜のピクニック』 恩田 陸著 (新潮文庫)。
恩田氏の本も、一時期のブームに乗って何冊か(というか結構)読んだのですが、正直、当たり外れの多い作家さんである点は否定できないと思います。
使い古された転生ネタだけど、何か恩田流の味付けでもしてあるのかと期待しながら読んでみると、そのままストレートに終わってしまった『ライオンハート』とか。
ゴチャゴチャしてるだけで、全く感情移入できない高校生ばっかりぞろぞろ出てくる『麦の海に沈む果実』とか。
(いつもながら、これらの本がお好きな方はスミマセンm( __ __ )m)
バラエティに富んだ作風なのはすごいと思うのですが、「だから?」と言いたくなるような作品が、ちょっと目に付くこともあり・・・・。
今回の『夜のピクニック』も、ちょうどそんな気持ちが大きくなっていた時に購入したまま、読む気になれず(そんなんだったら買うな、というお叱りはごもっともです(笑))、発売されてから一年ほど、本棚の肥やしになっていた一冊です。
まあナゼ買ったのかというと、最近注目度の高い「本屋大賞」受賞作だったからなんですけどね。
全国の書店員によって行われる、今年イチオシの本は?という投票の中で、最も得票数の多かった作品に贈られる賞ですので、受賞作は客観的に見ても、外れが少ないんですね。
で、引越しの際、肥やしから掘り起こされてきたので、「そろそろ読んでみよう」と手に取ったわけです。
恩田氏は、ジャンルとしてはミステリかと思うのですが、論理的推理により犯人を当てる本格系ではなく、宮部みゆき氏なんかの作風に近い、登場人物の心情やストーリー展開を重視するタイプの書き手です。
この『夜のピクニック』は、高校で年に一度行われるイベント「歩行祭」を舞台にした、いわゆる青春小説です。
歩行祭というのは、80キロの距離を、夜を徹して歩き続けるだけという、なんとも過酷な行事。
しかし、この「歩くだけ」という舞台装置が巧いな~、と思いました。
仲間とひたすら歩く。
しかも仮眠を取るだけで、真夜中も歩く。
こんな状況で生徒達にできるのは、ただもう仲間とのお喋りのみ。
必然的に、それまでは話せなかったことも、真夜中の雰囲気に押されて打ち明けてしまったり。
また歩くだけという過酷な状況の中だからこそ、一人一人の本性が見えてきたり。
参加する生徒達それぞれを綴っていく「青春群像」の一面も持っているのですが、物語の中心となる二人の男女が徐々にクローズアップされ、その二人を巡って交錯する、周囲の生徒達の思いもまた鮮やかに描かれています。
決して派手な作品ではありませんが、心地よい読後感の佳品です。
恋愛要素に頼っているところがないのもマル。
(高校生ですから、恋愛のエピソードももちろんありますが)
恩田氏の作品では(ちょっとマイナーですが)、実は私は『ドミノ』というパニック小説がスピード感もあって一番面白かったのですが、『夜のピクニック』も、なかなかだったと思います。
本当にこの作品は、設定の勝利という感じですね。
巧いッヽ(´ー`)ノ
【どうでもいいおまけ】
最近、『悪魔(デイモス)の花嫁』と『スケバン刑事』を置いているマンガ喫茶を発見しました♪
(やはり、それなりの年数を経た店舗であれば置いてあるようです(笑))
『スケバン刑事』は、まだ最初の方を読んでいるだけですが、『悪魔の花嫁』は既刊17冊を読破。
(一度書いてますが、『悪魔の花嫁』は、17年前に17巻が出たきりプッツリ途絶えていたため、未完の大作と言われていたのですが、何と今年に入って17年ぶりに再開されたのです((((゜Д゜;)))))
昔途中までは読んだな~、と思いつつ、全く中身を思い出せなかった『悪魔の花嫁』。
しかしその理由がハッキリ分かりました。
当時の私は相当なホラーマンガ恐怖症だったのですが。
「こりゃ昔はキチンと読めんかっただろう(゜ー゜;)」と思わずにはいられない恐ろしさ。
(いや、今回は平気でしたが(笑))
その当時、あまりの怖さに、飛ばし読みをしていたことは確実です(´Д`;)ヾ
人生の不条理、心の闇、そういったものが容赦なく描かれている作品で、背筋がゾクっとするような怖さがあります。
悪いことをすれば罰されるとか、心の素直な人間は報われるとか、そういう勧善懲悪的な要素は一切ナシ(笑)
いっそ気持ちのいいほどに、スパッと切ってくれちゃってます。
(しかも醜く傷ついた顔とか、死体とかの絵がキッチリ描き込まれている上に巧いので、恐ろしさ倍増ですΣ(゜д゜|||))
一話完結の連作集の体裁をとっているのですが、どの話も完成度が高く、「確かに少女マンガの最高峰の一つかも」と納得。
10代の多感な時期に読むと、その恐ろしさばかりが印象に残ってしまいそうですが、それなりに大人になってから読むと、本当に男女問わず楽しめると思います。
(ま、絵柄は少女マンガの王道ですので、男性の方はとっつきにくいかと思いますが、そのハードルを越えさえすれば、夢中になってしまう人も多いんじゃないかと)
20年以上前からあるマンガなので今更ですが、現在のイチオシマンガです(笑)
信念を曲げて購入してしまいました、タレント本ッ!!!Σ(゜д゜|||)
いや~、だって読みたかったんですよ。
テレビで色んなエピソードを聞いていると、「貧乏って、どんだけ~!?」ってな感じで(笑)
そう、もうお分かりですよね。
その本のタイトルは、『ホームレス中学生』 田村 裕著 (ワニブックス)。
漫才コンビ「麒麟」の、顔の長い方のかたですね。
よくテレビでもネタになさっていますが、中学二年の一学期の終業式の日、帰宅すると、家具が外に運び出されており、家の中に入れないようになっていた、というアノ話。
借金のため、家も家財道具一式も差し押さえになってしまったわけですが、その時のお父さんのセリフが凄まじくて、聞いた時には一瞬あっけに取られ、その後爆笑してしまった記憶があります。
「ご覧の通り、誠に残念ではございますが、家のほうには入れなくなりました。厳しいとは思いますが、これからは各々頑張って生きてください。・・・・・・解散!!」
・・・・・解散って(笑)
家族って、人が寄り集まって出来た団体だったのか!?
しかしそんな時に、これからどうするかをキチンと話し合っている田村兄弟はスゴイ。
家庭環境が悪くて非行に走ってしまった、なんて子供の話をよく聞きますが、こんな状況では、非行に走るヒマさえなかったんだな・・・・、とその過酷さに思いを馳せてしまいました。
ところで、テレビでは、公園暮らしのこと、そこで段ボールを食べたことなどのネタがよく語られているので、どれだけそこで暮らしていたんだろうと思っていたのですが、実際の公園生活は、夏休みの期間だけだったみたいです。
が、夏休みの40日間を公園で暮らしただけでも十分ですよね・・・・(;´д⊂)
しかも、中学二年生の子が、一人で何とかすると言い張って、お兄さん・お姉さんとは離れて暮らしたというのですから。
この本では、周囲の人達の優しさへの感謝や、早世してしまったお母さんへの思いが切々と語られ、その心温まるエピソードを通して、その後兄弟達がどのように生活していったのかが紹介されています。
正直、書き出しの辺りは、文章が下手くそで読みづらく、「幾ら興味があったとはいえ失敗したかも」と思ったのですが、読み進むにつれ、文章力もついてきたのか、読みにくさがそれほど気にならなくなりました。
(それでも上手くはないですが、本職じゃないんですから許容範囲かと。)
テレビでは、貧乏生活が完全に爆笑ネタになっていますが、この本では同じ貧乏ネタにも拘らず、その時の田村少年の心情が描かれているので、どちらかと言うと、しみじみとした読後感です。
テレビでは、貧乏の自分を突き放した感じで語っているので、結構心置きなく笑えるのですが、本の中では、かなり気持ちが入っているので、読者も笑うような心境にはならないという感じでしょうか。
全体的な感想としては、それなりに楽しめる本だと思います。
ただ1300円を出して買うのは・・・・・うーん(゜ー゜;)
近くに持っている人がいたら、借りて読むのが一番正しい選択だと思います。
もう30万部売れたらしいですからΣ(゜д゜|||)、探せば一人くらい持っている知り合いがいるのではないでしょうか?
・・・・・かく言う私も買いましたので、ワタクシを直に知っていらっしゃる皆サマ、母親から戻ってきた後でよろしければ、ご一報下さい(笑)
ちなみに、一時間かからずに読めてしまいます_| ̄|○
もう一冊ベストセラーの紹介です。
ガラリと毛色が変わりまして、『夜のピクニック』 恩田 陸著 (新潮文庫)。
恩田氏の本も、一時期のブームに乗って何冊か(というか結構)読んだのですが、正直、当たり外れの多い作家さんである点は否定できないと思います。
使い古された転生ネタだけど、何か恩田流の味付けでもしてあるのかと期待しながら読んでみると、そのままストレートに終わってしまった『ライオンハート』とか。
ゴチャゴチャしてるだけで、全く感情移入できない高校生ばっかりぞろぞろ出てくる『麦の海に沈む果実』とか。
(いつもながら、これらの本がお好きな方はスミマセンm( __ __ )m)
バラエティに富んだ作風なのはすごいと思うのですが、「だから?」と言いたくなるような作品が、ちょっと目に付くこともあり・・・・。
今回の『夜のピクニック』も、ちょうどそんな気持ちが大きくなっていた時に購入したまま、読む気になれず(そんなんだったら買うな、というお叱りはごもっともです(笑))、発売されてから一年ほど、本棚の肥やしになっていた一冊です。
まあナゼ買ったのかというと、最近注目度の高い「本屋大賞」受賞作だったからなんですけどね。
全国の書店員によって行われる、今年イチオシの本は?という投票の中で、最も得票数の多かった作品に贈られる賞ですので、受賞作は客観的に見ても、外れが少ないんですね。
で、引越しの際、肥やしから掘り起こされてきたので、「そろそろ読んでみよう」と手に取ったわけです。
恩田氏は、ジャンルとしてはミステリかと思うのですが、論理的推理により犯人を当てる本格系ではなく、宮部みゆき氏なんかの作風に近い、登場人物の心情やストーリー展開を重視するタイプの書き手です。
この『夜のピクニック』は、高校で年に一度行われるイベント「歩行祭」を舞台にした、いわゆる青春小説です。
歩行祭というのは、80キロの距離を、夜を徹して歩き続けるだけという、なんとも過酷な行事。
しかし、この「歩くだけ」という舞台装置が巧いな~、と思いました。
仲間とひたすら歩く。
しかも仮眠を取るだけで、真夜中も歩く。
こんな状況で生徒達にできるのは、ただもう仲間とのお喋りのみ。
必然的に、それまでは話せなかったことも、真夜中の雰囲気に押されて打ち明けてしまったり。
また歩くだけという過酷な状況の中だからこそ、一人一人の本性が見えてきたり。
参加する生徒達それぞれを綴っていく「青春群像」の一面も持っているのですが、物語の中心となる二人の男女が徐々にクローズアップされ、その二人を巡って交錯する、周囲の生徒達の思いもまた鮮やかに描かれています。
決して派手な作品ではありませんが、心地よい読後感の佳品です。
恋愛要素に頼っているところがないのもマル。
(高校生ですから、恋愛のエピソードももちろんありますが)
恩田氏の作品では(ちょっとマイナーですが)、実は私は『ドミノ』というパニック小説がスピード感もあって一番面白かったのですが、『夜のピクニック』も、なかなかだったと思います。
本当にこの作品は、設定の勝利という感じですね。
巧いッヽ(´ー`)ノ
【どうでもいいおまけ】
最近、『悪魔(デイモス)の花嫁』と『スケバン刑事』を置いているマンガ喫茶を発見しました♪
(やはり、それなりの年数を経た店舗であれば置いてあるようです(笑))
『スケバン刑事』は、まだ最初の方を読んでいるだけですが、『悪魔の花嫁』は既刊17冊を読破。
(一度書いてますが、『悪魔の花嫁』は、17年前に17巻が出たきりプッツリ途絶えていたため、未完の大作と言われていたのですが、何と今年に入って17年ぶりに再開されたのです((((゜Д゜;)))))
昔途中までは読んだな~、と思いつつ、全く中身を思い出せなかった『悪魔の花嫁』。
しかしその理由がハッキリ分かりました。
当時の私は相当なホラーマンガ恐怖症だったのですが。
「こりゃ昔はキチンと読めんかっただろう(゜ー゜;)」と思わずにはいられない恐ろしさ。
(いや、今回は平気でしたが(笑))
その当時、あまりの怖さに、飛ばし読みをしていたことは確実です(´Д`;)ヾ
人生の不条理、心の闇、そういったものが容赦なく描かれている作品で、背筋がゾクっとするような怖さがあります。
悪いことをすれば罰されるとか、心の素直な人間は報われるとか、そういう勧善懲悪的な要素は一切ナシ(笑)
いっそ気持ちのいいほどに、スパッと切ってくれちゃってます。
(しかも醜く傷ついた顔とか、死体とかの絵がキッチリ描き込まれている上に巧いので、恐ろしさ倍増ですΣ(゜д゜|||))
一話完結の連作集の体裁をとっているのですが、どの話も完成度が高く、「確かに少女マンガの最高峰の一つかも」と納得。
10代の多感な時期に読むと、その恐ろしさばかりが印象に残ってしまいそうですが、それなりに大人になってから読むと、本当に男女問わず楽しめると思います。
(ま、絵柄は少女マンガの王道ですので、男性の方はとっつきにくいかと思いますが、そのハードルを越えさえすれば、夢中になってしまう人も多いんじゃないかと)
20年以上前からあるマンガなので今更ですが、現在のイチオシマンガです(笑)
只今引越し準備中のワタクシですが。
とりあえず、片付けても差し支えのないものからということで、真っ先に取り掛かるは「本!」ですね、やっぱり。
前回の引越し(といっても一年も経っていませんが・・・)の時は、あまり考えなかったのですが、一体全体我が家にはどれくらいの本があるのだろう・・・と気になって、大雑把にではありますが数えてみました。
段ボール一箱には、大体160冊の文庫本が入りました。
新書は恐らく130冊くらい。
で、段ボールが文庫本×7、新書×1、半端分が20冊、さらに「積ん読(つんどく)」状態になってる文庫と新書が別に60冊もッ!!Σ(゜д゜|||)
・・・買うときは読む気満々で買うんですけどねぇ(;´д⊂)
マンガも結構あって、150冊ほど・・・・(´Д`;)ヾ
(マンガ、こんなにあったのか(笑)・・・でもま、コナンだけで60冊近くありますからね(゜ー゜;))
その他数は少ないとはいえ、単行本やら写真集やら料理本などの大型本が多分150冊くらい・・・。
ちなみにダンナの本は数えてません(笑)
さて、合計は・・・・・概算して約1600冊ですッ!
ほとんどが結婚してからの8年弱(・・・もうそんなに経ってるのか(笑))に購入したものですねぇ・・・・。
幾ら費やしてるのかは計算しないでおこう(;´д⊂)
・・・とはいうものの、コレって多いんでしょうか???
本好きの人って、結構一部屋丸々本棚で埋まってるなんていうの、珍しくないですもんね。
ウチの場合は、そこそこ大きい本棚(縦180・横85・奥行き35くらい)×2+押入れ(段ボール入り)+直置き(笑)で収まってます。
・・・・直置きを「収まってる」と形容していいのなら(´Д`;)ヾ
前回の引越しの際に、あまりにもくだらなかった本や、もう絶対にどんなに間違っても読み返さないだろうと思われる本だけは、ブックオフに売りに行ったのですが、それ以外はごっそり持ってきました。
結婚前に持っていた本も、(ビンボーだった学生時代、生活の足しにちょこっと売った気もしますが)実家にちゃんと置いてます・・・。
古本屋を活用して、「買う→売る→買う・・・」というスタイルを持っている方や、新品を買うけどどんどん売るという方など、様々だと思うのですが、私は基本的には売れずに溜め込んでいくタイプです・・・・ヽ(;´Д`)ノ
ただその一方、貸したまま行方不明の本もかなりあります。
まあ、私はどっちかというと、自分の面白かった本を人にも読んで欲しいと思う方なので、貸すこと自体に抵抗は全くありませんし、よほど読みたい本でない限りは、返ってこなくても仕方ないと思ってますが。
(前の本を読み返すより、新しいのを読むタイプですし・・・)
一応、行方不明(手元にない本、という意味で)の内訳としては。
生徒に貸してくれと言われて戻ってこなかったもの(最近は貸し出ししてませんが)、貸した相手を覚えていても没交渉になっていて絶対に返ってこないもの、没交渉じゃないけど今更催促できないもの(笑)、誰に貸したか記憶にないもの、様々です。
生徒に貸した本は、せいぜい数冊だと思うのですが、読書経験のない生徒に読ませる為のものだったので、自分自身でも結構面白いと思ったものを貸してるんですよね。
数年前、いかにも「グレてます」という感じの生徒(しかもそんなに親しくない(笑))に、「本読んだことほとんどないけど、面白い小説を読んでみたい。オススメを教えてくれ」といわれ、色々と話を聞いた結果、浅田次郎さんの『プリズンホテル』を勧めてみたのですが、まあ予想通りと言いますか、やはり「センセー、それ貸して」と言いやがりまして。
「ぜってーコイツは返してこないッ!!」
という確信があったのですが、私がそう言う前に、
「センセー、俺が返さんと思ってるやろ?」
と絶妙なタイミングで切り返されたので、「・・・一度だけは信じてみるか」と思い直して貸してみました。
ま、案の定、借りパクされましたよ・・・・_| ̄|○
『プリズンホテル』、面白かったから、もう一回読みたいなあと思うのですが、一回買ってるので再購入に踏み切れず。
まあ、私も借りパクしてる本、4冊あるんですけどね・・・・(⊃д⊂)
(もっとあるかと思ってましたが、意外に少なかったです・・・・って言える立場じゃないけど。貸してくれた方、スミマセン(涙))
没交渉になってて返ってこないパターンで、一番後悔しているのは『ガラスの仮面』の文庫版。
20冊ほど、人の家に置いたままなのですが、もう連絡が取れません(涙)
誰に貸したか覚えてないものは、もう数十冊は下らない(下手したら三桁・・・・?(゜ー゜;))と思います。
買って読んだ記憶はあるのに現物がない、というのがかなりありますので・・・・・。
でも貸した記憶すらない、という不可解な本があります。
私は実家に置いて来たつもりが、読もうと思った妹から「家中どこにもない」との連絡。
「ひょっとして貸したのか???記憶にないけど・・・・」と思い、私が本を貸しそうな人に連絡してみましたが、みんな「違うよ」との返事。
ないことに気付いてから一年ほど経つと思いますが、未だ解決されてません・・・・_| ̄|○
行方不明のその本は、何と『鬼平犯科帳』計21冊ッ((((゜Д゜;))))
21冊も貸したんだったら、幾らなんでも記憶にあると思うんですけど・・・・・・。
なぜ行方不明!?
4巻だけは、母親が枕元に置いていたとかで、実家にあるそうです(笑)
ちなみに23、24巻は「池波先生がお亡くなりになって、もう続きが出ないんだわ・・・・(TдT)」と思うと買えませんでした(´Д`;)ヾ
行方不明が分かって以来この方、鬼平を買い直そうか、真剣に悩み続けてます。
とりあえず、片付けても差し支えのないものからということで、真っ先に取り掛かるは「本!」ですね、やっぱり。
前回の引越し(といっても一年も経っていませんが・・・)の時は、あまり考えなかったのですが、一体全体我が家にはどれくらいの本があるのだろう・・・と気になって、大雑把にではありますが数えてみました。
段ボール一箱には、大体160冊の文庫本が入りました。
新書は恐らく130冊くらい。
で、段ボールが文庫本×7、新書×1、半端分が20冊、さらに「積ん読(つんどく)」状態になってる文庫と新書が別に60冊もッ!!Σ(゜д゜|||)
・・・買うときは読む気満々で買うんですけどねぇ(;´д⊂)
マンガも結構あって、150冊ほど・・・・(´Д`;)ヾ
(マンガ、こんなにあったのか(笑)・・・でもま、コナンだけで60冊近くありますからね(゜ー゜;))
その他数は少ないとはいえ、単行本やら写真集やら料理本などの大型本が多分150冊くらい・・・。
ちなみにダンナの本は数えてません(笑)
さて、合計は・・・・・概算して約1600冊ですッ!
ほとんどが結婚してからの8年弱(・・・もうそんなに経ってるのか(笑))に購入したものですねぇ・・・・。
幾ら費やしてるのかは計算しないでおこう(;´д⊂)
・・・とはいうものの、コレって多いんでしょうか???
本好きの人って、結構一部屋丸々本棚で埋まってるなんていうの、珍しくないですもんね。
ウチの場合は、そこそこ大きい本棚(縦180・横85・奥行き35くらい)×2+押入れ(段ボール入り)+直置き(笑)で収まってます。
・・・・直置きを「収まってる」と形容していいのなら(´Д`;)ヾ
前回の引越しの際に、あまりにもくだらなかった本や、もう絶対にどんなに間違っても読み返さないだろうと思われる本だけは、ブックオフに売りに行ったのですが、それ以外はごっそり持ってきました。
結婚前に持っていた本も、(ビンボーだった学生時代、生活の足しにちょこっと売った気もしますが)実家にちゃんと置いてます・・・。
古本屋を活用して、「買う→売る→買う・・・」というスタイルを持っている方や、新品を買うけどどんどん売るという方など、様々だと思うのですが、私は基本的には売れずに溜め込んでいくタイプです・・・・ヽ(;´Д`)ノ
ただその一方、貸したまま行方不明の本もかなりあります。
まあ、私はどっちかというと、自分の面白かった本を人にも読んで欲しいと思う方なので、貸すこと自体に抵抗は全くありませんし、よほど読みたい本でない限りは、返ってこなくても仕方ないと思ってますが。
(前の本を読み返すより、新しいのを読むタイプですし・・・)
一応、行方不明(手元にない本、という意味で)の内訳としては。
生徒に貸してくれと言われて戻ってこなかったもの(最近は貸し出ししてませんが)、貸した相手を覚えていても没交渉になっていて絶対に返ってこないもの、没交渉じゃないけど今更催促できないもの(笑)、誰に貸したか記憶にないもの、様々です。
生徒に貸した本は、せいぜい数冊だと思うのですが、読書経験のない生徒に読ませる為のものだったので、自分自身でも結構面白いと思ったものを貸してるんですよね。
数年前、いかにも「グレてます」という感じの生徒(しかもそんなに親しくない(笑))に、「本読んだことほとんどないけど、面白い小説を読んでみたい。オススメを教えてくれ」といわれ、色々と話を聞いた結果、浅田次郎さんの『プリズンホテル』を勧めてみたのですが、まあ予想通りと言いますか、やはり「センセー、それ貸して」と言いやがりまして。
「ぜってーコイツは返してこないッ!!」
という確信があったのですが、私がそう言う前に、
「センセー、俺が返さんと思ってるやろ?」
と絶妙なタイミングで切り返されたので、「・・・一度だけは信じてみるか」と思い直して貸してみました。
ま、案の定、借りパクされましたよ・・・・_| ̄|○
『プリズンホテル』、面白かったから、もう一回読みたいなあと思うのですが、一回買ってるので再購入に踏み切れず。
まあ、私も借りパクしてる本、4冊あるんですけどね・・・・(⊃д⊂)
(もっとあるかと思ってましたが、意外に少なかったです・・・・って言える立場じゃないけど。貸してくれた方、スミマセン(涙))
没交渉になってて返ってこないパターンで、一番後悔しているのは『ガラスの仮面』の文庫版。
20冊ほど、人の家に置いたままなのですが、もう連絡が取れません(涙)
誰に貸したか覚えてないものは、もう数十冊は下らない(下手したら三桁・・・・?(゜ー゜;))と思います。
買って読んだ記憶はあるのに現物がない、というのがかなりありますので・・・・・。
でも貸した記憶すらない、という不可解な本があります。
私は実家に置いて来たつもりが、読もうと思った妹から「家中どこにもない」との連絡。
「ひょっとして貸したのか???記憶にないけど・・・・」と思い、私が本を貸しそうな人に連絡してみましたが、みんな「違うよ」との返事。
ないことに気付いてから一年ほど経つと思いますが、未だ解決されてません・・・・_| ̄|○
行方不明のその本は、何と『鬼平犯科帳』計21冊ッ((((゜Д゜;))))
21冊も貸したんだったら、幾らなんでも記憶にあると思うんですけど・・・・・・。
なぜ行方不明!?
4巻だけは、母親が枕元に置いていたとかで、実家にあるそうです(笑)
ちなみに23、24巻は「池波先生がお亡くなりになって、もう続きが出ないんだわ・・・・(TдT)」と思うと買えませんでした(´Д`;)ヾ
行方不明が分かって以来この方、鬼平を買い直そうか、真剣に悩み続けてます。